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保健師の仕事内容を紹介|なるためにすること・給料・試験について

更新日:2020年11月06日

就活の業界・企業研究

皆さんは保健師と言う職業を知っていますか?一般的に知られているのは、大学などにいる学校保健師です。その他にも行政保健師や産業保健師などもあります。今回はそんな「保健師」の仕事内容や気になる給料事情などを詳しく解説していきます。

保健師の資格を取得するためには、看護師の資格を持っていなくてはならないので、まずは看護師になるための教育を受けなくてはなりません。看護師を養成する学校としては、大学・短大・専門学校などがあり、それらの学校に通って3年ないし4年間、授業を受けたり実習をしたりして卒業する必要があります。 看護師になるための教育を受け、看護師の免許を取得するための国家試験を受験して合格し、看護師の資格を得てから、保健師になるための勉強をして……といういうのでは、少し時間がかかりすぎて大変です。看護師養成の専門学校や大学・短大の看護学部などでは、保健師になるためのカリキュラムも備えているところがあります。少し大変ですが、そのカリキュラムを履修すれば、看護師と保健師の国家試験を同時に受験することができます。

国家試験に合格しなければなりません

以前は、看護師の国家試験は不合格だったけれども、保健師の国家試験に合格して保健師の資格を取得するというケースもまれにあったようですが、現在は、看護師の国家試験に不合格だった場合、保健師の国家試験に合格しても資格は取得できません。 もっとも、看護師の国家試験の合格率はほぼ90%ですから、この試験に不合格で保健師の国家試験に合格という例は、そう多いはずはありません。保健師の国家試験の合格率も85%以上で、年によっては100%に近いこともあり、医師国家試験と比較すると高い合格率です。

保健師の給料

国家資格を持っていなくてはならない職業ですので、一般的な労働者よりは給料は高くなりますが、勤務する場所の条件や、勤務年数などで収入は違います。

行政保健師

保健所や市町村の保健センターなどに勤務する行政保健師は地方公務員ですので、その地方自治体の俸給表が適用されます。厚生労働省「平成27年 国家公務員等実態調査」によれば、平均年齢46.7歳の平均月収は346,447円となっています。

産業保健師と学校保健師

民間企業などに勤務する産業保健師も、会社によって待遇や給与に大きな格差がありますが、平均すると地方公務員である行政保健師よりは若干収入は多いようです。学校保健師は、逆に、行政保健師よりも収入は少なくなりますが、その分、勤務先が学校なので、仕事そのものには少しゆとりがあるかもしれません。

保健師の国家試験

国家試験は、厚生労働省の管轄の「保健師国家試験」で、年に1回行われます。平成27年度は平成28年2月16日(火)に実施され、合格発表は3月25日(金)に厚生労働省とその地方厚生局および地方厚生支局に掲示されました。試験自体は大学・短大・専門学校の卒業前なので、「卒業見込み」で受験できます。厚生労働省の発表によれば合格率は89.8%でした。 試験地は各都道府県に1個所ではなく、かなり数が限られていて、北海道・青森県・宮城県・東京都・愛知県・石川県・大阪府・広島県・香川福岡県・沖縄県となっています。試験科目は、公衆衛生看護学・疫学・保険統計学・保健医療福祉行政論です。なお、受験料が5,400円かかります。

保健師と看護師の違い

看護師の資格がないと保健師になれないということなので、保健師は同時に看護師でもあります。看護師は医療現場で医師の指示のもと、看護師に許容された治療行為を行います。保健師の方も看護師の資格を持っていますから、看護師と同じように患者の治療などを行うこともできるのですが、応急の場合はともかくとして、実際は看護師にはできない保健師の仕事をすることになります。 わかりやすく言えば、看護師は病院や医院に勤めていて、病気やケガなどで来院する患者への対応をするのに対して、保健婦は自分が勤務する地域や組織のなかで、そこにいる人たちが病気やケガなどしないように、あるいは精神疾患などにかからないように、予防する仕事をするのです。その分、看護師よりも広い見地をもって予防対策をしなくてはならないことになります。

初回公開日:2017年05月14日

記載されている内容は2017年05月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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