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カナダへの移住方法|移住後の仕事の探し方・メリットとデメリット

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英エコノミスト誌が発表している「住みやすい都市ランキング」に毎年何都市も選出されるなど、理想の移住先として世界中から高い人気を集めているカナダ。実際カナダに移住するにはどんな条件をクリアしないといけないのでしょうか。移住に必要な条件の詳細に迫ります。

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カナダ移住は夢じゃない!?

カナダ移住は夢じゃない!?

多くの人が一度は憧れる海外移住。「いつかは海外に住んでみたい!」という夢を持ったまま時が過ぎてしまった、という方もいるのではないでしょうか。外国での居住権やビザというとなんだか難しいイメージがあって、いったいどのような条件で発行がされているのかご存じないかもしれません。カナダの永住権申請にはさまざまなプログラム用意されており、場合によっては日本から申請し、そのまま永住権が取れることもあります。ご自身が該当する条件がないか、是非チェックしてみましょう。

カナダ永住権(Permanent Resident)取得プログラム

カナダ市民と同じように就学、就労、投資、居住することができる永住権は、意外にも毎年2~30万人に発行されています。永住権申請に必要な各プログラムの詳細を見ていきましょう。

ファミリースポンサーシップ(Family sponsorship)

永住権の取得方法の中でも一番有名でポピュラーなのが、「家族や配偶者にスポンサーになってもらう」というもの。18歳以上のカナダ市民もしくは永住権保持者は、配偶者やパートナー、子供、両親、祖父母、などの永住権のスポンサーになることができます。

ケアギバー(Caregiver)

ケアギバー(Caregiver)

永住権申請時以前に、カナダでケアギバー(介護・介助・世話をする人)として働いていれば、幼児(Caring for Children Program)、高齢者や障害者(Caring for People with High Medical Needs Program)、住み込みでの介護もしくは介助(Live-in Caregiver Program)の3つのカテゴリーの中から永住権の申請をすることができます。カナダ国内でケアギバーとしての職務経験が必要になるため、ワーキングホリデーやビジネスビザですでにカナダで就労経験のある人向けのプログラムです。

スタートアップビザプログラム(Start-up Visa Program)

カナダで新しくビジネスや事業を始めようとしている人向けに用意されているのが「スタートアップビザプログラム」です。カナダ政府が認可している会社や組織にビジネスプランを承認(サポート)してもらうことで、申請が可能になります。

スキルドイミグランツ(Skilled immigrants)

職業面での専門性を重視されるスキルドイミグランツですが、具体的には「連邦スキルワーカー」、「連邦スキルトレードプログラム」、「カナダ経験クラス」の3タイプに申請のクラスが分かれています。 この3つのプログラムは州独自のルールを設けているケベック州以外への移住が前提とされている他、各職業はNational Occupational Classification (NOC)としてSkill Type 0とSkill Type AからDまでの5つのカテゴリーに分類されており、申請するプログラムまたはクラス毎に申請条件となる職種が異なります。 【National Occupational Classification (NOC)】 ①Skill Type 0(ゼロ):マネージャー職 例:レストランマネージャー(支配人)、鉱山や採掘現場のマネージャー、漁船の船長など ②Skill Level A:専門職(学位などが必要な職業) 例:医者、歯医者、建築士など ③Skill Level B:技術職(大学などでの専門的な勉強や、トレーニングの必要な職業) 例:シェフ、電気工、配管工など ④Skill Level C:中間職(高校などでの勉強や、業務に関連したトレーニングを必要とする職業) 例:長距離トラックドライバー、食肉加工者、飲食業従事者 ⑤Skill Level D:労働職(通常、業務内でトレーニングを行う職業) 例:清掃業者、油田産業従事者、果物の収穫など

