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自衛隊の現実(仕事内容・資格・平均年収)|自自衛隊の転職先について

職種研究

国民の生命と財産を守る要であるのが自衛隊ですが、今回は陸・海・空の自衛隊の仕事内容や資格、平均年収から自衛隊を辞める理由~転職するのに必要なことまでをご紹介します。入隊から退職・転職まで自衛隊に入って辞めるまで、辞める理由などご紹介します。

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自衛隊にはいるには?

未曽有の震災を経験しその活躍ぶりを目にする機会も多くなった自衛隊ですが、ひたむきで献身的な仕事ぶりに憧れを抱く人も多い仕事です。 災害時の活躍で目覚ましい成果を上げている日本の自衛隊は海外派遣も含め海外からも、とりわけ激甚災害に見舞われた国々からは災害救助派遣時の自衛隊の仕事ぶりに賞賛の声が高まっています。 国家公務員として安定した職でもある自衛隊は高校卒業の満18歳から入隊できます。入隊にあたり気になるシステムを詳しく紹介します。

任期制と曹候補生

自衛隊に入り自衛官になるには任期制か一般曹候補生での入隊になります。任期制とは陸上自衛官が2年で1期、海上・航空自衛官は3年を1任期(2任期目以降は2年)として勤務する就労制度です。長くて3期まで契約社員的立場で自衛隊で働くことができます。 1期目で任期満了となると陸上自衛官は特例退職金約54万円がもらえます。海上・航空自衛官は1期満了で特例退職金は約90万円です。2期任期満了で陸上自衛官は約138万円、海上・航空自衛官は143万円です。任期制度は3期満了です。累計退職金は陸上自衛官で約192万円、海上・航空自衛官で約233万円となっています。任期制自衛官は18~27歳の日本国籍を持つ人ならだれでも受けることが出来ます。

自衛官になるには任期制度の他にも一般曹候補生というものがあり、これは任期制の時に昇級試験(正社員採用)として受けるものもあれば一般曹候補生試験というものを受けて曹になる人もいます。 任期制(契約社員)→昇級試験→曹候補生(正社員) 一般曹候補生試験→曹候補生(正社員) これら二通りのパターンが存在します。一般曹候補生試験を合格し曹候補生になった人は任期満了にともなう退職金はもらえません。

職業軍人?自衛隊における正社員的階級

自衛隊では任期制自衛官を「士」と呼び士の階級はいわゆる契約社員となっています。基本的に退職までいる正社員的階級は陸・海・空ともに「曹」と呼ばれ3曹からが正社員の扱いとなります。 任期制自衛官は曹候補生試験に受からないと自動的に退職となります。

国家的エリートである自衛隊幹部になるには

自衛隊には任期制と一般曹候補生による入隊パターンがあるとご紹介しましたが、実は第三のパターンもあります。それが自衛隊幹部候補生です。応募資格は22~26歳未満の者に限られていますがとても難易度の高い狭き門です。 幹部候補生は採用されるとすぐに曹長に任命されます。幹部教育を受けると3尉に任命されます。 自衛隊は「士」→「曹」→「尉」の階級純です。任期制から入隊し3尉までたたき上げで出世できる人はいるにはいるそうですが数が少ないのが現実です。ですのでいきなり自分より年上で経験豊富な部下ができることも多々あります。

