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外国人の三島村への移住が殺到している理由|三島村の移住支援制度

更新日:2020年11月12日

ライフスタイル

鹿児島県の離島、竹島、硫黄島、黒島の友人島と新硫黄島、テン島からなる三島村。三島村の人口は376名。この募集に一時外国人移住者がメールで問い合わせが殺到していました。なぜ、それほど移住希望者が殺到したのでしょうか。また、どんな移住支援制度なのかを紹介します。

外国人の三島村への移住が殺到した理由

三島村は鹿児島県の薩摩半島の南南西約40kmの位置にあり、竹島、黒島、硫黄島の有人3島を含めた6島からなる三島村が過疎化対策のために移住者の募集を行いました。すると、クロアチアやセルビア、ブラジルなどの海外からの問い合わせが、サイトがダウンするほど殺到しました。三島村への移住の募集は400人にも上るようです。 なぜ、日本の移住支援制度が海外で話題になったのでしょうか。それは、三島村が打ち出した移住支援制度の手厚い内容によるものでした。英語で発信していないのに世界中にまで広がっているということに職員も驚きを隠せません。それまで、月に1件ほどしかなかった応募の問い合わせが2015年4月28日から5月14日の問い合わせが最多の189件になり、その9割が外国からの申し込みでした。ブラジルからが3,4割と一番多い申込です。

三島村の移住支援制度

過疎化対策として三島村への移住制度が始まったのは1990年でした。当時は一人世帯で月2万7千円の生活助成金を打ち出して移住者を募りました。しかし、1995年には513人だった村の人口が2013年には326人にまで減少してしまいました。そのため、生活助成金を3倍にし、黒毛和牛1頭か50万円をつけて募集したという経緯で、移住支援制度は今日に至っています。 しかし、島への移住となると便利な生活に慣れている人たちにとって様々な不安が出てきます。三島村ではミシマデネットも通っていて、光BBSが月3000円での契約です。のんびりと田舎暮らしをしたい人は考えてみるといいかもしれません。

定住事業の対象者

手当がもらえるのは世帯主の年齢が55歳以下で、同村に移住して農業・水産業等の自立または自営の目的をもち村の活性化に寄与しようとする意欲のある者としています。それ以外の条件として、次のいずれかを満たすものとされています。 1、日本国籍を有する者 2、世帯主もしくは、世帯主配偶者が日本国籍を有する者、及びその家族 3、永住者として日本において在留資格を有する者 4、世帯主及びその配偶者がどちらも日本において永住者の在留資格を持つ夫婦、及びその家族 その他、村長が特に必要と認めた場合

定住促進助成金及び支度金

三島町定住対策促進事業は、移住するための支度金としてフェリーみしまの各種運賃の合計もしくは100,000円のいずれか低い額を支給されます。また、報償として一人世帯では子牛1頭か30万円の支給、二人以上の世帯では子牛1頭か50万円の支給がなされます。 生活助成金として3年間は支払われます。その額は、一人世帯で月85,000円、夫婦世帯で月100,000円、その上子供1人だと月20,000円、2人以上だと月額10,000円加算されます。例えば、夫婦2人子供2人いる世帯だと月額130,000円を支給される計算です。 住宅に関しては、3DK1戸建てで家賃が1万5千円~2万3千円の支援があります。子育て支援では、妊婦健診助成金制度や高校生就学支援金が月額25,000円でます。出産祝い金も一人あたり10万円が助成され、5人まで援助があります。色々な面でかなり手厚い助成であると言えるでしょう。

三島町の暮らし

ジャンべのリズム

三島村は、亜熱帯海洋性気候で黒潮の影響を受けているためきわめて温暖な気候です。台風の影響をまともに受けるので、台風対策が必要な所です。三島村の産業は主に農林水産業で特に国産の「みしま牛」の飼育に力を入れていて、水産業の中心は伊勢えび漁が盛んです。10年前からはオリジナル芋焼酎製造の取り組みも始まっています。竹島、黒島、硫黄島に行くには、村営「みしま」で行くことが出来ます。定期船が運行されていないときは、「フェリーとしま」が代船としてでています。

三島村にある有人島

定期船「みしま」

黒島

村で最大の集落を持つ黒島は、大里、片泊という二つの集落があります。この島は、森林が多く、渡り鳥や昆虫、動物などの自然の生態系が見られます。塩手鼻、赤鼻などはイシダィのメッカと言われ、釣り客が多く訪れます。特産品として、椎茸や大名竹があります。牛の放牧も盛んで、足腰の強いみしま牛の育成に力を注いでいます。人口は186人で、三島の中で最も人が多い島です。島へのアクセスは、フェリー「みしま」で行くことが出来ます。有島佐和子の「私は忘れない」が映画化される際に、20日間にわたり黒島に滞在してロケが行われました。多数の村民も映画に出演しており、それを記念して平成4年に「有島佐和子文学顕彰碑」が建てられています。

黒島片泊の夕日

竹島

初回公開日:2017年04月20日

記載されている内容は2017年04月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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