-①連邦スキルワーカー(Federal skilled workers) スキルタイプ0、スキルレベルAもしくはBに該当する職種に過去10年以内に1年以上(計1,560時間/週30時間)従事していた場合に申請できるプログラムです。職務経験以外に、語学レベルとしてはCanadian Language Benchmark (CLB)7レベルがあることを証明する必要があるほか、高卒以上の学歴の証明が必要になります。 そのほかには、6つの認定基準(Six selection factors)が設けられており、①英語もしくはフランス語(共にカナダの公用語)のスキル②学歴③職歴④年齢⑤仕事の内定があるか⑥申請者の移住先への適応スキル、のそれぞれからポイントが算出され、計67ポイント以上の獲得が申請の条件となります。

スキルドイミグランツ(Skilled immigrants)

-②連邦スキルトレードプログラム(Federal Skilled Trades Program) スキルレベルBに該当する職業で、申請前の5年以内に最低2年間のフルタイム勤務の経験があり、カナダ内の企業や会社から最短1年間の雇用(フルタイム)の内定が出ている場合に申請できるプログラムです。 前出の「連邦スキルワーカー」と比較すると、学歴は問われない点(高卒以上の学歴がある場合は加点対象)と、語学レベルの条件(スピーキングとリスニングがCanadian Language Benchmark (CLB)5レベル、リーディングとライティングは同試験の4レベル)が低めに設定されているほか、ポイント制ではなく、条件を満たせば申請を行えるのが特徴ですが、カナダ内の会社からの内定や、カナダ国内の州政府から資格証明証(Certificate of Qualification)が発行されている必要があります。

-③カナダ経験クラス(Canadian Experience Class) すでにカナダでの就労経験がある人向けのプログラムです。申請する年から数えて3年以内に、カナダ国内でスキルタイプ0、スキルレベルAもしくはBに該当する職種に1年以上(フルタイムの場合は計1,560時間/週30時間以上、パートタイムの場合は計1,560時間/週30時間以上もしくは計1,560時間/週15時間を24ヶ月)従事していた場合に申請ができます(個人営業(Self-employment)とフルタイムの学生の間に行った仕事はカウントされません)。 学歴は問われず(高卒以上の学歴がある場合は加点対象)、必要な語学レベルは、スキルレベルタイプ0もしくはレベルAで申請をする場合はCanadian Language Benchmark (CLB) 7、スキルレベルBで申請する場合はCanadian Language Benchmark (CLB) 5が必要になります。

以上の各プログラムは、ご自身のステータスで条件をどの程度クリアできるか、下記ウェブサイトから確認することができます。

ケベック移民プログラム(Quebec-selected skilled workers)

ケベック移民プログラム(Quebec-selected skilled workers)

ケベック州政府では、同州の移住を希望する申請者に対し、独自の条件やプログラムを用意しています。カナダ移住に際し、ケベック州への居住を希望する場合は、カナダ政府への永住権申請前に、ケベック州政府が実施しているcertificate of selection(Certificat de sélection du Québec)への申し込みが必要になります。 18歳以上のケベックで就職・定住する意思のある人が対象になり、申請はカナダ国外での職務経験も受け入れられるケベックスキルワーカークラス(QSW)と、ケベック州内での就学や労働の経験が必要になるケベック経験クラス(PEQ)の2つが用意されています。

-①ケベックスキルワーカー(QSW) 選定は、下記項目ごとにポイントが付与され、その合計点に基づいて行われます。独身者は50ポイント以上、配偶者を持つ申請者は59ポイント以上取得する必要があります。(2017年5月現在) 【選定ポイント】 学歴(プログラム申し込み前に取得できたもののみ有効) 職歴 年齢 語学スキル(英語とフランス語) ケベックでの居住経験とカナダ国民、もしくはカナダ永住権保持者との関係 カナダ企業から出ている有効な内定の有無 配偶者やパートナーを伴う場合、彼または彼女の詳細 19歳以下の子供を伴う場合、その人数

