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契約社員の正社員登用へのステップ|正社員登用面接の内容と対策

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契約社員の正社員登用が可能なことはご存知でしょうか。期限付きで働く契約社員であっても、その働きが認められれば正社員として働くことも可能です。今回は契約社員の正社員登用制度についてや正社員登用試験の内容や対策などをご紹介します。

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契約社員より正社員の方はいい?正社員登用は目指すべき?

契約社員より正社員の方はいい?正社員登用は目指すべき?

近年の雇用形態として正社員以外に契約社員という形態があります。いわゆる非正規雇用ですが、契約社員で働いている人も多いでしょう。一方で、正社員登用を積極的に行っている会社も増えてきています。 契約社員は正社員に比べると、時間通りに仕事が終わったり、休日出勤が比較的、少ないため、プライベートの時間を確保しやすかったりするなど、自由な働き方ができるメリットがあります。 しかし正社員に比べて待遇の面や安定した雇用など長い目で見るとデメリットが大きいのも事実です。正社員登用になれば、今よりも安定した収入や責任ある仕事を任されるようになりますし、自身のスキルアップやキャリアアップにもなります。

こんなに違う!正社員登用と契約社員の違い

こんなに違う!正社員登用と契約社員の違い

契約社員よりは正社員の方が良いというのが一般的なイメージであり、実際に契約社員の人も正社員となることを目指して努力している人も多いです。しかしなぜ契約社員よりも正社員の方が良いとされ、正社員になるための努力をするのでしょうか。 契約社員であってもその企業の社員であることには変わりありませんし、やりたい職業に就くことが出来ないというわけでもありません。契約社員であっても自分がやりたい職業に就くことは可能ですし、自分の理想通りの働き方を実現することも出来ます。それでもなぜ契約社員よりも正社員の方が良いとされているのでしょうか。 契約社員と正社員の間には大きな違いがあります。どちらが優れているというわけではありませんので、自分のライフスタイルに合わせた働き方を目指しましょう。

契約社員にはボーナスが出ない

契約社員にはボーナスが出ない

正社員登用されると毎月、支給される給与以外に毎年、夏と冬に「賞与」という、いわゆるボーナスが支給されるのが一般的です。 一方、契約社員は年俸制などで雇用されているため、ボーナスが出ないことがほとんどです。当然このボーナスが出る出ないで、年収で見ると両者には大きな差が出てしまいます。また基本給も契約社員より正社員登用された場合の方が高くなります。金銭的な優遇を考え、正社員登用を目指す人も多いです。

福利厚生の充実の違いも契約社員のデメリットの一つ

次に、正社員登用されたら、福利厚生の充実に差が出ます。 具体的には、正社員登用されると、老後の生活を左右する上で重要な退職金が支給される事が多いのですが、契約社員には退職金制度自体がない場合がほとんどです。 さらに、家族手当、住宅手当など、基本給に加算される手当が正社員は充実しているのに対し、そういった手当がないことが契約社員には多いです。このことも正社員登用を目指すきっかけになります。

雇用の安定の違い

3つ目は、正社員登用にされた際の雇用の安定です。 契約社員は数ヶ月、あるいは1年ごとに契約を更新しなければならないことが多く、その度に更新できるかどうかの不安に悩まされます。 正社員登用されると、その心配が軽減されます。 なぜなら正社員は重大な過失や規則違反、自主退職以外は、基本的には無期雇用が保障されており、安定して働けるというメリットがあります。 また、正社員は法律で守られているため解雇されにくい特徴があり、一方の契約社員の場合は会社都合で雇用が打ち切られることがあるのです。 以上のことを見ると、契約社員は普段からの待遇だけではなく、雇用の不安定まで、デメリットが多いことがわかるでしょう。いかに正社員登用が働く上で重要かがわかるはずです。

契約社員から正社員登用とはどういったもの?

契約社員から正社員登用とはどういったもの?

このように待遇や退職した後のことまで考えると、不安定な契約社員から正社員登用を目指したいと思うのは当然でしょう。 では、実際に契約社員から正社員登用するには、どういった方法があるのかというと、会社によって、正社員登用の方法は変わってくるのですが、大まかなポイントがあります。

正社員登用制度があるかどうかをチェックする

契約社員が正社員登用される条件としてまず最初に大事なポイントは現在働いている、あるいは働きたいと思っている会社に「正社員登用制度」があるかどうかです。もしこの制度がない場合は、正社員登用の確率は極めて低いと言わざるを得ません。 また「正社員登用制度」がある場合、その会社の人事評価の存在と勤続年数が重要になってきます。例えば勤続何年で正社員登用など、正社員登用するためにはどのような基準が設けられているか、会社の規定で定められていることがあります。 基準というのは「正社員としての適性があるか」ということです。その会社がどんな基準をもって「正社員としての適性があるか」を判断しているのか、知っておくべきといえるでしょう。まずこの正社員登用制度の是非をチェックしてみましょう。

