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職務経歴書に活かせる経験の書き方と例文|活かせる経験の見つけ方

更新日:2022年08月01日

書類選考

転職活動中、履歴書と併せて提出を求められる職務経歴書の書き方に迷っている方もいるでしょう。今回は、職務経歴書に活かせる経験の書き方について、例文を用いて紹介します。職務履歴書にどのように活かせる経験を書き込めばいいか迷っている人はぜひ読んでみてください。

職務経歴書に「活かせる経験」が必要な理由

転職活動中に、履歴書と併せて提出を求められるのが「職務経歴書」です。現在、職務経歴書は採用担当者にとって、応募者がどのような会社でどのような仕事をして、どのような成果を上げてきたかなど、実務能力を知る大切な書類です。加えて、応募者のプレゼンテーション能力や書類作成能力を見極めるツールとしても利用されています たかが書類と軽い気持ちで職務経歴書を書いたら書類選考すら通過しない、幸運にして書類選考を通過しても面接の席で自己分析の甘さを露呈してしまったというケースも少なくありません。応募先の企業で活かせる経験を印象づけ、他の応募者に差を付ける職務経歴書を作成することが、転職活動成功の大きな鍵になっています。それでは「活かせる経験」をどのように職務経歴書に盛り込むか、順を追って見直してみましょう。

職務経歴書を書く前に 活かせる経験の見つけ方

職歴を振り返ると活かせる経験も見える

いきなり職務経歴書を書き始めるのではなく、材料集めから始めましょう。紙ベースで作業しても、パソコンで作業をしても、やりやすい方法でかまいません。ただ、その後の転職活動に活用できる材料が詰まったものになりますので、見返しやすい形で保存しておける形態にまとめておくと良いでしょう。 なお、職務経歴書に清書するまでは、文章に仕立てる必要はありません。基本的には自分のみが見るものですので箇条書きで十分です。まず、職歴の振り返りから取り組みます。過去のものから順に、時系列でまとめましょう。面倒な作業に思えますが、それぞれの職場での経験や実績も思い出しやすくなります。その為、経歴やアピールポイントの落ちなどのミスを未然に防止できます。さらに自分の経歴を体系的に振り返ることで、この後洗い出していく「応募先の企業に対してできること」や「自分が得意とすること」も見出しやすくなります。

効率的なまとめかた

この段階でまとめるのは、勤務先や入社・昇進・異動・退職の時期、職務内容、部下の人数や実績等、職歴の概要です。勤務先は業務内容や所在地、従業員数や年商を確認し、誤りがないように記載します。情報確認には公式ホームページや企業パンフレットを利用すると良いでしょう。職務内容は「営業」というように概要だけをまとめるのではなく、詳細を書き出します。どのような顧客を対象にどのような働きかけをしたか、マネジメント経験もあれば合わせて書き留めておきましょう。 実績も職務内容同様、詳細を書き出します。どの程度その業務に貢献したか、顧客満足度はどの程度上がったか、売上高はどうかなど、守秘義務を犯さない範囲で詳しく書き出すのが重要です。詳細を書くことで、それぞれの職歴を「活かせる経験」として職務経歴書に詳しく盛り込むか否か、ふるい分けがしやすくなります。これらの内容は、用紙の左側にまとめて書いて、右側に空白を開けておくと良いでしょう。 空いた部分に次の段階で洗い出していく「受賞歴」や「特別な経験」を書き入れれば、今までの経験を一目で見られる年表として活用できるからです。パソコンの扱いに慣れている場合は、エクセルなどの表計算ソフトを使うと書き込みやすいでしょう。手書き派ならば最初から用紙を半分に折って使えば手間がかかりません。ここまで作業して、改めて数字を書き出したら大きな実績を上げていた案件があった、どこへ異動しても縁の下の力持ち的な役割を果たしていたなど、自分の貴重な体験や強みに気づけたら大きな成果です。その気づきも書き添えておけば、より「活かせる経験」のふるい分けがしやすくなります。

職務経歴書に書いておきたい2つのこと

「受賞歴」や部署の立ち上げ、規模の大きなイベント運営等の「特別な経験」は、必ず洗い出しておきましょう。特に大きな賞の受賞歴や事務所の立ち上げ等の経験など、限られた人のみができる経験はそれだけで大きなアピールポイントです。 さらにその経験から応募先の企業が求める経験やスキル、強みと共通する要素を見つけられれば「活かせる経験」として職務経歴書に盛り込めます。受賞歴は、社内のみの報奨制度や業界の中でもマイナーな賞の場合は賞の概要や、受賞の難易度はどの程度だったかも書いておくと良いでしょう。 一般的に認知度の高いものや業界でよく知られている賞は概要や難易度を詳しく書く必要はありません。ただし、どのような点に注力して受賞に至ったか、具体的にどのような取り組みをしたかは書き出しておきましょう。職務経歴書でアピールすべき内容か否かのふるい分けがしやすくなります。

