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企画立案力を向上させる方法|企画立案のプロセスと立案書の作り方

初回公開日:2017年04月11日

更新日:2020年03月05日

記載されている内容は2017年04月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ビジネススキル

「企画立案」― ビジネスシーンでよく目にする、耳にする言葉です。企画立案とは何をすることなのか?企画立案力があればどんなメリットがあるのか?よい企画を立案するためには、どんな思考プロセスを踏めばよいのか考えてみましょう。

「企画立案」とは?

「企画立案」とは?
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企画立案力があれば、自分の世界はもっと広がる

例えば会社で「商品企画部」「営業企画部」などのような、文字通り‟企画”に携わる仕事についている人にとって、企画立案力は必須と言ってよいでしょう。しかし、ではそれ以外の人にとっては特に必要のないスキルでしょうか?「私はもっぱら定型的な事務処理や書類整理をやっているだけなので…」「工場で規格品作りを毎日やっているだけなので、別にそんなに難しく考える必要ないけど…」など、企画立案といったこととは無縁と思っているひとも多いかもしれませんね。 しかし企画立案は必ずしも特定の立場の人だけに必要な能力ではありません。例えば職場で「この仕事のやり方、あまり良くないよな。もっと効率的にすればいいのに」とか、「この社内ルールおかしいよ。みんな陰で文句言ってるし」など、現状に満足できないことは多いでしょう。現状を変えたければ、その方法を考え、工夫しなければなりません。また仲間内でどこか旅行しようという話になった。自分としては「あそこに行って、こんなことをやりたい」という思いがあったとしても、その思いを上手にアピールできなければ、皆の賛同を得ることは難しいでしょう。 「企画」も「立案」もほぼ同義ですが、いずれも大雑把に言えば、「物事をより良い方向に向けるための方法、またそれを考えること」といった意味です。となれば職種・立場に関係なく、より良い人生を送る上で企画立案力は誰にとっても必要な能力と言えるでしょう。

企画立案に必要なスキル・テクニック

企画を立案することの必要性とは何でしょう?あらためて考えてみましょう。そもそも必要性がなければ、すなわち現状で満足しているのであれば、新たな企画など不要です。企画とは、それがあることによって何らかの問題の解決が期待できるから求められるのです。 解決すべき課題や問題を探り、その解決に向けてのプロセスを整えることが企画立案です。そこに必要なスキルやテクニックとは、具体的にどんなものでしょう?以下にランダムに並べてみましょう。 ・問題点や課題に気づくアンテナ ・ニーズを探る情報収集力 ・ビジョンを描く想像力 ・的確なプランを生み出す創造力 ・目標達成への道筋をつける緻密さ

企画立案のプロセス

「企画」というと「何か全く新しいアイデアを出す」というイメージがありますが、初めにアイデアありきではありません。例えば「新たな社員旅行の企画」といったケースで考えてみましょう。 ① そもそもなぜ「新たな社員旅行を企画しよう」という話になったのか?その背景を探ってみましょう。 ・現在、社員間の親睦を深める機会が少ない ・社員旅行はあるが、マンネリ化していて参加希望者減少 ・結果、社員同士の人間関係が希薄化し、業務連携に悪影響 などといったことが挙げられるでしょうか。 ② そのような現状を改善し、どんな状態にすることが望ましいのか、目標を描きます。 ・社員同士の親密度を高め、信頼関係を強固なものとし、スムーズな業務連携を実現する 大まかに言えばこんなところでしょう。 ③ とすれば「新たな社員旅行」とは、その目標に向かうための方法の1つにすぎません。現状の問題点を改善し、理想とする状態に到達する手段は旅行だけではないでしょう。もっと効果的な手段が他にあるかもしれません。思いつきで動くのではなく、筋道を立てた問題解決の思考で企画を練りましょう。

1.ニーズを探る

1.ニーズを探る
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たとえば営業活動では、お客様に自社の製品やサービスを提案するわけですが、一方的にこちらの思いだけを押しつけても、相手は納得してくれないでしょう。お客様の考えやニーズにマッチしたものでなければ、見当違いの提案になります。   たとえば職場の業務改善策を提案するにも、そもそも改善すべき問題の実態がつかめていなければ、その改善プランは、やはり的はずれなものとなる可能性があります。 まずは企画が求められる背景をしっかりと探りましょう。

2.課題を設定する

問題・課題とは「あるべき姿と現状の差異」と定義されます。「本来はこうあるべきだ。にもかかわらず現状それができていない」とか「もっとこうだったらいいのにな」など、理想とする姿と現状にはギャップがあります。現状のマイナス面を具体的にし、それをどんな状態にしたいのか目標を明確にしましょう。

