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若い社会人の為のビジネスマナー|一般常識・言葉遣い・礼儀

更新日:2024年04月16日

ビジネスマナー

社会人になると、身だしなみを整える事は非常に重要なマナーです。若いうちは高価なブランド品は必要ありませんが、きちんとアイロンをかけたシャツやブラウス、シワのないスーツ、ビジネスにふさわしいネクタイは用意しておくのが社会人のマナーです。

最近では二重敬語がよく注目されます。二重敬語というのは、文字通り敬語を二重に使ってしまう、誤った言葉遣いのことです。たとえば「部長が~とおっしゃられていました」という言葉は、正しい言葉遣いでしょうか。 一見よく使われる言葉のように見えますが、実はこれは二重敬語で、誤った言い方です。「おっしゃる」は「言う」の尊敬語なので「部長が~とおっしゃっていました」で十分に正しい言葉遣いです。そこに「~れる」という敬語をさらに重ねてしまっているので、過剰な敬語表現です。 同様に「資料を拝見させていただきました」も敬語が二重になっています。どこが過剰なのかわかるでしょうか。「拝見」は「見る」の謙譲語です。ここに「~させていただく」という謙譲語が加わることで二重敬語になっています。「資料を拝見しました」が正しい敬語の使い方です。「~させていただく」は相手の許可を求めるときに使う言葉です。 このように、よく聞く言葉でも、実は二重敬語だった、という言葉がたくさんあります。社会人として正しいマナーを身に着けるためにも、ぜひ正しい言葉遣いを心掛けてください。

社会人のマナー:礼儀編

忘れてはならない社会人の「ホウ・レン・ソウ」のマナー

社会人となって仕事をするうえで忘れてはならないのが「ホウ・レン・ソウ」です。この「ホウ・レン・ソウ」は以下を省略したものです。 ・報告(仕事の進捗状況や終了予定など) ・連絡(体調不良で休む場合や予定より仕事が遅れている場合など) ・相談(不明な点や確認が必要なとき) 見てみると、たしかに仕事上欠かしてはならないものばかりです。そしてこれらが欠けると、納期が間に合わない、無断欠勤として扱われた、などのトラブルのもとになります。社会人になったら、些細なことでも「ホウ・レン・ソウ」は忘れないようにしましょう。

社会人の車での上座と下座のマナー

よくタクシーの中での上座・下座で悩む方がいますが、タクシーでは助手席が下座、運転席の後部座席が上座となっています。上司と同行するときには、運転席の後ろに目上の方に座ってもらい、自分はその隣か助手席に座るのがマナーです。 また、車が社用車である場合は、助手席が上座になります。このように一口に車といっても、タクシーか社用車かで上座の位置が変わりますので、順番を間違えないようにしましょう。

社会人のエレベーターの上座と下座のマナー

忘れがちなのが、エレベーター内での上座と下座です。自分の席に着いてからはマナーに気を付けていても、実は社内のエレベーターでも序列があります。 エレベータでの上座・下座はタクシーと同じ考え方で、操作盤の前が下座、操作盤の奥が上座です。出勤前でも自社のエレベーターに乗るときは、目上の方がいたら率先して操作盤の前に立つのがマナーです。ただし、満員で動くスペースが限られているときなど、動くことが困難であるときには、無理に場所を移動するのはかえってマナー違反です。社会人のマナーはお互いが気分よく仕事をするためのものだからです。

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ビジネスにふさわしい社会人のスーツの選び方:男性用

社会人の男性のスーツは、濃紺かグレーが一般的です。あまり明るい色はビジネスの場には不向きです。上着のボタンはシングルで3つのものが無難です。また、パンツの丈はあまり長いとだらしがない印象になってしまいます。パンツは足の甲に触れるぐらいの長さがビジネススーツには適切でしょう。 ワイシャツは白の無地がもっとも無難ですが、少しおしゃれを楽しみたいという方は、あまり派手ではない柄のものならマナー違反にはならないでしょう。最初は、白地に濃い色のストライプか細かいチェック柄がおすすめです。カラーシャツを着用することも最近ではよく見かけますが、職場によっては派手だと思われることもあるので、最初は地味なワイシャツを着用し、徐々に先輩たちの様子を見て参考にしましょう。ネクタイはアニマル柄やキャラクターものなど、ファッショナブルなものもありますが、あくまでビジネスですので、そこまで個性を強くする必要はありません。派手すぎない無地かストライプや小紋がビジネスには適切です。

ビジネスにふさわしい社会人のスーツの選び方:女性用

社会人の女性用のスーツも、男性用と同じく、濃紺かグレーが一般的です。黒、ベージュなどもいいでしょう。ビジネス用のスーツはあくまでも仕事着ですので、華美なものは避けます。体に密着したラインのものや、深いスリットが入ったものはプライベートではよくても、職場にはふさわしくありません。 インナーはカットソーを着用する方も多いのですが、襟がついたブラウスがもっともきちんと見えます。特に気を付けたいマナーは、胸元の開き加減です。本人はあまり気にしていなくても、ボタンを3つも外していると、露出過多になってしまいます。職場で肌をあらわにすることはマナー上好ましくありません。 そのほか、スカートは立って試着することが多いものですが、ビジネスでは座って打ち合わせをすることが多いものです。あまり短いスカートだと正面に座った方からスカートの中が見えてしまってマナーを疑われることがあります。ぜひ試着するときには、座ってみて、正面から見るとどのぐらい脚が出ているか確認してください。一般的なスカートの長さは、立った時に膝より下、座ったときも膝が隠れるぐらいが良いとされています。

社会人らしい挨拶の仕方

挨拶は社会人の基本です。相手にきちんと聞こえるように、明るく大きな声で挨拶してください。たまに人見知りをしてうまく挨拶ができない方がいますが、挨拶をしないというのは社会人としてマナー違反です。「大人しいから」「声が小さいから」は言い訳です。 同僚や上司、また取引先のお客様にきちんと挨拶できて初めて社会人としてのスタートラインに立つことができます。社会人になると学生時代とは挨拶の仕方も変わってきますので、下記に例をいくつか載せておきます。

社会人らしい挨拶の仕方:朝出勤したとき

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初回公開日:2017年05月26日

記載されている内容は2017年05月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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