-②ケベック経験クラス(Programme de l’expérience québécoise/PEQ) ケベックでの居住経験が条件のひとつとされるケベック経験クラスの申し込みには、Québec graduate(学生)とSkilled temporary foreign worker(一時労働者)の2つのカテゴリーがあります。 >Québec graduate(留学生枠) このプログラムは、ケベック州から学位を得ている、もしくは得る過程におり、フランス語のレベルが中級以上(advanced intermediate)以上あることが申請条件とされています。 >Skilled temporary foreign worker(一時労働者) このプログラムは、現在技術職(Skilled Job)として就業している、もしくは過去24ヶ月のうち12ヶ月以上、ケベック州内で技術職をしていたことに加えて、フランス語のレベルが中級以上(advanced intermediate)以上ある場合に適用されます。ワーキングホリデーやインターンシップ中に行った職務経験もカウントされます。

ケベック移民プログラム(Quebec-selected skilled workers)

州指名プログラム(Provincial Nominee Program /PNP)

カナダの多くの州と準州(テリトリー)は「州指名プログラム」と呼ばれる各州独自の条件を元に移民の受け入れを行うプログラムを実施しています。移民は地域経済に貢献できる職歴や学歴、スキルなどを持ち、その地域に移住を希望している人物でなければなりません。移住に際し、申請者に求める条件や職業やステータスなどは各州によってことなります。

【参考サイト】

個人営業ビザ(Self-employed people)

個人営業ビザ(Self-employed people)は、カナダで個人事業主として活動したい人向けのプログラムです。主にアーティストやアスリート、農業経営者に向けて用意されています。アートやスポーツに関連した分野で、国際的に活躍した経験があり、カナダで同分野での貢献ができること、もしくは農場経営の経験があり、カナダで農場の購入、経営を予定していることを申請の条件としています。プログラム申請日から遡って5年以内に最低2年以上の活動もしくは経営の経験があることや、学歴、仕事での経歴、年齢、語学レベルなどを元にポイントが加算され、計35ポイント以上の獲得が申請条件となります。

アトランティックイミグレーションプロット(Atlantic Immigration Pilot)

アトランティックイミグレーションプロット(Atlantic Immigration Pilot)

アトランティック地方(ニューブランズウィック州、ニューファンドランド・ラブラドール州、ノバスコシア州、プリンスエドワード島州)への移住希望者を対象としたプログラムで、スキルドワーカーに対し二つ、学生に対し一つのプログラムが用意されています。最低でもCanadian Language Benchmarks in EnglishもしくはNiveaux de compétence linguistique canadiens in Frenchでレベル4、またはそのほかの認可されたテストで、同等レベルのスピーキング、リスニング、リーディング、ライティングのスキルを証明できることが条件とされます。職務経験などの条件は、プログラムによって異なります。

-①アトランティックハイスキルドプログラム(Atlantic High-Skilled Program) NOCスキルタイプ0、A、Bに該当する職歴があることが申請条件となり、申請からさかのぼって3年以内に、最低でも1年(計1,560時間もしくは週30時間)以上の職務経験があることが条件となるプログラムです。フルタイム、パートタイムなどの形態は必要時間(計1,560時間)を満たしていれば問われません。職務経験はカナダの国内外どちらのものであっても申請が可能です。 カナダでの高校もしくは高等専門学校卒業以上、もしくは外国で同等の教育を終了していることが条件となるほか、アトランティック地方の雇用主からのフルタイム(週30時間以上の有給の労働/季節労働でない)内定が必要になります。NOCスキルタイプ0、A、Bに含まれる職種で、永住権が発行されてから、少なくとも1年以上の契約が必要です。

