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【業界研究】陸運業界の現状・課題・今後の動向・将来性を学ぼう

更新日:2020年11月05日

就活

重い荷物や離れた地域に届けたい荷物を運んでくれる宅配便は、大変便利なシステムですよね。そんな宅配便などのシステムを運営している陸運業界は、暮らしに必要な分野の1つです。今回は、そんな陸運業界について、現状や動向、将来性などをご紹介していきます。

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陸運業界研究:現状

まずは、陸運業界が現在、どのような状況か把握するところから始めていきましょう。基本情報や業界シェアといったデータを元に、陸運業界の現状を見ていきます・

陸運業界の現状:基本情報

以下は、平成25年~平成26年の陸運業界の各データを元にまとめられた情報です。 市場規模:7兆5427憶円 労働者数:94427人 平均年齢:41.2歳 平均勤続年数:13.3歳 平均年収:514万円 引用元:「業界動向.SEARCH.COM(※1)」 陸運業界の基本情報を見ていて注目したいのは、労働者数の多さです。市場規模もやや大きい方だと言えそうですが、他の業界と比較して、労働者の数は特に多い方だと考えられます。一方で、平均年齢や平均勤続年数は、他の業界と比べても標準的と見れます。 平均年収に関しては、標準~やや高めと言ったところ。労働者の平均年収は440万円というデータがありますが(※2)、こちらの金額を基準に考えると、陸運業界の514万円という金額は、基準を50万円以上も上回っていることになります。

陸運業界の現状:業界シェア

次に、陸運業界の業界シェアをご紹介していきます。陸運業界を牽引していく企業は、どこの企業なのでしょうか? 業界シェア1:日本通運 業界シェア2:ヤマトホールディングス 業界シェア3:日立物流 引用元:「業界動向.SEARCH.COM(※1)」 数ある陸運業界企業の中でも、特に高いシェア率を誇っているのは、業界シェア1の日本通運。シェア率23.2%、売上高1兆7524憶円となっており、他社を大きく突き放す高い業績となっています。 続いて、業界シェア2は、ヤマトホールディングスでした。業界シェア率18.2%、売上高1兆3746憶円。1と並んで、3以下に企業に大きなリードをつけており、陸運業界の「2強」とも言える存在です。 シェア率8.3%、売上高6245憶円で3となったのは、日立物流です。1・2が1兆円を越えている業績であることを考えると、やや劣る印象を受けます。このような背景からも、陸運業界の市場は、日本通運とヤマトホールディングスが牽引していると言えるでしょう。

陸運業界研究:動向

世界の情勢や景気は、日々刻々と移り変わっていくものです。それは、各業界の現状や動向にも言えることで、陸運業界にもさまざまな変化が表れています。今、陸運業界はどのように変わっていっているのでしょうか?陸運業界が抱えている課題や業界規模の推移から、陸運業界の動向を追っていきましょう。

陸運業界の現状:課題

まずは、陸運業界が抱えている課題や問題点をご紹介していきます。陸運業界がどのように変わりつつあるのか、そして今後はどのように変わっていくべきなのか、解決案や方針などを考えながら見ていくことで、将来性などに関して新たな気付きが得られるかもしれませんよ。 陸運業界の課題1:3PL(サードパーティー・ロジスティクス) 現在、陸運業界のシステムは、大きく変わろうとしていきています。従来の陸運業界は、メーカーや業者が作った製品や原料の、単なる移動手段でしかありませんでした。その為、原油の高騰や価格競争などに弱く、影響を受けやすかったのです。しかし、3PLという態勢を取り入れることで、陸運業界の立場は大きく変わります。従来の輸送だけでなく、倉庫の管理や商品の中間的な加工を一括で請け負い、管理するシステムを作り上げようとしているのです。3PLの態勢が完成することで、陸運業界は収益性が増すと言われており、今後は3PLへの移行を成功させた企業が、陸運業界を牽引していくと言っても過言ではないでしょう。(※3) 陸運業界の課題2:拠点の整備・拡大 近年、Amazonを始めとするネットショッピングやネット通販が普及したことで、宅配便の需要が大幅に増しています。陸運業界は今後、更に増え続けるであろうネットショッピングの需要に対応できるよう、宅急便事業を強化していく必要があります。その為の具体的な方法として、急務であるのが拠点の拡大や整備です。また、より効率的且つスピーディーな運送が行えるように、システムの改善や従来の方法の見直しも、していく必要があると考えられています。(※1) 陸運業界の課題3:人員確保 現在、陸運業界は、人材不足に陥りつつあると言われています。その原因の1つとしてあげられるのが、年齢による昇給の可能性の低さ。陸運業界の業務は、ドライバーや倉庫の管理、荷物の仕分けなどが多く、業務内容をある程度理解していれば、ベテランであれど新人であれど、業務の効率に大きな差が出にくいと見られています。その為、年齢によって昇給する可能性やその金額の割合が少なくなってしまうのです。その為、ドライバーとして長期間働きたいという人材が少なくなり、ドライバー不足が慢性的になりつつあります。今後は、ドライバーを始めとする人材の確保と、陸運業界で長く働きたいと労働者が思うような、システムや待遇へと改善していく必要がありそうです。(※4)

陸運業界の現状:市場動向

続いて、陸運業界の市場動向を追っていきます。陸運業界の近年の業界規模の推移から、将来性について考えていきましょう。 陸運業界の市場動向:業界規模の推移

引用元:「業界動向.SEARCH.COM(※1)」 平成17年~平成19年にかけて、わずかに増加傾向だった陸運業界の業界規模ですが、平成20年には減少傾向へと転じます。そして、平成21年に大きく減少し、平成17年~平成25年の間で、最も落ち込んだ年となりました。 しかし、平成22年以降は、回復傾向に転じます。その後は、大幅な増加はないものの、増加傾向が続き、業界規模は順調に回復し続けています。 陸運業界の業界規模が回復した理由としてあげられるのが、ネットショッピングの普及。スマートフォンやタブレット端末も普及し、ネット通販やネットショッピングの利用者が増えたことにより、宅配便の需要が増加。その結果、陸運業界の業界規模も回復傾向に転じたと考えられます。 陸運業界の現状:将来性 これまで、陸運業界の現状や動向などをご紹介してきましたが、それらの情報を踏まえて将来性について考察していきます。 陸運業界は今後も、ネット通販の需要の増加に伴い、宅配便を中心に業界規模を伸ばしていくと考えられます。 陸運業界の需要が上がる一方で、上記の課題であげた人材不足の問題はより深刻になり、いかに人材確保していけるかによって、その未来が明るいものになるか、暗いものになるのか、大きく分かれると考えられます。 また、陸運業界企業の中には、海外進出を進めている企業も多数存在しているのだそう(※1)。特に、アジア市場に目を付けている企業は多く、今後はアジア市場をめぐって業界内での競争が激化する可能性も多いにあり得ます。

陸運業界研究:業界研究本

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初回公開日:2016年11月21日

記載されている内容は2016年11月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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