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沖縄県の最低賃金の推移|深夜の最低賃金と割増・日給だといくら?

年収・給与

明るくて陽気なイメージの沖縄県民。そんな沖縄県の最低賃金とその推移は引き上げ傾向にありますが、全国の最低賃金と比較しても高い方なのでしょうか。沖縄県における正社員・バイトそれぞれの賃金の差は一体どのくらいなのか、ご紹介していきます。

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沖縄県の最低賃金

明るくて陽気なイメージの沖縄県民。一方で沖縄県は最低賃金でも知られています。その推移は引き上げ傾向にありますが、全国の最低賃金と比較するとどれほどなのでしょうか。 実際の沖縄県における正社員・バイトそれぞれの賃金の差は、全国的に見て一体どのくらいなのか、ご紹介していきます。

最低賃金とは

よく使われる「最低賃金」とは、最低賃金制度のことを指しています。求人情報を見ると、アルバイトの場合は時給が明記されていることが多いのですが、この労働した際に発生する時給の最低賃金を、最低賃金法によって国が最低賃金を決めています。 この最低賃金は住んでいる地域だけではなく、特定の産業によっても異なってきます。最低賃金の種類には、「地域別最低賃金」と、特定の産業のことを指す「特定最低賃金」という2種類の最低賃金があります。「地域別最低賃金」と「特定最低賃金」の最低賃金はそれぞれ異なります。さらに「特定最低賃金」の中の産業によっても最低賃金はそれぞれ異なっています。 地域別最低賃金は、毎年の物価の上昇率など様々な要因を国が考慮して毎年更新しています。そのため、地域別最低賃金は毎年少しずつ上がっているのですが、(下がるということは基本的にありません)地域によって推移の仕方は様々です。 全国の県別の最低賃金や推移を見て行く前に、沖縄県の「地域別最低賃金」と「特定最低賃金」のそれぞれの最低賃金から見ていきましょう。

沖縄県の最低賃金

上記のURLは厚生労働省のサイトで、地域別の最低賃金の最新版を常に確認することができます。沖縄県の地域別最低賃金は、時給/714円となっています。(2016年10月1日発行) この「地域別最低賃金」は、県別の最低賃金として一般的に認知されているはずです。 沖縄県の一般的な最低賃金は、時給/714円なのですが、特定最低賃金の額とは多少異なります。畜産食料品製造業の最低賃金は、時給/683円(2017年4月時点)で、2013年から変動していません。 糖類製造業の最低賃金は、時給/726円に2016年11月に改定されています。清涼飲料、酒類製造業の最低賃金は、時給/686円で2013年11月に改正されたのを最後に変動していません。 新聞業の最低賃金は、時給/795円と職種別の最低賃金の中で非常に高くなっていて平均値を引き上げています。各種商品小売業の最低賃金は、時給/723円と2016年11月に改定しています。自動車(新車)小売業の最低賃金は、時給/732円と2016年11月に改定しています。 このように特定最低賃金の中でも産業により最低賃金が多少異なっているのです。毎年特定最低賃金の上がる産業もあれば、何年も変動のない産業もあります。

沖縄県の地域別最低賃金の推移

一般的に言われる最低賃金は地域別最低賃金のことを指すのですが、沖縄県の地域別最低賃金の推移を見ていきましょう。 627円(平成20年10月31日)→629円(平成21年10月18日)→642円(平成22年11月5日)→ 645円(平成23年11月6日)→653円(平成24年10月25日)→693円(平成27年10月9日)→ 714円(平成28年10月1日) 徐々にですが毎年、地域別最低賃金は増えていることがわかります。次に、全国と沖縄県の地域別最低賃金を比較してみましょう。

