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「身の引き締まる思い」の意味と使い方・例文や類語・メールでの例

更新日:2024年07月30日

メール・手紙

皆さんは「身の引き締まる思い」という言葉を日常でよく耳にするでしょう。しかし、正しい意味や使い方をしている方は少ないのではないでしょうか。今回はそんな「身の引き締まる思い」の意味や使い方、類義語の紹介や実際にどのように使用するかなど、詳しくご紹介していきます。

目上に決意表明をするなら敬語で

「身の引き締まる思い」は目上にも目下にも使う言葉です。しかし目上に使うときには、丁寧な敬語を使うことになるので、「身の引き締まる思い」という言葉とともに定型のフレーズとして覚えておくと便利でしょう。「身の引き締まる思いがいたします」と「身の引き締まる思いでおります」は非常によく使われるフレーズです。どちらも謙譲語ですので、目上の方にも使えます。たとえば送別会で上司から激励の言葉を頂いたとします。そんなとき、やはり送られる側もしっかりとお礼の挨拶をしたいものです。 例)ただいま○○部長からあたたかい激励のお言葉を賜りましたが、私が新入社員だったころ、社会人としての基本から指導してくださったのも、当時課長だった○○部長でした。私は育ててくださった△△支社を旅立ち、新たに●●支社で頑張ることになりましたが、初めての土地で新しい業務に就くことになるので、身の引き締まる思いがいたします。新天地でも支社の皆さまに教えを請いながら、力を尽くしてまいりたいと思います。

取引先への転任・新任挨拶も敬語を使う

異動などで担当を離れる時や新たに担当となったときは、異動まで日数がなかったり先方も異動で忙しかったりで、なかなか直接会って挨拶するのは難しいことがあります。このようなとき、顧客に直接会えなくても、挨拶状ぐらいは送りたいものです。丁寧な挨拶状を送ることで、取引先と後任の担当者のビジネスがスムーズになる効果が期待できます。 例)私事ですが、4月より札幌支社に異動することになりました。初めての土地なので身の引き締まる思いがいたしますが、△△様から頂いた教えを胸に、頑張ってまいりたいと存じます。後任には同じ営業三課の□□が担当させていただくことになりました。改めて□□がご挨拶に伺わせていただきますので、今後とも□□にご指導賜りますようお願い申しあげます。

メールで使う場合の「身の引き締まる思い」とは

内定通知が届いたら

内定通知が届いたら、その会社に就職が決まったということになります。所属部署が決まっていない場合は直属の上司はまだわかりませんが、面接で顔を合わせたことがある人事担当者には、お礼のメールを送ることがあります。入社前に少しやり取りをしておくと、緊張がほぐれますので、できれば内定通知が届いたら、お礼を兼ねて挨拶をしておきたいものです。ここでも「身の引き締まる思い」がよく使われます。 例)採用のご連絡を頂き、有難うございます。今から入社日を待ち遠しく思うとともに、身の引き締まる思いを強く感じております。

新任挨拶のメール

前任から担当する顧客を引き継いだら、なるべく早く挨拶をしたいものです。最近では書状ではなく、メールで挨拶をするところも多くなりました。メールでも第一印象となる挨拶は大切なものなので、きちんとした言葉づかいで書くようにしましょう。 例)このたび株式会社▼▼様を担当させていただくことになりました営業担当の●●でございます。弊社と長くお取引頂いている株式会社▼▼様を担当させていただくことは、重責に身が引き締まる思いがいたします。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

環境が変わったら「身の引き締まる思い」で頑張る

いかがでしたでしょうか?今回は「身の引き締まる思い」について、例文を用いて意味や用例をご紹介してきました。「新たな気持ちで頑張ります」という気持ちを伝えるのに、この「身の引き締まる思い」はたいへん便利なフレーズだといえます。 社会人になるとあらゆるところで転機があり、新入社員として入社したとき、歓迎会を開いてもらったとき、送別会で送りだすとき、昇進したとき、転勤になったとき、使用する場面は、さまざまありますが、挨拶をする機会があったら、ぜひ「身の引き締まる思い」を使ってみてください。意味のわからないまま使うということがないように、しっかり理解しましょう。 今回の記事が読者の方のお役に少しでも立てれば幸いです。

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初回公開日:2017年05月31日

記載されている内容は2017年05月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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