-②アトランティックインターミディエイトスキルドプログラム(Atlantic Intermediate-Skilled Program) NOC スキルレベルCに該当する職歴があることが申請条件となり、申請からさかのぼって3年以内に、最低でも1年(計1,560時間もしくは週30時間)以上の職務経験が必要になります。フルタイム、パートタイムなどの形態は必要時間(計1,560時間)を満たしていれば問われません。職務経験はカナダの国内外どちらのものであっても申請が可能です。 カナダでの高校もしくは高等専門学校卒業以上、もしくは外国で同等の教育を終了していることが条件となるほか、アトランティック地方の雇用主からのフルタイム(週30時間以上の有給の労働/季節労働でない)内定が必要になります。NOCスキルタイプ0、A、B、Cに含まれる職種で、終身雇用(正社員)での契約が必要です。

-③アトランティックインターナショナルグラジュエイトプログラム(Atlantic International Graduate Program) 新卒学生向けのプログラムで、職務経験は問われません。最低2年以上の学位や卒業証明を取得しており、カナダで2年以上フルタイムの学生をしていたことが条件になります。申請からさかのぼって12ヶ月以内に卒業していること、アトランティック地方に、卒業からさかのぼって2年以内に最低16ヶ月住んでいたことに加え、アトランティック地方の雇用主からのフルタイム(週30時間以上の有給の労働/季節労働でない)内定が必要になります。NOCスキルタイプ0、A、B、Cに含まれる職種で、永住権が発行されてから、少なくとも1年以上の契約が必要です。

【参考サイト】

永住権以外でも!カナダ長期滞在ビザ

いきなり永住権での移住を狙うのではなく、まずは数ヶ月から数年間、試用期間としてカナダに住んでみた後に移住を決めたいという人や、現状では永住権の申請条件を満たしていないため、まずは別のビザを利用してカナダで経験をつみ、申請条件をクリアしたい、という人もいるかと思います。カナダでは永住権の申請以外にも数ヶ月から年単位で利用できる長期滞在用のビザが多数あり、ご自身の状況や目標に合わせて選ぶことができます。

観光ビザ(ビジター)

観光ビザ(ビジター)

日本人がカナダに入国する際、6ヶ月以内での観光・訪問であれば入国査証は不要です。滞在が6ヶ月を超える場合は、最初の滞在許可が切れる前に、カナダ国内でビジターとして観光ビザでの滞在延長申請(最長1年まで)が必要です。就労は認められていませんが、6ヶ月以内であれば語学学校での就学が認められているため、移住を決める前にカナダがどんな国か数ヶ月滞在して知りたい場合などに最適です。

学生ビザ(就学許可証/Study Permit)

6ヶ月を超える就学を予定している場合は、就学許可証を申請する必要があります。カナダでの就学経験が考慮される永住権申請のプログラムには、ケベック移民プログラムや、アトランティックイミグレーションプロットが挙げられるほか、「ポストグラデュエイト就労ビザ(post-graduation work permit/ PGWPP)」と呼ばれる、カナダでの就学期間に合わせて最長で3年間就労許可を発行してもらえるプログラムがあり、PGWPP期間中の就労経験を元に、永住権の申し込みを行うことが可能です。

ワーキングホリデービザ

ワーキングホリデービザ

ビザ申請の時点で、18歳以30歳以下の日本国籍を持つ人であれば、ほとんど誰でも申請することができるのかワーキングホリデービザです。下記の条件に該当し、ワーキングホリデービザを取得することができると、半年以内での就学と、1年以内での就業(オープンワークパーミット)の権利を得ることができます。 【ビザ申し込みの条件】 ①日本の国籍を有する ②パスポートの有効期限がワーキングホリデーの滞在期間をカバーすること ③年齢が、IEC登録時点で18歳以上30歳以下である (出発時の年齢ではありません) ④最低2,500カナダドル相当の資金を有している (およそ20~25万円) ⑤滞在する期間をカバーする医療保険に加入できる ⑥カナダに入国できる権利・資格がある事 ⑦往復航空券を事前に購入するか、帰国の航空券を購入できる資金を持っていること ⑧扶養家族が同行しないこと ⑨プログラム参加費(ビザ申請費用)の支払いができること

