
初回公開日:2016年11月15日
更新日:2020年11月04日
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今回は「不動産業界」に焦点を絞って、現状や動向、将来性などを詳しく見ていきます。不動産業界に少しでも興味があったり、就職したいと思っている人は知っておいて損はない情報でしょう。また、不動産投資を考えている人も参考に出来ることがたくさんあるでしょう。
目次
東京オリンピック後に厳しい競争が予想される不動産業界ですが、個人の力で勝負したい人にとっては面白い世界になるかもしれません。 不動産会社では法律で、一定数の宅地建物取引士(宅建士)資格保持者の雇用を義務付けられています。この資格があると独立開業もでき、取得しておくと長期的にも役に立つかもしれません。 不動産に興味がある方は、ぜひ挑戦してみてほしい資格です。資格取得したいという方は、宅建士の資格・講座情報について詳しくご紹介しているサイトを参考にしましょう。
不動産業界の将来性を知るためにも、まずは不動産業界の現状を把握しましょう。不動産業界は現在、どのような状況に置かれているのでしょうか?基本情報や業界シェアなどのデータから読み取っていきます。
以下は、不動産業界の平成25年~平成26年にかけて発表されたデータをまとめたものです。 市場規模:10兆8500億円 労働者数:45886人 平均年齢:39.3歳 平均勤続年数:7.6年 平均年収:618万円 引用元:「業界動向.SEARCH.COM(※1)」 不動産業界の基本情報では、市場規模の大きさが特に目立っています。取り扱っているものが、物件という高価なものだからでしょうか?他の業界と比較すると、不動産業界の市場規模は大きい方だと言えます。 一方で、労働者数・平均年齢は標準的な数字です。また、平均勤続年数に関しては、他の業界よりもやや短い印象を受ける数字です。 平均年収は、標準よりやや高め。ちなみに、ここでは「doda 平均年収2015(※2)」で平均として紹介されている、440万円という金額を標準と考えています。不動産業界の平均年収は、618万円ですから、標準金額440万円を大幅に上回っていると言えますね。
続いて、不動産業界の業界シェアをご紹介していきます。以下は、平成25年~平成26年の不動産業界企業の売上高を元にしたです。 業界シェア1位:三井不動産 業界シェア2位:三菱地所 業界シェア3位:住友不動産 引用元:「業界動向.SEARCH.COM(※1)」 業界シェア1位に輝いたのは、三井不動産でした。シェア率は14.0%、売上高は1兆5152億円。業界全体の市場の1割以上を占める業績で、不動産業界を牽引していく存在だと言えそうです。 続いて、業界シェア2位となったのは、三菱地所。シェア率9.9%、売上高1兆752億円となっています。2位という順位ではありますが、こちらも業界全体の市場のうち1%近くを占めており、好業績と言える業績です。 シェア率7.2%、売上高7802億円で業界シェア3位に入ったのは、住友不動産でした。不動産業界の市場は、何処か1社が独占しているのではなく、複数の大手企業が高い業績を出すことで回っている印象を受ける結果となっていますね。
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まずは、不動産業界が抱えている問題や課題を見ていきましょう。それらを解決するにはどのようにすれば良いのか、解決案などを考えてみることで、業界の将来性も見えてくるかもしれませんよ。
続いて、不動産業界の市場動向を追っていきます。近年の業界規模の推移を年度別に見ていき、それらの情報から不動産業界の将来性について考えていきましょう。
不動産の将来性について不安な声も多いですが、その大きな原因は人口減少が関係していると言われています。 業務別ごとにどんな将来性が予想されているのかご紹介していきますので、参考にしてみてください。
地元や地域に根強い不動産では、インターネットを活用した広告や業務が基本となるので人員削減が予想されます。また、地元の人との繋がりを大切にしながら仕事をしていくことになるでしょう。 海外からの移住者も増えていく予定なので、英語対応を身に付けておくと必ず役に立つでしょう。
大手の不動産であれば、広い範囲で物件を扱っているので景気がいい間は順調ですが、人口減少と共に苦難な時期も訪れるでしょう。 地元や地方での不動産も厳しい状況になりそうですが、大手の不動産だとしても同じように今後の課題はたくさんあります。
ここでは、不動産業界について更に深く研究するにあたって、書籍を3冊ご紹介していきます。不動産業界で働くことを考えている人は必読です。
2010年版と比べると、東日本大震災にからめた記事が新たに加わっています。 また、提示されている数値のデータも2年更新されていますので、すでに10年版を所有されている方も新たに購入する価値はあると思います。 内容をおおざっぱにまとめますと、不動産業界の現在の動向や未来の展望(賃貸、売買、管理)、就職状況、仕事内容、業界大手についての解説、消費税増税による影響、業界で有利に働く資格、その他もろもろです。 業界研究等にうってつけの1冊だと思います。
不動産業ではない自分ですが そんな自分が読んでもわかりやすくて良い書籍だと思う。
題名通り、不動産業界について幅広い知識が得られる本。 特に、不動産会社の比較・ランキングは上場・非上場会社ともに充実の内容で参考になった。その他、税金の知識や、不動産情報(SUUMO、HOME’S、レインズ等)の状況についても役立つ情報が得られた。
不動産投資をする際に必ず出てくるのは、メリットとデメリットです。メリットとデメリットを確り把握しないと必ずと言っていいほど失敗してしまいますので、そうならない為にも現役の不動産投資家に無料で相談してみてはいかがでしょうか。 今後の不動産業の動向も聞けることでしょう。業界の人しか知らない必ず成功する投資物件の探し方を教えてもらいましょう。
いかがでしたでしょうか?今回は、不動産業界の現状や動向、将来性について研究してみました。 不動産業界に限らずさまざまな業界で問題となっている人口の減少や少子化ですが、不動産業界にとっても大きな問題です。現時点では避けることができない国全体の問題となっています。 これからの不動産業界は、人口が減少していく中で、いかにして顧客を確保していくかが重要になっていくでしょう。その為のアイディアや秘策を発見するのは、不動産業界を今目指している、あなたかもしれません。 もしこの記事を読んで興味がわいたら、「マイナビエージェント」などに登録してより詳しく聞いてみてください。思わぬチャンスが見つかるかもしれません。