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和食の基本的なマナー|箸・蓋・配膳のマナーと食べ方の順番

更新日:2020年11月08日

ビジネスマナー

和食を食べる際のマナーをご存知ですか。フォーマルな場面で懐石料理などを食べる機会に、食べ方が汚くては恥をかくでしょう。食を共にする相手にとっても失礼です。今回は、和食の食べ方に関するマナーをまとめました。是非、マスターしましょう。

和食の基本的なマナー

箸のマナー

箸置きから箸を取るときは利き手を使用します。右利きの場合、箸の中央からやや右あたりを掴みましよう。この際、指はきちんと揃えます。そしてすぐに左手を箸の下部分にそえて、右手を後方に滑らせる形です。 基本的に、箸は三手でとり、三手で起きます。箸置きが用意されていない場合、足のない御前の端を使用するようにしましょう。箸袋を折って箸置きを作っても構いませんし、箸袋にしまうのでも構いません。箸置きも箸袋もない場合は、懐紙で代用するようにします。 使うときは、箸の出来るだけ右側部分を持つようにしましょう。持つ位置が定まったら、中指を箸同士の間に入れて、尖端が細く嘴の形になるようにします。基本的には上の端を動かし、箸先を使って食事をするのが和食のマナーです。下の箸は固定して動かさないようにします。

箸を使う際のマナー違反

箸を使う際、移り箸や迷い箸はマナー違反の行為です。一度箸をつけた料理を取らずに別の料理に移ったり、次に食べる料理を選ぶために箸をうろうろさせるのは辞めましょう。 また、渡し箸も和食マナーでは違反です。器の上に箸を渡すのは、箸置きがないとしばしばやってしまいがちなので気を付けましょう。箸を使って器を寄せる寄せ箸や、料理を刺して食べる刺し箸もマナー違反にあたります。箸先の汚れを取ろうとして口でなめとるねぶり箸も、和食を食べる上で美しくありません。懐紙を使用して避けましょう。 丁寧に見える所作でも、マナー違反になってしまうものがあります。拝み箸と呼ばれ、お箸を手に持ったまま、「いただきます」で手を合わせるのはマナー違反なので注意してください。大皿から取り分ける場合、お箸を逆に持って取っ手部分で取り分ける人もいますが、こちらもマナー違反です。その後自分の手が汚れてしまうというデメリットもあるので、きちんとした和食の場では気を付けてください。 お茶碗を持ったまま、お箸でおかずを掴むのもマナー違反です。普段何気なく行っているお箸使いが、実はマナー違反になってしまっていることが多いので注意しましょう。

蓋のマナー

和食のお椀の蓋は、両手を使って開けるのがマナーです。左手でフチをしっかり持って、右手で蓋の底のでっぱり部分を掴み、軽くたゆませるようにして開けましょう。蓋の裏に水滴がついている場合、たらさないように注意することも大切です。蓋を外す前に、お椀の右フチに蓋を立てかけて数秒待って、露切りをするようにしましょう。 蓋を置く際には、裏が返してから両手を添えて、折敷の右側に置くのがマナーです。ただし、これは右側にお椀が置かれている場合のルールです。左側に置かれているお椀の蓋は、器の左側に置くようにするのが一般的ですので気を付けましょう。