その他の就労ビザ

その他の就労ビザ

-①カナダ就労ビザ(Temporary worker) 最も一般的な就労ビザです。カナダサイドの雇用主からジョブオファー(内定)を受けた段階で、移民局へ申請をします。就労ビザでの滞在期間中は、同一の雇用主の元でしか働くことはできません。この期間の就労経験を元に、スキルドイミグランツやケアギバーなどのプログラムから永住権を申請することが可能です。

-②ポストグラデュエイト就労ビザ(post-graduation work permit/ PGWPP) カナダで受けた就学期間に合わせて、最短の8ヶ月から最長で3年間まで就労許可を発行してもらえるプログラムです。実際の就学期間をより長く発行することはできません。この期間の就労経験を元に、スキルドイミグランツやケアギバーなどのプログラムから永住権を申請することが可能です。

カナダ移住時の仕事探し

これまでにご紹介してきた、カナダに移住に必要な就労ビザは、ビザ申請の際に雇用主からのジョブオファー(内定)は必須ではないオープンワークパーミット(Open work permits)と、ビザ申請時に雇用主からのジョブオファーを得ていることが必須となるエンプロイヤースペシフィックワークパーミット(Employer-specific work permits)の2種類にわけられいます。その為、どの段階までに雇用先を確保する必要があるかは申し込むビザやプログラムによって異なります。

ビザやプログラム申し込みの時点でジョブオファーが必要な場合

①求人紹介のウェブサイトやエージェントを利用する

②働きたい会社へ直接問い合わせる 移住予定のエリアでご自身の職業にあった会社や店舗を探し、メールで履歴書とあわせてポジションに空きがないか確認してみましょう。会社によっては求人サイトなどに広告を出さず、自社のホームページ内に応募フォームを設けている事もあります。

カナダ現地で職を探す場合

前出の「①求人紹介のウェブサイトやエージェントを利用する」、「②働きたい会社へ直接問い合わせる」に加えて、現地到着後は下記2点も利用することができます。 ①紙媒体の求人をチェックする 現地の各種新聞、フリーペーパーのクラシファイド(Classified)、地域の掲示板や店舗での張り紙などのように、紙媒体で紹介されている求人広告も多く見られます。 ②友人、知人からの紹介 現地に着き、新しい友達や知り合いができたらすぐに自分が仕事を探していることを説明しておくといいでしょう。人と人の繋がりで、ネットでは得られなかった情報を得られたり、ポジションの空き状況などを紹介してもらえることもあります。

カナダ移住のメリット・デメリット

豊かな自然、教育水準高さ、治安の良さなどから、移住先として高い人気を誇るカナダですが、いったいどんなところが他国よりも魅力的なのでしょうか。移住前に心得ておきたい、デメリットとあわせてご紹介します。

カナダ移住のメリット

カナダ移住のメリット

①比較的簡単に移住できる 国土が世界第2位の998.5万平方キロメートルと、日本の約27倍もあるにもかかわらず、その人口は約3,616万人(2016年4月カナダ統計局推計)と日本の約4分の1しかないカナダでは、移民の受け入れを積極的に行っています。2017年も約30万人の移民受け入れを計画しており、これまでにご紹介したように、海外からの移住希望者に向けたビザプログラムも豊富に用意されているためか、このペースが続くと今後20年間でカナダの人口のほぼ50%を移民もしくはその子供が占めることにとも言われています。 ②福祉の充実 カナダでは福祉システムが非常に充実しており、医療費(歯医者を除く)、教育費(高校まで)などが無料です。また、カナダではCanada Child Benefit(CCB)と呼ばれる政府からの子供手当支給制度があり、世帯収入にもよりますが、一般的には日本に比べると支給額が多く設定されています(世帯収入年収70,000ドルで子供2人の場合、世帯収入年収30,000ドルで子供が1人の場合などは月500ドル前後支給されるとされる)。子供を含めた一家で移住を予定している場合にも利点が多いのが、カナダ移住のメリットのひとつです。 ③移民が溶け込みやすく、様々国の文化も楽しめる 前出の通り非常に移民の多いカナダ社会は、多様な民族が平和に共生し、一つの国家を形成する「モザイク社会」(mosaic society)の好事例として、世界から注目を集めています。公用語の英語とフランス語のほかにも、実に多様な民族が共存しており、新聞・雑誌などは40か国語以上で発行されているといわれます。カナダ国内には様々な外国人街(エスニック・タウン)があり、様々な国の本格的な料理や雰囲気を楽しむことができるほか、日系移民も多いことから、移住当初の情報収集が簡単である事や、都市部などでは日本の食品なども比較的手に入れ安いこともメリットとして上げられます。

