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【業界研究】人材業界の現状・今後の動向・将来性を学ぼう

業界・企業研究

近年は働き方が多様化し、労働形態を途中で変更したり転職したりする方も多くなりました。このような世の中の変化に合わせて、近年存在感を強めているのが「人材業界」です。今回は、人材業界に注目して、現状や動向、将来性などをご紹介していきます。人材業界に就職したいという方や、業界研究をしている方は、ぜひ目を通してみて下さいね。

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人材業界研究:現状

最初にご紹介するのは、人材業界の現状。人材業界は今、どのような状況なのか、基本情報や業界シェアから読み取っていきましょう。

人材業界の現状:基本情報

以下は、平成25年~平成26年の、人材業界の各データをまとめた情報です。 ・市場規模:1兆1895憶円 ・労働者数:21942人 ・平均年齢:36.0歳 ・平均勤続年数:5.7年 ・平均年収:486万円 引用元:「業界動向.SEARCH.COM(※1)」 人材業界の基本情報の中で、特に目立つのが、平均勤続年数の短さです。他の業界と比較すると、やや短い印象を受けます。さまざまな人の転職活動や企業の求人情報などを目にする機会が多い職業なので、自分自身の転職やキャリアについても、考える機会が多いのかもしれませんね。 平均年収に関しては、標準的な金額と言えそうです。ちなみに、2015年に統計された、労働者の平均年は440万円と言われています(※2)。上記の金額を標準と考えると、人材業界企業の486万円という平均年収は、標準的な金額ということになります。

人材業界の現状:業界シェア

続いて、人材業界の業界シェアをご紹介していきます。1兆円を越える人材業界の市場ですが、その内訳はどのようになっているのでしょうか?以下は、平成25年~平成26年の売上高を元にしたランキングです。 ・業界シェア1位:テンプホールディングス ・業界シェア2位:パソナグループ ・業界シェア3位:メイテック 引用元:「業界動向.SEARCH.COM(※1)」 人材業界の業界シェア1位は、テンプホールディングス。業界シェア率は30.5%、売上高は3624憶円となっています。業界全体の市場の3割以上を独占する、好業績で、2位以下を大きく突き放しています。 続いて、シェア率17.5%、売上高2086憶円で2位にランクインいたのは、パソナグループでした。1位のテンプホールディングスの業績と比べると、大きなリードを許していますが、3位以下にも大きな差を付けており、充分高い業績となっています。 業界シェア3位はメイテックでした。業界シェアは6.3%、売上高は749憶円。1位・2位が圧倒的とも言える業績を誇っており、人材業界のツートップとも言えそうですね。

人材業界研究:動向

続いて、人材業界の動向を追っていきましょう。人材業界が抱えている課題や業界規模の推移を詳しく見ていきます。そして、それらの情報を元に、人材業界の将来性について考察していきます。

人材業界の現状:課題

人材業界の課題や問題点を見ていきます。業界研究をしている方は、課題や問題点の解決方法なども考えてみましょう。人材業界の将来性など、新たに見えてくるものがあるかもしれませんよ! 人材業界の課題1:市場への対応力の強化 人材業界は、景気や社会の情勢、規則の緩和・強化などの変化を受けやすい業界だと言われています。その為、社会情勢や人材派遣に関する規則の強化などに急な変化があった際、いかに柔軟な対応ができるかが、業界の今後を左右するという見方もされています。今後の人材業界は、いざという時に柔軟に対応できるよう、各方面への対応力を一層強化していく必要があると考えられています(※3)。 人材業界の課題2:企業側の状況の変化 リーマンショック後、これまで人材業界企業を利用する立場にあった各業界の企業側に、経営や派遣社員の受け入れ態勢において、大きな変化が起こりました。また、派遣法が改正される動きが見られたことにより、従来の条件や待遇では派遣社員を受け入れることができなくなったこともあり、各業界の企業の中には、人材業界企業の活用を控える動きも起こったそうです。人材業界企業にとってクライアントとなる立場にある各業界のこのような変化や疑問、不安を解消し、法律などを遵守した人材派遣の活用法を考え、それらを普及させていくことが、人材業界の大きな課題の1つだと言われています。(※4) 人材業界の課題3:グローバル人材サービスの強化 上記でも述べたように、人材業界は、景気の影響を受けやすい産業です。好景気の場合は、各業界の企業でも人手不足になり、人材業界の出番も多くなります。不況の場合は、各企業の採用数が減少するため、人材業界の市場規模や業績も落ち込みやすいのです。このように、日本の景気に左右されない経営をしていく為には、海外進出が重要だと見られています。海外に現地法人を設置し、海外における人材派遣業などを進めていくことで、日本の不況に左右されない安定性のある経営が可能になるというわけです。海外進出やグローバル人材サービスの強化に成功した人材業界企業が、今後は業績を伸ばしていく可能性も多いにあり得ます。(※5)

