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40代に人気のある資格|仕事や転職/再就職に有利な資格

資格・検定

40代での資格取得は、経験とのマッチング・中高年が多い業界の資格を狙うのがいいでしょう。ここでは、おすすめの人気資格から、40代男女別の有利な資格、主婦におすすめの資格、勉強法などをまとめて紹介します。資格取得を決めたら、まずはしっかりと向き合ってみましょう。

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20代〜40代に重視される資格とは?

2016年11月、全国の20代~40代のビジネスパーソン 996名を対象にしたインターネット調査では、採用担当者が重視している資格が以下のようにランキングされました。 第一位:TOEIC®テスト 第二位:ファイナンシャルプランナー 第三位:宅地建物取引士(宅建士) 20代~40代を対象にしたこの調査結果は、40代にも当てはまるのでしょうか?

どんな資格を目指すべき?40代に人気のあるおすすめ資格

40代で資格取得を考えるきっかえは、「転職のためのスキルアップのため」「新しい仕事を見つける再就職のため」「独立開業のため」ではないでしょうか。若い世代に人気があるTOEICや簿記などの一般的な資格は、職務経験がない人にとっての客観的な目安として考えられる場合が多いようです。対して40代に必要な資格は、専門性の高いもので経験やスキルと繋がると転職や再就職にかなり効果的になります。 新しい職種への就職を目指すのであれば、資格の狙い目は「比較的中高年でも就労している業界の資格」がいいでしょう。それは40代でも転職・就職がしやすい可能性と、一度取得した資格を長い間活用できるという意味があります。 まずは、40代に人気のある「不動産系」「経営関連」「保安管理系」「医療事務系」「介護福祉関係」の資格を業界別にまとめていきます。

不動産系の資格

「宅地建物取引士」…国家資格:不動産売買や賃貸の仲介に必要で、従業員5人に1人の設置義務があります。 「土地家屋調査士」…国家資格:不動産表示登記申請のスペシャリストで独立開業も可能です。 「マンション管理士」…国家資格:法的見地からマンションの管理・運営のコンサルタントとして独立開業も目指せます。 「管理業務主任者」…国家資格:事務所ごとに30管理組合に一人以上の専任管理業務主任者の設置義務があり、管理委託契約時に重要事項の説明、組合に対して管理状況報告などを行います。

経営関連の資格

「中小企業診断士」…国家資格:経営コンサルタントとして唯一の国家資格で、企業の経営資源であるヒト・モノ・カネ・情報に関わる幅広い知識とスキルを習得できます。 「社会保険労務士」…国家資格:経営上の4大要素の中の「ヒト」に関するエキスパートで、独立開業する人も多い士業です。 「ファイナンシャルプランナー」…国家資格=FP技能士、民間資格=AFP,CFP:税金、保険、年金などの幅広い知識でライフプランの設計をお金の面からする専門家です。

保安管理系の資格

「第一種・第二種電気工事士」…国家資格:600V以下で受電する住宅、店舗などの設備(第二種)、工場やビルなどの最大電力500kW未満の設備(第一種)の工事を行う技術者です。 「危険物取扱者 乙種4類」…国家資格:石油類、金属粉など燃焼性の高い物を扱う場での管理責任者の資格です。

医療事務系の資格

「医療事務」…民間資格:病院など医療関連施設の事務職です。 「調剤薬局事務」…民間資格:医薬分業で誕生した薬局などの調剤施設での事務職です。 「介護事務」…民間資格:介護報酬請求業務(レセプト作成)とケアマネジャーのサポートをする事務職です。

介護福祉関係の資格

「介護福祉士」…国家資格:介護業界唯一の国家資格で、実務経験または指定施設卒業で受験資格を取得しなければなりません。 「ケアマネジャー」…都道府県実施試験:介護を必要とする人と、福祉・医療・保健のサービスを結ぶ役割で、一定期間の実務経験がある人でないと受験できません。

