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販売職への職務経歴書の書き方と例文・自己PRの方法と例

書類選考

職務経歴書は、履歴書では書ききれない詳細な経歴を記載する書類です。履歴書では大まかに、職務経歴書においては細かく企業に伝える努力が必要です。今回のテーマは販売職希望の職務経歴書の書き方ですから、販売職のための職務経歴書の書き方の基本から応用までご紹介します。

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販売職希望の人の職務経歴書の書き方

職務経歴書というのは、履歴書では書ききれない詳細な経歴を記載する書類です。履歴書では大まかに、職務経歴書においては細かく企業に伝える努力が必要です。職務経歴書にフォーマットは存在しません。伝えたいことをしっかり伝えられれば、それでいいのです。 とはいえ、職務経歴書にもテンプレートはあるため、それを参考に書いていくのが基本ですが、多数の職務経歴書を見てきた人事に印象付けるための仕掛けを用意しておくと、書類選考は通りやすいでしょう。今回のテーマは販売職希望の職務経歴書の書き方ですから、販売職のための職務経歴書の書き方の基本から応用までご紹介します。

職務経歴書:【職務要約】は自分の得意領域を明確に

職務経歴書の職務要約というのは、仕事を始めてから現在までの職務経験をまとめたものです。今回は販売職希望の職務経歴書の書き方ですから、販売に特化した職務要約をした方が企業に対してわかり易く見てもらえます。販売職未経験に関しては、自分の得意分野を明確に記載して、社会に対応出来る人材であることを伝えましょう。 例) ○○年、××株式会社に入社。販売職を△年経験。予算管理、シフト作成、スタッフ教育等に携わってきました。▼年から現在に至るまで、売上管理、経費管理等、店舗経営に対し尽力しております。

職務経歴書:【職務経歴】を具体的に記す3つのポイント

販売職の職務経歴書の【職務経歴】において非常に大事なのは、「お店の規模」「売り上げ」「商材と品目数」などの具体的な数値を明記することです。店舗経営のリーダー、店長を携わっていた場合は、店舗目標に対する具体的な売り上げの数値や、粗利益等、店舗を飛躍させた成果やアピールポイントを記載すると良いでしょう。 ●職務経歴書:お店の規模 店名「○○店」、スタッフ人数「●●人」、飲食であれば席数、アパレルであれば、店の広さ等規模がわかる数値を明確にしましょう。 ●職務経歴書:売り上げ 1日売上、1カ月売上、年間売上等。目標と実数値による店舗成長比率等わかる範囲で実績を記載すると良いでしょう。 ●職務経歴書:商材と品目数 取り扱う商材や品目数は、企業側が注目するポイントです。 ●職務経歴書:職務内容 接客対応、売上予算管理、経費予算管理、顧客対応、クレーム対応、スタッフシフト管理等々、実務を行っていた内容を詳細に記載してください。

販売職に役立つ資格

販売職の職務経歴書に記載すると効果がある、販売職に役立つ資格とはどういったものがあるのでしょうか。販売職といえば、洋服、宝石、時計、化粧品、雑貨等々の販売で多種多様です。ただ、ファッションコーディネートのアドバイスや商品の陳列等、センスが必要になるため、資格を取得しておくと就職はもちろんのこと、自分のスキルアップとなります。将来、自分の店を持ちたい場合は特に資格というよりはその知識を持ち合わせていると利益幅が広がるかもしれません。

販売職に役立つ資格:販売士

接客マナーをはじめ、マーケティング、商品の仕入れ、商品管理、売り場のディスプレイなど、主に小売店で必要とされる実践的な知識を幅広く持っていることを証明する資格です。リテールマーケティング(販売士)検定試験に合格することで取得でき、3級から1級まであります。

販売職に役立つ資格:ファッション能力検定士

デパートやアパレル業界で認知度が高い資格で、接客やマーケティングに関する知識やスキルがあることを証明してくれます。3級から1級まであり、1級はやや難易度が高くなりますが、マネジメントや運営に関する知識があることを証明してくれるため取得しておくと大変有利です。

販売職に役立つ資格:ファッションビジネス能力検定

ファッションに関する造形的知識や技術だけでなく、流通の知識を持ち、利益をあげるための戦略を立てることができる人材であることを証明してくれます。高級ブティック、デザイナー事務所など、比較的敷居が高いとされる企業にも十分アピールできる資格です。資格の効力が強いにもかかわらず、合格率が高いのも魅力です。3級から1級まであります。

