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正社員とバイトの掛け持ち・確定申告の方法|掛け持ちはばれる?

事務

ここ10、20年で大きく下がっている平均年収。正社員の仕事と掛け持ちでアルバイトをしたいと考えている方もいらっしゃると思います。実際正社員とアルバイトの掛け持ちというのは可能なのでしょうか?今回は会社にバレるポイントをご説明したいと思います。

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1分でわかるこの記事の要約
  • 正社員とアルバイトの掛け持ちは「住民税」「雇用保険」「社会保険」によりバレる場合がある
  • 業務委託などの契約形態だと、副業がバレるのを防ぐことができる
  • 副業がOKな会社に転職するのもひとつの手

正社員とアルバイトの掛け持ちは「給与」をもらっているため特別徴収になり、正社員で勤める会社にバレてしまう場合があります。 アルバイトの代わりに業務委託で掛け持ちの仕事を探す方法もありますが、なかなか難しいですよね。最近は副業を認めている会社も増えていますので、副業がOKの会社に転職するのも選択肢のひとつに入れてもいいかもしれません。

正社員とアルバイトの掛け持ちは可能?

そもそも正社員とアルバイトの掛け持ちというのは可能なのか、不安に思っていらっしゃる方もいると思います。 基本的に会社の就業規則などで副業禁止とされていれば、掛け持ちはできません。会社にバレた場合の事例として、最悪、懲戒解雇された裁判例もありますので注意が必要です。 副業は禁止ではないけれど会社にバレたくないという方もいらっしゃると思います。今回はそういった方向けに会社にバレずにアルバイトをすることができるのかを解説いたします。

内緒でアルバイトを掛け持ちすると会社にバレる?

内緒で掛け持ちすると、どういった理由でバレるのかを知っておきたいという方もいらっしゃると思います。 ポイントは3つ「住民税」「雇用保険」「社会保険」です。1つずつ解説していきます。

バレるポイント1つめは住民税

1つめは住民税です。住民税は前年の所得から計算して決まり、お給料からひかれることで支払うようになっています。役所の方があなたの所得を元に住民税を計算し、会社に通知を送ります。 会社の人はその通知を見てお給料から住民税をひくわけです。所得が多ければ払う住民税も高いので、請求される住民税があきらかに他の人より高ければ、会社の人も気づくでしょう。

特別徴収と普通徴収

実はこのお給料から税金がひかれる支払い方のことを特別徴収といいます。逆に、自分で支払う方法を普通徴収といいます。 法律上、特別徴収になる場合と普通徴収になる場合というのが決まっています。

特別徴収になる場合

特別徴収になるのは会社から「給与」をもらっている場合です。正社員として働いている会社でも「給与」をもらいますが、掛け持ちでアルバイトをした場合にもアルバイト先から「給与」をもらいます。 この正社員の分の給与とアルバイトの分の給与を合わせた額から住民税が計算されます。「給与」は普通徴収にすることができません。

普通徴収になる(する)場合

正社員やアルバイトとして給与をもらう以外にも、収入を得る方法があります。例えば、事業を行い収入を得る事業所得、不動産を持っていて貸すことで収入を得る不動産所得、株などの配当を得る配当所得などです。 この場合には確定申告をする際に、「給与から天引き(特別徴収)」と「自分で納付(普通徴収)」のどちらかを選ぶことができるようになっていますので、「自分で納付」を選ぶことで、給与以外の収入にかかる税金を普通徴収にすることができます。 普通徴収にすれば、会社の住民税の額は増えませんのでバレる可能性が一つ減ります。

普通徴収の税金の支払い方法

普通徴収の場合は市町村から納付通知書というのが届き、それを元に自分で支払います。 口座振替やクレジットカードでも払える場合もあるので、確認しましょう。

普通徴収にするには掛け持ちするアルバイトの種類を確認しよう

「特別徴収になる場合」で解説したように、アルバイトで給与をもらっている場合には普通徴収にすることができません。なんとかアルバイトで普通徴収にできないか、と考えた方もいらっしゃるかもしれません。 正確にはアルバイトとはもう言えませんが、副業をして普通徴収にする方法はあります。アルバイトとして給与をもらうのではなく、個人事業主として事業所得を得るというやり方です。 例えば、アルバイト情報誌を見た際に「委」というマークを見かけたことはありませんか?家庭教師や、セラピストなどに多いですが、これは業務委託のことを指しています。 業務委託というのは、雇用されて給与をもらうのではなく、「○○という業務をしたら○○円支払います」という契約で、扱いとしては個人事業主となりますし、収入は事業所得になります。 なんとなく家庭教師と言えばアルバイトと感じますが、必ずしもアルバイトではなかったりするのです。「バイトル」には業務委託の求人も多数掲載されていますので、検索してみるといいでしょう。 最近はクラウドソーシングなどをされている方も多いです。こちらもほとんどの場合は雇用契約ではありませんので、個人事業主という扱いになります。

確定申告はどうする?