自衛隊の現実

自衛隊は所属によって仕事の内容が変わります。陸・海・空は自衛官になる際の試験で選べるのでよく仕事内容を確認したうえで試験を受けましょう。

海上自衛隊の仕事内容

陸上自衛隊の前身は昭和25年に創立された警察予備隊から始まりその後、保安庁保安隊、防衛庁陸上自衛隊、防衛省陸上自衛隊と名前をかえて現在に至ります。陸上自衛隊の活動内容は主に災害派遣・国際平和協力活動・防衛協力・教育訓練、そして国土国家防衛です。職種は多岐に分かれています。 2017年現在 ・普通 ・機甲 ・特科(野戦) ・特科(高射) ・情報 ・航空 ・施設 ・通信 ・武器 ・需品 ・輸送 ・化学 ・警務 ・会計 ・衛生 ・音楽 上記15の科に分かれています。 自衛隊の中でも陸上自衛隊は災害派遣の仕事が多く、普通科連隊は人海戦術で被災者救助などを行います。また東日本大震災では放射能汚染地域や避難区域住民の輸送などで装甲防御力を有する機甲科が活躍しました。 需品科は特に災害派遣が多く糧食や被服のサポートですが災害被災地などでは被災者に入浴施設などを提供しています。施設科は落ちた橋を架けなおしたりPKO派遣などの仕事も多い職場です。陸上自衛隊の中でも需品科と施設科は被災民と関わることが多いためか広報動画においても身近に感じやすい印象です。特に施設科は「ウチのカレーはおいしいです!」と自己申告があるほど他部隊や一般市民へのサポートを隅々まで徹底しています。

航空自衛隊の仕事内容

航空自衛隊の主な仕事は大規模災害等各種対応と安全保障環境の構築、そして防空です。戦時における航空優勢の中心的な役割を担う航空自衛隊は日本防衛のカギとして他自衛隊と連携し仕事をします。防空圏を侵犯した航空機にスクランブル発信はもちろん政府航空機の管理運用や災害派遣時には人員や物資輸送など重要な役割を担っています。 航空自衛隊は航空総隊、航空支援集団、航空教育集団、航空開発実験集団、補給本部、その他に分かれており各集団と連携をとって仕事をします。 航空自衛隊の職種 ・航空業務 ・航空管制 ・警戒管制 ・気象 ・高射操作 ・武器弾薬 ・無線レーダー整備 ・電算機処理 ・補給 ・施設 ・輸送 ・警備 ・衛生 ・音楽 上記14の職種に分かれています。 航空自衛隊は入隊3カ月頃に航空に必要な専門知識を学びます。部隊に配属されると担当する部署のエキスパートとして仕事をしていきます。

自衛隊にいるうえで必要な資格はあるのか

厳しい訓練を日夜続けている自衛隊ですが技術職も多い組織です。各自衛隊に所属するうえで必要な資格や取得できる資格をご紹介します。 一般的には任期制度でもご紹介しましたが自衛隊に入るには18~27歳の日本国籍を持つ者、身体検査と基本的な基礎学力を持つ者という間口の広い応募資格となっています。ですが幹部や職種によっては必要な資格は変わってきます。例えば医科・歯科幹部になるには医師・歯科医師の免許取得者資格が必要です。 自衛隊に入りたいけど生涯の仕事としては考えていない、民間でも仕事がしたいという人は確認しておくとその後の転職にも有利にはたらきます。

陸上自衛隊に必要な資格・取得できる資格

普通科や輸送科などでは比較的早い段階で大型自動車免許を取らせてくれます。一般的には普通自動車免許を取って数年後に大型を取ることが出来ますが自衛隊の場合は特例となっています。 部隊によっては大型自動車免許を取得後、牽引免許を取らせてくれる場合もあります。

【陸上自衛隊で取得できる資格一覧】 大型運転免許、牽引運転免許、クレーン免許、危険物取扱主任、特殊車両運転免許、自動車整備士、電気工事主任技術者、電気事業設備主任、測量士、建築士、特殊車両運転免許、自動車整備士、航空士、各種溶接士、ジェットパイロット/ヘリコプターパイロット免許、各種無線通信士、構内交換主任、各種無線技術士、特殊無線技士、科学作業主任、公害防止管理師、看護師、歯科技工士、臨床検査技師、X線技士、フォークリフト免許、火薬類取扱保安責任者、税理士

海上自衛隊に必要な資格・取得できる資格

海上自衛隊は専門が非常に多岐に渡る仕事が多いです。 艦船・航空機・武器の職種になるには理工学・工学部で造船(船舶)、航空宇宙、機械、精密機械、電気、金属、電子、通信、数理、情報の工学、応用物理学、化学、応用化学またはこれらに相当する学科を専攻し、卒業後これらに関わる技術の業務経験がないと応募資格がありません。

