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「どういたしまして」は正しい敬語?シーンに合わせた表現方法も紹介

更新日:2024年05月22日

敬語表現

「ありがとう」と言われたら、「どういたしまして」と返すことが多いですよね。この言葉は目上の人にも使える表現なのかどうかご存知でしょうか。本記事では、「どういたしまして」は敬語として正しいのか、その使い方や類似表現についてご紹介します。是非ご覧ください。

「どういたしまして」は目上の人に対しては使えない言葉ということが分かりましたが、ではどのような表現で気持ちを伝えれば良いのでしょうか。言い換えることのできる言葉をいくつかご紹介します。

とんでもないです

「とんでもないです」は、目上の人からお礼を言われたときに「お礼を言われる程のことはしていません」と謙遜する意味で使える言葉ですので、「どういたしまして」の言い換え表現となります。 この言葉は言い方により、相手の思い自体を否定するような捉え方をされてしまう可能性がありますので、謙遜していることが分かるような表情をするか、「とんでもないです。お役に立てて嬉しいです」と言葉に付け加えて使うのが良いでしょう。

幸いでございます

「幸いでございます」は、ありがたく思いますという意味になりますので、例えば「お力になれて幸いでございます」という表現を使うことで、あなたの役にたてて嬉しいというニュアンスになります。 とても丁寧な表現になりますので、ビジネスシーンや目上の人に使用する際にも何も問題なく使うことができます。

お気になさらないでください

「お気になさらないでください」は相手への気遣いがうかがえる表現で、「ありがとう」と言われたときに「気にしないで大丈夫ですよ」という意味の返答になります。とても丁寧な言い方ですので目上の人に対しても使うことができます。 正しい敬語であり、相手へ好印象を与えることもできる表現ですので活用の幅も広がるでしょう。

お役に立てて光栄です

「光栄です」という言葉は、感謝や喜びを伝える言葉です。「ありがとう」と言われた時に「お役に立てて光栄です」と返すことで、誠意の気持ちを受け入れ、嬉しく思っていますということを示しています。 ビジネスシーンにおいてもよく使われる言い回しであり、目上の人に対しても好印象を与えることができるでしょう。

お力になれて嬉しいです

「お力になれて嬉しいです」という言葉は、先ほどの「お役に立てて光栄です」と同じような意味になります。相手から感謝の言葉を言われた際に、素直に誠意の気持ちを受け入れる表現です。 あなたの役に立てて嬉しいという気持ちを失礼なく伝えることができ、また口頭でも使いやすい言い回しですのでよく耳にする表現のひとつでしょう。

こちらこそ勉強になりました

「こちらこそ勉強になりました」という言葉は、お互いに何か得るものがあった時に使う表現であり、軽い否定と謙遜の意味を示しています。 あなたがこのような機会をくれたから私も勉強になりましたという意味合いになり、相手からの感謝に対しては軽く否定して、こちらが勉強させてもらえたことへ感謝する表現となります。

恐れ入ります

「恐れ入ります」という言葉は、ビジネスシーンにおいてとてもよく使われる言葉です。この言葉は相手から感謝された際に、謙遜を表し、また感謝の意味を込めて使う言葉です。 相手に対して非常に低姿勢な様子が伝わりますので、目上の人に対しても使うことができ、活用しやすいでしょう。

恐縮です

「恐縮です」という言葉は、相手の好意に対して、ありがたさや申し訳なさといった身のすくむような思いであることを伝える表現になります。この言葉は、謙遜して相手を立てるような意味があり、主に目上の人に対して使用します。 「恐縮です」という表現は少し堅苦しい響きとなりますので、一般的には書き言葉として使用されます。会話で使う場合には、上記でご紹介しました「恐れ入ります」を使用した方が自然で良いでしょう。

「どういたしまして」の英語表現

「どういたしまして」という意味の英語表現はさまざまなものがありますので、シチュエーションに応じて使い分けができると良いでしょう。ここでは3つの英語表現をご紹介しますのでご覧ください。

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初回公開日:2017年04月30日

記載されている内容は2017年04月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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