IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

面接で愛読書を聞かれたときの答え方|漫画は愛読書に入る?

初回公開日:2017年03月26日

更新日:2020年03月06日

記載されている内容は2017年03月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ビジネスマナー

愛読書はその人の本質を示す……そんな風に思う人は多いはず。実際、学校や企業の面接で愛読書を聞く面接官は非常に多いです。でも、愛読書といわれても、どういうものかわからない……そういう人もいるはずです。ここではそんな人のために、愛読書のあれこれをお話します。

data-max-num-ads=8 data-matched-content-rows-num="2" data-matched-content-columns-num="4" data-matched-content-ui-type="image_stacked" data-ad-format="autorelaxed">

愛読書とは

愛読書とは、読んで字のごとくその人が愛読している本、或いは気に入っている本のことです。本は知識の宝庫。その中でも特に気に入った本があるということは、それだけたくさんの本を読んだ証左ですし、それだけ大事な素晴らしい本に出合えたという貴重な経験があることを現します。故に、愛読書とはそれだけその人のパーソナリティを現す、と思っている人が多いのも事実です。 それは実際間違いではなく、少なくとも愛読書はその人の持つ一面を映し出す鏡であることは確かです。それゆえ面接や試験で愛読書を尋ねられることは多く、出題側はその答えを問われた人のパーソナリティ、人生経験などに関する情報として扱っています。また、読書経験が多い人ほど愛読書がはっきりしていることが多く、ゆえに愛読書についてしっかり語れる人はそれだけ本を沢山読んでいるものとして扱われます。ですが、突然愛読書と言われてもとっさに言えないという人も多いはず。そこで、ここでは愛読書を聞かれた際の話し方、そして愛読書がない人のために愛読書の作り方をお教えします。

就活を有利に進めるなら

インターンシップの選考や、就活の選考で必ずある面接。「面接官が何を見ているか」が分かれば、想定質問への回答も用意でき、落ち着いて面接にのぞんで、ライバルに差をつけられます。 ・面接官の評価基準 ・どのような質問が来るか 「就活ノート」では、上記2つがわかる資料を無料ダウンロードできます。他の学生が手に入れていない、面接官が実際に使っている評価シートを手に入れて、選考を通過しましょう。

就業未経験・既卒・大学中退の就活なら

「大学4年の夏でまだ内定ゼロ…」 「大学中退したけど就職できるかな…」 「フリーターから正社員になれる…?」 そんな方はJAICと一緒に就活を始めてみませんか? 実績豊富なJAICがあなたの就職活動をサポートしてくれます。まずは簡単無料登録をしてみましょう。

面接で愛読書を聞かれたときの答え方

先述の通り、愛読書を聞かれるであろう1番のシチュエーションはやはり面接。そういうときにどういう答えをするのが正解なのでしょうか。

どういう本を選べばいいの?

まず1番気になるのはこれですよね、どういう本のことを愛読書だといえば、面接官に好印象を与えられるのでしょうか?これにはいくつか種類があり、面接官や企業、学校に併せて使い分けるのが正解だといえます。具体的にはこのようなジャンルの本たちになります。

歴史上の人物の書いた本

孔子の「論語」、新免武蔵守藤原玄信(宮本武蔵)の「五輪書」、福沢諭吉の「学問のすヽめ」などです。これらの本は時間を越えて愛されてきた実績と高い知名度を誇るほか、書いた人物がいずれも成功者とされる人物ばかりのため、ネームバリューは抜群。また、流行の人物であるというわけでもないため、ミーハーで軽率な人物だと思われることもなく、面接で答える愛読書としては手堅いチョイスだと言えます。また、歴史上の人物本人が書いたものではありませんが、司馬遼太郎の歴史小説も特に中高年の面接官には好まれる傾向がありますし、それを愛読書としている経営者も存在するため、検討の余地はあります。 これらの本は反面、人生の教訓としてのは優秀でも、内容が現在の社会生活に直接役に立つかといわれれば微妙なため、それをどう自分の目標や生活に活かせているかをしっかり説明できなければ自滅しかねません。また、歴史の産物という特徴から情報系の企業、学校にはあまり受け入れられるものではないのも短所です。

叙事詩

「イーリアス」、「ギルガメッシュ叙事詩」、「ラーマーヤナ」、「ローランの歌」などです。好まれる理由は上記の「論語」などと近いですが、こちらはより歴史の要素に重きを置いています。逆に考えるとそれだけ温故知新の意識が高いと捉えられやすいと考えることも出来るでしょう。また、著者がはっきりしないため、「自分はこの人が嫌いだからその人が書いた本も嫌い」などという理屈ではねられるなんて貧乏くじを引くこともなくなるのも利点と言えるでしょう。代わりにその分知名度が低いものも多いので注意が必要です。上記で言えば「ギルガメッシュ叙事詩」や「ラーマーヤナ」は有名ですが、「イーリアス」はあまり有名でなく、知っている人が少ない本です。

