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営業許可証の種類・更新や再発行の仕方・紛失した時の対処法

更新日:2020年08月14日

営業

カフェやレストランなど、飲食店を開業しよう!という夢を持つ人も多いのではないでしょうか。食品を扱う仕事を始めるときにハードルとなるのが営業許可証です。今回は営業許可証の種類や営業許可証の取得に必要な要件、営業開始後に必要な手続きなどを解説いたします。

営業許可証とは

営業許可証の種類

一言に営業許可証、飲食店の営業の許可と言っても、実は扱う商品や食材などによって取得する営業許可証の種類が違います。それぞれ、必要書類や営業許可申請手数料なども違ってきます。食品衛生法で決められている部分もありますが、それ以外に各自治体で条例も定められているので、地域によって異なる場合があります。これから飲食店を開業しようと思った時には、まず飲食店を開こうと思っている地域の条例を確認しましょう。市役所や区役所、各地域の保健所などのホームページに一覧が載っています。わからない時には電話で問い合わせをしてみましょう。特に細かいところになると、地域の保健所によって見解が異なることもあり得ますので、確認は必須です。

食品衛生法に基づく営業許可の必要な業種一覧

まずは自分のやりたいお店が営業許可の必要な業種かどうかを確認しましょう。食品衛生法という全国共通の営業許可が必要な業種からご紹介いたします。

調理・飲食

○飲食店営業 レストランやカフェ、食堂など、一般的な飲食店です。食品を調理し、食べるための設備を設けてお客さまに飲食させる時にはこれにあたります。お店の呼び方は寿司屋でもラーメン屋でも弁当屋でもバーでも、飲食をする店であれば、たいていこちらに該当します。飲食店営業の営業許可証が必要です。 ○喫茶店営業 飲食店営業と似ているもので、喫茶店営業があります。お酒以外の飲み物やお茶菓子をお客様に提供して、食べさせるお店のことをいいます。こちらは喫茶店営業の営業許可証が必要となります。 ※飲食店と喫茶店の違い 飲食店と喫茶店は似ていますが、提供できる食品が違います。喫茶店で提供できるお茶菓子というのは、基本的にその場で調理するものではなく既製品です。その分、飲食店の営業と違い、喫茶店の営業許可をとる際には必要な設備などが少なくて済みます。とはいえ、喫茶店営業の許可しかとっていなかった場合、メニューを追加しようと思った際に、飲食店営業の営業許可証が必要になるということもありますので、事前にしっかり考えておきましょう。

販売

飲食店を開業する以外にも、食品を販売する時には営業許可証が必要になります。最近は飲食店でもテイクアウトやお持ち帰りを可能にしていたり、横で何か販売していたりしますよね。販売するものによっては販売の許可も必要になります。 ○乳類販売業 牛乳などを販売する際には、乳類販売業の営業許可証が必要になります。良く売られている牛乳だけでなく、ヤギの乳やクリームなども含まれます。陳列ケースによる店頭販売のみ行う場合と、それ以外で必要な施設の基準なども異なってきます。 ○食肉販売業 獣鳥の生肉を販売する場合には食肉販売業の営業許可証が必要になります。骨や内臓の場合も含みます。 ○魚介類販売業 魚介類を販売する場合には魚介類販売業の営業許可証が必要になります。生、冷凍、冷蔵を問いません。 ○氷雪販売業 氷を販売する場合には氷雪販売業の営業許可証が必要になります。氷を作る場合は氷雪製造業の許可も必要になります。 ○魚介類せり売営業 生産者や仲介人などの依頼を受けて、せりをして魚介類を販売する場合には魚介類せり売営業の営業許可証が必要になります。

