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「お目汚し」の意味とは?会社/ビジネスでの使い方と例文

初回公開日:2017年05月24日

更新日:2017年06月14日

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言葉の意味

上司へ企画書を提出する際に使用される「お目汚し」という言葉。口にしたことはあるがその意味を理解していない方も多いのではないでしょうか。この記事では、「お目汚し」の意味と使い方を紹介します。しっかりと意味を理解して使いたいという方はぜひ読んでみてください。

お目汚しの意味と使い方

「お目汚し」とは目を汚すもの?

企画書などの書類を上司や顧客に見せて、「お目汚し失礼いたします」ということがあります。「お目汚し」とはどのような意味なんでしょうか。 「見ると目が汚れるの?」なんて思う方もいるかもしれません。 この「お目汚し」は、相手に何かを見せるときに「あまり出来が良くありませんが」「つたないものですが」という謙遜の気持ちを表す言葉です。もちろん実際には目が汚れたりするわけではありませんし、そんなに出来の悪いものは人には見せないでしょう。 あくまで、相手に対して謙遜して、遠慮や恐縮している気持ちを表すための表現です。目上の方に対してはよく使われる言葉で、上司から「この間頼んだ企画書できてる?」と催促されたときに、「お目汚しすみません」と前置きして「お見せするのは恥ずかしいようなものですが」という気持ちを伝えます。

相手に何かを見せたあとで「お目汚し」を使うとき

「お目汚し」という言葉は、最初に「これはほんのお目汚しですが」と前置きして使うこともありますが、最後に「お目汚し失礼しました」と付け加えることもあります。どちらも意味は同じで、何かを相手に見ていただいたあとに、つたないものをご覧いただいて恐縮です、といった気持ちを表すために「お目汚し失礼しました」と最後に付け加えます。 見せるものは書類だったり絵や写真だったり試作品だったり、目で見るものにはなんでも使えます。もちろん仕事上のもの以外でも、家族やペットの写真を見せるときにも使えます。「お目汚し」は謙虚な気持ちを表す言葉なのです。

「お目汚し」の例文

新人が企画案を出すとき

一般的には新人社会人の仕事は雑用が多いものです。コピーとりや書類の整理などの簡単な仕事をしながら先輩や上司から学んで徐々に仕事を覚えていきますが、ときには新人にも企画案の提出が求められることがあります。これは会社側にとっては、業界に染まっていない人間の意見を聞くことで新たな発見ができるというメリットがある一方で、新人にとっても、自分の力を認めてもらえる大きなチャンスというメリットがあります。 新人でも、企画案の提出を求められたら、ぜひ力を発揮して斬新なアイディアを提出したいものです。上司に企画案を渡すときには「まことにお目汚しではございますが、企画案を作りましたのでお願いいたします」と言って渡しましょう。新人のうちは謙虚な姿勢がとても大切です。

前置きするときの「お目汚し」と、見てもらったあとの「お目汚し」

何かを相手に見てもらった後には、「お目汚し失礼しました」と最後に付け加えるのが一般的です。見てもらったあとなので、「失礼しました」と過去形になります。この逆で、これから何かを見てもらいたいときは、「お目汚し失礼します」と最初に言う方法もあります。これからつたないものを見ていただきます、と予告する意味で現在形である「失礼します」となります。 「お目汚し」の言い方はいろいろありますが、見せる前に言うのが「お目汚し失礼します」であり、見せた後に言うのが「お目汚し失礼しました」が基本の形です。このふたつを使い分けていれば、どんな場面でも使えます。

結婚式の写真を職場で見せるとき

結婚した人が、結婚式に招待していない同僚や上司に結婚式の写真を披露することがあります。たいていは新婚旅行のお土産を配りながら、同僚から写真をせがまれたりしますが、お祝い事ですので、恥ずかしくても写真を披露してその場が盛り上がったりします。 同僚などには「あんまりきれいに写ってないけど」などと照れ隠しをしますが、上司や先輩には、「ほんのお目汚しですが」と一言添えて披露してもいいでしょう。もちろん結婚式に限らず、夏休みの写真や子供の誕生・入学式など、プライベートな写真を会社で披露する機会があれば、このような形で目上の方に見せると謙虚な気持ちが伝わります。