人事評価制度がちゃんとある会社か

正社員登用に意欲的な会社であれば、きちんとした人事評価制度が整備されています。前述したように、正社員として適正があるかどうかも、この人事評価で決定されます。 逆にそういった制度がきちんと整備されていない会社では、正社員登用になる可能性は極めて低いでしょう。正社員登用を目指す際は、この人事評価制度もチェックしておきましょう。

人事評価と勤続年数が重要

正社員登用制度があるかどうかをチェックすれば、後は各基準をクリアできるかどうかです。「人事評価」と「勤続期間」、この2つで正社員登用にするかを判断する会社が多いです。 人事評価のポイントは、何回分の人事評価で正社員登用するかを知っておくことが大事です。人事評価を1年に何回実施するのかは会社にもよりますが、一般的には正社員登用は年に2回分程度が普通です。 勤続年数のポイントというのはその会社でどれくらいの期間で働きつづけていれば、正社員登用されるかです。具体的に何年、働いたら可能なのかは、やはり会社によって異なりますが、通常、非正社員の場合、1~2年程度が適当と言われています。その間にいかに実績を作り、会社から高い評価を得られるかが重要と言えます

6か月紹介予定派遣制度を利用する

人事評価制度と勤続年数制度以外に、正社員登用を目指す方法として、紹介予定派遣制度というものを利用する方法もあります。これは派遣会社を通して6ヶ月間、派遣先の企業で働き、その実績を見て雇い主と労働者側の合意があればそのまま正社員登用されるという制度です。 もちろんこの紹介予定派遣制度を利用したからといって、6ヶ月後に確実に正社員登用されるというわけではありません。正社員登用となるかどうかはあくまで企業から評価次第ということになります。

契約社員の5年ルール

勤続年数によって正社員登用を決める会社に転職する際、その会社が「契約社員の5年ルール」を採用しているかチェックしておきましょう。この「契約社員の5年ルール」は法律によって厚生労働省が設けているルールです。 これは簡単に言えば契約社員であっても5年間勤続していれば正社員として雇用されるというものです。正社員登用を目指すのであればこのルールを採用している企業を選ぶといいでしょう。 もちろん5年勤めれば誰でも正社員になれるというわけではありません。企業にその働きが認められなければ正社員登用されることはありません。企業からの評価が悪い、あるいは契約社員を雇う余裕が企業になければ5年を待たずして契約満了ということもありますので注意が必要です。

転職サイトなどを利用する

現在働いている派遣先の会社で正社員登用制度が実施されていた場合、契約社員から正社員登用は比較的成功しやすいと考えられます。まず現在の派遣先や契約先で働きながら、正社員登用のチャンスがないかを周囲の人に聞いてみましょう。 正社員登用制度がない場合は転職エージェントや転職サイトなどで、正社員もしくは正社員登用制度を実施している会社を探してみましょう。転職サイトを利用することで正社員登用制度のある企業を探すことも出来ますし、転職の際の試験対策などもサポートしてもらえる場合もあります。 転職サイトという名称ではありますが、その利用は転職時だけに限りません。初めて就職する場合でも転職サイトは利用できますので自分にあったサイトを見つけてみましょう。

正社員登用試験で気をつけたいことは?

正社員登用試験で気をつけたいことは?

契約社員から正社員登用されるのは非常に難しいことで、なかなかそのチャンスが巡ってこないという人も少なくありません。しかし契約社員からの正社員登用が必ずしも不可能というわけではありません。前述したように正社員登用されるための方法は様々あり、方法の数だけチャンスがあるとも考えられます。 契約社員から正社員登用される際には契約更新の際などに企業から申し出があり、そのまま正社員登用という場合もありますが、正社員登用の話が持ち上がり試験が実施され、それに合格すれば晴れて正社員という場合もあります。 正社員登用試験まで辿り着ければ正社員までの道のりはあと一歩ですが、試験の結果次第では正社員の話もなくなります。正社員登用試験の際にはどのようなことに気をつければいいのでしょうか。

意識改革

正社員登用試験にあたっては、まずはその心構え、意識改革を行うことが重要になります。この試験に合格すれば晴れて正社員として働くこととなり、これまでの契約社員とは雇用形態もかわります。 契約社員と正社員の違いは雇用形態だけではなく、仕事の量が増えたり、残業をしなければならないことも増えるでしょう。責任ある仕事を任される機会も契約社員のときと比べれば多くなると考えられます。 契約社員の頃であれば許されていたことも正社員となっては許されなくなったり、周囲の期待や求められるものも変わってきます。正社員登用試験を受けるにあたっては受験の前から正社員として働く気持ちを固め、仕事に対してこれまで以上に真剣に向き合う必要があります。

正社員に求められるもの

正社員登用されると常に会社の利益を考えながら業務を行うことや、部下を管理・育成するといった人材育成など、前述したように契約社員にはなかった責任ある仕事を任せられることが多くなります。 会社側もただ安定が欲しいからなどの漠然とした動機しかない人材を正社員登用しようとは考えていません。契約社員よりも高待遇で雇用する代わりに、スキルや向上心、意識の高さを求めます。 正社員に求められるものとして能力も当然ありますが、自分がどのようにその企業で成長していきたいのか、そのビジョンが求められることもあります。正社員登用試験の内容は企業によって様々ですが、面接を行う企業も多く、将来のビジョンを問われることも多いので自分がどのように成長したいのか、そのビジョンをしっかりと持つようにしましょう。

正社員登用試験の内容と対策は?