【海上自衛隊で取得できる免許一覧】 ・飛行科:ジェットパイロット、ヘリコプターパイロット ・航空管制:航空交通管制基礎試験合格証書、航空交通管制技能照明証書4種類、航空無線通信士、丙種陸上無線通信士 ・航空機整備:フォークリフト免許、危険物取扱主任、大型運転免許、火薬類取扱保安責任者、牽引免許、高圧ガス製造保安責任者、一般毒物劇物取扱者、JIS溶接・ガス溶接技能者、非破壊検査技術者、電気工事士、情報処理技術者、電気主任技術者 ・射撃:乙種危険物取扱責任者、乙種火薬類取扱責任者、4級小型船舶操縦士 ・航海・船務:クレーン操縦士、4級小型船舶操縦士、4級海技士 ・水雷:危険物取扱者、火薬類取扱保安責任者、4級小型船舶操縦士 ・機関:ボイラー整備士、1・2級ボイラー技士、公害防止管理者、高圧ガス製造保安責任者(乙種機械)、高圧ガス取扱責任者、電気工事士、冷凍機主任取扱者、機関4級海技士(内燃) ・掃海機雷:フォークリフト免許、クレーン免許、火薬類取扱責任者、4級小型船舶操縦士 ・艦船整備:2級ボイラー技士、消防設備士乙種4類、第3種冷凍機、危険物乙種4類、第2種電気工事士、第3種電気主任技術者、工事担当者アナログ第1種、特殊無線技師、第1級・2級陸上無線技術士、第1級陸上特殊無線技師 ・艦船整備:2級ボイラー技士、消防設備士乙種4類、第3種冷凍機、危険物乙種4類、第2種電気工事士、第3種電気主任技術者、工事担当者アナログ第1種、特殊無線技師、第1級・2級陸上無線技術士、第1級陸上特殊無線技師 ・衛生:理学療法士、保健師、救急救命士、看護師、准看護師、診療放射線技師、臨床検査技師 ・補給:フォークリフト荷役講習修了書、危険物乙種4類、大型特殊運転免許 ・気象海洋:気象予報士、測量士補 ・潜水:潜水士免許 ・施設:電気工事士、ボイラー技師、電気主任技術者、測量士、建築士、大型・大型特殊免許

出典: http://www.nskaijyo.com | 【海上自衛隊で取得できる免許一覧】 ・飛行科・・・ジェットパイロット、ヘリコプターパイロット ・航空管制・・・航空交通管制基礎試験合格証書、航空交通管制技能照明証書4種類、航空無線通信士、丙種陸上無線通信士 ・航空機整備・・・フォークリフト免許、危険物取扱主任、大型運転免許、火薬類取扱保安責任者、牽引免許、高圧ガス製造保安責任者、一般毒物劇物取扱者、JIS溶接・ガス溶接技能者、非破壊検査技術者、電気工事士、情報処理技術者、電気主任技術者 ・射撃・・・乙種危険物取扱責任者、乙種火薬類取扱責任者、4級小型船舶操縦士 ・航海・船務・・・クレーン操縦士、4級小型船舶操縦士、4級海技士 ・水雷・・・危険物取扱者、火薬類取扱保安責任者、4級小型船舶操縦士 ・機関・・・ボイラー整備士、1・2級ボイラー技士、公害防止管理者、高圧ガス製造保安責任者(乙種機械)、高圧ガス取扱責任者、電気工事士、冷凍機主任取扱者、機関4級海技士(内燃) ・掃海機雷・・・フォークリフト免許、クレーン免許、火薬類取扱責任者、4級小型船舶操縦士 ・艦船整備・・・2級ボイラー技士、消防設備士乙種4類、第3種冷凍機、危険物乙種4類、第2種電気工事士、第3種電気主任技術者、工事担当者アナログ第1種、特殊無線技師、第1級・2級陸上無線技術士、第1級陸上特殊無線技師 ・艦船整備・・・2級ボイラー技士、消防設備士乙種4類、第3種冷凍機、危険物乙種4類、第2種電気工事士、第3種電気主任技術者、工事担当者アナログ第1種、特殊無線技師、第1級・2級陸上無線技術士、第1級陸上特殊無線技師 ・衛生・・・理学療法士、保健師、救急救命士、看護師、准看護師、診療放射線技師、臨床検査技師 ・補給・・・フォークリフト荷役講習修了書、危険物乙種4類、大型特殊運転免許 ・気象海洋・・・気象予報士、測量士補 ・潜水・・・潜水士免許 ・施設・・・電気工事士、ボイラー技師、電気主任技術者、測量士、建築士、大型・大型特殊免許

