IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

【職種別】社会福祉協議会に応募する際の志望動機の書き方・例文

更新日:2024年01月12日

書類選考・ES

社会福祉協議会への就職を希望しているけれど、志望動機で「どう自分をアピールするべきか?」「他の福祉施設との差別化は?」ということに、困っている方も多いかもしれません。そこで今回は、社会福祉協議会に応募する際の志望動機を、職種別に例文を添えてご紹介します。

一般事務職員

社会福祉協議会の事務職員は、職員の給料計算などのごく一般的な事務に留まらず、地域福祉に関わる事務処理が求められることもあるようです。社会福祉系の大学を卒業していなくても応募は可能ですが、地域福祉に関する知識を持っている方が有利とされます。 具体的には、社会福祉協議会が取りまとめをしているボランティア保険の加入事務処理、介護保険認定の補助、社会福祉協議会主催の行事準備、募金、義援金の受付や送金、広報誌作成、理事会評議委員会の開催、指定管理施設の管理などを、一般事務と合わせて任される場合があります。また、イベント時のボランティア募集の窓口対応も一般事務の仕事とされていることがあります。

福祉活動専門員や地域福祉担当職員

ボランティアコーディネーターと呼ばれることもあります。地域住民の様々な相談にのったり、地域の問題を調査し、解決に向けて様々な活動を企画や実施をします。地域によりますが、地域の会議に出席して行政情報の提供を行ったり、地域からの要望を聞いて市の担当職員と共に調整する業務等を担ったりします。 ●求められることがある資格:社会福祉士や精神保健福祉士(従事するのに必要な資格は無いが、専門資格を必要とする社会福祉協議会は多い)

生活相談員(ソーシャルワーカー)

社会福祉協議会が持つ老人福祉施設での採用の場合は、入居した高齢者や家族の相談に乗り、ケアマネージャーと協力してその家族に合ったプランを提案したり、外部との調整連絡等を行います。 社会福祉協議会内での採用の場合は貸付金貸与に関する相談の対応をしたり、ケアマネージャーと地域に出向いて行って利用可能なサービス等について情報提供したり、適切な社会資源との連絡調整を図ります。 ●必要な資格:社会福祉士、精神保健福祉士、社会福祉主事任用資格、介護福祉士

ケアマネージャー

高齢者と介護保険サービスをつなぐ役割を担っています。介護保険の申請がされた家族の自宅に伺い高齢者や家族の相談、ケアプランの作成や要介護認定の書類作成の代行等を担当します。事業者の選定や連絡・調整だけでなく、介護保険が適用されてからも適宜モニタリングをし、必要に応じてケアプランの変更も行います。 高齢者が安心して介護サービスを使えるように、縁の下の力持ちとして活躍します。基本的には他福祉施設に勤めるケアマネージャーと、業務内容は変わらないことが多いようです。 ●必要な資格:ケアマネージャー

介護職員や訪問介護員(ホームヘルパー)

社会福祉協議会の持つ老人施設や訪問介護事業所等に所属し、高齢者の介護や、身の回りのお世話をしたりします。訪問介護員の介護には食事や入浴といった身体介護と、外出の手伝いをする移動介助が含まれます。生活援助として買い物や洗濯、料理などがあります。 ●必要な資格:介護職員基礎研究、訪問介護員(ホームヘルパー)養成研修・2級、介護福祉士

リハビリテーション職員

社会福祉協議会所管のリハビリ施設等で、高齢者の生活機能動作のアセスメントと生活機能訓練に従事したり、訪問看護事業の1つとして在宅のリハビリテーション業務を行います。また理学療法士であれば、高齢者に合った福祉用具を選定してあげることも業務の1つとなります。 ●求められる資格:理学療法士、作業療法士、言語聴覚士

看護職員

社会福祉協議会の中の多くの部門で、看護職員は勤務しています。具体的には訪問看護ステーション、デイサービス、居宅介護支援事業所、市町村からの受託事業としての介護保険認定調査、訪問入浴などです。どのような業務が求められるかは、各社会福祉協議会によって異なります。 ●求められる資格:看護師、保健師

一般事務の志望動機

一般事務の志望動機でまず掘り下げて考えなければいけないこととして、「なぜ社会福祉協議会の一般事務を志すのか?」ということが挙げられます。ただの事務職を希望するならば、志望先は社会福祉協議会である必要は無いのです。 また地域福祉に関心があったとしても、社会福祉施設は社会福祉協議会の他にも色々とあります。「色々な社会福祉施設があるなかで、なぜ社会福祉協議会なのか?」「なぜその地域の社会福祉協議会なのか?」というところまで、突き詰めて志望動機を練っていく必要があります。 その他、社会福祉協議会の事務は一般企業等の事務とは取り扱う内容が違う点が多々あります。そういった点で、社会福祉協議会の一般事務としてどんなことをやっていきたいのか」ということを、仮に実現は難しいことであっても志望動機の中に含めていけると良いでしょう。

一般事務の志望動機例文

私は学内のボランティアサークルで、障害を持った子供達と遊ぶ活動をしています。その活動を通して、子ども達が生活する地域全体で、子ども達を育てていくことの大切さを感じました。 また私自身は福祉とは関係の無い学部ですが、将来的には地域福祉に携わる仕事として、地域の人々やグループを繋いでいくことを果たしていきたいと思うようになりました。 こちらの社会福祉協議会は地域の色々なグループに積極的に場所の提供をされていて、私自身もサークル活動の場所を借りたりすることで何度もお世話になりました。そういったことを通してこちらの社会福祉協議会の一員になれば、私自身が地域の人々の交流を活性化させることに携われると思い、志望しました。

次のページ:臨時職員の志望動機
初回公開日:2017年05月23日

記載されている内容は2017年05月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

関連タグ

アクセスランキング