全国の地域別最低賃金

北海道 786 (764) 平成28年10月1日 青  森 716 (695) 平成28年10月20日 岩  手 716 (695) 平成28年10月5日 宮  城 748 (726) 平成28年10月5日 秋  田 716 (695) 平成28年10月6日 山  形 717 (696) 平成28年10月7日 福  島 726 (705) 平成28年10月1日 茨  城 771 (747) 平成28年10月1日 栃  木 775 (751) 平成28年10月1日 群  馬 759 (737) 平成28年10月6日 埼  玉 845 (820) 平成28年10月1日 千  葉 842 (817) 平成28年10月1日 東  京 932 (907) 平成28年10月1日 神奈川 930 (905) 平成28年10月1日 新  潟 753 (731) 平成28年10月1日 富  山 770 (746) 平成28年10月1日 石  川 757 (735) 平成28年10月1日 福  井 754 (732) 平成28年10月1日 山  梨 759 (737) 平成28年10月1日 長  野 770 (746) 平成28年10月1日 岐  阜 776 (754) 平成28年10月1日 静  岡 807 (783) 平成28年10月5日 愛  知 845 (820) 平成28年10月1日 三  重 795 (771) 平成28年10月1日 滋  賀 788 (764) 平成28年10月6日 京  都 831 (807) 平成28年10月2日 大  阪 883 (858) 平成28年10月1日 兵  庫 819 (794) 平成28年10月1日 奈  良 762 (740) 平成28年10月6日 和歌山 753 (731) 平成28年10月1日 鳥  取 715 (693) 平成28年10月12日 島  根 718 (696) 平成28年10月1日 岡  山 757 (735) 平成28年10月1日 広  島 793 (769) 平成28年10月1日 山  口 753 (731) 平成28年10月1日 徳  島 716 (695) 平成28年10月1日 香  川 742 (719) 平成28年10月1日 愛  媛 717  (696) 平成28年10月1日 高  知 715 (693) 平成28年10月16日 福  岡 765 (743) 平成28年10月1日 佐  賀 715 (694) 平成28年10月2日 長  崎 715 (694) 平成28年10月6日 熊  本 715 (694) 平成28年10月1日 大  分 715 (694) 平成28年10月1日 宮  崎 714 (693) 平成28年10月1日 鹿児島 715 (694) 平成28年10月1日 沖  縄 714 (693) 平成28年10月1日 全国加重平均額 823 (798) -

出典: http://www.mhlw.go.jp | 北海道 786 (764) 平成28年10月1日 青  森 716 (695) 平成28年10月20日 岩  手 716 (695) 平成28年10月5日 宮  城 748 (726) 平成28年10月5日 秋  田 716 (695) 平成28年10月6日 山  形 717 (696) 平成28年10月7日 福  島 726 (705) 平成28年10月1日 茨  城 771 (747) 平成28年10月1日 栃  木 775 (751) 平成28年10月1日 群  馬 759 (737) 平成28年10月6日 埼  玉 845 (820) 平成28年10月1日 千  葉 842 (817) 平成28年10月1日 東  京 932 (907) 平成28年10月1日 神奈川 930 (905) 平成28年10月1日 新  潟 753 (731) 平成28年10月1日 富  山 770 (746) 平成28年10月1日 石  川 757 (735) 平成28年10月1日 福  井 754 (732) 平成28年10月1日 山  梨 759 (737) 平成28年10月1日 長  野 770 (746) 平成28年10月1日 岐  阜 776 (754) 平成28年10月1日 静  岡 807 (783) 平成28年10月5日 愛  知 845 (820) 平成28年10月1日 三  重 795 (771) 平成28年10月1日 滋  賀 788 (764) 平成28年10月6日 京  都 831 (807) 平成28年10月2日 大  阪 883 (858) 平成28年10月1日 兵  庫 819 (794) 平成28年10月1日 奈  良 762 (740) 平成28年10月6日 和歌山 753 (731) 平成28年10月1日 鳥  取 715 (693) 平成28年10月12日 島  根 718 (696) 平成28年10月1日 岡  山 757 (735) 平成28年10月1日 広  島 793 (769) 平成28年10月1日 山  口 753 (731) 平成28年10月1日 徳  島 716 (695) 平成28年10月1日 香  川 742 (719) 平成28年10月1日 愛  媛 717  (696) 平成28年10月1日 高  知 715 (693) 平成28年10月16日 福  岡 765 (743) 平成28年10月1日 佐  賀 715 (694) 平成28年10月2日 長  崎 715 (694) 平成28年10月6日 熊  本 715 (694) 平成28年10月1日 大  分 715 (694) 平成28年10月1日 宮  崎 714 (693) 平成28年10月1日 鹿児島 715 (694) 平成28年10月1日 沖  縄 714 (693) 平成28年10月1日 全国加重平均額 823 (798) -