和食を食べる際のルール

食べる順番と料理ごとのルール

本格的な和食では、食べる順番も重要です。懐石料理は出て来た順番で頂くのが基本です。前菜が複数盛られている場合は、左手側から食べると良いでしょう。左から食べやすいように盛り付けられているので、順番として正しいです。 お刺身は淡泊な味のお魚から食べましょう。白身魚、貝類、赤身魚の順番が一般的です。お刺身とは別に、ツマを食べてもマナー違反にはなりません。口の中をさっぱりさせるための存在なので、それぞれの刺身を食べた間に頂くと良いでしょう。大葉にくるむ食べ方もマナー違反ではありません。 煮物をはさみ、天ぷらが出ることもあります。これもお刺身と同じように、味が淡泊なものから先に頂き、徐々に濃いものに進めていきましょう。天つゆにつけるときは、器を持つようにします。二度づけがマナー違反になることはありません。一口ずつ天つゆにつけても良いです。イカのような噛み切りにくいものは、一度口をつけたらお皿に戻すのはマナー違反なので、懐紙で口元を隠して食べるか、食べやすい大きさに切りわけてから口に運ぶようにしてください。 天ぷらに次いで、蒸し物が出ることもあります。土瓶蒸しは、まずは出汁をお猪口に注いで頂いてから、具を土瓶からお猪口に移して頂きます。出汁と具を交互に口に運ぶようにしましょう。エビの殻や野菜のヘタは、土瓶の中に残すようにします。食べ終えたら土瓶の蓋を締めるようにします。 茶碗蒸しが出ることも多いです。とても熱いので、火傷をしないようにしつつ、口でふーふー冷ます姿はややみっともないと感じる人も多いので、フォーマルな和食の場では気を付けてください。添えられているスプーンを使用しても構いませんが、中身をかき混ぜるようなことはしないでください。具を探すような行為もマナー違反です。食べ終わったあとのスプーンは、配膳されたときと同じところに戻すようにします。 さらに、焼き物が挟まれることもあります。焼き魚は綺麗に食べるのが和食における重要なマナーとなっています。食べ終えたあとの骨は一か所にまとめておきましょう。 次に来るご飯ものは、汁ものと一口ずつ頂くようにするのがマナーです。香の物も一緒に出て来ますが、ごはんの上に乗せて頂くのはマナー違反です。 デザートは果物や和菓子などが出されるのが一般的です。果物の皮やお菓子の包み紙は、食べ終えたら盛り付けられていた皿の隅に置くようにしましょう。茶たくに直接置いてしまうのはマナー違反になってしまいます。スイカやメロンなど、種や皮がある果物が出ることもあります。果物を横に倒してから、フォークを使って種を寄せて食べてください。直接手に取って口に入れるのは絶対にいけません。

食べ終わりのマナー

和食は食べ終わりまできちんとマナーを守ることが大切です。蓋は出て来たときと同じようにして戻しましょう。蓋を裏返して戻してしまう人がいますが、これは器を傷めてしまうことがあるので、マナー違反です。特に和食に使用する食器で、汁ものや煮物などが入っている器は、漆塗りのとてもデリケートなものも少なくないので注意は絶対です。 ごはんものが出たら、料理は基本的にここまでなので、汁ものと香の物と合わせて食べ終わったら割り箸は袋に戻し、先端を折り曲げておしまいの合図にします。箸置きに置くだけでも構いません。

焼き魚のマナー

前述したように、和食において焼き魚を綺麗に食べることは、とても大切なマナーです。小骨が多い焼き魚は、なかなか食べにくいと感じる人も少なくありません。お箸の先端を上手に利用し、身がこぼれないように丁寧に食べるようにしましょう。 焼き魚は、中骨にそって切り込みを入れるようにして食べるとスムーズです。魚の腹部分から背中側に向かって食べ進めると良いでしょう。上身から食べ、終わったら中骨を外します。このとき、下身はひっくり返さずにそのまま食べるようにしましょう。中骨や小骨、お頭は、前述した通りお皿の隅にかためておきます。口の中で小骨に困ってしまったときは、懐紙で口元を隠して出すようにしましょう。

配膳のマナー

和食を自分で準備するときも、マナーを意識することが大切です。基本的な配置は一汁三菜で構成します。ごはんは手前の左側、味噌汁やお吸いものなどの汁ものは手前の右側に置きます。香の物やあえ物などの服副菜は中央に置いて、煮物などの副菜は置手の左側、主催は奥手の右側に配膳します。 ただし、お酒が配置される席だと変わって来ます。グラスは手前の左側に置きます。ごはんを置きません。汁ものの配置は同じですが、前菜を手前の中央に配置します。基本的には三列で構成し、煮物は二列目の左側、刺身を中央、焼き物を右側に配置しましょう。酢の物を一番奥の三列目の左側が酢の物、中央が揚げ物、右側が蒸し物です。

席次のマナー

初回公開日:2017年03月31日

記載されている内容は2017年03月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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