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不採用のよくある理由|実際不採用理由を聞くことは可能なの?

更新日:2024年03月30日

就職・転職ノウハウ

どんなに頑張って受けた選考も、不採用になってしまうことはあります。次の選考に繋げるためには、不採用の理由を知って、解決策を進めることがとても大切です。不採用の理由はどんなものが多いのでしょうか?また、どうすれば理由を知ることが出来るのでしょうか?

不採用理由の問い合わせをする際、電話を使用する場合は、相手からの通知電話のついでに聞くのがスムーズです。まず、相手から不採用の旨を言い渡されたら、「残念ですが、承知致しました。ご丁寧にありがとうございます」といったお礼を伝えましょう。「貴重な機会を頂き大変勉強になりました」等、プラスでお礼を伝えられると良いですね。 その上で、「もし差支えなければ、不採用の理由をお教え頂けますでしょうか?」といった問い合わせをすると良いでしょう。相手から断られてしまった場合、しつこく食い下がったりせず、「承知致しました。お忙しいところ不躾なお願いを失礼致しました」と一言謝罪を付け加えられるようにしてください。相手が回答をしてくれた場合、お礼をきちんと伝えるのも忘れないようにしましょう。

実際不採用理由を聞くことは可能?

マナー違反ではない

採用試験を受けた企業に対して、不採用の理由を問い合わせること自体は、決してマナー違反ではありません。今後の就職活動に反映するという意味でも重要であることはもちろんですが、採用に至らなかった理由を知ることは、選考を受ける上でも権利であるという人も少なくありません。

企業もネガティブなことは言いにくい

ただし、不採用理由を問い合わせること自体はマナー違反ではないにしても、企業の対応に包み隠さない本音を求めることは、なかなか難しいことも多いです。これは、企業としても自社のモラルを守らなければいけないですし、自社のネガティブなイメージにまつわる返答は極力しないようにしているからです。 近年はインターネット環境の普及もあり、就職活動で面接者が受けたイメージが、そのまま不特定多数に企業名を出した状態で広まってしまう可能性もあります。包み隠さない本音の不採用理由とは、不採用になった人にダメージを与える可能性は低くありません。相手が理由を真摯に受け止め、対応に感謝をして今後の就職活動に誠実に応えてくれることもありますが、自身の弱点を指摘されたという受け止め方をしてしまい、良くない口コミを拡散してしまうこともあります。 そのため、スキル不足や人柄に対する不信感などが不採用理由になっていた場合でも、採用担当者の回答が、「採用枠の少なさ」や「今回はご縁がなかった」などで終わらせられてしまうことも少なくありません。

連絡担当者が理由を把握していないこともある

不採用になった選考のタイミングによっては、あなたと連絡を取っている採用担当者が、具体的な不採用理由を把握していないこともあります。特に、役員面接や最終面接などのあとに不採用になった場合、具体的な理由を把握しているのは上層部のスタッフだけで、あなたとコンスタントに連絡を取っている担当者には、不採用という結果しか降りて来ていないこともあります。 社内のシステムとして、採用可否以外の情報が降りてこないこと、問い合わせには対応できないようになっていることもあり得ます。

礼儀正しく問い合わせることが大切

不採用の理由を問い合わせること自体はマナー違反ではありませんが、問い合わせの流れや言葉遣いは、丁寧で社会人としてのモラルを守ったものにしましょう。 まず、基本的に不採用の連絡を受け取ってすぐに問い合わせをするようにしてください。不採用通知を受け取ってから、何か月も経過してからの問い合わせは、相手にとって迷惑になってしまうことが多いです。選考に関わる書類は、不採用になった場合はすべて処分するのが一般的ですから、時間が経ちすぎてしまってから問い合わせをしても、理由を教えてもらえなくなってしまうこともあり得ます。 また、不採用理由の問い合わせは、基本的にはメールで行った方が良いでしょう。電話でわざわざ問い合わせをすると、相手の忙しい時間帯に問い合わせをしてしまう可能性もあります。選考過程のやり取りをしていたメールアドレスや、求人サイトなどのメッセージサービスを利用するのがおすすめです。 電話でしかやり取りをしていなかった場合は、踏む得ない場合として電話での問い合わせでも良いでしょう。ただしその場合、相手の繁忙時間帯は極力避けると共に、「選考の結果について理由の問い合わせをさせて頂きたいのですが、いまお時間はよろしいでしょうか?」といった質問をし、相手の返答次第ではかけ直しをするようにしましょう。

クレーマーにならないように

不採用理由の問い合わせの際、しばしばクレーマーのようになってしまう人がいます。 本人の自覚がない状態でも、「どうして駄目だったのか」という趣旨の問い合わせは、しばしばネガティブな雰囲気になりすぎてしまったり、相手を責めるような言い回しになってしまったりしがちです。知らず知らずのうちにクレーマーのような問い合わせになってしまい、相手に迷惑をかけてしまう可能性があります。基本的に忙しいところ、手間と時間を割いてもらっているという自覚を持ち、理由を答えてもらったら、丁寧な対応をしてもらったお礼をしっかり伝えるようにしましょう。長時間の電話や、長文の問い合わせ、しつこい連絡等はNGです。

不採用の理由対策をしよう

いかがでしたか? 不採用の理由を把握しておくことで、今回の結果は残念に終わってしまったとしても、次回以降の就職活動に大いに役立てることが出来るかもしれません。不採用に落ち込んでしまうことは多いですが、ただ下向きになってしまうだけではなく、失敗を少しでも活かせるよう、理由を聞いて対策を立てられるようにしましょう。 ただし、場合によっては不採用理由を教えてもらえないこともあります。一連のやり取りは、丁寧かつマナーを守った行動に出来るよう気を付けましょう。

初回公開日:2017年04月02日

記載されている内容は2017年04月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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