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就活で縁の下の力持ちをアピールする方法|志望動機への上手な入れ方

ビジネスマナー

縁の下の力持ちという言葉をご存知でしょうか。目立ちはしないけれど裏から支えている人というイメージがありますよね。就活で自分をアピールするフレーズとして使えそうです。そこで今回は「縁の下の力持ち」を使用した志望動機の書き方を解説します。

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縁の下の力持ち

そもそも縁の下の力持ちとは何でしょうか。

縁の下の力持ち

「縁の下の力持ち」ということわざをご存知でしょうか。 縁とは縁側、つまり和風の家にあるちょっと外にでた部分のことです。縁の下とはこの部分の下の事を指します。普通この部分はあまり注目されることがありません。ですがこの部分には縁を支えるための支柱などがあります。重い縁側がつぶれないようにするためにはしっかりと支柱で支えなければなりません。 このように、「影が薄く目には見えないけれど」大切な役割を果たしているということ、あるいははたしているものを「縁の下の力持ち」と言います。言い換えると目立っているものに使う言葉ではありません。使い方としては 『そのアイドルのライブは大成功に終わった。成功の鍵はライブの中身もそうだが、今回はライブスタッフの協力によるところが一番大きいだろう。まさに彼らは縁の下の力持ちだ。』 といったような感じで使います。この文ですとライブスタッフというのはお客さんからは見えない存在、つまり縁側の外からは見えない支柱なのです。

縁の下の力持ち的な企業とは

上述した意味に沿って考えると、縁の下の力持ち的な企業とは、一般人、つまり消費者から見えにくいところにいるが生活を支えている企業であると考えて良いでしょう。そしてそのような企業の例として、今回はBtoB企業を取り上げてみます。BtoBとはBusiness to Businessの略であり、企業向けに商売をしている企業のことを指します。 これに対し消費者向けに商売をする企業はBusiness to Customer略してBtoC企業と言います。例を挙げるとサントリーは消費者向けに飲料を販売しています。だからサントリーはBtoC企業です。ですがサントリーは自社でペットボトルを作っているわけではありません。 そこで、どこからかペットボトルを買い付ける必要があります。 この場合、ペットボトルを作る会社が別にあり、その会社がサントリーにペットボトルを「売る」のです。そう、このペットボトルを売る会社がBtoB企業なのです。 ただし、BtoBであっても認知されているものも多く一概には縁の下の力持ちとは言えないものも多々あります。例えばゼネコンなどは一般人向けに建物を作ることはほぼありませんが名前が知られている会社は多いですよね。そこで、今回はBtoB企業の中で更に名前が知られていないであろう中堅企業に絞って企業を紹介します。基準としては2018年度版就職四季報(優良・中堅企業版)に掲載されているものとしました。

こんな企業が縁の下の力持ちだ!

縁の下の力持ちの企業①化学品メーカー

材料というと化学製品、鉄鋼、非鉄など本当に基本的な素材から、繊維やゴムなど加工したものまで様々です。 まずは一番割合の多い化学系メーカーから。化学物質は何万、いや何億という種類があります。なので当然扱う物質も企業によって様々です。例えば以下の企業が挙げられます。 キシダ化学・・・研究用試薬の製販 第一工業製薬・・・凝集剤、ウレタン、樹脂などの製販 いずれも化学関係の人でなければ聞いたことがない企業だと思います。特に凝集剤なんて聞いてパッとわかる人は半分もいないのではないでしょうか。ですがこれらの物資がなければ製造ができない企業はたくさんあります。見えないけれど製造の原料という一番基礎のものを提供しているという点で縁の下の力持ちであると言えるでしょう。

