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上司がいる際のタクシーの乗り方|ビジネスでのタクシーのマナー

更新日:2024年01月13日

ビジネスマナー

社会人になると利用する機会が増えるタクシーですが、乗り方やマナーがあるのは、みなさんもご存知でしょう。ビジネスパーソンとして、タクシー利用で印象が悪くなってしまうのはもったいない! あらためて、タクシーの乗り方やマナー、注意点を振り返りましょう。

乗り方以前のタクシーにまつわる注意点のひとつは、先方の帰りのタクシーを呼ぶ場合のことです。先方が帰る時間よりも、あまりに早く呼び出し過ぎないことが大切です。 タクシー会社によっては、迎車の待ち時間を料金に含めるタクシー会社もあれば、含めない会社もあります。

含めるタクシー会社であれば、思わぬ課金があり料金が膨らんでしまうこともあります。また、待ち時間を含めない会社の運転手さんは、この待ち時間にとても敏感で、10分も20分も待たせると、乗り込んだ人に文句を言う可能性も。何も状況を知らない先方にすれば、ただただ気分が悪い出来事にありかねないので注意が必要です。

席次よりも配慮

ビジネスにおいて4名でタクシーに乗る際のマナーとしては、運転手の真後ろが上座、助手席の後ろが2番目の上座、そして後部座席の真ん中が3番目になると、確認しました。 しかし、後部座席の真ん中は、足もとだけでなく、座る人の体格によってはかなり窮屈になってしまう場合もあります。

そんな時には、先方を上座に通す前に「後部席で3人掛けとなりますが、どちらの位置がよろしいですか?」と本人の意向を確認すると特別な配慮があり、より丁寧な印象になるでしょう。席次の作法も大切ですが、最も配慮すべきは、先方が気持ちよく過ごせることです。 

また、まれに考えられるのが、それぞれ行き先が違い順番に降りる場合があるかも知れません。そんな時には降りる順番を確認して、先方にも意向を確認しながら、乗り方を臨機応変に対応して、スムーズに乗り込めるように誘導しましょう。

点検・確認+会社名・車両ナンバーをひかえておく

先方と一緒にタクシーに乗るのであれば、降りる際には、忘れ物がないかしっかり確認しましょう。もちろん運転手さんも確認はしてくれていますが、最も上座の位置は、運転手さんの死角になりやすい位置です。携帯電話やお財布など小さなものの確認は特に気をつけてしましょう。さらに、夜間は車内が暗いこともあるので、降りる際の点検・確認は念入りに。

万が一忘れ物があった時のために、タクシー会社と車両ナンバーを控えておくと、のちのち迅速な対応ができます。車内に運転手さんの名刺や車両ナンバーが書いたカードなどを設置しているタクシー会社もあるので、みかけたら1枚とっておくと便利です。

タクシーの中でも気を抜かない

狭いタクシーの車内だからこそ、沈黙は辛い時があります。会話がなくて乗っている間中、携帯電話やスマホに夢中になってしまうのは、先方と一緒のビジネスパーソンとして、配慮に欠けています。マイペースな行動は印象もよくありませんよ。

車内での雑談には、天気や最近のニュース(政治以外)、趣味などの好きなことなどの話題が無難です。ただし、悪天候、暗くなるニュース、プライベートを先方に質問攻めにすることは避けましょう。前向きで明るいなれるような話題がベストです。

駅からのタクシーの乗り方

駅に並んでいるタクシーに乗車する場合は、一般的には一番前のタクシーに乗るが正しい乗り方とされていますよね? しかし実際には、一番前のタクシーには乗りたくないと思うことも、まれにあります。

好きなタクシーに乗ってOK。ただし…

長い時間待っていただろう運転手さんの気持ちもわかりますが、タクシーを選ぶ権利がお客さん側にあるのも事実です。 一番前ではタクシーに乗る際には、乗ったタクシーの運転手さんへ、ちゃんと事情を伝えましょう。 例えば、いつも使うタクシー会社が決まっているとか車両の状況など、臨機応変に理由付けしましょう。

運転手さん同士の関係もありますし、乗り場としての機能や秩序維持を守らなければいけないのを理解した上での行動であるのを示すためです。 場所によっては、ポーター(順番整理する人)がいる場合もあります。その時は、ポーターに事情を話し、乗りたいタクシーへと誘導してもらいましょう。

タクシーの乗り方では上座と下座に注意&相手に気遣った対応を!

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初回公開日:2017年03月28日

記載されている内容は2017年03月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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