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【業界研究】住設機器業界の現状・今後の動向・将来性を学ぼう

業界・企業研究

住設機器を開発したり取り扱ったりしている住設機器業界もまた、私達の生活に、そして社会に欠かせない産業となっています。今回は、住設機器業界に興味をお持ちの方や、業界研究をしているという方に向けて、住設機器業界の現状や動向、将来性についてご紹介してきます。

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住設機器業界研究:現状

まずは、住設機器業界の「今」について、学んでいきましょう。基本情報や業界シェアなどのデータを通して、住設機器業界の現状を研究していきます。

住設機器業界の現状:基本情報

以下は、平成25年~平成26年までの、住設機器業界のデータを元にした情報です。 ・市場規模:9兆3676憶円 ・労働者数:125851人 ・平均年齢:41.1歳 ・平均勤続年数:15.0年 ・平均年収:569万人 引用元:「業界動向SEARCH.com(※1)」 住設機器業界のデータで特に目立つのは、市場規模の大きさと、労働者数の多さです。市場規模は、他の業界と比べて大きめ、労働者数はからに多めと言えるでしょう。 また、平均年収に関しては、標準よりも高めの金額だと言えそうです。業界や職種に関係なく集計された、2015年の労働者の平均年収は、440万円と言われています(※2)。この金額を標準と考えると、住設機器業界の平均年収569万円は、標準を100万円以上上回っていることになりますね。

住設機器業界の現状:業界シェア

続いてご紹介するのは、住設機器業界の業界シェアランキング。以下は、平成25年~平成26年の、各企業の売上高を元にしたデータです。 ・業界シェア1位:パナソニック(エコソリューションズ事業) ・業界シェア2位:LIXILグループ ・業界シェア3位:TOTO 引用元:「業界動向SEARCH.com(※1)」 住設機器業界の業界シェア1位に輝いたのは、パナソニック(エコソリューションズ事業)でした。業界シェアの割合は19.7%で、売上高は1兆8466憶円でした。巨大な住設機器業界の市場規模を考えると、独占しているとは言えないものの、非常に高い業績となっています。しかし、後程ご紹介する2位のLIXILグループとの差は、僅差と言えるもの。今後、下位に対してどれだけリードを広げていくのか、注目です。 2位にランクインしたのは、業界シェア率17.4%、売上高1兆6286憶円の、LIXILグループでした。1位と比較すると、リードは許しているものの、大差というわけではありません。今後の経営や方針次第では、充分トップを狙える業績です。 続いて、業界シェアランキング3位は、TOTOでした。業界シェアの比率は5.9%、売上高は5534憶円となっています。1位・2位と比較すると、大きなリードを許しており、現在の住設機器業界は、パナソニック(エコソリューションズ事業)とLIXILグループがツートップのような形で、市場を独占していることが分かりますね。

住設機器業界研究:動向

住設機器業界の現状について学んだら、次は業界で起こっている変化や動きについて、研究していきましょう。住設機器業界が抱いている課題や業界規模の推移から動向を追って、最終的には将来性について考察していきます。

住設機器業界の現状:課題

まずは、住設機器業界の課題や問題点についてご紹介していきます。解決方法や業界の方向性などを考えながら見ていくことで、業界の将来性などについて、新たに見えてくるものがあるかもしれません。 住設機器業界の課題1:国内需要の頭打ち 住設機器業界は今後、中長期的に見ると国内需要や規模が伸び悩み、成長力に欠けるという見方もされています。新製品の開発や海外進出を進めて、各企業が業績を伸ばす努力をする必要があると考えられています。(※3) 住設機器業界の課題2:販促活動のデジタル化 住設機器業界に限らず、あらゆる方面で進むネット化・デジタル化。電子パンフレットやwebサイトなどを取り入れる業界が増え、販促活動のデジタル化に注力しています。住設機器業界でも、販促活動のデジタル化が急がれています。その際、課題として挙げられるのが、製品やカタログの重複。媒体別にカタログやwebサイトを作成することで、検索結果によっては、同じ製品に関する複数のカタログや、同じwebサイトが、重複されて表示されることになります(※4)。このような状態は、ユーザーにストレスを与え企業や商品のイメージ低下に繋がったり、SEO上不利になったりすることが考えられる為、販促活動のデジタル化・ネット化も、進められば良いというわけではないのです。 ・住設機器業界の課題3:少子化・人口減少 現在の日本は、少子化傾向が続いており、将来的には人工が減少すると予測されています。このような流れは、住宅業界の将来に大打撃を与えると考えられており、住宅業界の市場規模は今後、減少の一途を辿るという見解もあります(※5)。以下は、上記の流れを踏まえた考察ですが、住宅業界の需要の減少は、住設機器業界にも大きな影響を与えると考えられます。新たに住宅が建設されなければ、住設機器の設置数も減り、業界規模の減少に繋がります。住設機器業界も、今後は少子化・人口減少の対策を練っておくべきだと言えるでしょう。

