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集団討論のコツと進め方|公務員試験での集団討論対策・練習方法

資格・検定

集団討論を行う際のポイントとして、何が求められているのか、把握しておくことが大切です。集団討論に臨むにあたって、この価値基準を念頭に置いてどういった行動をとればいいか、判断しましょう。集団討論のテーマについて調べ、自分の意見を言えるようにしておく事が大切です。

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集団討論のコツ

集団討論の基礎知識

集団討論を行う際のポイントとして、何が求められているのか、把握しておくことが大切です。集団討論において求められる要素としては、面接や自己PRからはうかがい知ることが出来ない、仲間と円滑にコミュニケーションして議論を深めていく能力、討論をうまくまとめるリーダーシップ、協調性といった部分です。集団討論に臨むにあたっては、この価値基準を念頭に置いてどういった行動をとればいいか、判断するようにしましょう。 公務員試験での集団討論では、45~90分の討論が行われることが多く、時間としてはだいたい60分くらいを見積もっておきましょう。事前に集団討論のテーマを知らされる場合は、そのテーマについて調べ、自分の意見を言えるようにしておく事が大切です。

集団討論とディベートを混同しない

よく集団討論をディベートと同一視して、批判や論破を行う人がいますが、集団討論はディベートではないので、メンバーや意見の批判等はしないようにしましょう。集団討論では、相手を論破する力が求められているのではなく、仲間と協調して議論を組み立てていく力が問われています。明らかに自分と異なる意見の人がいたり、間違った意見を言う人がいても、それを否定することは控えましょう。誰かの意見を否定する時も「○○さんの意見も一理あるのですが、こういった見方も出来るのではないでしょうか」といった具合に、相手を否定せずに一度認めておいて、その後に自分の意見を発言するようにすると、円滑に意見を言う事ができます。

全員が発言する機会を得られるようにする

集団討論のような場面では、どうしても発言しなくてはと焦ってしまうこともあると思います。しかし、だからといって一人で延々としゃべるのはマイナス評価になってしまいます。集団討論では、その場にいる全員に発言する機会を与え、皆で協力して議論を深めていく必要があります。あまり発言しない人がいたら、その人に向けて「○○さんは、何か付け加えておきたいことはありますか」といった具合や「○○さんは、どう思いますか」といった具合に、皆が発言する機会をもてるように配慮しましょう。それは、主に司会進行役の人の役目ですが、司会があまり他人に意見を振らないようなら、それ以外の人も皆の意見が出るように配慮していきましょう。 仲間と助け合い、皆で議論を発展させていこうという姿勢は、社会で生きていく上で大切な要素です。この点を踏まえて、集団討論では、皆が討論に参加できる空気を作り出し、協調性を発揮して優れた議論を導き出す事が大切なポイントであるといえるでしょう。

斬新で鋭い意見は難しいので、無理して言う必要はない

皆をわっと驚かせたり、これしかない、というくらい的を得た意見を出すのは、なかなか難しいものです。また、議題に対して意見が思い浮かばない、うまく意見を組み立てられないという場合は、他の人の意見に自分の意見を付け加える形で、自分の見解を示すという方法もあります。誰かが意見を言うと、たいていの場合、その意見に対して感想をもつはずです。その感想を自分の意見として発言するようにすれば、たとえ自分から提案できなくても、意見の補強をして、議論に方向性を与える事ができたり、問題点を浮き彫りにする事ができ、議論を深めていく足がかりになります。 「○○さんのおっしゃるような、高齢化社会に向けて高齢者の住みやすい地域作りを目指すという意見は私も賛成です。その他にも、地域社会の高齢化への取り組み方として、高齢化の原因である少子化にも目を向けて、若者を呼びやすい町づくりをしていく必要があると思います。」 このような形で、意見を掘り下げていけば、議論を深めていくことが出来ます。

集団討論の役割をあらかじめ決めておく

集団討論のメンバーが発表されてから、討論まで待ち時間がある場合、役割分担を決めておくと、余計な時間を使わずにスムーズに議論を行う事が出来ます。ここでは、司会、タイムキーパー、意見をメモする書記といった役割を決めておきましょう。 自分の適切な役割が分からない人は、日頃人と話す時の自分の態度を思い出してみましょう。日頃からリーダーシップをとる事が多いので、司会進行役に向いている、集団で話す時は聞き役に回ることが多いので、要所で意見を出す補佐役に向いている。几帳面な性格なので、出された意見をいちいちメモ書きしてホワイトボードに記していく書記に向いている、など自分に合った役割を意識し、無理して自分に合わない役割をしないことが大切です。この他にも、自分のよく知らない難しいテーマを出されたら、無理をしてリーダーシップを発揮せず、議論の調節役などに回る事も必要だと覚えておきましょう。

集団討論のテーマ

集団討論のテーマとしては、以下のようなものがあります。 ・年金の給付水準の見直しについてどう思うか ・SNSを行政サービスで活用する場合のメリット、デメリット ・クールビズについて、現在の取り組みをどう思うか ・域内の観光地に観光客を倍増させる方法について ・高齢化の進展に伴い、医療福祉分野の財源不足が予想されます。その有効な対策は何か ・夫婦別姓の是非について ・東日本大震災の復興について、できる事をまとめなさい 時事問題やその地域独自の問題など、出題されるテーマは幅広くあります。次で紹介されているような対策を行い、集団討論の準備をしっかりと行っておきましょう。

