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「諸々」の意味と使い方とは?使うときの注意点も併せて解説

更新日:2024年11月06日

言葉の意味・例文

「諸々」という言葉の意味や使い方はご存知でしょうか。本記事では、「諸々」を使うときの注意点や類義語や対義語、間違えやすい言葉や英語表現も紹介します。「諸々」という言葉を使いこなして、日常の会話やビジネスシーンで役立てましょう。

しょ‐はん【諸般】 読み方:しょはん いろいろの事柄。さまざま。種々。「—の事情を考慮する」

「諸々」の使い方と例文

普段の会話において、「諸々」はどのように使われているのでしょうか。 「諸々」は、日常の会話でもビジネスシーンでも使われることの多い言葉です。 ここでは、日常の会話とビジネスシーンに分けて、「諸々」の使い方をご紹介します。 それぞれ例文を使って解説しますので、ここで「諸々」の使い方を理解し、実際の場面でしっかり活用できるようにしておきましょう。

日常での使い方と例文

日常の会話における「諸々」の使い方と例文をご紹介します。 日常の会話において「諸々」という言葉は、物事をひとつひとつ説明せずあいまいに表現したいときに使います。 「諸々」を使った例文は、以下の通りです。

  • 「海外旅行に行くのに、今のうちに諸々必要なものを揃えておいてね。」
  • 「君が彼女と仲良くなるためには、諸々の条件をクリアしないといけないよ。」
  • 「ごめん。諸々事情があって、家に帰るのが遅くなりそう。」
  • 「ねぇ聞いて。遊覧船に乗った話や高級フレンチを食べた話、その他諸々の土産話があるのよ。」

ビジネスでの使い方と例文

次はビジネスシーンでの「諸々」の使い方と例文をご紹介します。 「諸々」は、日常の会話だけでなく、ビジネスシーンでも使うことができます。あいまいな意味が含まれていますので、物事をはっきりと伝えたくないときに便利な言葉です。 「諸々」を使った例文は、以下の通りです。

  • 「お伝えいただいた件、諸々承知いたしました。こちらで検討いたします。」
  • 「諸々の件、かしこまりました。」
  • 「諸々の事情ご賢察の上、ご了承ください。」
  • 「諸々詳細についての打合せをお願いいたします。」

「諸々」の対義語

「諸々」と反対の意味を持つ言葉には、どのようなものがあるでしょうか。 「諸々」の対義語には、「一様」や「一律」といった言葉があります。 「一様」は、「全部同じ様子であること」を意味し、「一律」は、「すべてが同じで例外がないこと」を意味します。 どちらも、「全部同じである」ことを意味し、「多くのもの」「様々なもの」を意味する「諸々」とは反対の意味を持つ言葉です。

「諸々」の英語表現

「諸々」を英語で表現すると、どんな言葉になるでしょうか。 「諸々」は英語で「various」や「all kinds of things」と表現されます。例文は以下の通りです。

  • 「for various other reasons」(その他諸々の理由で)
  • 「I want to try all kinds of things」(諸々試してみたいです)

「諸々」を使うときの注意点

「諸々」を使うにあたって、注意しなければならない点が3つあります。 なぜ注意して使わなければならないのでしょうか。その理由を1つ1つ解説します。

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初回公開日:2017年04月03日

記載されている内容は2017年04月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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