航空自衛隊に必要な資格

【航空自衛隊で取得できる資格一覧】 ジェットパイロット/ヘリコプターパイロット免許、情報処理技術者、大型運転免許、ワープロ技能免許、航空交通管制職員基礎試験、航空無線通信士、航空交通管制技能証明書、危険物取扱主任、高圧ガス取扱主任、2級/3級自動車整備士、大型/大型特殊運転免許、甲種/乙種危険物取扱者、移動車両クレーン運転免許、ガス/電気溶接技能士、電気工事士、第3種電気事業主任技術者、火薬類取扱保安責任者、乙種機械責任者、特殊無線技士、第3種冷凍機械責任者、牽引運転免許、不発弾処理、国内電信級陸上特殊無線技士、無線通信士免許、アナログ1~3種、デジタル1種/2種、第1級/第2級字苦情無線技術士、第1級陸上特殊無線技師、第1種/第2種上方処理技術者、第1級~4級アマチュア無線技士、乙種機械主任者免許(高圧ガス)、データーベース検索技術者、マイクロコンピューター利用者認定、日商ワープロ技能検定、臨床検査技師、診療放射線技師、理学療法士、歯科技工士、救急救命士、看護師、危険物取扱主任(乙種)、ボイラー整備士、1級/2級/特級ボイラー技士、危険物取扱乙4種、ガス/アーク溶接技能士、消防整備士、放火管理者、消防設備点検資格者、測量士、建築士、配管技術管理者

出典: http://www.mod.go.jp | 【航空自衛隊で取得できる資格一覧】 ジェットパイロット/ヘリコプターパイロット免許、情報処理技術者、大型運転免許、ワープロ技能免許 航空交通管制職員基礎試験、航空無線通信士、航空交通管制技能証明書、危険物取扱主任、 高圧ガス取扱主任、2級/3級自動車整備士、大型/大型特殊運転免許、甲種/乙種危険物取扱者、移動車両クレーン運転免許、ガス/電気溶接技能士、電気工事士、第3種電気事業主任技術者、火薬類取扱保安責任者、乙種機械責任者、特殊無線技士、第3種冷凍機械責任者、牽引運転免許、不発弾処理、国内電信級陸上特殊無線技士、無線通信士免許、アナログ1~3種、デジタル1種/2種、第1級/第2級字苦情無線技術士、第1級陸上特殊無線技師、第1種/第2種上方処理技術者、第1級~4級アマチュア無線技士、乙種機械主任者免許(高圧ガス)、データーベース検索技術者、マイクロコンピューター利用者認定、日商ワープロ技能検定、臨床検査技師、診療放射線技師、理学療法士、歯科技工士、救急救命士、看護師、危険物取扱主任(乙種)、ボイラー整備士、1級/2級/特級ボイラー技士、危険物取扱乙4種、ガス/アーク溶接技能士、消防整備士、放火管理者、消防設備点検資格者、測量士、建築士、配管技術管理者

自衛隊の平均年収

自衛隊は自衛官の階級によって年収が違ってきます。また各種特別手当なども含むと年収に幅が出てきます。今回は手当等は含まない基本的な年収をご紹介します。

2士~士長の年収(任期制自衛官)

2士・・・1.998.000~2.132.400円 1士・・・2.175.600~2.365.200円 士長.・・・2.175.600~2.900.400円 任期制自衛官でもある「士」は任期満了ごとに退職金ももらうことが出来ます。日本の平均年収を取り扱っているサイト「平均年収・CO」によると18歳の平均年収は約160万円~180万円なので18歳から入隊できる自衛官は高水準の給与と言えるでしょう。