純文学

村上春樹の「1973年のピンボール」、太宰治の「人間失格」、梶井基次郎の「桜の木の下には」などの小説です。基本的に小説は面接で愛読書を聞かれたときに小説を答えるのは基本的に悪手ですが、純文学だけは異なり、愛読書として答えても格調高いものだと認識される傾向があります。逆に大衆小説はあまり良く見られない傾向があり、特に2000年代以降のフィクションは避けたほうが無難です(勿論例外はありますが)。 答えとして選ぶ際には、上記のような比較的知名度の高い作家を選ぶのがベタです。説明をしなくとも「あぁ、あれか」と思ってもらえるのは大きなアドバンテージですし、これらを愛読書とする成功者も多く、その旨をアピールすることも出来るからです。知名度の高い純文学はどんな面接でも受け入れられやすく、返答として汎用的に使うことの出来るものだと言えます。 大衆小説についても、大学の日本文学を扱う学部や学科ではそれなりに受け入れられやすく、そのような場所では返答として用いることが出来ます。

ビジネス本

本田健の「ユダヤ人大富豪の教え」や、W・チャン・キムとレネ・モボルニュの「ブルー・オーシャン戦略」などです。これは勿論企業への面接向きで、学校の面接にはあまり向いていません。 ビジネス本であればどんなものでも構いませんが、海外の実業家が読むビジネス本より、日本人に人気のビジネス本のほうが受ける傾向にあります。これは単純に知名度が高いこともありますが、面接に幹部クラスが同席している際に一目置かれる可能性が高いこともあります。

著名人のエッセイ

太田光の「爆笑問題 太田光自伝」や、北野武の「余生」、松岡修造の「人生を変える修造思考!」などです。 社会的に知名度の高い著名人で、かつ経営者や実業家などではない人物のエッセイは、上記のビジネス本や純文学より良く言えばクレバー、悪く言えばひねくれている人物だという印象を与えやすいです。言い換えると、自分はわざわざ経営やお金に直接関わる本は読まないぞ、というアピールのようにも感じるということでしょうか。とはいえ上記に挙げたような本は実業家のそれと同じレベルとして扱われますが、他の著名人のエッセイを扱う際には少し注意が必要です。 また、なるべく知名度が高く、社会的に成功していると見なされている人物の著書を扱うほうが無難です。一発屋の芸人やパッとしないタレントの著作だと、どんなに熱い思いがあってもそれを愛読書とする人物もパッとしない人物だと見られかねません。また、ただその本を書いたタレントが好きなだけだと思われないように、その本を愛読書とする理由を話す必要もある点に注意しましょう。

哲学書

マイケル・サンデルの「これからの正義の話をしよう」、ニーチェの「ツァラトゥストラ」、プラトンの「ソクラテスの弁明」などです。これらの書籍は非常に難解で、苦手な人は数ページを理解するのに1週間かかるような本です。しかし、それだけに愛読書としてこれらを挙げると読んでいない人相手には高いインテリジェンスを印象付けられますし、読んでいる相手に対しては自分の哲学的な理解に基づく思考力、読解力をアピールすることが出来ます。

どういう説明をすればいいの?

さて、愛読書として扱うべき本の方向性が定まったところで、実際に面接でそれらの本について何をどう語ればいいのかを解説します。基本的には、「何故その本を愛読するのか」「その本が自分の人生にどう影響を及ぼしたか」「その本の何処を愛しているのか」この3点について説明できるようになっておけばOKです。これらを具体的な経験や事実を根拠として話せば、まず失敗することはありません。

愛読書がない場合の愛読書の作り方

と、言われても、そんなに本を読んだことがない、もしくは読んではいるけど愛読書とはいえない、そういう人もいると思います。ここでは、そんな人に向けて愛読書を作る方法についてお話します。

とにかく本を読もう

まずはたくさん本を読むことです。本を読むことで読書経験が鍛えられると同時に、自分が読んだ本の比較を出来るようになり、相対的に自分の好きな本=愛読書をはっきりとさせることが出来ます。ここでポイントなのは、偏ったジャンルではなく様々な種類の本を読んでみることです。エッセイ、小説、自己啓発、伝記、映像作品のノベライズ、ライトノベル……。様々な種類の本を読むことで、自分の中になかった知見を得ることが出来ると同時に、より自分の中で効率的な比較による愛読書探しが出来るようになります。選り好みをしてはいけません。また、こうやって読書経験を増やしていけば、面接などで愛読書を聞かれたときにも、より説得力のある言葉で愛読書について説明できるようになりますし、質問をされても柔軟に答えることが出来るようになります。

