IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

自己保身が強い人の性格と特徴・上司の自己保身への対処法

更新日:2024年11月12日

ビジネスマナー

誰しも我が身は可愛いものですが、それが過剰に過ぎると周囲からも疎まれたり、信頼を失ったりするもの。ではなぜそんなリスキーな自己保身になぜ陥りやすい人がいるのか、またそうした自己保身に走りがちな場合の対処法は何かを考察してみました。

どうして自己保身に汲々としてしまうのか

①現実逃避したい一心から

自己保身に走るタイミングは多かけ少なかれ、ピンチを迎えた局面でありがち。そうした時に「こうなったらいい機会だから倦みを出しつくそう」「言いたいことを言いあおう」などと次善の策に出られず、とにかくその場を乗り切ってしまいたい、というキモチが強すぎて自己保身に出る人も。ヒートアップした頭を冷やす、という意味でなら結構ですが、あまりこの手ばかり使っていると「自己保身」+「無責任」と見られかねません。

②自分の非と向き合う勇気がないから

自己保身に走るタイミングは、何らかの自分に非があるタイミングなことも。そんな時にきちんとミスはミスとして認め、後始末をきちんとできれば返って評価が高くなることもあるのですが、ただひたすら逃げの一手の自己保身、ではその場は何とか乗り切っても向けられる評価は最終的には低くなる一方です。

③和を乱したくないから

逆に自分に非がなくても、とにかく謝ることで、周囲とのあつれきをなくしてしまおうというタイプの自己保身に走る人も。こうしたタイプは周囲との和を大切にするあまり、表面だけをとりつくろうことに汲々としてしまい、問題の本質や構造を先送りにしたりなかったことにしたりしてしまいがちです。和も大切ですが、大人の社会は常時「仲良しクラブ」というわけにはいきません。時には言いたくないことも言わなくてはいけないし、憎まれ役もしなくてはいけないこともある、と認識しないとこうした自己保身ループから抜け出せなくなってしまいます。

過ぎた自己保身は結局廻りまわって自分の首を絞めることに

冒頭でも述べましたが我が身が可愛いのは人間だれしもあることで、ある意味仕方のないことです。しかし、それが行き過ぎて「自己保身の固まり」などと見られる、あるいはそうとられても仕方ないような行動にばかり走っていては、結局自分自身で自分の成長も周囲との調和も毀してしまうだけ。最終的には自分が孤立していた、という結末を迎えがちです。

①自分の判断に責任を持つ覚悟、を心がける

では、自分が「自己保身」に走りがちだと反省しているとして、どうしたらそうならないように変えていけるか、と考えた時に「自己保身」が周囲の顔色をうかがうあまりに出る行動だ、と思うならそうした風見鶏のような行動をしなくていいように心がけましょう。一時期よく言われたKY=空気読めない、と顔色ばかりをうかがう行為は似て非なるもの。時に対立するような台詞や行動をしなくてはいけない、という局面に立たされたとしても、それが客観的にみても「正しい」と言える理由付けのできる行動なら、仕方のないこともあります。

②一歩引いて自分を見るように心がける

昨夜夫婦喧嘩中二歳の娘が、ふたりともけんかしたらダメだよ。と止めに入ってきた。ホント反省。喧嘩にならない為の私の決意を常に意識つけるために掲示。ため息をつかない。自己保身や自己保身と誤解されることを言わない。誤解されても否定せず受け入れる。自分より人の為に動く。

万能人間でない限り、そうはいってもミスや判断を誤ることは起きます。そうした時にオロオロせず、一歩引いてそのミスを直視しても自分の責任、だった場合は潔く非を認め事態の正しい収束を図るようにしましょう。 夫婦や友達、パートナー間でのケンカなどヒートアップしがちな時も、悪かったことを悪かったとさっさと素直に認めて謝っていれば案外早く解決したことも、ぐずぐずと自己保身の言葉ばかりを並べたせいでこじれるだけこじれる、という負のループに陥ってしまえば、解決は困難になるばかり。「謝るが勝ち」ではないですが、張らなくていい意地は誰のためにもなりません。

上司や部下、自己保身の固まりが近くにいたら

では自分自身の中の「自己保身欲」もさることながら周囲にそうした「自己保身の強い人」が至る場合はどう対処していけばよいでしょうか。

①つかず離れずの距離感を保つ

次のページ:「自己保身」に飲み込まれないように
初回公開日:2017年03月29日

記載されている内容は2017年03月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

関連タグ

アクセスランキング