カナダ移住のデメリット

①税金が高い 「メリット」のひとつとして、その福祉システムの高さをあげましたが、カナダではその分、税金などが高く設定されています。カナダにはGST(国税)と州税(PST)の2種類の消費税があり、州税(PST)は州によって税率が変わるほか、州によってはGSTとPSTを合算し、合算消費税(HST)として課税するところもあります。カナダ最大の都市であり、移住先としても人気のトロントなどのあるオンタリオ州では13%の合算消費税(HST)が化せられています。 ②公共交通機関がイマイチ バンクーバーやトロントのような都市部のダウンタウン以外のエリアに移住を予定している場合は、カナダでは日本と比べるとかなり交通が不便になりがちです。日本に比べると公共交通機関でカバーされているエリアが少ない事や、冬期は雪などの影響もあり、車が無いとかなり不便を強いられることになる場合もあります。移住の際には国際免許の取得や、現地での免許取得を視野に入れるべきでしょう。 ③仕事内容や給与面で妥協せざるを得ないことも 移住直後は言葉や、ビザ、現地での就労経験の有無などと、日本で就職先を探すのに比べれば、障害が増える事は否定できません。現地での就労経験がある程度つめるまでは、就職の際に仕事の内容や給与面で妥協を強いられる事もあります。カナダでは、転職を重ねてキャリアアップを図るというのは良くある話ですので、移住直後はあまり条件を絞り込みすぎずに、幅広い視野をもって就職活動をする事をお勧めします。

カナダ移住者ブログ

カナダ移住者ブログ

ネットで情報収集をする際に一番役立つのが、カナダ移住の先輩達たちが公開している生の情報です。現地での生活の様子や、ビザ取得の際のコツや苦労話などをブログで公開してる移住者も多く、経験者からの意見を見る事の出来る貴重な場となっています。移住準備の役に立つ、人気のブログを紹介します。

カナダ永住権取得を目指すブログ

現在カナダ人のパートナーとの間でコモンロー制度を利用し、永住権取得を目指しているAyaさんのブログ。2015年からケアギバービザ(ナニーとして)でカナダに滞在し、永住権は現在申請中とのことですが、以前にワーキングホリデービザも利用されていたとのことで、ワーホリ、ケアギバー、永住権(申請中)の3つ観点からの情報を読むことができます。

HAPPY BANANA’S BLOG

HAPPY BANANA’S BLOG

2013年に日本から連邦スキルワーカー(Federal skilled workers)プログラムに申請し、永住権を取得され、2014年から一家(子連れ)でカナダに移住をしたHappyBananaさんのブログ。現地生活に関するライフハックや、日本からワーホリや学生ビザでのカナダ滞在を挟まずに永住権を取得する方やアドバイスが詳しく書かれています。

カナダ移住に関するまとめ

いかがでしたでしょうか。海外移住と言うと、なかなかハードルが高く感じているかもしれませんが、ご紹介した通りカナダでは実に様々なビザや永住権の取得プログラムが用意されており、その他の英語圏の国に比べると比較的簡単に移住が出来る事も魅力の一つです。この機会にご自身が申請条件を満たすビザやプログラムが無いか是非確認してみて下さい。

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