公務員試験での集団討論対策

時事問題に目を通しておく

集団討論のテーマは、新聞に載っているような社会問題から、地域独自の問題まで様々です。あらかじめテーマについて考える時間が用意されている場合はいいのですが、いきなり討論に臨む場合は、そのテーマについてどれだけのことを知っているかが、ポイントとなります。そのテーマに詳しいと、どのような意見があるか前もって知っておくことが出来ますし、論点なども考えやすくなります。どのようなテーマを出されてもいいように、新聞には目を通す習慣をつけておき、基本的な時事問題なら答えられるようにしておくとベストです。

その地域の特色を把握しておく

地方の公務員試験なら、その地域の問題、特色についてのテーマが出る事があります。その地域の特徴をあらかじめ調べておき、それに関する意見を言えるようにしておくといいでしょう。例えば、東北地方なら東日本大震災からの復興について、実際に現地に赴いてみて、どのような感想をもったか、復興をどのように進めていくべきか自分なりの意見を持つようにしておきましょう。また、ご当地キャラクターやマスコットを推進している所なら、その有効活用の方法、実際にキャラクターがイベントで活躍している所をみた感想などから、改善点の指摘などをできるようにしておくと、議論が深まります。 このように、紙やインターネットで調べたうわべだけの知識ではなく、自分の意見として、実際に行動して体験した感想を述べることが出来ると、説得力のある発言をすることが出来ます。例えば、「神奈川県の観光名所として知られる鎌倉だが、実際に訪れてみると観光客が楽しめるスポットがとびとびに存在しており、移動するのが難しかった。その点を考慮して、役所の観光担当が、鎌倉を効率よく散策できるルートマップをつくり、半日コース、一日コースとして、好みに合わせてルートを記載したパンフレット等を配れば、観光客も迷うことなく観光を楽しめるのではないか、と思った。」といった具合に、自分の足で体験したことを基にして意見を述べることができると、積極性の面からも、意見の質の面からも、高い評価を得ることが出来るのではないかと思います。

集団討論の進め方

役割決め、論点分析を行う

集団討論で気をつけるべきポイントとして、以下のようなものがあります。 ・討論の節目で出された意見をまとめる(意見をメモしておく必要がある) ・メンバー全員に発言機会を与える ・議論が脇道にそれないように軌道修正をする 討論の最初には、司会、書記などの役割を決めましょう。それが決まったら司会の進行に合わせて意見を言っていくスタイルが一般的です。まず、与えられた問題が現状どのようになっているか、現状分析を行います。次に、論点分析を行い、与えられたテーマについてどのような部分を問題として議論するか考えましょう。例えば、地域の高齢化対策が問題なら、高齢者の住みやすい地域作りに必要なものは何か、地域に若者を呼び込むにはどういった手段が適当か、などが議論すべきポイントです。議論すべき論点が明確化したら、その問題に対してどのような対策が有効か、議論を行います。このように、集団討論では、現状の問題点を分析し、その対策を論じていくことが大まかな流れとなっています。

メモをとる

討論は60分ほど続く事が多いですので、その最中に出た意見は、どうしても忘れてしまいがちです。いい意見や反対意見等はメモしておき、その意見の是非を議論したり、最後のまとめで使うようにしましょう。ホワイトボードがある場合、書記がそこに意見を書いていくこともありますが、それとは別に自分の考えをまとめたメモがあると、今までの考えをまとめやすく重宝します。

円滑な議論を心がける

また、議論が円滑に進まない場合は、積極性を示す事が必要です。誰も発言せず、議論にならないような場合、発言して議論を活発化していこうとする姿勢が評価されます。皆が黙ったままの状態に陥ったら、まずは発言する事を心がけましょう。また、議論が膠着状態に陥ったら、いったん議論を戻す事も必要です。今までの議論を一回整理して、ポイントとなる発言を選び出し、それを発展させていくと、新たな議論を進展させる事ができるかもしれません。行き詰まったら、今まで出た意見のポイントを整理して、発展させていくべき意見を再確認し、少し議論を戻すことも大切だと覚えておきましょう。 また、話が議題とずれてきたような場合は、軌道修正をしっかりと行うようにしましょう。話すべき項目を意識し、話がそれてしまったら、いったんストップして議題を再確認することも大切です。

意見をしっかりとまとめる

討論終了の時間が近づいてきたら結論を出す事も大切です。今までの発言のメモを見て、このような意見が出たが、皆の意見をまとめた結果、結論はこうなった、というようにまとめを行いましょう。そうすると、きれいな終わり方にする事ができます。まとめを行い、それでもまだ少し時間があまったら、一人一人の感想を聞いたり、付け加えるポイントがないか意見を募ったりして、討論の補強を行えるといいです。

集団討論の練習

討論のテーマとしては、新聞で取り上げられるような話題が多いです。新聞で取りざたされているそれぞれの話題に対して、自分はこう思う、という意見をきちんと考えておきましょう。周りの人に手伝ってもらって意見を表明する練習をしたり、議論する習慣をつけると、本番の集団討論でも、きちんと自分の意見を表明する事ができるようになります。 その他にも、公務員試験予備校などで、集団討論の練習をしてくれるところがあります。自信のない人は、そこを利用するのもひとつの手だと思います。 また、色々な企業や役所の就活で集団討論を経験していき、その中で上手くなっていけばいい、という意見もありますが、あらかじめ集団討論に慣れておくことがベストです。仲間内で集団討論の練習をしたり、公務員試験予備校で集団討論の練習を行うことが必要だと思います。

事前にしっかりと準備をしておくことが大切

集団討論では、事前にどれほど準備しておくか、ということがいい評価を得られるかどうかの境目になります。普段から時事問題に目を通し、集団討論の練習をしておけば、自然と上手く乗り切ることができるでしょう。しっかりと準備をしたなら大丈夫です。自信を持って集団討論に臨みましょう。

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