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ホテル業界への転職|仕事内容と職種・平均年収と給与

初回公開日:2017年04月29日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2017年04月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

業界・企業研究

ホテル業界は、一見華々しい業界ですが、実は離職率も高い業界です。転職しながらステップアップしていく人も多い特徴的なホテル業界では、未経験は必ずしも不利にはなりません。ホテルには、多岐にわたる職種があります。あなたの転職に向くホテルの職種があるはずです。

ホテル業界への転職

仕事内容

現在では、プロフェッショナルなホテル従業員を「ホテリエ」と呼ぶことが多くなりました。呼び方があるということは専門性が高い証拠でもありますが、一般の会社に比べ、仕事内容は多岐にわたるのも事実です。 お客様と直接接する機会の多いホテル運営に関わるスタッフは、さまざまなホテルサービスを提供する仕事です。それぞれのスタッフには細かな担当業務が割り振られており、それぞれが協力し合って、ひとつのホテルとしてお客様を迎えています。ホテルは宿泊だけでなく、食事や会議、結婚式やパーティーなど、実に様々な目的で利用されます。多くの数のお客様や普段は会えないようなお客様と接することもあるため、高い接遇能力やマナー、時には国際感覚や語学力までもが求められます。 ホテルスタッフは、配属された部署により、仕事内容が大きく異なります。ほぼ24時間稼働しているホテルがほとんどなので、勤務はシフト制の場合が多く、早朝勤務や夜勤もあります。 ホテルの運営を支える経営に関わるスタッフも、一般的な会社と同じように存在します。ホテルを利用するお客様と直接会う機会は少ないものの、事務・管理系のスタッフや、不動産管理を担当するスタッフがいるホテルもあります。 また、一言でホテルといても、シティーホテル、ビジネスホテル、リゾートホテル、温泉旅館ホテルなど業態も多様であり、それにより仕事内容や職種に違いも出てきます。

ホテル内の職種

一般的に、ホテルは「宿泊」「料飲」「宴会」などのホテル運営系の部署と、セールスや企画、人事などの経営系の部署から成り立ちます。ホテルの仕事はかなり細分化されており、多岐にわたりますが、ここで代表的な職種をまとめてみます。 ◆宿泊部門 ・フロント 「ホテルの顔」と言ってもいい仕事です。ホテルでの総合受付カウンターのような役割で、宿泊客のチェックイン、チェックアウトの対応、会計業務、直近の宿泊予約の管理、ホテルのすべてのお客様の案内業務、外貨両替、電話対応などをこなします。 ・ベルパーソン ロビーで、宿泊のお客様だけでなく、すべてのお客様のお手伝いをします。フロントでチェックイン手続きを終えたお客様を、客室まで案内するのもベルパーソンの仕事です。チェックアウトの際には、客室からフロントへ荷物を運んだり、車まで運んでくれる場合もあります。 ホテルによっては、宿泊客以外のレストランや宴会利用のビジター客の荷物預かり、駐車場の車の管理や忘れ物の管理なども行います。 ・ドアマン ホテルの正面エントランスに立ち、車のドアを開けたり、ホテルエントランスのドアを開けたりとお客様のお手伝いをします。お迎え=お客様と一番初めに顔を合わせる大切な役目で、有名ホテルには有名ドアマンがいるプロフェッショナル度の高い仕事です。ホテルの第一印象がドアマンで変わると言われています。 ・コンシェルジュ コンシェルジュは、ロビーやアッパークラスフロアで、お客様からのあらゆる問い合わせや要望に応えるポジションです。ホテルに関わる要望だけでなく、レストラン予約、観光案内、レンタカー予約、交通機関のチケット手配など、どんな要望にも対応します。 幅広い知識と経験が求められるポジションで、外国人客の対応もあるので、高い語学力も必要とされます。 ・ハウスキーピング ハウスキーピングは客室の清掃やベッドメーキング、備品補充だけでなく、部屋の点検までもします。ごみひとつや髪の毛一本でもお客様にとっては不快なので、きめ細やかな清掃と、お客様のチェックインに間に合うよう、スピーディーさも求められます。 ◆料飲部門 ・ウェイトスタッフ(ウェイター、ウェイトレス) テーブルへの案内、メニュー説明やオーダーテイク、料理の提供などをします。場合によっては、キッチンと協力のもと、レストラン運営全般を行います。 ・キッチンスタッフ 各レストランやホテルのセントラルキッチンで調理を担当します。大手ホテルでは、パティシエ・ベーカー・フレンチ・和食など、キッチンの中でもたくさんのポジションを抱えるところもあります。 ・ルームサービス シティーホテルでは、24時間のルームサービスも多くなりました。お客様から電話で食事のオーダーを受け、客室まで届ける仕事です。 ◆宴会部門 ・宴会予約 宴会場(バンケットルーム)の予約受付や管理、関連部署への連絡調整などを行います。 ・宴会サービス 披露宴、会社パーティーなど目的に応じて、会場設営や当日の配膳サービスなどを行います。 ◆営業部門 ・セールス 客室、宴会場、レストランなどホテル施設を利用してもらうために、企業や各種団体にセールスを行います。大手ホテルのセールスは、宿泊・宴会・ブライダルと別れている場合がほとんどです。国際会議や著名人のパーティーなど受注できるかもしれない、やりがいのある仕事です。 ・マーケティング、企画 ホテルの利益拡大のために、顧客分析や市場調査を行い、イベントなどの企画を行います。 ・広報 ホテルの宣伝のために、雑誌やテレビなどのメディアへの働きかけややりとり、ホテルのホームページの管理などを行います。 ◆管理部門 管理部門は、一般の会社と同じように「総務」「経理」「人事」などがあります。また、料理に使う食材や皿やカトラリーなどの備品仕入れを行う「購買」、ホテルの資産である家具や設備などをチェック・維持する「施設管理」などもあります。 ホテル業界には、簡単にまとめるだけでもこれだけの職種があり、接客の経験以外もセールスポイントになります。