住設機器業界の現状:市場動向

続いて、住設機器業界の市場動向を追っていきます。業界規模の推移を見て、将来性について考察していきます。 住設機器業界の市場動向:業界規模の推移 以下は、住設機器業界の平成17年~平成25年までの、住設機器業界の業界規模の推移をあらわしたグラフです。

引用元:「業界動向SEARCH.com(※1)」 平成17年~平成18年にかけては、微増していますが、平成19年に横ばいとなった後、減少傾向に転じます。平成21年には、落ち込みはピークに。その背景には、原材料の高騰や金融危機の影響があげられます。 平成22年にやや回復を見せた後は、順調に増加傾向に転じます。震災による住宅着工数の増加や景気の回復が影響していると考えられます。平成25年には、業界規模が平成17年以降で最も大きくなりますが、増税前の駆け込み需要の効果が大きかったと見られています。 ・住設機器の現状:将来性 上記でご紹介してきた現状や動向、業界規模の推移などから、住設機器業界の将来性について、考察していきます。 住設機器業界の業界シェアは現在、パナソニック(エコソリューションズ事業)とLIXILグループが、ツートップのような形で独占しています。しかし、実はいずれの企業も、再編を行っています。、パナソニック(エコソリューションズ事業)は、パナソニック電工を解散した後に設立されたグループです。また、LIXILグループは、INAX、トステム、新日軽、サンウェーブ工業、東洋エクステリアが統合したもので、統合により業界2位の業績を得ました。 このように、再編を進め、経営などの見直しを行うことで、業績を伸ばしている企業が存在していることから、住設機器業界は今後、再編の流れが更に強まると予想されます。既に再編により業績を伸ばしている企業は、その高い業績をどのように維持していくのかが、今後の企業の成長の鍵となるでしょう。また、再編をしていない企業は、再編するのかしないのかを検討しつつ、経営や方針の見直しが、生き残っていく為の条件となりそうです。

住設機器業界研究:業界研究本

これまで、住設機器業界の現状や動向、将来性などを研究してきましたが、更に深く学びたいという方向けに、おすすめの研究本をご紹介していきます。

1.住まいの設備を選ぶ本 2010 spring 使ってわかった家事ラク設備の「満足」「不満」

業界研究に特化した書籍ではありませんが、さまざまな住設機器を見ることができます。内容は若干古いものとなりますが、近年の住設機器の歩みを学ぶことができるので、目を通しておいて損はないと思いますよ。

2.パナソニックの会社研究 2016年度版―JOB HUNTING BOOK

住設機器業界に特化した書籍ではありませんが、住設機器業界の業績1位となったパナソニックにスポットを当てた、会社研究本です。業界トップの企業について、詳しく学んでみることで、新たな気付きがあるかもしれませんよ!

3.見学!日本の大企業 TOTO

水洗腰掛けトイレやウォッシュレット、ユニットバスなど、日本初の試みを取り入れた住設機器を開発してきた。TOTOの歴史についてまとめている書籍です。業界3位の業績を誇るTOTOについて研究することで、住設機器業界を更に深く学ぶことができるのではないでしょうか。

終わりに

住設機器業界は、今や当たり前となっている、暮らしの中の「便利」を次々に開発してきました。そして、これからも、私達の暮らしを更に便利にしていく製品を開発していくことでしょう。 そんな住設機器業界に就職することは、住設機器業界の未来を担うことに等しいと言えるでしょう。それは、人々の生活を更に豊かなものにしていくことに、繋がるのかもしれませんね。 業界の動向・課題と合わせて、各企業のランキングから、優先順位を付けて、それぞれの企業の研究を行っていきましょう。こちらの記事がおすすめです。

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