【男女別】40代の仕事や転職に有利な資格

先のおすすめの資格以外にも、40代の転職に有利な資格があります。女性向けと男性向けに分けてご紹介します。先の人気資格よりも、難易度が多少低いものが中心です。

40代女性向けの資格

・ファイナンシャルプランナー 難易度が高いにも関わらず人気のある資格なのは、金融業・不動産業だけでなく、コンサルティング業や物流業からも広く需要があるからです。また、宅建士や社労士と組み合わせて活用できる資格でもあり、ステップアップの第一歩として取得する人もいます。FP技能士1級レベルでは、将来の独立も考慮した上での転職もできます。 ・マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS) PCスキルを証明する資格で、マイクロソフト社公認の世界基準のパソコン資格です。実践的なビジネスで使えるスキルの習得は、事務職だけでなくすべての職種で活かせます。客観的に技術を証明してくれる資格で、PCは苦手と思われがちな40代女性の強い味方になります。仕事をしながらでも、家事育児をしながらの在宅でも、隙間時間を見つけて自己学習しやすい資格でもあります。 ・インテリアコーディネーター/カラーコーディネーター 住空間を作り出す、住まいのスペシャリストであるインテリアコーディネーターと、効果的な色の組み合わせを考える色のスペシャリスト・カラーコーディネーターは、女性も活躍の場が広い資格です。 インテリアコーディネーターは、家具やインテリア関係の仕事だけでなく、設計事務所、デザイン業界や不動産業界でも求人があります。 また、カラーコーディネーターは、デザイン関係や広告・宣伝、出版だけでなく、ファッションや化粧品、ヘアメイクやブライダル業界などでも活躍できます。 どの業界も、顧客に中高年も多いので、40代女性のニーズがあります。

40代男性向けの資格

・基本情報技術者 40代の豊富な社会経験とITの経験が少しでもあれば、是非挑戦したいのが「基本情報技術者」の資格です。技術的なテクノロジ知識、プロジェクトの管理・運営などのマネジメント知識、経営戦略や会計・法務のストラテジ知識がバランスよく広く、知識が問われる資格です。実際の受験者の年齢層は、10~50代までと幅広いそうです。難易度は高めですが、40代にとっては今までの経験も活かせる資格なので、スクールなどに通ってじっくりと取り組むのもおすすめの選択肢です。 ・第2種電気工事士、危険物取扱者 乙種4類 通称、2電工・乙4と呼ばれるこの2つの資格は、求人数が多く、全国どこでも転職・再就職にも武器になるものです。社会活動だけでなく、日常生活でも絶対的に必要な「電気」と「ガソリン」を扱うので、社会情勢に振り回されたりしない寿命の長い資格なのです。また、中高年齢でも正社員採用の多い業種、設備・メンテナンス業で必要不可欠なのもいいところです。

40代主婦の転職に有利な資格

・介護職員初任者研修 以前は、ホームヘルパー2級の資格が改名しました。ケアマネジャーなどは受験資格が厳格ですが、介護福祉関係の資格のファーストステップ介護職員初任者研修は40代の転職では役に立ちます。求人数は多いですが、介護福祉関係は覚悟が必要な資格でもあります。体力的にも精神的にも最初は辛いでしょうが、実績を積めばステップアップもできる資格です。

・保育士 主婦の子育て経験を活かせるのが、保育士の資格です。全国的に、保育士の数はまだまだ足りていないのが実情です。保育士=保育園とのイメージですが、児童家庭支援センターや民間企業の託児所、ベビーシッターやベビー一時預かり所など活躍の場は、意外と幅広くあります。

・事務経験者には有利な医療事務系の資格 主婦の社会復帰の入り口として人気なのが、医療事務系の資格です。しかし、実際には「有資格で未経験」よりも「無資格でも経験者」の方が採用されやすいと言われています。誰もが頼れる資格ではありませんが、中高年を積極的に採用する会社や施設も多いですし、求人数も多いので、ある程度のプラス評価になる資格と考えるのが無難です。