縁の下の力持ちの企業②合成品メーカー

材料と言えば金属もですが、これはメーカーでは販売をほとんどしていません。主に専門商社がもとの金属を販売しています。どちらかというと金属で何かを作って販売する、という方が多いです。 機械系メーカーと同じではないかと思われるかもしれませんが、機械系メーカーが車などを扱うのに対しこちらはだいたいはねじや手すり、ボルトやヒンジなどかなり小さめの部品に限られています。このあたりが機械の部品の基本単位から支えているという点で縁の下の力持ちであるといえます。 加工したものだと、めっきやゴム、硝子などが挙げられます。いずれも基礎化学製品ほどニッチではないもののあまり目立ちません。企業の例としては以下のようなものが挙げられます。 ●JCU・・・めっき製造が主事業。電子部品にはりつけるめっきに強い ●西川ゴム工業・・・独立系で自動車に関するゴム製品を製造、販売。

縁の下の力持ちの企業③自動車部品メーカー

機械系メーカーの中でも自動車メーカーは他の機械系メーカーとは別格です。なぜかというと、自動車の市場はとても大きく参入している企業の数も多いからです。そして市場が大きいということは取引チャンスも多くなるので、中小とはいってもいろいろなところで活躍するチャンスがあります。 ただ、それでもトヨタみたいに直接車を売っているわけではなくあくまでも自動車部品として売り出しているので、やはり一般消費者から見れば影は薄いです。ですがこれらの企業が無ければ自動車はできないのです。

縁の下の力持ちの企業④電機・事務機器メーカー

電機ならパナソニックやシャープ、事務機器ならエプソンやキャノンを思い浮かべる人は多いでしょう。 しかしこれらの企業で全てを作っているわけではありません。家電も事務機器も何万点もの部品からなりますが、この中にある検知器などは別の機械系メーカーが作っていたりします。また、これらの中には海外に工場を持っているものもあり、売り上げの半分以上が海外のところもちらほらあります。例としては以下のような企業があります。 応用電機・・・電子・光学を応用した測定機器に強みあり。 岡谷電機産業・・・家電や電子機器に生じるノイズ除去用のコンデンサが主力。センサーなども。

縁の下の力持ちの企業⑤医療系器具メーカー

医療系器具を作っている会社もたくさんあります。医療系器具の大手と聞くとオリンパスやテルモ、シスメックスぐらいでしょうか。だが実際はもっと多くの医療系器具制作会社が存在します。これらの中には国内シェア1位を占めるものもあります。意外にすごい企業が多いのです。例としては以下のような企業が挙げられます。 株式会社松風・・・歯科用材料・器具が主力事業。具体的にはホワイトニング材や人工歯など。 ニデック・・・眼科医療機器メーカーの大手。大手ではあるもののだいぶニッチなので知っている人はほとんどいないのではないか。 マニー・・・手術用縫合針で国内のシェア1位。他にもサージカル関連の事業を取り扱っている。

縁の下の力持ち企業⑥建設系

建設というと、清水建設だとか鹿島建設を思い浮かべる人が多いかもしれません。この二つはいわゆるゼネコンと呼ばれる企業です。他には竹下工務店、大林組、大成建設などがあり、これら5つが建設五大大手と呼ばれています。 もっとも、竹下工務店は土木にあまり力を入れていないのでゼネコンと呼ぶのにはちょっと微妙かもしれません。さて、これらの大手建設、実は社内に現地で実際に建てる人は全くと言っていいほどいません。 実際にやっているのは工期の調整や材料の調達、法規制の調査などです。ではどうやって建てているのかというと、建てることのできる企業に任せているのです。つまり、大工さんなどがいる会社は別にあって、そこに外注することで建設しているのです。

縁の下の力持ちの企業⑦不動産系

不動産は大手とそれほどやることは変わらりません。しいて言うのであれば、総合デベロッパーと違って扱っている物件の種類が限られてくることでしょうか。またそれぞれの企業が担当している地域にも違いがあります。例えば三井不動産などの大手は丸の内など都内に多数の物件を持つが、神鋼不動産という企業では兵庫、大阪などを中心として事業を展開しています。 このように地域に密着して不動産業を支えるという点では縁の下の力持ちであると言えなくもないでしょう。

