自衛隊を辞めたいと感じる理由は？辞める流れや注意することを解説

自衛隊の福利厚生では、宿舎内での食事や光熱費が無料になっており、制服や作業着などの被服一式も支給・貸与してもらえます。また、場合によっては住居手当の支給もあります。 衣食住といった生活費の金銭的負担が少ない点は、自衛隊で働く上で大きなメリットとなるでしょう。

自衛隊では、様々な資格を取得してキャリアアップすることができます。 自動車整備士や小型船舶操縦士といった乗り物関係の資格から、パソコン検定や情報処理といった事務職向きの資格と、幅広い資格取得を目指せます。救急救命士や調理師免許などの専門的な資格も取得対象です。

自衛官は駐屯地内の医務室はもちろん、防衛省が運営する自衛隊地区病院での受診・治療が無料で受けられます。 他にも、健康診断やがん検診、人間ドックの受診も対応しています。体力的に負担が掛かりやすい職業ですが、その分医療面でのサポートが充実している点は大きいメリットです。

出典: 過労の末倒れてしまった社畜の写真素材 - ぱくたそ

自衛隊のメリットを考慮した結果、退職を躊躇する人もいるでしょう。しかし状況次第では、メリットよりも自衛隊をすぐに辞めた方がいいケースがあります。 ここでは自衛隊をすぐに辞めた方がいいケースを3つ紹介します。今の自分の状況が当てはまっているかどうか、確認しましょう。

自衛隊では厳しい上下関係に加え、集団生活による人間関係のストレスも出てきます。その中でも上官や先輩からの厳しい態度は、場合によってはパワハラとして心身に負担を掛けてしまいます。 こうした人間関係のストレスや負担が改善されないようであれば、自衛隊を辞めた方が良いでしょう。

自衛隊の職務は危険性が高いことから、普段の訓練も体力的に過酷な内容になっています。教育期間中は厳しい訓練を繰り返すため、基礎体力から付いていけない場合はモチベーションも保てなくなります。 体力的な問題が解決しないようなら、早めに退職を検討することをおすすめします。

自衛隊内のポストは年功序列で決まる傾向にあり、成果を出せば出世できるものではありません。また仕事内容もマニュアル化されてることが多く、自分の力で大きな成果を出すこと自体困難です。 理想のキャリアプランから外れるようであれば、転職を視野に入れて早めに退職する方が良いでしょう。

自衛隊を辞めるためには、面談や書類作成といった手続きをする必要があります。しかし、退職の手続きが分からず不安に感じるケースも少なくありません。 こちらでは自衛隊を辞めるために必要な一連の流れを紹介します。スムーズに退職ができるように、流れを確認して準備しておきましょう。