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田舎への移住事情・移住後の仕事探し・移住の失敗例

更新日:2020年11月12日

ライフスタイル

近年、多くの人が理想の暮らしを追い求め、憧れる田舎暮らし。青い空に広大な土地、楽しそうなイメージは沸きますが、実際どのように探して何を決めていけばよいのでしょう。田舎で起こる様々な問題も含め、理想と現実、情報収集の仕方などについて調査してみようと思います。

田舎への移住事情

かつて移住する人と言えば、退職後のセカンドライフというイメージでした。しかし近年、田舎への移住希望者の実状は大きく変化してきています。特に東日本大震災以降、都会での生活を改めて考え直し、自ら選んだ田舎で地域に根付いて生きていくことを選んだ若者が増えています

田舎暮らしをする理由とは

内閣府の「東京在住者の今後の移住に関する意向調査」によると、移住希望者の移住したい理由は、年代・性別によって大きく異なります。女性は、「結婚・子育て」をきっかけに地元への U ターンを考える人が多いようです。子育て環境という面では子供の安全が優先されます。田舎は都会に比べ安全である、という一般的なイメージが移住候補に挙げられるようです。60 代男女は、「退職」を機に二地域居住を考える人が多いようです。今までがんばってきた都会を離れ、新天地でのんびり自分らしく暮らしたいという30 代男性は、「転職」「退職」などをきっかけに「スローライフ」を理由として地方移住を考える人が多いようです。 東日本大震災以降、都市部に住む危険を体験、その後家族の将来などを考慮した結果、このように田舎暮らしに関心を寄せる人が増えている傾向にあるとみられます。 また就農を希望する人や、地域おこしに関心があるなど、田舎の生活自体に興味がある人もいます。転職先として田舎を選ぶ人が増え、地方社会は受け入れる体制づくりが必要です。

移住に関する情報を得る

移住に関する情報は、都会でも得られます。住んでみたい地域がある程度想像できている人は、その自治体の移住相談窓口を訪ねるのが早道。役所のサイトを見てみると、それぞれ地域の特色が分ります。移住コンシェルジュなど専用の相談員を置いている地域もあるので、気軽にまずは相談してみましょう。 まだ絞り切れていない人や希望に合う地域がみつからない人は、「全国移住ナビ」などを見てみると、移住先の探し方が見つかります。地図から探す、仕事から探す、住まいから探す、生活環境から探す、体験談から探す、観光情報から探す、など各方面からのアプローチを提案してくれています。 また都市部には移住・交流に関する総合的な情報提供を行う「移住・交流情報ガーデン」など、政府が設置したスペースに常時訪れることができます。ここでは随時イベントも企画されています。各自治体の人が直接きてPR活動をしているので、移住先を決めるきっかけを見つけることができるでしょう。また、「NPO法人ふるさと回帰支援センター」を訪れるのもいいでしょう。各種相談窓口がおかれています。ここでは、地方移住を希望する都市住民と、移住・交流を支援する地方公共団体とのマッチングを行っています。同センターでは、問合せの件数や利用者の年代についてアンケートを実施しており、2015年の利用実績を見ると、来場者は前年度の約1.7倍となっています。これは真剣にIターン等地方への移住を検討している、又は検討したいと考えている者が増加していることが表れています。

理想の田舎として選ぶ場所は?

2016年の移住希望地域によると、1位は山梨県、2位は長野県、3位が静岡県と何れも東京からアクセスのよい県が上位にされています。また、移住先を選んだ理由として「就労の場があること」がにあげられました。この回答はそれまでの田舎暮らしのイメージである「自然環境が良いこと」を上回っております。移住希望者もインターネットなどで田舎暮らしの現状を調べ、失敗のないように仕事を重要視する傾向にあるようです。 3位の静岡県はここ最近順位をあげてきています。これは温暖な地で過ごしやすく、台風や大雪などの天候による災害が少ないことが挙げられます。冬は東京よりも約2℃暖かく、夏は約1℃涼しい静岡県。老後のセカンドライフを考えている人には、気候は重要なポイントです。また地域の特性として、地域色が強くないことも理由の一つのようです。移住者を受け入れてくれる寛容な地であるかは、先輩移住者からの口コミが判断材料となるでしょう。 また、ただ今上昇中なのが5位の福岡県。福岡は都市部と田舎が隣接していて、空港から博多駅まで地下鉄で行ける抜群のアクセスを持っています。アジアの玄関口としても多くの人に利用されています。仕事も選ぶほどある上に、東京や大阪より生活費を抑えることができるのも魅力の一つです。九州、沖縄、アジア諸国への移動が容易なため、休日の過ごし方がより活動的になるでしょう。 田舎にどっぷり浸かる地方移住から、それまでの暮らしぶりをあまり変えないで、自然を身近に感じられるいいとこどりの地方都市に移住する、近年はそんな傾向にあるようです。

田舎への移住で気になる点

田舎暮らしに憧れる一方で、不安な点もあります。仕事に就けるか、買い物は十分にできるのか、公共交通機関は不便ではないか。また土地の高低差や橋の有無など、過ごしやすく整備された都会にはない、地形から発生する生活上の問題点も事前に調べておく必要はあります。また医療機関の少なさも不安要素に挙げられます。 また田舎での分譲地は、都会での整備されてきれいに区画割りされた土地とは違います。きちんと測量されていなかったり、飛び地と言って道路を挟んで向こうに土地があったり。広い敷地で格安だったので飛びついて実際見に行くと、土地の形が旗竿状になった「旗竿地」であることも。傾斜になっている土地も多くみられます。また、不動産屋さんがない村もあります。土地を購入する場合は必ず見学に行き、目的の用途のために使えるかどうか、役所できちんと調査してから購入しましょう。 また、田舎暮らしで避けて通れないのは「近所付き合い」です。もともと人の少ない田舎では、住民が助け合いながら生活環境を守ってきました。冠婚葬祭などは業者が近くにおらず、地域の人たちで集まって行う地域もあります。この付き合いがうまくいけば、田舎暮らしは楽しく、安心して生活できるでしょう。

田舎暮らしに必要なもの

初回公開日:2017年05月18日

記載されている内容は2017年05月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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