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「財務分析」の指標と方法とは?エクセル管理法・役立つ資格や本

資格・検定

「財務分析」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?様々な指標を見て、そのデータ、数字を分析し、その会社の収益性や安全性などを分析することをいいます。今回は、財務分析の指標についてや、資格と管理方法についてもご紹介します。ぜひ読んでみてください。

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財務分析の指標

財務分析とは何か

企業とは常に比較すると、分析をすることが経営においてとても大事なことになります。その一つの方法に財務分析というのがあります。この財務分析というのは、様々な指標を見て、そのデータ、数字を分析して、その会社の収益性なり安全性などを分析することをいいます。自社のことをすることもありますし、同業他社との比較をすることもあります。こうしたことをすることによって、上手くその企業が置かれている状況を把握できるようになります。投資先の判断をするときなどに用いられることもあります。

指標として

財務分析の指標というのは、実はすでにかなり確立されています。これを見れば大よそのことがわかる、というのがはっきりとているのです。 まず、収益性分析の指標というのがあります。収益性分析というのは、財務分析の中でも特に損益計算書の売上高と利益を、それに加えて貸借対照表の総資本などを比較することによつて、全体的な売上げに関する利益の割合などを把握できるようになります。例えばその一つとしてあるのが総資本利益率(ROA)というのがあります。ROEを重視する傾向もありますがROAのほうが重要です。ROAは売上高利益率(当期純利益÷売上高)と資産回転率(売上高÷総資本)とに分解されますが、これは、ROA(総資本利益率)=当期純利益÷総資産で表すことができるようになっています。 ROAを見ますとどの程度の資本でどの程度の利益を生み出せているのか、ということを見ることができます。要するにROAが高いですと企業として収益力が非常に高く、資本を上手く利用している、といえるわけです。 こうしたことがわかるのが財務分析になります。他にも収益性分析としてある財務分析の指標としては、売上高利益率と総資産回転率、財務レバレッジ、損益分岐点などがあります。損益分岐点などは非常によく使われているものです。これを超えれば利益になる点、としてわかりやすいからです。

安全性の指標

安全性分析というのもあります。これを見ることによって、その企業が倒産などをするリスクを測ることができるようになります。 その一つとしてあるのが流動比率になります。これはどの程度、流動的な経営をしているのか、というのが判断できるようになります。或いは当座比率、現預金月商比率という指標もあります。自己資本比率なども安全性分析の指標の一つであり、自己本がどの程度あるのか、というのがわかります。借金経営が少ないところなどの判断ができます。固定長期適合率、固定比率、有利子負債月商比率などもあります。その企業が安全な経営をしているのかを判断する指標がメインになります。

資金繰り分析の指標

企業にとって資金繰りというのはとても大事なことになります。そのことを見る財務分析の指標もあります。それが売上債権回転期間、在庫回転期間、インタレスト・カバレッジになります。

他にも様々な指標がある

他にも売上債権回転率、在庫回転率、配当性向などがあります。或いは株価などを見る場合は、PBR、PER、EPSなどがあります。こうした財務分析の指標があり、企業の財務内情を把握するためにはとても有効的であるとされているものがあるのです。

財務分析に役立つ資格

特に資格は要らないが

財務分析をすること、その行為に対して、基本的に資格は不要になります。別にデータを分析するだけですから、資格がないとできないことではないのです。ですが、こうした資格があれば上手く財務分析をするときの指標をよく理解しできるようになる、というのはあります。 例えば簿記検定などはそうでしょう。多くの財務分析の指標は帳簿から見ることになるからです。そのため、簿記そのものをよく理解していることがまずは必須ともいえるようなことになりますから、これは取得しておく価値があるといえるでしょう。加えて、中小企業診断士なども非常に良い資格としてあるでしょう。そもそも中小企業診断士の仕事において、財務分析というのはもっともポピュラーであるともいえるからです。その企業の財務分析をして指導なりアドバイスなどをすることになりますから、この資格を取得する過程で少なからず財務分析をする知識を得ることができるからです。後は今時は文字を一つ一つ追っていき、手計算なんてことはしないので、コンピュータの資格なども持っているとよいでしょう。

財務分析のエクセル管理方法

エクセルでできる財務分析

表計算ソフトを活用することによって、かなり簡単に財務分析をすることができるようになります。自力で作るのもよいのですがそのセルの中に数字を入れると、自動的に財務分析をしてくれる、といったエクセルを使うことによって簡単に財務分析ができるようになりすま。自社のデータであればエクセル管理をすることによって、保管も楽にできますし、視覚的にも把握しやすいのでエクセルによる財務分析はとてもお勧めできます。 管理法としては、まずは素直に最初から財務分析をすることに特化したエクセルのソフトを買うことです。或いはフリーソフトで公開されているものもあります。指標を見るとわかるでしょうが、この数字とこの数字を入れれば、財務分析のこの指標になる、という計算式がはっきりとしていますから、意外とエクセルで財務分析をするのは楽なのです。

財務分析に役立つ本

色々と本がある

財務分析のやり方というのは、しっかりと様々な本があります。いくつも良い本がありますから、それを参考にして知識を得たり、或いは実際の財務分析に役立てるとよいでしょう。 まず、「財務分析の基本」がすべてわかる本、というのがあります。安藤 充 (著) で価格もお手ごろであり、財務分析の基本がはっきりとわかりやすく書いていますからお勧めできます。財務3表一体分析法 「経営」がわかる決算書の読み方、もお勧めできます。経営、という観点から説明しているところがなかなか使い勝手がよいです。決定版 ほんとうにわかる経営分析、という本もお勧めできます。これも経営という観点からの説明がされているところに魅力があります。

財務分析の方法

どんな財務分析があるのか

財務分析とは、収益性、安全性、生産性、成長性を測ることが目的になります。その方法は二つにわけることができます。それが実数分析と比率分析になります。 財務諸表の実数をそのまま利用して財務分析を行う「実数分析」と財務のデータの実数を何かしらの比率として表す、或いは計算をして比較していく「比率分析」があります。基本的に財務分析の方法としてはこの二つの方法があります。どちらにもメリットはあるのですが比率分析のほうは感覚的にはなかなか理解しにくいことがありますから、注意しておきましょう。

財務分析のスキルを持つ

経営コンサルタントなどは当然としても、経営者、或いは幹部級ともなりますと財務分析のスキルは持っていた方が良いでしょう。企業の状態が一体どのようなものであるのか、ということを把握することができるからです。或いは投資などをするときに財務状況を把握するために活用することもあります。株式投資などをするときにはこうしたスキルがありますと何かと上手くいく可能性がとても高くなります。経営を見る重要なやり方はやはり数値です。 そして、決算報告書などからそれを読み取ることができるスキルというのは社会人としてはとても役に立つ可能性がありますので、財務分析のスキルは持っている価値があるといえるでしょう。資格としては簿記関係、或いは中小企業診断士などの資格を目指すことによって財務分析の能力の基盤となることがありますので、並行して目指してみることをお勧めします。既に見るべき指標は確立されていますので、やり方もキチンと決まっているので意外と覚えやすいことでもあります。

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