平均年収・給与

ホテル業界は、年収的には一般企業の平均とそう変わりません。大卒新卒社員の給与は月20万円前後、短大・専門卒の場合で月17万円前後が多いようです。ボーナスは、ホテルによって有無はまちまちですが、ホテル業界全体で競争が激しくなってきており、ボーナスは少なくなってきているようです。 平均年収は、300万円〜400万円台と言われていますが、ホテルの格や地方によって差が大きいのも事実です。転職が当たり前の業界なので、転職が年収にマイナスに働く確率は少ないのも魅力です。シフト制で夜勤もあたりと不規則な勤務系に加え、体力や精神力も必要とする仕事内容が多いので、そのわりに給料が少ないと感じる人も少なくありません。

福利厚生など

しかし、社会保険や退職金制度がしっかりした老舗やチェーンホテルも多くありますし、残業・深夜手当、交通費支給などの福利厚生が充実している待遇の良さがあります。また、地方のホテルでは、住宅手当や社員寮完備などのホテルの求人もよく見られます。ホテルによって待遇には差があるので、応募の際には各ホテルを比べ、詳細を確認しましょう。 ホテル業界は、基本的に昇進していくことで給料が上がり、モチベーションを保ちやすいという人もいます。まずはお金よりもホテルの仕事が好きと思う気持ちで、ステップアップに向かって経験を積んでいくことが大切でしょう。

未経験からホテル業界へ転職する方法

必要な資格や活かせる経験

ホテル業界への転職のために、特に必要な資格などはありません。研修制度やセミナーなどが社内で充実していることが多いので、未経験でもやる気と体力があれば馴染みやすい仕事と言え、転職する人にとってはいい環境と言えます。ホテルの経験がないとしても、他の接客業での経験は転職の際のセールスポイントになるでしょう。 最近ではどのホテルでも外国人のお客様も増えているので、英語に限らず外国語の語学力があると優遇されます。また、お客様とのコミュニケーションはもちろんですが、仕事が細分化されているホテルでは他部署との連携も求められ、同僚や上司とのコミュニケーション能力も必要になります。 目の前のお客様をお待たしない、またはさまざまな要求に応えられる融通性はさらなるセールスポイントになります。転職する人にとっては業界未経験だとしても、これらのポイントは一般的な社会人として身につけた基礎があると見なされ、転職のマイナスにはなりません。

未経験は不利ではない

ホテル業界が未経験であることよりも、基本的な対人スキルが欠けているほうが、転職か新卒かに関係なく、マイナスになります。今までの学歴や経歴よりも、第一印象や人柄を重視する傾向にあります。たとえ高学歴で立派な経歴を持つ人の転職であったとしても、言葉遣いが雑だったり、威圧的な態度であったり、極端にコミュニケーション能力が低かったりするのであれば、採用は見送られる可能性が高いかも知れません。 未経験が不利になるというよりも、人柄の良さが有利になると考えてください。そしてそれを、短い面接の中でいかにアピールできるかが、未経験でも転職を成功させるうえで重要です。

まずはホテル求人に目を通す

各ホテルとも、だいたいホームページを持っているので、一度目を通してみるとホテル業界をよりイメージしやすいでしょう。ホームページに採用情報を掲載しているホテルも多数あります。 また、大手や外資系ホテルでは、独自の研修制度について紹介するページを持つホテルもあるので、業界研究に役に立ちます。 ホテル業界では、契約社員から正社員登用するのも一般的です。まずは契約社員で働いて、自分の適性を見極めるのもいいかも知れません。

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