縁の下の力持ち企業⑧エネルギー系

エネルギー系はそもそも中小企業の数が少ないです。一応種類としてはガスと石油に大別されます。また掘削などをしているところだと探査船などの特殊な船を持っていることも。 地味ではありますが、いないとエネルギーを取り出せなかったりするので重要な役割を持っていると言えます。 例としては以下のような企業が挙げられます。 日本海洋掘削・・・国内で唯一、海洋での石油・天然ガスの掘削を事業としている企業。深海探査船なども保有している 織戸組・・・元々は砂利・砕石販売業者だが、最近は太陽光事業に進出しているようだ。理由は社有地にパネルを置くことができるから。 東亜石油・・・昭和シェル傘下である。石油精製が主な事業。精製した石油は全て昭和シェルに渡す。

縁の下の力持ち企業⑨リース系

そもそもリースとは何でしょうか。リース事業とは、リース会社が、企業が特定してきの機械設備等を購入して、その企業に対してその物件を比較的長期にわたり賃貸する取引のこと。なぜ企業側が直接買わないのか疑問に思う人も多いはず。 実は、直接購入するのと比べて安価かつ迅速に設備を利用できるのです。特に海外で設備を使うときには重宝します。直接買うとめんどくさいからです。また、銀行の融資を受けなくて済むというメリットも。このようにリースは大手中小関わらず相手が一般消費者ではない上扱っているものも建物のように目に見えるところにあるものではないのであまり表に出ることはないです。 大手のリースはどこかのグループに所属しているものが多いです。 例としては以下のような企業が挙げられます。 日立キャピタル㈱・・・日立グループのリース会社。メーカーグループのリースでは最大手である。 三井住友ファイナンス&リース㈱・・・名前の通り三井住友系。なんと航空機から不動産まで扱っている。特に航空機リースは世界一レベル。

縁の下の力持ち企業⑩商社

商社とはそもそも何なのでしょうか。縁の下の力持ちかどうかを見る前に、商社とは何かを説明します。商社とは何らかの物資を販売することを中心事業とした、商業を行う会社のことです。 鉄鋼などのように海外から輸入したり逆に国内から車を輸出したり、あるいは国内で物資の販売を行うことがあります。 ところで総合商社と専門商社の違いはわかりますか。総合商社と言えば、あの有名な五大商社・・・三菱商社、三井物産、住友商事、丸紅、伊藤忠ですよね。慣習的に総合商社と言えばこれら五社のみを表すこともありますが、実際これらを含めた総合商社というのは、その名の通り総合的な物資を扱っています。ラーメンから航空機までともいわれるくらいで、一つのカテゴリに収まるようなものではありません。 一方専門商社は総合商社に比べぐっと範囲が狭まります。つまり一分野に特化しているから『専門』商社なんですね。総合商社も専門商社も私達からは見えないところにいます。例えば航空機なんて一般の人は必要ありませんよね。ですが実際航空機を取り扱っている商社がいるのです。そしてそれは何のためにやっているのかというと、企業がより迅速に必要なものを変えるようにやっているのです。商社のおかげで企業は自分の欲しいものをそろえることができます。商社はまさに企業を支える縁の下の力持ちであると言えるでしょう。

縁の下の力持ち企業⑪IT系

ITと一口に言っても千差万別です。システムからネットワークまで、企業によってやっていることは様々です。 IT系と建設系は少し構造が似ています。例えばある非IT系の会社が自社で使うシステムを作りたがっているとします。ですがその会社にはシステムを作る技術などないので当然外注することになります。 この時注文を受けるのが建設でいうゼネコンにあたるSIerです。さて、そこで完結してしまえば下請けは必要ないのですが、実際は一企業だけではとても手が回らないことばかりなのでほとんどの場合一部の仕事を別の企業に流します。そう、この仕事を流される企業が下請けなのです。 たかが下請け、されど下請け。彼らがいなければシステムを完成させることはいつまでたっても無理でしょう。まさに縁の下の力持ちであると言えます。

就活で縁の下の力持ちをアピールするには

縁の下の力持ちをアピールするエピソードその1:音楽系のサークル

音楽系のサークルであれば、宣伝や会計などが縁の下の力持ちと言えるかもしれません。音楽系のサークルで頑張ったことというと普通は部長だとか奏者としての活動です。ですが、練習だけしていてもサークルの活動はできませんよね。せっかくホールや舞台を借りたのに誰も来なければ意味がありません。 また、場所を借りる上でお金のやり取りは必ず発生します。その額は決して少ないものではありません。会計は決してないがしろにできるものではなかったはずです。