3曹~曹長の年収

3曹・・・2.360.400~3.724.800円 2曹・・・2.637.600~4.563.600円 1曹・・・2.740.800~4.918.800円 曹長・・・2.743.200~5.096.400円 正社員扱いの「曹」は20代~4.50代までさまざまな年齢の自衛官がいます。年齢や階級、配偶者の有無によっても同じ階級でもかなり年収に違いが出てきます。

准尉~1尉までの年収

准尉・・・2.821.200~5.238.000円 3尉・・・2.924.400~5.268.000円 2尉・・・3.020.400~5.288.400 1尉・・・3.328.800~5.346.000円 いわゆる幹部と呼ばれる階級である「尉」ですが幹部候補生が新人として入隊することもあって最初の年収は大きく開きが見られますが階級が上がるにつれて徐々に年収の上がり具合もスムーズになっています。

1佐~将までの年収

3佐・・・3.812.400~5.623.200円 2佐・・・4.125.600~5.859.600円 1佐・・・4.742.400~6.535.200円 将補・・・6.154.800~10.740.000円 将・・・8.472.000~14.100.000円 平成27年度の国内平均年収が420万円ですので「佐」の階級からは高給といっても差し支えない数字が出てきます。特に1佐と将補は細かい規定により年収が大幅に変動しています。

自衛隊をやめて転職したい理由

収入も良く安定した職業である自衛隊ですが自衛隊を辞める主な理由としては主に仕事や訓練が厳しいということが挙げられます。上官が白いものを黒といえば黒と通る世界ですから人間関係なども合わない人はとことん合わないと言われるのが自衛隊です。 また、営内は連帯責任が多く規律なども厳しいことから私生活まで縛られるのがイヤだという人もいるようです。特に海上自衛隊などは一度任務に就いてしまうと数日~数十日は船の上、ということもありプライベートの面からみても一般職と比べると特殊と言ってもいいでしょう。 他にも配属先が希望と違ったり、配属先の人間関係がうまくいかないといった理由があるほか出世が思ったようにできない、という理由もあります。 3曹からは勤務成績と昇任試験に応じて出世していきます、が昇任試験に受からないと出世できないのでどれだけ勤務態度よく真面目で人間関係を上手にこなしていても出世できない人は出来ない世界です。 年収にもある通り同階級でもある程度は年収は上がりますがやはり収入を増やすなら階級を上げていかなくてはなりません。 また、出世をしないと後から入隊した後輩にどんどん階級を抜かれていくという逆転現象も起こりえます。そうしたことから自衛隊を辞めて転職したいと思う人も一定数います。

自衛隊の人は転職で有利なのか

自衛隊の人は転職で有利なのかと問われれば「有利」と間違いなく答えることが出来ます。それは自衛隊自体が退職者や転職希望者に対して就職・転職援護を行っているからです。この就職・転職援護のサポートで自衛隊退職者の転職成功率はほぼ100%と公式でも公開されています。 充実のバックアップ体制がある自衛官からの転職ですが辞める際にはかなり引き止めに合うとの話もネット上には存在します。優秀な自衛官ならなるべく長くいて欲しいというのはもちろんですが自衛官が退職し、転職先でなにか問題を起こすと「元自衛官」という肩書が目立ち自衛隊の評判にも関わるからです。 ニュースなどでも転職者が犯罪などを起こすと「現サービス業・元自衛官」と必ず自衛隊に所属していたことが報じられるので転職するものに対しては少し過敏にならざるを得ないのが現状です。 引き止めを差し引いても現在の社会情勢で転職先をサポートしてくれるというのは一般的にみて非常に有利と言える環境です。 自衛隊の就職・転職援護を使えば転職先の企業も元自衛官というのを最初から分かって採用してくれますし、場合によっては転職先に元自衛官の先輩がいる場合もあるので一般企業にこれまで縁のなかった人にとっては安心できる要因でもあります。

幹部は転職が中々できない?

