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介護職に就くための自己PRの書き方・例文|新卒/転職/未経験

更新日:2022年08月02日

書類選考・ES

昨今、介護施設や病院での介護職求人が増加しています。「未経験だけど介護の現場で働きたい」、「スキルアップのために違う介護現場で働きたい」など、熱意ある自己PRができれば就活も怖くありません。介護の世界で頑張りたいひとのために、自己PRの書き方をまとめました。

1・なぜ介護の仕事を選んだのか。

どの業界、企業でも問われる項目ですが、特に介護医療業界では明確な理由を求める面接官が多いと心得ましょう。 なぜなら、人命、健康に緒結する業務に携わる可能性があるからです。 本音では、「求人数が多く、採用の確率が高そうだから応募した」。 不況もあり、このような軽率な志望動機の応募者は少なくないようですが、面接官は利用者の身を預かるものの一員として、しっかりと見極めています。 経験者でも、未経験者でも、なぜ介護の道を選んだのか明確な動機や目標をアピールできないと、適性がないと判断されかねません。 医療と連携した専門知識を要する業務を行ったり、特に慎重なケアをしなければならない利用者もいます。 なぜ介護職を志すのか、ゆっくりと考えてみてください。 利用者の人権や思想、生き方を尊重し、心身と生活のケアをする仕事に誇りとやりがいを感じているなど、箇条書きでも良いので書き出しておきましょう。 未経験の方は、介護の仕事に興味を持ったきっかけなどでも良いでしょう。 家族を自宅介護していた、両親が介護職に就いていた、ボランティアで介護体験をしたなど、今の段階でどれくらい介護について知っているかでもかまいません。 いま、介護の仕事にどれだけの関心があり、理解と熱意があるのが伝えられるはずです。

2-1・働いている姿をリアルに想像させる自己PR【経験者の場合】

自己PRは仕事に対する精神論だけでなく、具体的にどのような業務ができるか、どのような業務に取り組みたいかなど、面接官に実際の現場での働きぶりを想像してもらうことも大切。 介護経験者は以下の項目を簡潔に説明できると良いでしょう。 ・特養ホーム、病院、デイサービスなど、どのような施設で勤務を経験したか。 似ている施設形態での勤務経験が絶対的に有利であるとは言い切れませんが、どのような施設で働いてきたかという情報は、面接官にとって応募者の経験してきたことが想像しやすくなり、適性判断の材料のひとつとして加えられます。 ・その職場でどのような業務に携わっていたか。 介護の仕事は現場によって様々です。もちろん資格の有無、経験にもよります。 例えば、終身医療と連携した介護現場では、寝たきりの利用者も珍しくありません。ある程度自由に歩行ができる利用者に対する介助と、健康管理に重点を置かねばならない利用者への介助は異なります。 食事も配膳と見守りだけか、食事介助が必須の現場であるなど、同じ施設でも配属先によって求められるスキルが異なるのです。 よって、どのような業務を経験してきたのかを自己PRに盛り込むことで、いますぐにできる業務がなにかをアピールできます。 このとき、謙遜しすぎても、誇張しすぎてもいけません。正直にあなたの業務経験を述べましょう。 ・介護現場で重視していること、仕事へのスタンス。 こちらは精神論寄りの自己PRになるかもしれません。 介護現場で働く上で、どんなことを重視していますか? 「利用者とのコミニュケーションを重視している」と自己PRするひとはたくさんいます。もっと踏み込んで、「利用者のコミニュケーションサインを見逃さないために、こんなところにアンテナを張っている」など、あなたにしかできないことを盛り込めると素敵です。 利用者への接し方や介護という業種への考え方など、働く指針としていることをまとめてみてください。 ・今後、応募先でどんな働きができるか。 経験者の募集の場合は即戦力となる人材が歓迎されます。「これができます」、「こんな対応が得意です」ということがあれば、自己PRのまとめとして取り入れたい項目です。 積極的に、応募先の募集要項やHPから求められるスキルや人物像を想像し、いま持ってるスキルを活かせること、勉強段階であってもどんな成長プランを描いているかアピールしましょう。 面接官にとっても、あなたにとっても、新たな職場で働いている姿を想像したり予測できるが重要。 雇ってよかった、入職してよかったと双方が思える職場に出会うために、働いているビジョンを語れるくらいの自己分析と応募先の分析ができると良いですね。

2-2・働いている姿をリアルに想像させる自己PR【未経験者の場合】

介護未経験者の場合、なにを自己PRすればよいか悩んでしまうのではないでしょうか。 でも、他業種からの転職でも介護の仕事に活かせる経験を積んできているはず。 新卒者も、学んできたことや課外活動で得たものなど、自己PR材料となる経験が必ずあるはずです。 なにも自己PRすることがないと悲観せず、自信を持ってアピールしましょう。 そのためには、介護の現場で必要なマインドや技術が一体なんなのかを探らねばなりません。学校で介護実習に行ったりしなければ、現場で働く雰囲気を感じ取るのは難しいかもしれませんが、働くことを前提とした施設見学などを取り入れている介護施設もあるので、ぜひとも積極的に参加しましょう。 介護現場には、意思疎通が困難な利用者も多く、高いコミニュケーション能力を求められられることがわかるはずです。 よって、接客業のアルバイトや部活動など、コミニュケーション能力を養える活動に身を置きながら重視していたのであれば、自己PRすべき点となります。 今までの経験が介護現場でどのように発揮できるか、自己分析とできるかぎり現場の空気を感じられるような機会を得ましょう。 実際に体験することが困難な場合、現役の介護士はOBに話を聞いたり、書籍やネットからの情報収集も有効です。