製造

直接消費者に販売しない人でも、食品を製造する場合には製造業の営業許可証が必要になります。 ○菓子製造業 その名の通り、ケーキやクッキーなどのお菓子の製造をするときには、菓子製造業の営業許可証が必要となります。パンやお餅の製造も菓子製造業に含まれるので注意が必要です。 ○そうざい製造業 煮物、焼き物、揚げ物、蒸し物など、そのまま食べることのできるおかずを作る場合にはそうざい製造業の営業許可証が必要になります。 ○あん類製造業 あずきやいんげんなどから「あん」を作る時には、あん類製造業の営業許可証が必要になります。 ○アイスクリーム類製造業 アイスクリームやシャーベットなどを作る時には、アイスクリーム類製造業の営業許可証が必要になります。 ○乳製品製造業 乳を主な原料とするものを作る時には乳製品製造業の営業許可証が必要になります。例えば、クリーム、バター、チーズ、ヨーグルト、粉乳、練乳などです。 ○乳酸菌飲料製造業 乳酸菌飲料を作る時には乳酸菌飲料製造業の営業許可証が必要になります。乳酸菌飲料とは、乳等に乳酸菌か酵母を混ぜて発酵させた飲料で、ヨーグルト以外のものになります。 ○食肉製品製造業 食肉製品とは、ハムやソーセージなどのことを言います。ハムやソーセージを作る時には食肉製品製造業の営業許可証が必要になります。 ○魚肉ねり製品製造業 かまぼこや魚肉ソーセージなど、魚肉ねり製品を作る時には魚肉ねり製品製造業の営業許可証が必要になります。 ○豆腐製造業 その名の通り、豆腐を作る時には豆腐製造業の営業許可証が必要になります。 ○納豆製造業 一般的な納豆菌で作られた納豆を作る時にも必要になりますが、麹菌で作られた塩辛納豆などを作る際にも納豆製造業の営業許可証が必要になります。 ○めん類製造業 生めん、ゆでめん、乾めん、そばなど種類を問わず、麺類を作る時にはめん類製造業の営業許可証が必要になります。 ○清涼飲料水製造業 清涼飲料水と聞くと、スポーツドリンクのようなものを思い浮かべますが、実際にはアルコールを含まない飲み物で、味や香りがある飲料水のことをいいます。ジュースやコーヒーも清涼飲料水です。清涼飲料水を作るときには清涼飲料水製造業の営業許可証が必要になります。 ○氷雪製造業 氷を製造する時には氷雪製造業の営業許可証が必要になります。 ○みそ製造業 みそを製造する時にはみそ製造業の営業許可証が必要になります。 ○醤油製造業 醤油を製造する時には醬油製造業の営業許可証が必要になります。 ○ソース類製造業 ウスターソース、ケチャップ、マヨネーズなどを作る時にはソース類製造業の営業許可証が必要になります。他にも、果実ソースや果実ピューレなども含まれます。 ○酒類製造業 お酒の仕入れから搾りまでを行う営業をする際には酒類製造業の営業許可証が必要になります。 ○食用油脂製造業 サラダ油やてんぷら油など食用の油脂を作る時には食用油脂製造業の営業許可証が必要になります。 ○マーガリン又はショートニング製造業 マーガリン又はショートニングを作る時にはマーガリン又はショートニング製造業の営業許可証が必要になります。 ○缶詰又は瓶詰食品製造業 長期保存することを目的とし、密栓、密封された食品を作る時には缶詰又は瓶詰食品製造業の営業許可証が必要になります。見た目が缶や瓶に入っていても、おしゃれのためであって、その日に食べましょうという食品は該当しません。 ○添加物製造業 添加物を作る時には添加物製造業の営業許可証が必要になります。添加物が何かについては法律で定められています。

処理

○乳処理業 牛乳、脱脂乳、加工乳等の処理又は製造を行う時に必要になります。 ○特別牛乳搾取処理業 特別牛乳とは、法律で決められている無調整牛乳のことをいいます。日本では現在4か所で製造されています。 ○集乳業 生牛乳又は生山羊乳を集荷し、これを保存する際に必要になります。 ○食肉処理業 と殺後の肉を分割、細切する際に必要になります。 ○食品の冷凍又は冷蔵業 冷凍食品を製造する際に必要になるほか、食品を冷凍、冷蔵状態で保管する施設を経営する際にも必要になります。 ○食品の放射線照射業 じゃがいもの発芽防止のために放射線を照射する時に必要になります。

東京都の条例に基づく営業許可の必要な業種一覧

営業許可証をもらい、営業開始するまでの流れ

保健所に事前相談をする

営業許可をもらうためには施設や設備に必要な基準があります。借りた物件をそのまま使う方もいれば、基準に合うように工事をする方もいらっしゃると思います。もし工事をしてから許可がもらえなかった、なんてことになってしまったら、かなり高額の無駄な出費になりかねません。工事着工前の図面などを持参して保健所へ相談に行ってください。借りた物件をそのまま使うという方でも、そのまま使えるのかどうか図面などを持参して確認しましょう。

営業許可申請をする

保健所に必要書類を提出し、営業許可の申請をします。 営業許可申請に必要な書類 ① 営業許可申請書 ② 営業設備の大要・配置図 ③ 申請手数料 ④ 食品衛生責任者設置届 ⑤ 法人の方は登記事項証明書 ⑥ 貯水槽使用水、井戸水を使用する場合は水質検査成績書

初回公開日:2017年04月05日

記載されている内容は2017年04月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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