上記でも紹介しましたが自衛官から民間へ転職するときにはそれなりの引き止めに合います。これが幹部になった場合ですと転職や退職はさらに困難になってきます。理由はもちろん先に挙げた例もあるのですが幹部は幹部候補生の時代からかなりの英才教育をかけて育ててきているので幹部一人を育てるのに時間もお金もかかっているからです。 自衛隊は税金で動いており、もちろん幹部教育に費やす費用も税金で賄っています。幹部は辞める場合には一番上の将の判子ももらってからの退職となりますのでより一層の引き止めにあうのは避けられません。

自衛隊から転職するには

有事の際において最も活躍しなければならない自衛隊は精鋭性を保つことも命題の一つでありそのために若い体力のある人を入れてどんどん組織を循環させていく任期制と若年定年制というものが存在します。陸上自衛隊によると自衛隊を辞める多くの人が20代と50代半ばという現状があるようです。20代と50代は世代は違えどいまだ現役世代になりますから転職は必要不可欠なってきます。 特に50代での転職は一般職においても厳しい現実が待っているので自衛隊の転職制度はそれまで任務にあたってくれた自衛官に安心して民間人として生活し一般職に転職できるよう考えられたサポートとなっています。 若年定年制自衛官(主に53歳~)に対しては退職の十年ほど前から転職に向けた準備が始まります。任期制自衛官においても入隊三年目にライフプラン教育をしてその後の転職に向けた就職補導教育や技能訓練などの転職支援を行っています。また陸・海・空の各自衛隊においては転職支援の為に各企業の問い合わせにも対応しています。

自衛隊で培った資格は活かせるのか

転職にあたって、自衛隊内の就職・転職援護を受けるとどのような職業に転職することが出来るのか気になるところだと思います。 職種によっては転職先でも生かせるスキルが多いと転職後の生活も安定したものとなってきます。 陸上自衛官でとれる大型免許はもちろんのこと、特に技術系の資格は転職市場においてもいわゆる「食いっぱぐれ」というものがありません。 陸・海・空自衛官の資格で共通している資格では大型運転免許、牽引運転免許、クレーン免許、危険物取扱主任は運輸系の転職に有利となっています。電気・通建業界に転職するのなら電気工事士や電気主任技術者は転職に有利です。飲食・サービス業界においては調理師免許が転職に有利です。

自衛隊の転職先で多いのは公務員や警察ではなく民間企業

陸上自衛隊からの転職先

陸上自衛隊からの再就職先で一番多いのは業種別でみるとサービス業が転職率36~42%で一番多くなっています。公務や団体への転職も存在しますが全体的に見ると多いとは言えません。また、製造系や電気通信系も多くなっており専門的な資格を活かした転職も見受けられます。

海上自衛隊からの転職先

海上自衛隊の就職・転職援護は業種別転職の割合は公表されていませんが、詳しい転職先が公表されておりそれによると転職先の一例として 総合設備管理や事務監査、蒸気ボイラ―・温水ヒータ等製造販売、 営業 、損害保険業、航空機用エンジン等の製造・修理など一般職から専門的な機械を扱う職業まで幅広い転職先実例が紹介されています。 転職先の印象としては技術系の職業が多く理系・技術系に強い海上自衛官ならではの資格を活かした転職を果たしているようです。

航空自衛隊からの転職先

航空自衛隊からの就職・転職援護での再就職は陸・海自衛隊のように営業・販売・技術系など様々な職種にわたっていますが、航空自衛隊の専門性を活かした空の仕事も多くあるようです。JALエンジニアリング千歳空港整備部 やANA新千歳空港株式会社フロンティア事業部、 など民間航空事業で自衛隊での経験や資格を活かしている転職者もいるようです。

官から民への転職は計画的に行うとスムーズにいきます。

自衛隊から転職すると戸惑いの声も多く聞こえます。数の数えかたから始まり、民間企業特有の同僚間での競争や人間関係が自衛隊内とは違うといったことが挙げられます。また給与面からみても自衛隊のように階級が上がれば給与が上がるということもなく、場合によっては転職したために収入額が下がったということもあれば自衛隊ではありえなかった勤め先そのものが無くなってしまうというケースも存在します。 公務員から民間企業へ、とりわけ特殊とされる自衛隊から民間企業へ転職する際にはこれまでとは違うのだということを念頭に置いておくとスムーズに転職先にも慣れることが出来ます。

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