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保健師の仕事内容を紹介|なるためにすること・給料・試験について

初回公開日:2017年05月14日

更新日:2020年11月06日

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就活の業界・企業研究

皆さんは保健師と言う職業を知っていますか?一般的に知られているのは、大学などにいる学校保健師です。その他にも行政保健師や産業保健師などもあります。今回はそんな「保健師」の仕事内容や気になる給料事情などを詳しく解説していきます。

保健師とは

保健師とは
※画像はイメージです
出典: https://www.pakutaso.com

「保健婦」と「保健士」が統一されて「保健師」になりました

かつて小学校や中学校には必ず「保健婦さん」がいらっしゃいました。医院や病院の「看護婦さん」とともに、女性限定の職業だった時代もありましたが、1993年に法律が改正されて、女性の保健婦のほかに同じ資格である男性の保健士への道が開かれました。看護の分野でも、女性の看護婦に加えて男性の看護士が生まれ、それまで女性だけだった看護学校(大学や専門学校などを含みます)に、少数ではありましたが男子学生が入学するようになりました。 その後これらの職業分野での男性の数も増加し、2002年からは保健婦と保健士という性差による区別をなくして、保健師として統一されました。同じようにして看護婦と看護士は看護師になり、さらに、昔は「産婆さん」などと呼ばれていた助産婦も、男性を加えた助産師とにりました。

保健師は法律で定められた国家資格です

保健師・助産師・看護師の資格を定めた法律である「保健師助産師看護師法」は、戦後間もない1948(昭和23)年にその最初のものが制定されました。その当時はまだ「保健師」という用語がなかったので、法律名は別のものだったのですが、もちろん趣旨は同じです。 この法律の第二条で「厚生労働大臣の免許を受けて、保健師の名称を用いて、保健指導に従事することを業とする者」が「保健師」であると規定されています。保健師には「免許」が必要だということですが、運転免許の例でもわかるように、その免許を所有していない者はその行為をしてはならないと禁止されているのです。 ではその「免許」はどのようにして取得できるのでしょうか。第七条に「保健師になろうとする者は、保健師国家試験及び看護師国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けなければならない。」とありますから、保健師と看護師の2つの国家試験に合格する必要があります。

保健師の仕事

保健師の仕事
※画像はイメージです
出典: https://www.pakutaso.com

保健師の職場には3種類あります

法律では「保健指導に従事することを業とする者」と規定されている保健師ですが、具体的にはどんな仕事をするのでしょうか。同じ資格を持った保健師でも、その仕事をする職場によって仕事の内容は違います。 保健師はその働く職場によって、行政保健師・産業保健師・学校保健師の3種類におおきく分けることができます。冒頭にあげた小中学校の「保健婦さん」は学校保健師ということになります。では、それぞれの保健師について、簡単にまとめてみることにしましょう。

行政保健師

行政保健師は、地方自治体の行政機関で働く保健師で、公務員ということになります。行政保健師はまた、保健所保健師と市町村保健師の2種類におおきく分かれます。保健所保健師は保健所で働く保健師、市町村保健師は市町村が運営する保健センターなどで働く保健師のことです。 保健所は、都道府県や政令指定都市、あるいは各地域の中核となる都市に設置されていて、医師をはじめとするさまざまな医療関係者が勤務しています。保健所保健師は、保健センターなどで働く保健師と同じようなこともしていますが、それに加えて、保健所の設置されている地域のケアセンターや、自治体が抱える健康問題などについて、他の医療関係者たちとともに、保健師としての専門性を強く出して仕事をしなくてはなりません。 保健センターは各市町村に設置されていて、保健所よりはるかに数も多いので、比較的狭い地域の保健業務を行います。そこで働く保健師は、その地域の母親の子育て支援や、心の悩みをもった人たちのメンタルケア、伝染病などの予防、その地域の住民たちの健康を増進するためのさまざまな仕事をします。健康についての相談を受け付けたり、場合によっては自宅訪問をしたりします。

産業保健師

産業保健師は公務員ではなく、会社員と考えるといいでしょう。企業で働く労働者の健康についての相談をするのがそのおもな仕事です。高度経済成長期には、働き過ぎて身体を壊したり、労働災害などを受けたりする労働者も多かったので、産業医がそのような労働者の病気やケガの治療にあたるとともに、保健師はそのような労働者のさまざまなケアを担当しました。 しかし近年は、肉体よりはむしろ精神的なケアを必要とする労働者が増えてきたので、そのようなメンタルケアは、精神科医というよりは保健師が担当することが多くなっています。専門の精神科医の治療が必要ということになると問題が難しくなるので、その手前でサポートするのです。また、海外勤務や海外出張なども増えていますので、その地域の伝染病や感染症に対する注意喚起とケアも、保健師の仕事として大事なものになっています。

学校保健師

大学には必ず保健センターなどが設置されていますが、そこに勤務して、学生や教職員の健康についての相談を受けるのが、学校保健師です。小中学校や高校の「保健婦さん」は、この保健師とは少し違っている場合もあります。というのは、保健師の資格を得るためには、看護師の資格を取得している必要があるのですが、小中学校や高校の保健師は、養護教諭の資格を持っていることが必要で、逆に看護師の資格は必ずしも必要とはされていません。 いずれにせよ、幼い子供ほど心のケアも必要になってきますので、保健師は同時に養護教諭でなくてはならないということは、納得できます。

保健師になるには

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出典: https://www.pexels.com

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