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新入社員がすぐに退職してしまう理由|退職の方法と退職金について

更新日:2020年10月02日

転職の悩み・不安

社会経験の少ない新入社員が退職という選択をする方が非常に多いものです。現代は新入社員の3割が退職する時代となりました。新入社員の会社定着が問題化していますが、実際に職場や人間関係だけに問題があるのでしょうか。考え方を変えるだけで会社と上手くいくかもしれません。

新入社員の3割が退職する時代

現在は新卒で採用しても3年以内に退職する方が3割いるそうです。約3人に1人は3年以内に退職しているということですね。新入社員というのは企業にとって、手間と時間とお金を掛けて、同業他社と競争の末、やっと確保した人材な訳です。その人材が一通りの仕事を覚え、一人立ちし会社の業績に貢献し出すのが3年目くらいと言われています。そんな成長した社員がある日「辞めさせて頂きます」と辞表と共に言われたら「そりゃないよ」と思うのではないでしょうか。

「大卒の3割が3年以内に入社した企業を辞めている」ことが、厚生労働省が発表した資料で明らかになった。  今回、厚労省がまとめた資料は、2003年3月卒~2011年3月卒の新入社員の従業員規模別と産業別の離職者数および離職率である。大卒の離職率については、これまでも「3年3割(3年で3割が退職する)」といわれてきたが、調査の平均はまさにこの通説を裏付けている。

何故、入社してから3年なのか

社員として働いたことがある方なら「どんなに辛くても3年間は我慢して務めなさい」と言われたことはありませんか。ひと昔前であれば、この価値観は常識でした。現在でもこういった考え方をしている人は意外といるものです。そもそもこの考え方に根拠があるのでしょうか。

入社したばかりのとき、人生の先輩から「とにかく3年続けろ」という言葉を聞かされた人も多いと思います。「石の上にも三年」ともいいますが、本当に続けた方がいいものなのでしょうか。社会人に意見を聞いてみました。 Q.「入社したら3年は辞めずに続けた方がいい」という意見に対してどう思いますか? A.その通りだと思う......200人(40.5%)  条件付きでやめてもOK......120人(24.3%)  とくに気にする必要はない......171人(34.6%)  その他......3人(0.6%) 「その通りだと思う」人が多数ではあるけれど、「とくに気にする必要がない」と感じる人も少なくありません。それぞれの見解を見ていきましょう。 ■3年間はふんばるべし ・「転職の時に忍耐力がないと思われる」(女性/25歳/金融・証券) ・「そのくらい続けられないなら、どこへ行っても無理」(男性/28歳/情報・IT) ・「会社は入社後3年間は教育金として投資をして、その後に回収することを期待している。会社に損をさせてはいけない」(女性/25歳/ホテル・旅行・アミューズメント) ・「3~5年目が一番きつかった。それを乗り越えると楽になったので、今はあのとき辞めなくてよかった思う」(女性/31歳/運輸・倉庫) 「3年は続けたほうがいい」と思う人は、まずは今いる場所で仕事をして経験を重ねたほうがいいと考えているようです。また、ある時期が過ぎるとつらくなくなったという人もいて、簡単に辞めないで山を乗り越えて欲しいという気持ちもあるようでした。

出典: http://news.nicovideo.jp | 入社したばかりのとき、人生の先輩から「とにかく3年続けろ」という言葉を聞かされた人も多いと思います。「石の上にも三年」ともいいますが、本当に続けた方がいいものなのでしょうか。社会人に意見を聞いてみました。 Q.「入社したら3年は辞めずに続けた方がいい」という意見に対してどう思いますか? A.その通りだと思う......200人(40.5%)  条件付きでやめてもOK......120人(24.3%)  とくに気にする必要はない......171人(34.6%)  その他......3人(0.6%) 「その通りだと思う」人が多数ではあるけれど、「とくに気にする必要がない」と感じる人も少なくありません。それぞれの見解を見ていきましょう。 ■3年間はふんばるべし ・「転職の時に忍耐力がないと思われる」(女性/25歳/金融・証券) ・「そのくらい続けられないなら、どこへ行っても無理」(男性/28歳/情報・IT) ・「会社は入社後3年間は教育金として投資をして、その後に回収することを期待している。会社に損をさせてはいけない」(女性/25歳/ホテル・旅行・アミューズメント) ・「3~5年目が一番きつかった。それを乗り越えると楽になったので、今はあのとき辞めなくてよかった思う」(女性/31歳/運輸・倉庫) 「3年は続けたほうがいい」と思う人は、まずは今いる場所で仕事をして経験を重ねたほうがいいと考えているようです。また、ある時期が過ぎるとつらくなくなったという人もいて、簡単に辞めないで山を乗り越えて欲しいという気持ちもあるようでした。

