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若い社会人の為のビジネスマナー|一般常識・言葉遣い・礼儀

更新日:2024年04月16日

ビジネスマナー

社会人になると、身だしなみを整える事は非常に重要なマナーです。若いうちは高価なブランド品は必要ありませんが、きちんとアイロンをかけたシャツやブラウス、シワのないスーツ、ビジネスにふさわしいネクタイは用意しておくのが社会人のマナーです。

社会人のマナー:一般常識編

社会人なら身だしなみをキチンとしよう

社会人になると、身だしなみを整える事は非常に重要なマナーです。地位の高い方や大事なお客様とビジネスをするので、第一印象で失敗してしまうと取り返しがつかないことがあるからです。若いうちは高価なブランド品は必要ありませんが、きちんとアイロンをかけたシャツやブラウス、シワのないスーツ、ビジネスにふさわしいネクタイは用意しておくようにしましょう。また、さわやかで清潔感があることは好印象につながりますので、ぜひ心掛けましょう。 スーツや着るもの以外にも、髪型も大切です。不潔そうなボサボサ頭ではたとえ社内の人に対してでもマナーを知らないと思われます。また、髪を整えようと意識するあまり整髪料を使いすぎてしまうと、見た目がべたついて良くないばかりでなく、悪臭の原因にもなりますので、ほどほどが肝心です。 また、社会人になると革靴を履く人が多いものですが、靴も泥汚れがついているとそれだけで印象が悪くなるものなので、雨の日などは特に注意が必要です。女性の厚化粧は厳禁です。しかしノーメイクも社会人としてはマナー違反なので避けたいものです。ナチュラルな薄化粧を心がけましょう。

一日着たスーツのお手入れの仕方

一日着用したスーツは、思っているより汚れやにおいがついているものです。毎日洗濯できるシャツやブラウスならいいのですが、頻繁に洗濯できないスーツは、帰宅したらシワにならないよう、きちんとハンガーに掛けておきましょう。風通しの良い場所にスーツを掛けたハンガーを置くことで、湿気やにおいが解消されます。また、毎日でなくてもいいのですが、ホコリ汚れは目立つものなので、時々はブラシをかけておくのも、社会人のマナーです。 毎日同じスーツを着るのは傷みの原因にもなるので、最低でも2着を交互に着るようにすることをおすすめします。最近では自宅で洗えるスーツも多く出回っているので、購入するときに自宅で洗濯可能かどうか確認しておくといいでしょう。自宅用のドライクリーニング洗剤などを使えば、クリーニング代の節約にもなります。

社会人としての自覚を持とう

社会人として守りたいことの筆頭に、「時間を厳守する」ということがあります。社内の人や上司に対してはもちろん、取引先との約束の時間も絶対に守らなければなりません。万が一大切な顧客との打ち合わせに遅刻をすると、遅刻した本人だけの責任だけではなく、会社全体の責任にもなりますし、会社そのもののイメージをダウンさせてしまうことにもなりかねません。朝起きるのが苦手な方は、社会人になる前に早寝早起きの習慣を身に着け、時間に遅れることがないようにしてください。 また、新人は先輩や上司から指導されながら仕事を覚えていきますが、いくら指導してもらえるからといって、言われたことだけを聞いているだけではいつまでたっても仕事は覚えられませんし、やる気がないと思われてしまいます。言われなくてもメモをとり、時には質問をして、教わったことをノートにまとめて家で整理するぐらいの心構えが必要です。

社会人の挨拶はマナーの基本!自分からハキハキと感じよく

挨拶は社会人に限りませんが、深い意味のある会話をするわけではなくても、挨拶をすることで連帯感が生まれます。逆に、社会人になっても挨拶をしない人は評価が下がる傾向があります。マナー上は挨拶は目上・目下どちらからしてもいいものですが、相手の姿が見えたら率先して挨拶をするように心がけてください。このとき、軽く会釈をするとより感じがよく見えるでしょう。にこやかに大きな声ではっきりと挨拶をするのが好印象を与えるコツです。恥ずかしがって声が小さい人は、相手に聞こえないことがありますが、それを言い訳にしてはいけません。相手に聞こえなくては、挨拶をしなかったのと同じことになってしまいます。これでは社会人失格です。

社会人のマナー:言葉遣い編

たとえ同期でも社会人なら丁寧な言葉遣いで話そう

学生時代と違って、会社内ではたとえ親しい同期であっても、丁寧な言葉遣いで話すのが鉄則です。お昼休みなどの休憩中はいいのですが、勤務時間中に「うん」「それやっといて」などの言い方はマナーを疑われます。返事は必ず「はい」と言うのがマナーです。また、社会人になったら、上司や先輩に対しては、ため口はマナー違反です。無礼講の飲み会なら大目に見てもらえるでしょうが、仕事中に目上の方にため口は厳禁です。にこにこと笑っていても、相手は怒っているのかもしれません。

社会人は、社外の人には身内は呼び捨てでいい

新人社会人が電話番をするのはよくあることですが、気を付けたいのは、取引先からの電話で「うちの担当の○○さん、いる?」のように言われたときです。その○○さんはあなたの先輩で、いつも「○○さん」と呼んでいるので、つい「はい、○○さんですね?」と言ってしまうかもしれません。 しかし、これは重大なマナー違反です。名前につける「~さん」というのは敬称にあたりますので、外部の方に身内を敬称をつけて呼んでしまったことになります。取引先やお客様などの社外の方に対しては、たとえ重役であっても、身内は呼び捨てにするのが社会人のマナーです。身内を敬称をつけて呼んでしまったからといって激怒する方はいないと思いますが、「マナーを知らないんだな」と思われてしまうでしょう。

社会人がよく使う「おつかれさま」と「ごくろうさま」

よく混同しやすいものが、「おつかれさま」と「ごくろうさま」です。この二つは非常によく使う言葉なので、自然に使えるように慣れておきましょう。 「おつかれさま」は目上にも使える言葉です。出張から帰ってきた上司に「おつかれさまでした」と言うのがマナーですし、業務で社内の人間にメールを送るときにも「おつかれさまです」と書き始めるのがマナーです。 一方、「ごくろうさま」は目上の人には使いません。上司が部下に労をねぎらって「ごくろうさま」と言ったり、宅配便を届けてくれた業者に「ごくろうさまでした」と言うものです。もしも、上司や社長に向かって「ごくろうさま」と言ってしまうと、マナー違反となるうえに「あいつ偉そうだな」と思われてしまいます。この言葉の使い分けは社会人の基礎ですので、必ず覚えておきましょう。

社会人になったら気を付けたい二重敬語

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初回公開日:2017年05月26日

記載されている内容は2017年05月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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