販売職に役立つ資格:カラーコーディネーター

配色に関するエキスパートであることを証明する人気の資格で、アパレル業界だけでなく、インテリア、ネイル、ブライダル、広告業界など幅広い業界にアピールできるのが魅力です。特に、コーディネートをアドバイスするアパレル業界、インテリア業界などの販売職では、資格取得は大きな武器となります。

販売職の経験・自己PRの書き方

販売職の職務経歴書での経験・自己PRの書き方についてご紹介します。自己PRというのは、自分自身の強みをPRするというものですが、これが意外と難しいのです。それはそうでしょう、自分自身をしっかりと自己分析が出来て、且つ、企業に対してしっかりアピールする文章を考えなくてはいけないのですから。 とはいえ、職務経歴書の記載方法としてインターネット等で調べたテンプレートに任せた自己PRを書くと痛い目に合います。それはなぜかというと、テンプレートというのは、企業側はうんざりするほど見ているため、すぐにバレてしまうからです。 それでは、職務経歴書の自己PRというのはどうやって書けばいいのか、自己PRの書き方のコツをご紹介します。ポイントは3つです。「読みやすく」「過去の経験談を元にして」「熱意を盛り込んだ」自己PRです。

職務経歴書:読みやすい文字サイズとボリュームで

文字サイズは小さすぎず、大きすぎずの10~11ポイント前後(ワードのデフォルトサイズでOKです)行数は10行以内にまとめましょう! 職務経歴書というのは、履歴書と違ってページ数の上限はありません。とはいえ、何10枚もの職務経歴書が送られて来たら、論文を読むようでげんなりしてしまい、読みたくなくなるものです。文章の書き方にしても、小説のように比喩的表現がたっぷりと自分にしかわからない自己PRで差別化を図ろうと考えても時間の無駄です。 一番大事なことは、「相手が読みやすい、相手に伝わりやすいように」を考えてください。独りよがりで書く文章ほど相手に伝わらないものはありません。

職務経歴書:応募先で活かせる過去の実績や経験談

職務経歴書を書くときは、常に相手先の企業の事を考えましょう。そして、その企業が欲しいと思う人材を自分でも考えたうえで「応募先で活かせるであろう過去の実績や経験談」を盛り込んだ自己PRに仕上げるのです。今回の場合は、販売職で活かせるであろう過去の実績や経験談を盛り込んでいきましょう。自分の経験談という事がポイントです。そうすることで、本当の自己PRとなるのです。 つまり、間違ってもインターネットで書いてある自己PRのテンプレートをそのまま職務経歴書にコピーアンドペーストすると、痛い目に合います。

職務経歴書:ヤル気と意欲を盛り込む

職務経歴書で自己PRを書く際の最大なポイントは、やる気と意欲です。文章が読みやすく、過去の実績や経験談が書かれていたとしても、淡々と書かれた印象を持たれるかもしれません。そこに、「ヤル気」と「意欲」を盛り込むことで、企業側としては、まだ見ぬ人材を想像し「会ってみたい!」と思うのです。 企業側としては、松岡修造とまではいかずとも熱意がある人材を欲しいと常に考えています。会社のために頑張ってくれそうな人は、将来の幹部候補生ともなるわけですから、そういった人材を常に欲しがっていると思ってください。 もしも、販売職が未経験だった場合、この「ヤル気」と「意欲」は、経験者以上に欲しいものです。募集要項に「未経験者可」とあった場合でも、真に受けずに経験者以上に頑張る風でないと、やはり経験者を採るでしょう。経験者には負けない気持ちで、ヒューマンスキルを記載しつつ、最後はヤル気・意欲を感じさせる内容を前面に盛り込みましょう。

販売職の自己PR例

職務経歴書に記載する販売職の自己PR例をご紹介します。あくまで自己PR例ですから、以下を参考にした上で自分の体験談を盛り込んで書いてみましょう。 ・読みやすい文字サイズとボリュームで ・応募先で活かせる過去の実績や経験談 ・ヤル気と意欲を盛り込む

