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更新日:2024年08月19日
ビジネスシーンでよく使う「ご相談」という言葉ですが、敬語として正しいものなのでしょうか?また、どのようにすれば正しい敬語として使えるのでしょうか?「ご相談」という言葉をテーマに、正しい敬語の使い方やさまざまな言い回しをご紹介しています。
目次
仕事や人間関係などで問題があった時、誰かに相談する方も多いのではないでしょうか?そんな時、家族や友人、仲が良い同僚が相手であれば、「ちょっと相談したいことがあるんだけど…」と気軽に言えますよね。 しかし、相手が職場の上司や社外の人物であれば、こちらの相談を聞いてもらうわけですから、敬語を使わなければなりません。そんな時、「ご相談」という言葉を使う方もいらっしゃるかもしれませんが、このような敬語の使い方は正しいものなのでしょうか? 今回は、ふとした時に疑問に思いやすい「ご相談」という敬語について考えていきます。
結論から言うと、「ご相談」という言葉は、敬語としては正しいものです。 「ご相談」は、大きく分けて3つ、一部では5つあると言われている敬語の種類のうちの、謙譲語に分類されます。相談するという相手にまで影響を及ぼす行為を、謙って表現している言葉なのです。 問題は、「ご相談」の後に続く言葉です。「ご相談があります」「ご相談させて下さい」などの数々の言い回しが存在しますが、後に続く言葉によっては違和感があったり、不自然だったりします。
「ご相談」の後に続く言葉として、特におすすめしたいのが、「ご相談させて下さい」という言い回しです。こちらは、敬語として正しい使い方をしている言葉なので、上司や目上の人物に相談したいことがある場合は、「ご相談させて下さい」と尋ねると、丁寧に話を切り出せますよ。 では、「ご相談」の後に続く言葉として、どのようなものが不適切なのでしょうか?
上記で、「ご相談」に付いている「ご」は、相手にまで影響を及ぼす行為である「相談」の謙譲語であるとご紹介しました。 しかし、「ご相談に乗って下さい」という言葉では、尊敬の「ご」へと意味が変わっています。自分から相手にする相談という行為に、尊敬の「ご」を付けている形になり、違和感がある言い回しになってしまっているのです。 このような場合は、「明日のミーティングの件について、相談がございます」などと表現した方が、敬語として適切と言えるでしょう。
「ご相談がある」という言葉に、違和感を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?この言い回しは、謙譲語の「ご」が「相談」についた形となっているので、「ご相談」という敬語そのものは間違っているわけではありません。 違和感の原因は、敬語になっている「ご相談」に対して、後に続いている「ある」が敬語になっていない所にあります。 このような場合は、「相談があるのですが…」と素直に伝えた方が、敬語とそうでない言葉という組み合わせを避けられるので、違和感なく意志を伝えることができますよ。
今回は、「ご相談」という敬語が正しいのかどうか、そして正しく使うにはどのように使えば良いのかについてご紹介してきました。 しかし、「ご」を付ける場合や、付けないで「相談」と言った方が無難な場合もあり、使い分けにいまいち自信がないという方もいらっしゃると思います。 そこで、「ご相談」と同じような意味を持つ敬語や言い回しをご紹介していきます。どうしても「ご相談」の使い方に自信がない場合は、以下のような表現を使ってみてはいかがでしょうか? ・少しお時間を頂いてよろしいでしょうか? ・お知恵を拝借したいのですが ・○○の件で頭を痛めておりまして、 引用元:※1 どの言葉も敬語や丁寧な言い回しになっており、それでいて「ご相談」と同じような意味を持っています。 「ご相談」の使い方に迷ったり、いつも同じような文章や言い回しになってしまったりする方は、上記のような言い回しを覚えておくと便利ですよ。
いかがでしたでしょうか?今回は、「ご相談」という言葉をテーマに、正しい敬語なのかどか、そして正しく使うにはどのようにすれば良いのかを考えてみました。 「ご相談」はビジネスで使う頻度が多い言葉なだけに、敬語として正しい使い方ができないと、恥ずかしい思いをすることになってしまうかもしれません。 「ご相談」そのものは、敬語として正しい使い方ですが、その後にどのような言葉を使うかによって、違和感がある言い回しになってしまう可能性があります。 「ご相談」に続く言葉や、「ご相談」と同じような意味を持つ言い回しをいくつか覚えて、言葉のバリエーションを増やしておくと、いざという時に心強いですよ!
記載されている内容は2016年11月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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