人材業界の現状:市場動向

続いて追っていくのは、人材業界の市場動向です。業界規模の推移を詳しく見ていき、その情報を参考にして人材業界の今後や将来性を考察していきます。 人材業界の市場動向:業界規模の推移 以下は、平成17年~平成25年までの、人材業界の市場規模の推移をあらわしているグラフです。

引用元:「業界動向.SEARCH.COM(※1)」 平成17年~平成19年にかけて、急成長を見せている人材業界の業界規模。しかし、平成20年にわずかに減少傾向に転じた後は、平成21年に大きく落ち込みます。一連の流れの背景としては、平成19年までは、女性の社会進出や規制緩和により業界規模は大幅に増加。平成20年からは、リーマンショックなどの影響により、各業界の企業の雇用環境が悪化し、大幅に減少したと考えられます。 しかし、平成23年以降は京福傾向に転じ、再び順調に業界規模を拡大しています。国内の景気が回復したことで、各業界の企業の雇用環境も改善されたためだと見られています。 人材業界の現状:将来性 これまでご紹介してきた、現状や動向、業界規模の推移などを参考に、人材業界の将来性について考察してきます。 現在、人材業界はリーマンショックによる影響から立ち直り、順調に業界規模を拡大しています。しかし、リーマンショックの前例もあるように、人材業界は景気や社会の情勢の影響を非常に受けやすい業界です。長い目で見ていけば、今後再び金融危機が起こったり、日本の景気が急激に失速したりした場合、大打撃を受ける可能性が大変高いと言えるでしょう。 そのような問題に直面した時に、いかに迅速かつ柔軟な対応を取れるかどうかによって、人材業界企業、更には業界全体の今後は、大きく左右されるでしょう。業界全体に影響を及ぼすような変化や事件が起こった際に、最善の選択を取る為にも、人材業界は今から、課題や問題点を改善していく必要があります。例えば、日本経済が失速した際に少しでも影響が出にくくするためにも、海外進出を進めたり、規制の強化・緩和にすぐに対応できるよう、サービスやプランの在り方を見直したりすることが大切です。

人材業界研究:業界研究本

最後に、人材業界について、より深く研究したいという方に向けて、おすすめの業界研究本をご紹介いていきます。

1.図解入門業界研究最新人材ビジネスの動向とカラクリがよ~くわかる本

業界研究の定番とも言えるシリーズです。人材業界のシステムや基本を学ぶことができます。

2.人材紹介の仕事がよくわかる本

人材業界の仕事内容について解説している書籍です。社会に出る前に、「人材業界で働くとはどういうことなのか?」学んでおきたい方におすすめです。

3.最新版 派遣から紹介にシフトする人材紹介ビジネス―「職業紹介事業への移行と派遣・請負との兼業」経営戦略

人材業界の今と今後について学べる書籍。人材派遣ビジネスを中心に、規制などによる市場の縮小に対して、人材業界はどのように対応していくべきか述べられています。

人材業界の企業研究もはじめよう

業界の動向・課題と合わせて、各企業のランキングから、優先順位を付けて、それぞれの企業の研究を行っていきましょう。こちらの記事がおすすめです。

人材ビジネスの動向を知るならこれ!

新卒入社、転職活動で人材業界を目指すなら 人材ビジネスの動向を知る必要があります。 この本は人材ビジネスの動向が詳しく書かれているので もし、あなたが人材業界への就職を 検討しているなら大変おすすめな一冊です!

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