正社員と掛け持ちでアルバイトをするにせよ、個人事業主として働くにせよ、基本的には確定申告をしなければなりません。 「今年の収入は○○円です」と届出を出します。アルバイトで給与をもらった場合、普通徴収にすることはできませんが、確定申告は必要です。

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確定申告をしなくてもいい場合

とはいえ、必ずしもすべての場合に確定申告をしなければならないわけではありません。1年間で正社員での給与以外の所得が20万円以下の人は確定申告の必要はありません。 注意点は掛け持ちでしているアルバイトでの収入が20万円というわけではなく、正社員の給与以外というところです。例えばアルバイトで15万円、個人事業主として10万円という場合や、アルバイト1社目で10万円、2社目で11万円という場合にも確定申告は必要です。

バレるポイント2つめは雇用保険

正社員で働いていらっしゃる方は、雇用保険に加入していると思います。基本的には週に20時間以上勤務する場合には雇用保険に加入しなければなりません。この雇用保険、同時に2つの会社で働いても、2つ加入するということはできません。 正社員の会社だけで加入となり、正社員の会社と、掛け持ちで働いているアルバイトの会社の両方で加入することはできないのです。 ですので、アルバイトとして働く時間が週に20時間を超える場合には、きちんとアルバイト先に言っておかないと、アルバイト先で雇用保険加入の手続きをされてしまいます。 2つ加入ができないにもかかわらず、加入の手続きがされると役所の方は「正社員の会社からアルバイトの会社へ転職したのだろう」と考えます。そして正社員の会社に、「雇用保険喪失(退職した際にする手続き)の手続きが済んでいませんよ」と連絡がはいってしまうことがあるのです。 正社員として働いている会社にバレたくない方は、掛け持ちでアルバイトをするなら、週20時間未満でする方がいいですね。

バレるポイント3つめは社会保険

正社員で働いていらっしゃる方は、社会保険にも加入していると思います。ほとんどの場合、週に30時間以上勤務すると社会保険に加入しなければなりません。最近法律の改正があり、大企業では週に20時間以上勤務すると加入しなければならなくなりました。 ですので、正社員として週40時間働き、掛け持ちでアルバイトとして週30時間働く、もしくは掛け持ちのアルバイト先が大企業で週20時間働くという場合には注意が必要です。 社会保険の場合は雇用保険と違い、同時に2つの会社で働いて加入することが可能です。というよりも、勤務時間などで加入しなければならない場合には2つの会社で加入しなければなりません。 社会保険料なども、特別な計算方法をする必要がありますので、会社にバレずに2つの会社で社会保険に加入するというのは不可能です。雇用保険と同じく、正社員として働いている会社にバレたくない方はアルバイトの勤務時間に気をつけましょう。

気をつけていても正社員として働く会社にバレることも

ここまで正社員で働いている会社にアルバイトがバレるポイントをお伝えしてきましたが、このポイントに気を付けていてもバレてしまうことはあります。住民税に気を付けて、普通徴収を選択したにもかかわらず、役所の方のミスでバレてしまったということもあります。 また、アルバイトしている瞬間を正社員として働いている会社の人に目撃されてしまった、知り合い経由でバレてしまったなどもあります。正社員とアルバイトの掛け持ちを考えていらっしゃる方は、バレた場合のリスクを考慮してから決めることをおすすめいたします。

労働基準法的な掛け持ちの扱い

正社員とアルバイトを掛け持ちした場合は、たいていの場合は1日の勤務時間は8時間を超えますし、週の勤務時間は40時間を超えます。あまり知られていませんが、実は労働基準法的には割増賃金を支払わなければなりません。 支払う義務があるのは1日のうちで後に仕事をしている会社です。朝から夕方まで正社員として働いている会社で8時間働き、その後アルバイトをしている会社で2時間働いた場合には、アルバイトをしている会社で働く2時間は割増賃金になります。 逆に朝新聞配達を2時間して、その後正社員として働いている会社で8時間働いた場合には、正社員として働いている最後の2時間は割増賃金がかかります。知っておいて損はないでしょう。

正社員で働く会社に相談することから始めてみては?

記事のまとめ
  • 正社員とアルバイトの掛け持ちは「住民税」「雇用保険」「社会保険」によりバレる場合がある
  • 業務委託などの契約形態だと、副業がバレるのを防ぐことができる
  • 副業がOKな会社に転職するのもひとつの手

ここまで、正社員とアルバイトの掛け持ちをする場合について解説してきました。いかがでしょうか?会社にバレたらどうなるかわからない、と不安な気持ちもわかりますが、まずは会社に相談してからの方がいいかもしれませんね。 なぜ掛け持ちでアルバイトをする必要があるのか、アルバイトをしたことで会社に迷惑をかけることはないのかなど、説得の材料を準備して相談してみてはいかかでしょうか? 相談することでいいアドバイスをもらえたり、掛け持ちでアルバイトをすることを応援してくれたりするかもしれませんよ。 また、転職エージェントで副業OKの会社を探すのもひとつの手です。副業せずに本業だけで年収UPを見込めるかもしれませんので、まずは気軽に相談してみることをおすすめします。

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