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自衛隊を辞めたいと感じる理由は?辞める流れや注意することを解説

更新日:2024年10月10日

退職ノウハウ

自衛隊に所属していて辞めたいと感じたことはありませんか。ここでは自衛隊を辞めたい理由や辞めるメリット・デメリット、辞めるための流れや対処法などを解説します。辞めた後の就職先としておすすめの業界も紹介しますので、退職に不安がある方はぜひ記事を参考にしてください。

1:退職の計画を立てる

退職手続きを始める前に、まずは退職の計画を立てましょう。 辞めたい理由や希望の退職日、退職後に転職するかどうか、転職先の予定など、退職するにあたっての今後の計画を決めておきます。 計画を決めずに手続きを始めてしまうと、スムーズに進められなくなる可能性があります。

2:自衛隊法を確認する

退職に関する手続きの中には、「自衛隊法」で項目が定められている場合があります。あらかじめ「自衛隊法」を確認しておくと、上官に退職の相談をする際に話が進めやすくなります。 退職に関しては「自衛隊法」の第31条と第40条に記載があります。事前に確認しておきましょう。 出典・参照: 自衛隊法|e-Gov法令検索

3:退職の意思を伝える

退職の手続きに進むためには、上官の上申が必要です。まずは自衛隊を辞めたいという旨を、上官との面談で伝えましょう。 退職の意思を面談で上手く伝えるために、「辞めたい理由」「今している活動」「これからの予定」の3点を説明できるように準備しておくと安心です。

4:「退職者調書」と「退職願」を作成する

上官の上申面談は、1階級ごとにそれぞれ行われます。すべての面談が終わると「退職者調書」と「退職願」が作成できます。 「退職者調書」と「退職願」は、人事担当者が退職者にヒアリングして作成します。人事担当者からのヒアリングにも答えられるようにしておきましょう。

5:共済組合の脱退手続き・装備品を返納する

退職願などの上申書類を提出してすぐに辞められるわけではありません。上申書類の提出後も、一定の期間は自衛隊に残る必要があります。 この期間内に共済組合の脱退手続きや、支給された装備品の返納を進めておきましょう。 ただし日常生活で使う支給品は、退職間際の返納で問題ありません。

6:身分証を返納する

上申書類提出後の所属期間を終えると、晴れて退職日です。退職日当日には上官へ最後の挨拶に向かい、そこで身分証を返納して退職が完了します。 身分証を返納した後は、駐屯地・基地を出た時点で自衛隊の関係者ではなくなります。最後まで気を緩めず、退職日を迎えましょう。

自衛隊を辞めるまでにかかる期間はどのくらい?

上官への面談や上申書類の作成など、自衛隊を辞めるためには多くの手続きを済ませる必要があります。また、退職願を提出後も所属期間があるため、退職希望を伝えてから退職日当日までに日数がかかってしまいます。 では実際に退職日当日を迎えるまでに、どれぐらいの期間がかかるのでしょうか。

階級や所属部隊によってかかる期間は違う

自衛隊を退職するまでにかかる期間は、階級や所属部隊によって変わります。なぜ期間が違うかというと、退職を承認してもらうための上申面談の数が異なるからです。 上申面談にかかる期間次第ですが、辞めるまでに数ヶ月以上はかかるケースがほとんどです。 また、退職希望日の30日前までには上申を終えて退職願を出すことが、規則で定められています。最低でも30日以上かかることは頭に入れておきましょう。 出典・参照: 陸上自衛官人事業務規則|陸上自衛隊

任期満了時に辞めるのがベスト

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初回公開日:2017年05月30日

記載されている内容は2022年12月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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