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看護師試験の難易度と合格率・合格するためのポイント

更新日:2020年08月14日

資格・検定

看護師になる試験は国家試験です。病院だけでなく、訪問看護ステーションや保育所、特別養護老人ホームなど多くの場で看護師が活躍しています。看護師国家試験を受ける資格や試験の難易度、合格率、合格ライン、受験のポイントなど、関連する事項を紹介します。

看護師試験を受ける資格は?

看護師は病院や診療所だけでなく、老人ホームや障害者援護施設などで主に看護を行なう医療従事者で、医療や福祉を支える重要な職種です。看護師になるには、大学や専門学校などの看護師養成校で基礎看護教育を受け、看護師国家試験に合格しなければなりません。看護師国家試験を受験するには資格制限があって、誰もが受けられるものではありません。

看護師国家試験の受験資格は?

資格要件としては、次のいずれかを満たすものになります。 ■文部科学省指定の大学で、看護師になるために必要な学科を修めて卒業した者(卒業見込みを含む)。 ■文部科学省指定の学校で、3年以上看護師になるのに必要な学科を修めた者(修業見込みを含む)。 ■都道府県知事指定の看護師養成所を卒業した者(卒業見込みを含む)。 ■准看護師免許を得た後3年以上業務に従事している者、又は高等学校もしくは中等教育学校を卒業している准看護師で、指定大学、指定学校又は指定養成所において2年以上修業した者(修業又は卒業見込みを含む)。 ■海外の看護師養成学校を卒業した者か、海外にて看護師免許を取得した者で、厚生労働大臣が資格を認めた者。 ■インドネシア、フィリピン、ベトナムからの看護師候補者で、日本語の語学研修及び看護導入研修を受け、かつ、研修の終了後、病院において看護師の監督の下で国家資格取得を目的として就労している外国人看護師候補者のうち、厚生労働大臣が資格を認めた者(見込みを含む)。 ■旧法に定める看護婦養成所、甲種看護婦養成所を卒業した者。

看護学校などのカリキュラムは?

看護師を養成する看護学校は全国に700校以上ありますが、そこのカリキュラムはどのようなものでしょうか。3年課程の場合、97単位、3000時間以上が看護師免許の資格取得要件となっています。このうち実習が23単位で1035時間、約3分の1を実践にあてているのが看護師教育の特徴です。

■基礎分野(13単位):数学、物理、化学などの自然科学、社会学、国際関係などの社会科学、哲学、心理学などの人文科学など、科学的な考え方を基礎から学びます。 ■専門基礎分野(21単位):解剖生理学や生化学、薬理学、病理学、微生物学など、専門職として必要な知識の他、社会福祉学、公衆衛生学、医療社会学、保健医療制度や社会保障制度など人間と社会との関係についても学びます。 ■専門分野Ⅰ(13単位):看護の本質を追求する科目や、対人関係能力、倫理的判断を養成する科目など、看護の基礎的な理論と技術を学びます。 ■専門分野Ⅱ:母性看護学、小児看護学、成人看護学、老年看護学、精神看護学など、妊婦から老人までと精神保健に関する各種看護学を学びます。 ■統合分野:看護専門職として実践できる能力を取得する分野として、在宅看護論と看護の統合と実践の内容を学びます。

看護師国家試験の難易度と合格率

看護師試験にはこの数年間は毎年6万人を超える人が受験し、5万5千人前後の人が合格しています。従って合格率は90%前後の高い数字で推移していますが、合格率が高いからといって難易度が低いということにはなりません。看護学校などでの厳しい教育カリキュラムを経てきた人たちだからこそ、合格できるものなのです。

看護師国家試験の合格率は?

看護師試験の受験者数、合格者数、合格率を2010年からみてみましょう。 年   受験者数  合格者数 合格率% 2010  52883  47340  89.5 2011  54138  49688  91.8 2012  53702  48400  90.1 2013  56530  50224  88.8 2014  59725  53495  89.6 2015  60947  54871  90.0 2016  62154  55585  89.4 2017  62534  55367  88.5

合格率は90%前後で推移していますが、受験者数の多い新卒(現役)の人の合格が数字を押し上げています。2017年の試験では新卒の人の受験者数は56381人で、合格者は53117人、合格率94.3%になっています。既卒や外国人枠では合格率は低く、かなり高い難関になっています。

新卒ではない人たちの合格率は?

既卒の人たちの合格率はここ数年40%前後で推移しています。 2017年のデータを見てみましょう。 大学や養成所など3年課程の既卒者  47.9% 短大や養成所など2年課程の既卒者  26.9% その他、高校・高校専攻科などの既卒者をあわせて合格率を平均すると35.6%です。

既卒の人たちの多くは看護助手として働きながらの受験勉強ですので、仕事優先になって勉強の時間が十分にとれないことが合格率が低いことの主因なのかもしれません。また、EPAと呼ばれる外国人看護師は言葉、特に漢字の壁が高く、新卒相当で2.7%、複数回のチャレンジになると思われる既卒相当でも18.5%という低い合格率です。

看護師国家試験の合格ボーダーラインは?

看護師試験の問題には、必修問題と一般問題、状況設定問題の3種類があります。必修問題と一般問題は1問1点、状況設定問題を1問2点として、次のような合格ボーダーラインが設定されています。

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初回公開日:2017年05月26日

記載されている内容は2017年05月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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