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オープンイノベーションとは?事例と今後の課題

更新日:2020年11月08日

ビジネスマナー

オープンイノベーションという言葉をご存じですか?普通のイノベーション(革新)とはどこが違うのでしょう?今回は日本でも徐々にひろまりつつあるオープンイノベーションについてご紹介します。世界の企業ではLEGOやSamsungなどが先駆けているようです。

このことから特別サイトも設置

LEGOは以上の考証から、社外の人たちからアイディアを募るサイト「LEGO Ideas site」を開設し、新しいサービスを作るときの足掛かりにしているのです。

Samsung(サムソン)

スタートアップ企業との共存共栄を目指す

競合他社のAppleと比較しても、積極的にオープンイノベーションをおこなっているのがSamsungです。日本でもすっかりおなじみの企業ですよね。 Samsungのモットーとするところは、「スタートアップのようにイノベーションを作り出すこと」なのだといいます。(※スタートアップとは比較的新しいビジネスで、急成長をとげて市場開拓フェーズにある企業や事業を指します) Samsungは、他社とのパートナーシップ・スタートアップ企業への投資とM&A(企業の合併や買収の総称のこと。英語では merger and acquisition)、シリコンバレーとニューヨークにあるSamsungアクセレレーターを基本として、オープンイノベーションを実施しています。

GE

アメリカの家電メーカーであるGEは、130年もの歴史を持つ会社ですが、「Ecomagination challenges」という名前のコンセプトでプロジェクトを立ち上げています。 Ecomaginationというのは造語であり、世界が直面している深刻な環境問題について、GEでは「Ecology(エコロジー・環境のこと)」と「Economy」(エコノミー・経済のこと)を上手に両立することが大事だと考えて、この言葉を作ったのです。

社会貢献と同時にオープンイノベーションを

GEは、社会貢献・問題解決、その上でオープンイノベーションの創出を目標にかかげています。社外の人たちと、次世代の家電製品のアイディアやデザイン、製作・販売を「FirstBuild」というコミュニティーでおこなっています。 本サイトでは、世界中からアイディアを広く募集し、製作の工程も地域の製作所に依頼することで、スピーディーにイノベーションを作り出しているのです。

GE open innovation(オープンイノベーション)の開設

ほかにもGEでは「GE open innovation」を作り、さらにイノベーションを生み出そうとしています。GEが目指す抜本的な改革には、自社での取り組みだけでは限界があり、世界各地で起こっている問題については、社外の起業家や他社とのコラボレーションが必要だと語っているのです。

オープンイノベーションの課題

今後ますます、日本でもオープンイノベーションが、増えていくことが予想されますが、オープンイノベーションの際に、注意するべき点・課題にはどんなことがあるのでしょうか?

競合他社に情報を与えることに

確かに他社や社外に、広くアイディアを募るということは、情報の漏えいも十分に考えられますよね。 この課題に関しては、開示する情報は、十分に見極めて吟味してからにするということ、募集するシーズ(企業が持つ商品化する可能性のある技術やノウハウ)を選別すれば、リスクは避けられると思われます。

実行するためのリソースが不足

また実行するにあたってのリソースが不足しているという話も、よく聞きます。この場合は多くの企業は社外のリソースを利用しており、技術仲介業へ依頼したり、コーポレートベンチャーキャピタルを設立したりしています。 コーポレートベンチャーキャピタルでは、社内の人材を活用するケースもありますが、投資する対象をチョイスするには特殊なスキルが要りますので、外部のパートナーを雇うことがベストだとされています。 ちなみにコーポレートベンチャーキャピタルとは、「Corporate Venture Capital(CVC)」のことで、事業会社がみずからベンチャー企業に出資・投資する機能を持つ取り組みのことを指します。 オープンイノベーションの中でも、もっとも効果があると期待されているのが、このCVCというわけです。

初回公開日:2017年03月26日

記載されている内容は2017年03月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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