3.課題解決プランを検討する

現状をあるべき姿に近づけていくための方法を考えましょう。考え方の糸口としては、例えば「安・正・早(速)・楽」といったキーワードで考えてみるのもよいでしょう。 (安)― 今よりもっと安全に、あるいは安価にやる方法はないか? (正)― 今よりもっと正確・適正にやる方法はないか? (早・速)― 今よりもっと早く(速く)やる方法はないか? (楽)― 今よりもっと楽に、あるいは楽しくやる方法はないか? また、複数メンバーでディスカッションできるのであれば、ブレーンストーミングのルールで話し合うのもよいでしょう。 ブレーンストーミング(略してブレスト)4つのルール 1.批判厳禁 2.自由奔放 3.質より量 4.便乗歓迎 この段階では、あまり細かいことにこだわらず、思いつきでもよいのでなるべく多くのプランを出しましょう。

4.プランを精査し具体化する

4.プランを精査し具体化する
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複数挙げられたプラン、その全てを実行できれば良いのですが、現実的にはそうもいかないでしょう。そこでプランを精査し、取捨選択し、具体的な形にしていきます。以下のような「モノサシ」で選択しましょう。 1.実効性 ― そのプランは本当に課題解決に効果があるか? 2.必要資源 ― プランを実行するために必要な資源(人・モノ・金・情報 など)を捻出できるか? 3.マイナス影響 ― プランを実行した結果、別問題が発生しないか?その問題の程度は? 4.理解・協力 ― 関係者に賛同してもらえるか?協力してもらえるか?

企画書をつくる

どれほど素晴らしい企画を思いついても、実行に移さなければ「絵に描いた餅」に終わってしまいます。実行に移すためには、関係する人々(顧客・職場のメンバーなど、ターゲットとする人)の理解と納得が必要です。考えた企画を、見やすく説得力ある企画書にまとめましょう。

企画を提案できる形にまとめる

企画を提案できる形にまとめる
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企画書は簡潔・明瞭・正確・論理的・具体的であることが重要ですから、べた書きにするのではなく、項目だてをし、筋道を立てた表記を心がけましょう。必須項目としては、以下のようなものでしょう。 1.現状の課題・問題 2.解決のためのプラン 3.プランの具体(実施スケジュール・個別タスク・費用など) 4.プラン実行により得られる効果 5.実施により想定されるマイナス影響とその対処法 企画書の書式に絶対的な決まりはありません。会社で決まった書式があれば、それにのっとった表記にすべきでしょうが、ないのであれば工夫してみましょう。以下にサイトには様々なテンプレートが紹介されています(いずれも無料の会員登録が必要)。参考にしてみてください。

アピールする企画書に仕上げる

アピールする企画書に仕上げる
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どのような企画内容であっても、必須となる要素はおおむね変わりません。しかしその表現の仕方によって、アピールの度合いは大きく変わります。訴求力のある企画書にするためのポイントを考えましょう。 1.メリハリがきいている 細かい文字で埋め尽くされた書類は、見ただけでうんざりします。大・中・小と項目を分け、文字も大きさ・色・書体に変化をつけたり、文章のかたまりごとに行を空けたり、煩雑な情報は箇条書きにしたりなど、見た目の工夫を施しましょう。 2.キャッチ―なキーワードやフレーズ 事務的で無味乾燥な文章は、人の気持ちを引きません。提案するターゲットや企画内容にもよりますが、「おっ⁉」と気を引く言葉を工夫して、所々にちりばめてみましょう。 3.ストーリー化 事務的な文書よりも、小説などの物語の方が面白いと感じる人は多いでしょう。物語は面白がらせる仕掛けが様々工夫されているからです。「読ませる」企画書にするために、ストーリーを描きましょう。例えば、現状の問題点がどれほど深刻か危機感を強く煽り、それをクリアできればどれほど素晴らしい未来が待っているか、期待感を持たせ、そこに到達するためのプランの有効性を実感させるなど、業務上の制約のある中でも、色々な仕掛けが考えられます。 4.図・表・イラストの活用 文字だけでは表現しづらいことも、表にまとめる、図で表す、フローチャートにする、イラストで示すことで端的に伝えることができたりします。全体のバランスとの兼ね合いで適宜取り入れましょう。

企画立案力をつけて人生をもっと豊かに

「企画立案」などというとビジネスライクで、ちょっと堅苦しい印象になりますが、「より良くしていくために考え工夫する」ということであれば、それは人間として基本的な幸福の追求にほかなりません。企画立案力を高め、人生をより良くしていくための考え方を習慣化させましょう。

今の仕事を続けていいのか不安に感じる

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