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下積み時代の苦労と苦しい仕事例|下積み時代は辛い?

初回公開日:2017年03月26日

更新日:2017年05月09日

記載されている内容は2017年03月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

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仕事

新社会人や転職や異動で新生活という方は特に、新しい環境で新しい仕事や生活を始める際に、「さぁ、頑張るぞ!」と意気込んでいる人も多いでしょう。しかし、どんな職業でも最初は下積み時代があるものです。今回は、その「下積み」について考えてみましょう。

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「下積み」とは?

「下積み」という言葉から真っ先に連想されるイメージといえば、修行中の職人さんやブレークする前の芸人さんのアルバイト生活というような、なんとなくネガティブなものではないでしょうか。 別の意味でも、段ボールに貼付する「下積厳禁」というシールのように下積みには「(上にくるものを)下支えするもの」というものを指し、目立ったり派手だったりするものの対局の意味で、ある種の修行ととらえられているものと言えるでしょう。

「仕事における下積み」とは?

では、この「下積み」が「仕事における下積み」となったときに、どんなイメージを抱きますか?「仕事における下積み」の話を耳にするときは、もちろん「下積み」そのものの意味が変わるわけではありませんが、「下積み」の話をする成功者の苦労話であったり、身近なところでは先輩の昔話であったりすることが多いと思います。 「オレ、今下積み中」という話もあろうかと思いますが、「仕事における下積み」という場合は、一定の成果や実績を上げたりする前提として「下積み」があったと表現されることが多いのではないでしょうか。英語でもpay your duesという言い回しが使われるのを聞いたことがある方も多いと思います。Pay one's dues。つまり、duesという支払うべきものの対価として成功などを手に入れる、というような表現で、日本語の「下積み」に似た意味合いです。

「下積み」と「なりたい自分」の関係

もう少し「仕事における下積み」を掘り下げてみましょう。「仕事における下積み」は、「こういう経験をしたから今がある」というような「下積み」を卒業した人から見た話が多そうでしたが、ここでのエッセンスは、成功や実績であったりといった「なりたい自分」を実現する過程を一言でいえば「下積み」と表現している、といえそうです。  ゴールから見ての「下積み」ということですが、「オレ、今下積み中」と言える人は、自分の位置を下積み中と認識できているという点で、きちんとなりたい自分のキャリアプランが描けて現状を把握できているといえます。言い換えれば、「目標に向かって頑張っていること」が「仕事における下積み」でしょうか。

「下積み」は必要? 必要ない?

「下積みは必要か?」という議論もありますが、「なりたい自分」という目標を達成するために何が必要かと考えることで、自分に必要な「下積み」は何か? が明確になってくるのではないでしょうか。 例えば、スティーブジョブズの様にプレゼンテーションをしたいと思ったとしても、さすがにいきなりは難しいでしょう。人前で話をする技術であったり、プレゼンをするための製品知識、メッセージを発信し伝える力、といった様々なスキルがプレゼンテーションを成功させるカギとすれば、それに見合った技量が求められます。つまり、それらの技量を持てる自分になるために努力や経験を積む過程が「下積み」ということになります。

「下積み」と目標設定

やってみて出たとこ勝負で通用する話もありますが、多くの場合目標(Objective)に対してどうやってそれを達成するかという綿密な計画(Strategy)と具体的な行動計画(Tactics)によって成果を上げていくという努力の積み重ねでことを成し遂げていく、その積み重ねが「下積み」で、「なりたい自分」は何か、という目標設定が重要になってきます。

「下積み」は苦しい?

では、「下積み」時代は苦しいものか? という疑問があると思いますが、それについて考えてみましょう。「下積み」自体を目標に向かってがむしゃらに走っている最中と考えると、走っていること自体は体力的であったり精神的にキツイと思える日々が続くことは容易に想定されます。しかし、それは目標達成の過程であり、日々成長している自分を実感することは充実した日々と捉えることもできます。  ものは考えようかもしれませんが、どんなことでも頑張ってやっている中で色々な気づきや発見があり、充実した中に楽しみがあるものです。「下積み」時代そのものが辛く苦しいものであるわけではありません。

とりあえず会社員になったけど。。。

「じゃぁ、とりあえず会社員になったけど」という人は?という疑問もあるでしょう。 実際に、筆者自身も新卒の20代前半の時には「なりたい自分」という目標がしっかりと定まっていたわけではありません。卒業してなんとなく社会人になって、という部類に入るかもしれません。それだからこそ、「なんでも経験して吸収してみよう」、「お給料をもらって社会勉強できるなんて結構恵まれてるかも」、「体力勝負でがむしゃらに働けるのは若いうち、30代~40代になれば体力より経験などが物を言うはず」というマインドセットで何事にも「全力投球」の姿勢で臨みました。 経験値を上げ、それが自分の血と肉となっていき、結果として仕事力が上がってくるというのは楽しいものでモチベーションも上がります。「なりたい自分」が定まっていなくても苦しいだけの下積みというわけではありません。

「下積み」はブラック?