職務経歴書に活かせる経験で特別なものとは

特別な経験は部署の立ち上げやイベント運営のほか、IPO(株式公開業務)、大きな業務改善に携わった経験なども含まれます。在籍した企業にとっての新しいチャレンジと思われること、事業拡大と思われること、一大イベントは書き出してみましょう。 振り返ってみた段階で、それほど大きくはなかったと思えば職務経歴書に記載しなければ良いでしょう。上に挙げた他にもの出たサービスや新商品の開発に携わった経験もあれば、書いておくと良いでしょう。なお、失敗をリカバリーした経験や、失敗から教訓を得た話も貴重な経験として書き出すと良いという声もありますが、他者の目から見た時に好意的に受け取られない場合もあるので諸刃の剣になりかねません。 転職エージェントなどのプロに相談できる環境がある場合は、よく相談して盛り込むか否かを検討すると良いでしょう。なお職務経歴書に盛り込まない場合でも、面接対策として割り出しておくのは悪いことではありません。余裕があればやっておきましょう。

活かせる経験とやりたいことを洗い出す

ここまで来たら、「活かせる経験」をまとめればいいのではと思われるかもしれません。しかし、その「活かせる経験」を持って、応募した企業で何をしたいのかが明確になっていたほうが、自己アピールしやすくなります。 例えば「成長企業である御社で自分を試したい」という文章と「前職で営業を経験し年商200万円アップに貢献した経験を生かして、成長企業である御社で営業職として活躍したい」という文章を比較してみましょう。「活かせる経験」を踏まえた後者のほうが、より個性的で熱意が伝わりやすい文章になっています。数多くの応募者に差をつけて採用担当者に印象深いアピールをするためにも、この作業は重要なプロセスです。 なお、面接時に職務経歴書を元に質問や確認をされることもあるため、後々のためにも自分の気持ちや動機に正直な答えを出すことが重要です。ここまでの作業をもとに、今までとは別の用紙やシートを使って、どのような体験を生かして何をしたいかを書き出していきます。

職務経歴書に活かせる経験を書き出す

用紙やシートは3分割して使うと、簡単に効率良くまとめられます。1番左側に志望動機を1つ記入します。その隣に、その志望動機とリンクする経験を記入しましょう。今までにまとめてきた職歴や受賞歴、特別な経験からピックアップすればいいでしょう。 1番右には、その2つをリンクさせた志望動機を記入します。ここで文章として完成させる必要はありません。箇条書きで結構です。やりづらければ、志望動機と経験を書き入れる順番を入れ替えてもかまいません。例えば志望動機が、商品開発に力を入れている企業で、商品開発グループの一員として活躍したいというものだったとします。ここに自分はアグレッシブでどのような人とでも親しくなれるという特徴を入れても、志望動機とはリンクしません。 むしろ「営業に行っては」と言われることもあるかもしれません。しかし、前職で新サービスの開発を任され、年商100万円アップに貢献した経験を活かしたいという「経験」がリンクしたら、印象はどう変わるでしょうか。どのような思考やプロセスをもって年商アップを実現したのか掘り下げて聞いてみたい、興味を惹かれやすい内容になっているはずです。このように志望動機と経験を結び付けることで「活かせる経験」をより強烈な自己アピールのツールに仕立てられます。

活かせる経験とできることを洗い出す

できることは2つの視点で洗い出します。先にも少し出てきた通り、1つめは「自分の経験を活かして応募先の企業のためにできること」、2つめは「自分が得意とすること」です。応募先企業のためにできることを洗い出すのは、自分ができることをどれだけ上手にアピールできても、その能力が企業のニーズに合っていると判断されなければ採用に繋がらないからです。まずは企業のホームページや求人票を熟読して、企業のニーズを把握しましょう。 その上で職歴や受賞歴、特別な活かせる経験、やりたいことの中から企業のニーズに合致するものを抜き出します。再度、今までとは別の用紙やシートを用意して企業のニーズを左側に、合致する経験やスキルを右側に記入しましょう。活かせる経験やスキルは、1つ前のプロセスと同様に、今まで洗い出してきた中からピックアップします。 続いて、自分が得意とすることを洗い出します。作業手順は応募先の企業にできること、と同じです。やりたいことと重なる部分も出てくるかもしれませんが、まずは思いつく限り書き出してみます。難しく感じた場合は、どんな仕事ならば興味をもって意欲的に取り組めるかや交渉力やマネジメント力など、どんな職場でも使える能力を培ったうえでの活かせる経験がないか、探してみましょう。

活かせる経験のふるい分け

今までに洗い出してきた全ての内容を職務経歴書に詰め込んでも、良い職務経歴書になるとは限りません。むしろアピールポイントがぼんやりしてしまい、採用担当者に職務経歴書を最後まで読んでもらえないで終わることすら起こります。 どの経験をメインに据えるかをふるい分けて、自分が企業のニーズに合った熱意ある人材であることをアピールできる職務経歴書を仕上げなければなりません。改めて「やりたいこと」の作業結果と「できること」の作業結果を振り返ります。 応募企業のニーズとよりマッチしている項目はどれでしょうか。よりマッチしている順に番号を振ってみましょう。上位3つから5つをアピールポイントや志望動機、自己PRとして使えます。3つ以下だと採用担当者に自分自身の強みを理解していない、あるいはやる気がないと受け取られません。逆に多すぎても自己分析が足りない、プレゼン能力がないと受け取られかねないので、数は絞っておきましょう。ここで採用しなかったものも職歴をまとめる際に、職務の内容として簡単に盛り込むことは可能です。

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初回公開日:2017年05月26日

記載されている内容は2017年05月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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