新製品の案内カタログを送るとき

モノを作っている会社では、ときどき新製品を作ります。その新製品を売り込むためにカタログを送るのはよくあることですが、送るときに挨拶文の一部で「お目汚しではございますが、ご高覧賜れば幸甚に存じます」のように謙虚な姿勢で見ていただけるようお願いすることがあります。 受け取ったほ方も、このように書いてあると謙虚で低姿勢な様子がよく伝わるので、好感が持てます。また、カタログを直接手渡しする場合でも、「お目汚しではございますが、ご覧くださいませ」と一言添えると、印象がよくなります。

会社のイベントにお客様を招待するとき

会社では、歴代の製品を集めた展覧会や、イベントに合わせた特別仕様の製品を展示することがあります。このようなイベントでは多くのお客様を招待して自社製品をアピールすることが目的のひとつです。 また、そのようなイベントはマスコミで報道されることもあるので、話題作りを兼ねて大々的な宣伝をすることになりますが、お客様にぜひご来場いただけるよう、丁寧に「お目汚しでございますが、お出でいただければ幸甚に存じます」とお願いをかねた招待状を送ります。

愛犬家のお客様に自分のペットの犬の写真を見せるとき

世の中にはペットの愛好家は多いものです。なかでもその筆頭は犬ですが、社内の人間以外に、取引先のお客様でも、ペットの話というのは和やかな雰囲気を作るのに役立ちます。初対面の方でも、自己紹介を兼ねて「実は家で犬を飼っていまして、お目汚しかもしれませんが、うちの愛犬です」と紹介しながら写真を見せると、顔をほころばせる人も多いでしょう。 もちろん犬以外にも猫や小動物でも、動物の写真というのはあまり好き嫌いがなく、共通の話題になりやすいものです。このように入りやすい話題を利用してビジネスをスムーズにすすめることもあります。

「お目汚し」の類語

「お目汚し」と意味が似た言葉

「お目汚し」の意味は、謙虚な姿勢で、見ていただく、ということを意味します。目上の方に何かを見てもらうときには「お目汚しですが」と付け加えると謙虚さが表れます。これをほかの言葉で言い換えるなら、「見ていただく」「御覧いただく」「目に入れる」「披露する」といった言葉になります。 たとえ自信作でも、あまり偉そうに相手に見せるのは好ましくないので、目上に対しては「お目汚しですが御覧ください」と、謙虚な姿勢で見ていただくようにしましょう。

「お目汚し」と見た目が似ている「お口汚し(おくちよごし)」

「ほんのお口汚しですが」というセリフを聞いたことがあるでしょうか。手土産のお菓子を渡すときや、お客様をお迎えして手料理やお菓子を出すときなどに使われる言葉です。 「お目汚し」と文字が似ていますが、意味は全然違います。 「お口汚し」とは「わずかな量」を意味する言葉です。 おそらく、「お口汚し」は口の中を汚すものだから、謙虚な気持ちで「あまりおいしくありませんが」と言っていると理解している人もいるかと思います。 しかし実は、「口を汚す程度のわずかな量しかありませんが」という意味なのです。「わずかな量」という意味ですので、鍋料理を出しながら「お口汚しですが」とは言いません。お茶菓子ならお饅頭1個とか、お酒のおつまみの小鉢などを出すときに使います。もし接待などでおもてなしをする機会があったら、ぜひ使ってみてください。

「お目汚し」は謙虚な姿勢

日本語は謙譲語や丁寧語、尊敬語など、種類が多く、言葉遣いが複雑です。学生時代なら許されたことでも、社会人となると責任が大きくなるので、言葉一つの使い方に気をつけましょう。 何かを相手に見ていただくときに、目上に対して「お目汚し」という言葉を使うのはよくあることです。「目を汚してしまうかもしれない」と例えることで、「自分が書いたものなど大した出来ではありませんが」と謙虚さをあらわします。 上司はもちろん、取引先やお客様など、社会人になるとあらゆる目上の方と接することになりますが、言葉遣いひとつで印象が大きく変わってしまうことがあるので、どんなときにも謙虚さを忘れないようにしましょう。

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