未経験から販売職への自己PR例

前職の個別指導塾では、高校生の数学の指導を担当しました。難関大学に合格するためには、理論を理解し応用する力が必要と考え、”微積分を使って何ができるのか”など通常の授業を逸脱した講義も行いました。そうした取組みを通じて数学に興味を持つ生徒が増え、全国模試の数学の平均点が、私の生徒は他の生徒より2~3割高いという成果を残してまいりました。販売職は未経験ですが、相手に理解・納得してもらうために試行錯誤してきた経験を生かし、まずは自身が貴社の製品についてしっかりと理解を深め、お客様に納得して取引をいただけるよう試行錯誤してまいりたいと思います。 販売職はお客様に納得して買っていただくことがミッションのため、塾の教師で培った“相手に伝える・理解させるスキル”は販売の仕事でも生かすことができます。加えて、自ら考え試行錯誤できる力があることを示すことで、経験のない販売職でも早期に成長してくれそうな期待がもてます。

アルバイトから正社員への自己PR例

大学卒業後、在学中から勤務していた百貨店のアパレルショップにて販売のアルバイトを3年続けており、現在は10名のアルバイトを束ねるリーダーとしての業務を任されています。店舗の販売実績を上げるため、来店するお客様の属性・年齢層に合わせ曜日・時間ごとのこまめな商品ディスプレイ変更案を考え店長に提案・実施しました。その結果、昨年は東京エリア10店舗のうちNo.1の利益率となり、本部から最優秀店舗として表彰していただきました。今後は商品の品質に定評がある貴社にて、より責任が求められる正社員という立場で、多くのお客様に喜んでお買い上げをいただけるような接客と店舗運営を追求してまいりたいと考えております。 アルバイトは正社員と比べ責任が軽いことが多く、そのため職歴としては軽視されがちです。ですので、アルバイトであっても自発的な提案や行動をした経験などをアピールすると、職責の重い正社員という立場でも活躍できそうと感じてもらうことができます。

営業・販売職の自己PR例

前職のアパレル会社では、店長、エリアマネージャーを計5年経験しました。売上目標達成のために必要な手段は店舗の状況により変わるため、店舗ごとに定期的に分析を行い、KPIを設定。メンバーにはKPIとして設定したプロセスを完遂することを要望しました。その結果、プロセス目標は全て達成し、売上目標も 1年目103%、2年目125%、3年目125%、4年目142%、5年目141%と全てクリア。全店舗の平均が98~105%で推移するなか、非常に高い成果を残すことができました。扱う商材は変わりますが、お客様や店舗の状況を調査し戦略を立てた経験や、多数のメンバーのマネジメント経験は、貴社でも生かせるものと思います。 売上目標をしっかりと達成しているため、目標達成率を中心にPRしています。売上を上げる為のプロセスの目標設定など取り組みもわかり、仕事が出来る販売マネージャーという印象をもってもらえる自己PRになっています。

これを書いたら嫌われる自己PR例

それでは最後に、これを書いたら嫌われる自己PR例をご紹介します。ちなみに、自己PRのテンプレートをそのままコピーアンドペーストした場合は論外です。それ以外に、どういったことをしたら嫌われるのか以下に記載しました。

●単純に文章が長く読み辛い 「読みやすい文字サイズとボリュームで」とは対照的に、文章が長いパターンです。なぜ文章が長いのがダメなのかというと、仕事が出来る人というのは、物事を簡潔に伝える能力を有しています。逆に長ったらしく説明をする人というのは、要領を得ず結局何を言いたいのかわからない場合が多々あります。これと同じように、長い文章を書くということは、何を伝えたいのか本人もよく理解していないケースが多いのです。もしくは、とりあえず文章を長く書く=正解という間違えた教育を受けた例でしょう。 何度も記載しますが、職務経歴書というのは、企業側へ提出する書類です。読む人の気持ちになって、自分という人物を理解してもらう書類を作成するのに、長い文章は逆効果となるのです。 ●根拠の無い自信満々な文章 ・「私はコミュニケーション能力には自信があります!」 ・「私はリーダーシップには自信があります!」 ・「これまでの経験をいかして自分が貴社を引っ張っていきたいと思います」 このような文章を職務経歴書に書いてそのまま送った場合、企業側はどのように判断するでしょうか。「どこからそんな自信が出てくるのか・・・」と呆れるばかりです。このやたら自身満々な文章は、自画自賛と受け取られ、そこまで完成された人間は別の所で頑張ってくださいねと書類選考でも落とされるケースが多くみられます。 企業側としては、「これから頑張っていく」人間には応援しますが、「自信満々で完成された」人間は必要無いのです。評価というのは、自分でするものではないのです。それを理解していないと、自己分析で自分自身を勝手に評価して自己満足に陥るという事態に陥るのです。

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