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実際に自己 PR文を書いてみる

それぞれの経験、介護職への思い、スキル等のピックアップと、応募先の施設分析が終わったら、実際に自己PR文を書いてみましょう。 今回は、転職者向け、新卒者向け、未経験者向けのパターン別でご紹介します。

【転職】介護福祉士向け自己PR例文

介護福祉士の有資格者で、3年の実務経験がある転職者向け例文です。 「介護福祉士として3年間、介護付き有料老人ホームに勤めていました。要介護度の高い利用者が多いユニットに配属され、終始気を張る現場ではありましたが、利用者やご家族の要望をできるだけ多く叶えたいという思いが支えとなり今日まで過ごしてきました。 業務においては日頃のケアに加え、一人ひとりの声なき声に耳を傾けております。 利用者が要望を訴えやすい存在になろうと、それぞれの特性を理解、情報シェアすることを心がけています。 今後、より適切なサービス提供をするために、独学ではありますが認知症ケアの学習に取り組み始めました。将来は生活介助だけでなく、認知症ケアにも力を入れた介護を行いたいと思い、認知症ケアユニットがある貴社での勤務を志し応募致しました。」 それぞれ、どんな施設でどんな利用者を相手にする業務だったのかを加えると、面接官もあなたの経験を想像しやすくなります。 介護へのスタンス、今後の展望を具体的に述べ、なぜ応募したのかを簡潔に記すと印象に残りやすくなります。 応募先が企業の場合、貴社。 法人の場合は貴法人と記しましょう。

【転職】介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)取得者向け自己PR例文

パートタイマー、正社員登用問わず、経験や将来像をきちんと書き出しましょう。 「祖母を自宅介護で看取ったことがきっかけとなり無資格で訪問型介護施設に入職し、ホームヘルパー2級を取得しました。通算5年、フルタイムのパート勤務をしています。利用者個人宅にお伺いする訪問型介護は、利用者一人ひとりと接する時間が長いため、深い信頼関係を築けるようにその日の会話や、そのひとにあったケアを覚えることから始めました。 利用者が過ごしやすくなるためのケアはもちろんですが、介護者なしでも再び自立した生活を送れるようになるためのリハビリを意識したケアをしています。子育てのためのブランクが数年間ありますが、ひと段落した今、引き続き介護者ができること、したいことを尊重しながら多くの利用者の生活をサポートしたく、貴社の求人に応募しました。今までの施設とは異なり入浴介助も業務に含まれており、他にも未経験業務があると思いますが、介護者としてスキルアップするために積極的に参加していきます。」 ブランクがあっても経験者ですので自信を持ちましょう。 とはいえ、その時々、施設によりやり方が異なるので柔軟に対応する気持ちも重要です。 自身のスキルに不安がある場合、なにができるか、今後はどうなりたいかを加えると、熱意の伝わり方が変わります。

【新卒】介護系学科卒、新卒者向け自己PR例文

新卒で就労経験がないひとでも、学校で何を学んだか、介護実習現場でどんなことを得たかなどをPR素材にできます。2年制、4年制と学校により在籍期間が異なりますが、2年制は資格取得に向けて最短で学ぶために、個人のタスク管理能力の高さもアピールできるでしょう。4年制は、他の知識や実習期間の長さから専門性や即戦力としてのスキルをアピールできると思います。 「4年間、福祉系大学で介護を学んできました。高齢者施設での実習では、体位交換やトランス、体調変化の観察など基礎的なことを学びながら、雑談をする余裕を生み出すことができました。利用者からこれを手伝ってくれと名指しされるようになると、心を許してくれるようになったのだと嬉しく思い、このひとたちの役に立ちたいと強く思うようになりました。 様々な形態の施設に実習に行きましたが、わたくしは児童発達支援に興味があり、児童心理学も専攻しました。サポートが必要な児童に対し、将来の生活プランと照らし合わせた支援を行いつつ、自立性の育成、保護者への心理的サポートを専門とした業務に就きたく、児童支援サービスを中心に展開する貴社へ応募いたしました。」 実務経験が実習期間のみでも、実務経験があるのとないのでは能力として大きく異なるでしょう。 新卒の場合、学校でなにを学び、なにを志すようになったのかというエピソードや、専攻した科目と仕事をひも付けられると説得力が増します。

【未経験】介護職未経験者向け自己PR例文

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初回公開日:2017年04月27日

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