上記したものは、厚生労働省が毎年発表している全国の地域別最低賃金改定状況です。左側に書かれた数字が平成28年度の地域別最低賃金の額で、括弧の中にある数字は平成27年度の地域別最低賃金の額になります。 沖縄県の地域別最低賃金は、47都道府県中ワースト1位という結果でした。沖縄の物価は全国でもトップクラスに安く、そうしたことも地域別最低賃金の低くしている要因になっているでしょう。 地域別最低賃金は県別にそれぞれ定められていますが、その県の中でも求人の平均時給が高い市町村などもあれば、低い地域もあります。なので沖縄県の地域別最低賃金714円の地域は、沖縄県の中でも一番物価などが低いところを基準に決められているため、生活をするのにあまりお金のかからない地域であることが推察することができます。 実際に沖縄県の都市での求人の平均時給は714円とかなりの差があり、ある求人サイトでは平均時給1000円以上というデータもあるほどです。

沖縄県の深夜における最低賃金・日給

沖縄県の地域別最低賃金は時給/714円ということがわかりましたが、深夜になり割増しした最低賃金はいくらなのか、そして平均的な日給はいくらになるのかを計算してみました。

沖縄県・深夜割増しした地域別最低賃金

労働基準法では深夜割増しは、時給の2割5分増しにしなければならないとされています。そのため、沖縄県における深夜割増しした地域別最低賃金は以下のように計算することができます。 714円(地域別最低賃金) × 1.25 = 892.5円 沖縄県の深夜割増した地域別最低賃金額は約893円になり、通常の地域別最低賃金である714円よりも179円も割増しされているという結果になりました。

沖縄県の最低日給額はいくら?

沖縄県の地域別最低賃金をもとに最低日給額を計算すると、(1日8時間の実働で計算しています) 714円 × 8.0h = 5712円になります。さらに、深夜割増し時間における最低日給額は最大で、714円 × 1.25 × 7h + 714 = 6961円になります。(深夜割増し7時間、通常の最低賃金1時間で計算しています) 通常の地域別最低賃金での日給が5712円なのに対して、深夜割増しを最大にした労働時間での日給が6961円と1249円の差があることがわかりました。

沖縄県の正社員・バイトの賃金の差は?

沖縄県での正社員・バイトでの働き方の違いによる賃金の差は一体どのくらいなのでしょうか。今回は最低賃金ではなく、正社員・バイトでの収入の平均から差がどのくらいあるのかを計算してみました。

沖縄県・正社員の平均年収

沖縄県の正社員の平均年収は、349.8万円(2016年)で、男性の平均年収が388.6万円、女性の平均年収が297.1万円という結果になっています。平均年収である349.8万円の内、平均賞与が45.8万円で、平均月給が25.34万円、月平均の労働時間が166時間となっています。

沖縄県・バイトの平均時給

「沖縄の平均賃金データブック2017」によると沖縄県でのアルバイトでの平均時給は、863円(2017円)という結果になっています。沖縄県の正社員の平均年収が2016年のデータなので、平均時給も2016年のデータである841円で正社員とバイトの賃金差を計算します。

沖縄県の正社員・バイトの賃金差

正社員の平均月収:25.34万円 バイトの平均月収:841円 × 166h = 13.96万円 沖縄県における正社員・バイトの平均月収はどちらも実働時間を合わせて計算しています。同じ労働時間の場合、正社員の方がバイトよりも約11.38万円も月収が多いという結果になりました。

最低賃金の引き上げ傾向

毎年、厚生労働省が全国の地域別最低賃金改定を行なっているため、全国の最低賃金は毎年引き上げ傾向にあります。最低賃金は、ただ単に地域別の毎年の物価の上昇率のみを基準にして引き上げを行なっているわけではありません。 地域別の失業者数であったり、購買力、企業などの経済状況、求人率であったり、人口数の変動なども考慮して、県別に地域別最低賃金をそれぞれ決めています。 沖縄県の地域別最低賃金は、714円(平成28年)で8年前の最低賃金と比べると100円近くも上昇していますので、今後さらに上昇していくことが期待できそうです。

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