いつの時代も若者と先人は分かち合えないもの

ジェネレーションギャップはいつの時代もあるものです。嘘か本当か、古代文明の壁面にも「最近の若者は・・・」と嘆く文章が書かれていたとかいないとか。それは当然の話しで、そもそも育った時代も環境も違う訳ですし、積んできた経験が違えば考え方が異なるのは必然です。自分が若者だった時のことを思い出してみて下さい。口うるさい先輩者のアドバイスと言う名の苦言に辟易しませんでしたか。 自分が先輩の立場になると分かりますが、先輩達は良かれと思って発言しており、新入社員を困らせよう、などという気持ちは無いのです。新入社員の為を思い、言っているケースが殆どです。「こいつに口うるさく言って、追い込んで退職させてやる」などと思ってはいないのです。そして新入社員も入社段階で「長くても3年以内にこの会社を辞めるんだ」などと決意している者はいないでしょう。では何故、双方が望んでいないにも関わらず、早期退職という結果に結びついてしまうのでしょうか。

新入社員の期待と不安

採用が決まり、新入社員として入社する前に持つ漠然とした会社に対するイメージがあると思います。当然のことながら、入社試験を受ける前に会社の概要を調べている方が殆どだと思います。「企業説明会に参加するまで何の会社か知らなかった」などという人もいるかもしれませんが、その程度の意識で入社まで進んでしまったのは自己責任と言わざるを得ません。 多くの方は入社前の漠然とした企業イメージと、自分がその会社で活躍するイメージを持ち、入社への期待を持っているものです。同時に「この会社で本当に良かったのだろうか」「良好な人間関係を築けるだろうか」といった不安も抱いているものです。期待と不安の比率は個人の性質によるものであり、一概には言えませんが、両方を抱えたまま入社へ至るというのが普通です。最近では入社後4時間で退職してしまった、という方もいる様です。

新入社員の女性が4時間で退職したというツイートが話題になっている 職場は騒然となったようで、ツイートには様々な反響が寄せられている 入社日の8時半に始業し、10時の休憩で帰ってこなかった人もいるという

新入社員の理想と現実

第一志望か第二志望かは別にして、希望して入社試験を通り内定を決めた新入社員は期待を持って入社します。しかし社会人として働いたことのある人なら分かると思いますが、実際に入社してみると100%期待通りの職場などということはあり得ません。恐らく入社前段階では、バリバリ仕事をする姿を想像していたはずの自分と違う姿の現実があった場合、人によっては我慢が出来なくなってしまうのかもしれません。 仕事の内容が想像していたものと違う、残業が多く拘束される時間が長過ぎる。上司や先輩と上手くいかない、など考えられる不満は沢山あります。また会社とは別の不満によって退職へ繋がるケースもあります。通勤が予想以上に大変だった、初めての一人暮らしが耐えられなかった、給料と生活費のバランスが取れなかった、など多かれ少なかれ感じたことがある方も多いと思います。これらを深刻に捉えてしまい、早期退職に繋がってしまった新入社員は意外といるのではないでしょうか。そして誰もが退職する時、思うのです「こんなはずではなかった」と。

新入社員の退職した場合のその後

実際に新入社員を受け入れる側の立場になると、社員の就労期間と退職後の方向性に因果関係がある様に感じます。あくまでも傾向として、ということではありますが入社間もない新入社員程、退職後に職を持たなかったり、フリーターになってしまったりといったことが多い様に感じます。勿論、年齢的に若くフリーターになり易い年齢ということもあるとは思いますが、そもそもの退職を決めるまでの思考過程に差があるのではないか、と感じることも多いのです。

ポジティブな退職

新入社員として入社し、上司や同僚の協力の元、一つの会社で数年働き続けキャリアを積んだ後、一定の職位を任される様になったとします。気が付けば少ないながらも部下を持ち、ちょっとしたグループや部署のリーダーとして仕事を進める立場となると、新入社員の頃には見えなかったものが見えてくる様になります。例えば仕事の進め方に対して、より具体的な改善案が生まれることもあるでしょう。人材の配置を変更することで、円滑に仕事が回るのに、と感じることもあるでしょう。こうすることで会社は更に発展出来るかもしれないのに、という想いを持ちながらそれを実行するだけの力が足りないことへの不満が、退職を考えてしまう方も多いと思います。

前向きな決断としての退職

では何故、今の会社で実行することが出来ないのでしょうか。会社の規模にもよりますが、そもそも受け入れる様な社風でない、というケースが最も多いのではないでしょうか。創業者の価値観が社風となっている会社は非常に多く、それ自体が社内のルール化されているケールもあります。そしてそういったルールが、月日と共に会社を運営していく上で、弊害となっていく場合もあります。しかし既に社内においての常識、社風となっているものをイチ社員が変えることは非常に困難です。会社の将来性などを踏まえ、自身の価値観に近い会社へ転職する、という選択はポジティブな退職になります。

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初回公開日:2017年04月11日

記載されている内容は2017年04月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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