経営者の愛読書

しかし、中には成功している経営者の愛読書と同じものに触れ、自分もその読書経験から学びを得たいという人もいるでしょう。そんな人に向けて、ここでは世界の敏腕経営者の愛読書を紹介します。

ソフトバンク株式会社 代表取締役社長・孫正義氏の愛読書。先ほど言ったとおり、司馬遼太郎の著作ですね。歴史小説を堅苦しそうと避ける人は多いですが、「竜馬がゆく」は歴史小説の中でも読みやすく、読書が苦手な方にもおすすめの一冊です。

東洋紡株式社長・坂元龍三氏の愛読書。教科書にも載っている内田樹氏の著作です。ビジネスの場としての日本を知るためには、まず日本とは、そして日本人とは、その疑問を解消しなければなりません。そのためにうってつけの1冊です。

アサヒビール株式会社社長・荻田伍氏の愛読書です。かの脳科学者、茂木健一郎氏の著作で、仕事を効率的に行う脳の使い方が記されています。より仕事をデキるようになりたいという社会人の方にはぴったり。

漫画は愛読書に入る?

ここまで考えてみた中で、自分は漫画が大好きだけれど、それは愛読書として認められるのか、なんて考えを持った方もいるかもしれません。漫画は愛読書に含まれるのか。それは非常に難しい問題です。漫画も本であることに代わりはないのですが、どうも大衆小説と並んで本の中でも見下されがちなジャンルです。漫画の中にも含蓄のあるものはありますし、下手な本より売り上げが出ている漫画も数多く存在します。しかし、まだまだ漫画を愛読書として扱うのはおかしいと言う意見がマジョリティであるため、世間的には認められ辛いことには変わりありません。友人間やブログ、SNSで愛読書を漫画と表明する分には問題ないと思われますが、面接や試験の場で使うことは控える必要があります。

本を読むということ

本を読むということ、読書することは、自分を高める方法のうちで最も簡単なものの1つです。読めばそれだけ世界が広がり、新しい知識を手にすることが出来ます。ゆえに、本を読んでいる人と読んでいない人ではそれだけ世界の広さ、知識量に差が出るというわけです。いくら面接の対策で本を読んでも、付け焼刃ではすぐにボロが出るというもの。本当に対策をするのであれば、まずは読書の習慣をつけるところから始めましょう。 というわけで、ここでは読書の習慣をつけるためにうってつけの、本を読むことが楽しくなる本をご紹介します。

読書の習慣をつけるのにおすすめの本

ショート・ショートという非常に短い短編小説ばかりを書く星新一という作家の著作です。どれも簡潔で、それでいてきれいに話のまとまっている話ばかり揃えられており、読書の苦手な人でも読みやすく、本を読むことが楽しくなること請け合いです。SFが多いですが、ホラーや恋愛をモチーフにしたものもあり、ジャンルを選ばない点も魅力です。

こちらも短編集。芥川龍之介と言われるととっつきにくい印象がありますが、実際はそんなことはなく、彼の文章は非常に読みやすいことで有名です。その上この本は特にわかりやすいとされるものを選び抜いており、読まず嫌いをするには実にもったいない1冊です。これをキッカケに芥川の世界に飛び込んでみるのは如何でしょうか。

少し前に流行りましたよね。お笑い芸人コンビ「麒麟」の田村裕氏のエッセイです。実はこの本は読めば読むほど続きが気になる巧い構成がなされていて、ストーリーとしての強弱がとてもはっきりしているので、気づいたら読み終わってしまっている、という事態になる類の本なのです(だからこそ大ヒットしたのでしょうが)。旬が過ぎたことは否めませんが名作であることには変わりなく、読書の楽しみを知るにはちょうどいい1冊です。

朗読動画

また、どうしても文章を読みたくないという方には、著作権の切れた本を朗読している動画がYoutubeにアップされているので、それを聞いてみるのもいいでしょう。

読書は不変の資産

読書の経験というのは、一生涯自分の資産となる経験です。自分の体験しえないこと、知りえない情報を自分の一部として取り込むのに1番手軽な手段をわざわざ無視することはありませんし、今から読書の習慣をつけることが手遅れなわけでもありません。どうか臆さず、読書の世界へ飛び込んでみてください。きっと素晴らしい経験の数々があなたを待っているはずです。

関連タグ

アクセスランキング