
初回公開日:2017年04月05日
更新日:2020年08月28日
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在校生を代表してお世話になった先輩方へ送辞をおくることは、大変名誉なことです。ただ大事な場面ですので緊張もしてしまいます。敬意と感謝をこめた送辞をおくるにはどのようなことに注意していくとよいのでしょうか。一緒に考えていきたいと思います。
送別の言葉です。 一般的には卒業式で在校生の一人が代表となり、卒業生全員にお別れの言葉を述べます。 「答辞」は、卒業生から式場で、祝辞・送辞に対して答えることばです。
送辞の書き出しに時候の挨拶を入れるか入れないか、入れるとしたらどのような 文章を書こうかと考え込んでしまう方も、中にはいらっしゃるでしょう。 3月は全国各地で一斉に卒業式ですが、地域によって3月の気候は変わります。 桜前線間近に迫る地域もあれば、桜のつぼみが膨らむどころか、 まだ雪の残る地域もあるでしょう。 その地域、その時に合わせて時候の挨拶をするのは実は難儀なことです。 ただ、時候の挨拶を送辞の出だしに入れる必要はありません。 卒業式は、校長先生やご来賓の方からたくさんの祝辞を頂きます。 そのたびに、時候の挨拶が読み上げられるので、「送辞」の出番が来ることには 会場にいる皆さんは、もう聞き飽きています。それに時候の挨拶のようなことは もう分かり切っているので、いっそ省略しても何も失礼なことではありません。 しかしやはり入れたい方、もしくは「送辞」の指導に当たる先生に 時候の挨拶を含めるように指導される方もいらっしゃることでしょう。 そのような方は以下を参考にしてください。 ・生命の息吹が感じられる春になりました。 ・朝夕はまだ冷え込みますが、一雨ごとに暖かさを増してきています。 ・桜前線が上昇し校庭の桜のつぼみも膨らみ始めました。 ・肌を刺すような冷たい外気がいつの間にか和らいでまいりました。 ・日ごとに春めいてまいりました。 ・南国からは花の便りを聞くころとなりまして、こちらも春浅きとはいえ 季節は確実に動いている気配が感じられます。 卒業式当日の気候がどうなるか分からないので、 いっそ季節を問わないあいさつ文を入れるのもよいでしょう。 ・月日の経つのは早いもので、あっという間に3月を迎えてしまいました。
以下の順に並べました。時候の挨拶は割愛してくださっても結構です。 ご参考になれば幸いです。 ①小学校卒業式 ②中学卒業式 ③高校卒業式 ④高校部活動歓送会(運動部) ⑤大学卒業式
小学校によっては、在校生が送辞を読むこともないと思いますが、行う学校もあるので例文を載せます。読むほうも聞く方もまだ小学生なので、中学・高校の送辞よりも短めにします。