今では「ブラック」と混同されてしまいそうですが、全力投球の姿勢は規定外の長時間労働を強制されたりして「やらされている」のもではなく、経験値を上げていくというある意味「自分への投資」です。

「下積み」の経験から

これも筆者の例ですが、社会人2年目に入ったところで、顧客が米国の西海岸のユーザーに製品を納めるプロジェクトがありました。毎朝7:00に顧客のもとへ電話会議に駆り出され、当時TOEIC400点代の英語力でどう対処したのか今では不思議なくらいですが、それこそ必死に対応しました。聞いて答えて、出た宿題の回答準備をして、と朝7:00に客先で会議に出席しているのに、退社するのはAM2:30が月間で最も早い時間という月がありました。肉体的にはハードでしたが、それ以上に精神的には良い意味で張り詰めた状態で仕事をすることができました。 つまり、勤務時間だけ見ればブラックそのものですが、それが強制的にやらされ感満載の中で行われたものなのか、自分への投資としての「下積み」として行われたのかという点で、意味合いもその後経験として生きてくる大きさという点でも大きく異なってきます。

「下積み」=自分への投資?

「自分への投資」と聞くとセミナーを受講したり、夜スクールに通ったりといった直接スキルを身に着けることに結びつく「何か」がイメージしやすいと思います。しかし、下積みを自分への投資とした場合、結果として何を求めますか? 話が堂々巡りの様ですが、下積みは「なりたい自分」への投資とも考えられます。 「努力」というと少し泥臭いイメージが付きまといますが、なりたい自分への投資という意味では、志望校を目指して猛勉強する受験生、というのは目標がきちんと定まっている分わかりやすいかもしれません。受験生にとっては、英単語を覚えることは受験勉強の中での「下積み」といえるでしょう。この下積みを支えているのが「志望校に入りたい」という「なりたい自分」です。つまり、目標を見据えることでモチベーションを維持して「下積み」という過程を経て(投資をして)、「なりたい自分」という成果を得る、ということです。

「下積み」となりたい自分

冒頭で触れた修行中の職人さんやブレークする前の芸人さんのアルバイト生活というような「下積み」の例では、「xx年後に一人前の職人として独立するぞ」、「先輩芸人を超えてお笑い界の頂点に立つぞ」というような「なりたい自分」が明確であるといえます。この「なりたい自分」という目標が明確であればあるほど、その「下積み」という「なりたい自分」になるための過程には、よりクリアなマイルストーンが描かれてきます。 新社会人としてこれから会社員人生を始めるにあたって「いつかは社長に」という思いを抱いている方も多いのではないでしょうか。もちろん、この思いは否定しません。しかし、この「いつかは社長に」というものは、「なりたい自分」像としての目標ではなく、どちらかといえば「将来の夢」でしょう。 「xxのビジネスで独立するぞ」、「xxで会社を成長させ社長になるぞ」といった「なりたい自分」がより具体的な目標に、過程としての「下積み」が含まれているといえます。目標設定、出口戦略といった「なりたい自分」の絵を描くことが、充実した会社員生活(下積み)を支えることになるでしょう。

ポジティブな「下積み」の勧め

「なりたい自分」という目標に向かってがむしゃらに「下積み」をしましょう、的な根性論にするつもりはありません。長い目で見れば、大きな目標に向かうその過程も大切なあなたの人生の一部分です。厳しい練習があってこそ成功した時の喜びはひとしお。 それは確かにそうかもしれません。  ただ、たとえどんな局面でもあっても目標を失わず、それに沿ったマイルストーンで自分の位置を確認し、その確認で今の「下積み」が良い状態かどうかをチェックし、モチベーションを保ちながら進んでいきましょう。どんな時でも楽しく充実した人生を送りたいものです。 ポジティブな「下積み」をしながら、その「下積み」自体を楽しみながら「なりたい自分」を目指しましょう。

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