正社員登用試験の内容と対策は?

正社員登用試験に臨む際の意識や心構えなどを紹介しましたが、正社員になる覚悟や自覚を持つことが出来れば、いよいよ実際の試験への対策を始めていきましょう。当然ですが試験である以上、良い成績、良い評価を得られなければ正社員登用の話は白紙に戻りますし、正社員となるだけの能力や熱意が足りないとなればそのまま次の契約更新で契約満了となってしまうこともあります。 試験に落ちれば正社員になれないだけではなく、契約社員としての立場も危うくなる可能性があるということは覚えておきましょう。正社員登用試験の内容は細かい部分は企業によって異なりますが、形式自体は同じものも多いです。事前にしっかりと対策をし、正社員登用試験を攻略していきましょう。

正社員登用試験の内容

契約社員から正社員登用の際に行われる正社員登用試験の内容は大きく分けて筆記試験、面接になります。企業によってどの試験が行われるかは異なり、筆記試験だけの場合、面接だけの場合、両方とも行う場合もあります。自分の勤める企業ではどの形式で正社員登用試験が行われるのかを事前に確認しておきましょう。

筆記試験のポイント

正社員登用での筆記試験の場合は、その会社が行っている業務で変わります。例えばIT関連の会社ならパソコンの入力の速さや正確さを見る入力テストは基本として行われますし、ワード、エクセルの他にイラストレーター、フォトショップ、その他必要なパソコンスキルが主なテストとして出題されるでしょう。語学力が必要な業務なら語学テストも行われるでしょう。 また一般常識問題も正社員登用試験に盛り込む会社もあります。これは正社員登用された場合、契約社員と違って、取引先との連絡などで外部と接触する機会が増える場合もありますので、最低限の社会人としてのマナーが備わっているかを見るためです。自分の業務に関わる能力と合わせて一般常識も勉強しておきましょう。

どのような専門技術やスキルを持っているか

正社員登用の面接を受ける上で、契約社員が最も強みになるのは、契約期間の間でどのような専門技術やスキルを身に付けたかです。専門技術やスキルは、正社員、契約社員関係なく本人の意識と努力で身に付けられるので、それらをアピールすることで高い意識を持って業務に取り組んできたということがアピール出来ます。 正社員登用の際、会社の採用担当者が強く求めるものは、仕事に対する高い意識や意欲はもちろんですが、実際の業務で役に立つかどうかです。どのようなスキルを持ち、それがどのように企業に貢献できるのかを面接でしっかりアピールすることが重要になります。

柔軟性・環境適応能力をアピール

派遣社員や契約社員は契約期間ごとにさまざまな業務や職場環境を経験します。契約社員の方が一つの職場しか知らない正社員に比べて、変化する職場、人間関係に素早く適応する柔軟性や環境適応能力が高い場合があります。 これは正社員登用の面接の際、非常にアピールしやすい強みでもあります。正社員登用になった場合、キャリアアップをしていく度に、さまざまな状況を飲み込み、適応し、処理しいく能力が必須になります。正社員登用試験の面接でもこれらの能力があることをアピール出来れば将来有望だと思ってもらえるチャンスです。 契約社員から正社員になるためには将来性があることアピールすることが大切になります。

そもそも正社員登用制度とは?

そもそも正社員登用制度とは?

正社員登用制度について紹介しましたが、そもそも正社員登用制度とは契約社員やアルバイトなどの雇用形態から、正社員へと転換する制度のことです。しかしなぜこの制度が生まれたのでしょうか。それは正社員になる前に契約社員という雇用形態が生まれた理由を理解しておけば、正社員登用にも有利に働くでしょう。 正社員の前に契約社員という雇用形態があるのは、企業側は正式雇用する前にその人物が正社員として適切かを見極めやすく、労働者側も正社員登用される前に自分にあった労働環境かを試せるメリットがあるからです。 正社員になれば、より責任のある仕事やポジションにチャレンジ出来ますし、給与が上がっる場合もありますので、ぜひ正社員への道を目指しましょう。

正社員登用は意識の高さが結局は決め手

正社員登用は意識の高さが結局は決め手

正社員登用制度や正社員登用試験の内容や対策などを紹介しましたが、契約社員から正社員へと登用されるためには様々な努力が必要になります。それは勤続年数であったり、正社員となれるだけの能力やスキル、実績を提示するなど様々です 。自分に合った方法、勤める企業の制度や規定などを確認して正社員登用を目指しましょう。契約社員から正社員になるための方法は一つではありませんので諦めずに何度でも挑戦することが大切になります。 どのような方法で正社員になるとしても、正社員になるためにはそれだけの能力が必要になります。契約社員の間に仕事をしっかりと覚え、正社員としても充分に活躍出来るだけのスキルを身に付け、自分が企業に役立つ人間であるということをアピールしましょう。

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