40代の未経験からの再就職に有利な資格

・第二種運転免許 タクシー運転手になれる第二種運転免許は、女性でも男性でも40代で取得している人が多い資格です。タクシー業界は運転だけでなく、接客マナーなども要求される資格ですが、求人数が全国的に多くて、中高年も活躍できる業界です。タクシーは様々な用途があるので、女性ドライバーを積極的に採用する会社もあります。また、自分次第で仕事のペースを組み立てることも可能で、将来は独立して個人タクシーをすることもできます。免許さえ取得すれば、すぐに再就職もできるうえ、将来を見据えた働き方もできます。 ・登録販売者 販売系の職歴がある人や医療系の知識がある人の再就職に有利な資格が、一般用医薬品を販売するために必要な登録販売士の資格です。以前は実務経験が必要でしたが、現在は法改正により、誰でも受験できます。ドラッグストアの数が伸びているのは、実感できる現象であり、販売系の資格ではトップと言ってもいいでしょう。 ・通訳案内士 海外からの観光客を案内し、日本の文化や伝統を英語または多言語で伝える仕事です。通訳案内士はフリーランスで働く人も多いですが、日本観光通訳協会などに登録し仕事をもらうこともできます。英語の素養がある旅行好きの主婦で、ツアーコンダクター的なスケジュール管理や予約などの細かな業務にも自信がある人には、東京オリンピックに向けて需要が広がりつつある資格です。旅行スケジュールの管理やホテルの予約といったツアーコンダクター的な業務も担当します。

今からでも遅くない!40代の資格取得の勉強方法

資格取得を目指そうと思った瞬間に、40代の頭によぎるのは「記憶力の低下」ではないでしょうか。若い時には丸暗記していた勉強方法は、40代には同じようにはできません。長年の経験から、物事には理由があるのを知ってしまった40代の脳は、何事にも理由付けをしなければ記憶として残せなくなってきているのです。 逆に言えば、理由付けすれば記憶できるのです。「理由付けして記憶する」方法に勉強法をかえましょう。ひとつひとつの記憶には時間がかかるかもしれませんが、記憶できないわけではありません。そのためのポイントをご紹介します。

反復学習

理由付けのある記憶は、過程が長くなるので、1回きりで覚えられるものではありません。何度も何度も繰り返して学習することで、記憶として定着します。復習とその頻度がひとつのポイントになります。 前日に勉強をしたことを翌日に復習するのは、定着させるための習慣の第一歩にすぎません。1週間後、1カ月後にも復習をし、最低でも3度の復習ができれば、40代でも記憶として定着します。

すきま時間学習

40代は、仕事や家事、家族との時間など別なことと並行して勉強している方が多いはずです。落ち着いてゆっくり本と向き合う時間を取れるないのであれば、すきま時間を有効に活用すればいいのです。復習は、それほど時間を取る必要もないし、復習の回数を増やすことの方が重要です。スマホで使えるアプリや画像を行こうに活用すれば、移動時間や家事の間の休憩時間も復習の時間にあてることができます。

バランスのいい学習

書くことで覚えることができるタイプ、教えることで覚えるタイプと自分を分類したことはありませんか? これは学習する=インプットだけでなく、記憶の定着にはアウトプットも大切であることの証明です。「書く」ことや「教える」ことにより、記憶を何らかの形に表現することが復習になっているのです。記憶した事柄を理由付けとともに箇条書きにしてみたり、1か月後の復習のために自分への小テストを作ってみるなど、頭の中から出してみたりしてみるのも効果的です。インプット=入れるばかりでは、頭の中にあることがさび付いて、必要な時に出すことができなくなってしまいます。

記憶力よりも気力の低下が問題

同じことを繰り返して学習することや以前に比べて時間がかかってしまうことは、記憶力の低下よりも、気力の低下で集中できないほうが問題として大きいかも知れません。気力を維持するには、目的意識をはっきり持ち、自分の中でいつまでに資格を取得するか期限切りをするといいでしょう。資格取得を自分の中で理由付けすれば、人生も折り返しきた40代からの時間を無駄にしないように気力が出るはずです。そこに記憶力がついてきます。

40代からの資格は目的がはっきりしたものを!

40代からの転職・再就職の資格取得には、数々の人気のおすすめ資格があります。専門性の高いもので経験やスキルと繋がる資格のほうが、転職や再就職に効果的です。新しい職種へのチャレンジならば、中高年でも就労している業界の資格が狙い目です。 40代女性の転職におすすめの資格は、ファイナンシャルプランナーやMOS、インテリアコーディネーターなど、40代男性には基本情報技術者や2電工・乙4などです。40代主婦の転職には、介護系や保育士もいいでしょう。また、未経験からの再就職には、第二種運転免許や登録販売士などがおすすめです。 40代の資格取得には、反復学習・すきま時間学習・バランスのいい学習、記憶力よりも気力が勝負のカギになります。やると決めたら、まずはしっかり向き合ってとことんやってみましょう。

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