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獣医の転職方法|獣医の企業務め・公務員での転職の場合は?

更新日:2020年08月14日

職種研究

獣医師として働くには、六年間大学に通い獣医師国家試験に合格しなければいけません。医師が9割以上臨床系の現場に就職するのに比べ、獣医師には様々な就職先としての選択肢があり、転職も珍しくはありません。獣医師の転職先にはどのようなものがあるのでしょうか。

獣医師とは

獣医師とは、ヒト以外の動物の治療を行う医師のことです。牛・馬・豚などの産業動物や、鶏・めん羊・山羊などその他の家畜、また犬や猫などの伴侶動物と呼ばれるいわゆるペットの診察・治療を主な業務としている臨床獣医、”動物病院のお医者さん”というのが、世間一般の持つ獣医のイメージですが、実際にはその他にも色々な活躍の場が用意されています。

獣医になるには

まず、獣医師になるには高校を卒業し、獣医学科が設置されている大学の入学試験に合格しなくてはいけません。近年獣医学科のは手に職系の職業ということもありうなぎのぼりで、入試倍率は5倍から多いところでは13倍以上にもなります。 入学試験に合格したあとは、六年間の専門教育を受けます。人間の医者がヒトの体の構造や病気のメカニズムなどを深く勉強するのに対し、獣医学科では多くの動物それぞれの解剖学的知識や薬物の体内での動態に関する動物種差、動物種固有の感染症などを学びます。しかし獣医師免許を手に入れるためには、六年間の大学生活の最後に獣医師国家試験に合格しなくてはいけません。

獣医師の平均的な収入は?

上記のように資格を取得するまでに相当の年月や学費などの費用、そして努力を必要とする獣医師ですが、数値データだけで見ると現在の平均年収は勤務医師に比べて約二分の一となっています。

獣医師の年収の平均は、616万円でした。(厚生労働省の調査を基にした調査サイト調べ) ここ数年の平均年収推移は553万円~656万円となっています。

勤務医師の平均年収(厚生労働省調べ) 年収:1,479万円(厚生労働省調べ) 月収:123万円 大学病院の医局に進んだ場合は、 講師で700万円台、助教授で800万円台、教授で1000万円といわれています。 平均年収は:800~1000万 開業医になると平均で平均年収は1200万円~2000万円台と大幅に増える可能性があります。

人間の医師と比べてみるとその差に愕然としますが、獣医師はそれでもなおの職業です。人間の医師の場合は9割以上が実際に人々を治療する臨床現場で業務につきますが、獣医の場合はその限りではありません。就職先の選択肢が幅広いということも、このを後押ししています。年収だけでなく、勤務地や仕事としてのやりがい、職場環境など、自分の職業に求めるものは人それぞれでもあります。

獣医師が活躍できる職場とは?

獣医師の働き方には、大きく分類して3つのタイプがあります。一つは、人間の医師のように実際に動物を治療し医療の現場に立つ臨床系。次に、保健所や検疫など行政の仕事に関わる公務員系、最後の一つはペット用の保険会社や製薬会社など一般企業に勤める企業系です。

臨床系の仕事内容

臨床系は、動物の治療が主な業務です。犬や猫などさらに人々に身近な伴侶動物(いわゆるペット)を診療する小動物系と、牛や豚などの家畜を診療する産業動物系に分かれています。 小動物系の場合は、犬や猫の去勢・避妊手術や毎年のワクチン接種の他にも、病院によっては誤って飲み込んでしまったおもちゃなどの摘出や骨折、ヘルニア、ガンの治療などの高度な医療も行なっています。 産業動物系では、主に飼養頭数の多い家畜である牛・豚・鶏を対象とした診療が多いです。牛の場合は人工授精から妊娠中の健康管理、分娩までの子牛が生まれるまでの一連の流れを受け持ったり、農場に蔓延している感染症の治療、コントロールに努めたりといった業務があります。

臨床系のメリット

これら臨床系のメリットといえば、やはり『実際に命を助けられる』というポイントが挙げられます。 他の公務員系や企業系に比べて圧倒的に動物と接する機会の多い臨床系は、治療がうまくいけばオーナー(飼い主)に直接感謝されることもあるため、やりがいが強く感じられる職場です。また、常に様々な種類の症例を担当し日々研鑽を積むことができ、学会や勉強会などに参加したり、他の勤務医と常にお互いの技術や知識などを高め合ったりもできます。

臨床系のデメリット

やりがいのある臨床系にも逆に『肉体的疲労度や時間的拘束が他の職種に比べて多い』というデメリットがあります。命を扱う仕事であるため、当然大きな責任も伴いますし、常に神経を研ぎ澄ませていなければいけません。 また小動物系であれば、集中治療室で24時間注意を払わなければいけない犬や猫の担当になった時や、夜勤中に急患が担ぎ込まれた時などは帰宅する間も無く病院に数泊する場合もあります。大動物の場合は、自分より何倍も大きな動物を相手にするため、ハンドリングなどで物理的に疲労がたまりますし、踏まれる、押しつぶされるなどのアクシデントにより大怪我をおう危険性もあります。

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初回公開日:2017年05月20日

記載されている内容は2017年05月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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