縁の下の力持ちをアピールするエピソードその2:運動系のサークル

運動系であればマネージャーなども良いかもしれません。サークルの主役は選手ですが、その身の回りで活躍するマネージャーは部にとっても必要なはずです。例えば練習場所の確保だったり、部員と相談して練習日程を組んだり、コーチとの連絡を取ったり。 直接功績を上げていなくてもその活躍は部活、サークルにとって必要なものであり、縁の下の力持ちとアピールできるでしょう。

縁の下の力持ちをアピールするエピソードその3:裏方仕事のバイト

裏方仕事のバイトなら縁の下の力持ちをアピールしやすいです。例えば倉庫整理。大手販売店では接客のバイトと店の裏の倉庫で整理のためのバイトがあります。物を売る主役である売り子と比べ地味ですが、お客様の元にいち早く商品を持ってくるためには倉庫整理がいないと成り立ちません。 あまり目立たない倉庫整理ですが、だからこそ縁の下の力持ちをアピールできるのではないでしょうか。

縁の下の力持ちをアピールするエピソードその4:ライブスタッフのバイト

ライブのスタッフなども縁の下の力持ちと言えるでしょう。当然お客様はライブを開催している団体に興味があるのであって、スタッフに対して興味を持つことはほとんどありません。あったとして会場内を案内するよう頼むか、売店に買い物をしにくるだけでしょう。このようにあまりお客様から注目がいかないライブスタッフとしてどのように頑張ったかを書くことにより縁の下の力持ちをアピールすることができます。 なお、接客など直接お客さんと触れ合う機会があるものはアピールしにくいかもしれません。このような時はお客側から見て縁の下の力持ちではなく、バイトのメンバー内であまり目立ってはいないけれど重要な役目を果たしていたという方向で縁の下の力持ちをアピールしていきましょう。

自分の体験を使って縁の下の力持ちをアピールするには

基本的に縁の下の力持ちをアピールするには、上で説明したようにバイトなりサークルなり何らかの集団に属していた時のことを思い出すと書きやすいと考えられます。なぜかというと、「どうして見えにくいのか」がわかりやすいからです。さっきの大手量販店の例であれば、同じバイトの集団であっても倉庫整理と売り子ではお客様からの注目度は違いますよね。 どうして注目度が違うかはすぐわかると思います。このように「どうして見えにくいのか」を書いた後、「このように普通は見えないけれども実はこのような形で貢献している」ということを説明することで縁の下の力持ちのアピールへとつなげることができるのです。

企業側は縁の下の力持ちをどう評価してくれるのか

まず、縁の下の力持ちとは目立たない存在であることを理解しておく必要があります。この言葉の意味からして、評価する企業とあまり評価しない企業に分かれると考えられます。すなわち、影にいる人をあまり良しとしない企業と、影にいてもしっかり頑張っている人を良しとする企業に分かれるのです。 前者に当てはまるのはコンサルや商社系であると考えられます。これらの企業では、仕事の関係上、どうしても人の前に出て活動する機会が多くなります。当然裏方の仕事よりかは人の前に立って何かをしてきた人の方が興味はあるでしょうし、また実際に向いているでしょう。反対に縁の下の力持ちが評価される企業としては部品メーカーや素材メーカーが挙げられます。 これらの企業では消費者と直接関係を持つことはほとんどありません。また商品を買い上げた企業側も商品をそのまま使うわけではなく自社である程度加工して出荷しています。そのため、あまり世間から評価されず、日の光が当たりません。 そんな中でも誇りをもって仕事をできる人はやはりこの業界に向いているでしょう。現に、温度や湿度などのパラメータの分析機器に強いエスペックという会社では、「縁の下の力持ち」にやりがいを持つ人を求めています。このように具体的に企業が求めている人材像の中に縁の下の力持ちが入っていることもあります。

縁の下の力持ちとはどういう人か

そもそも縁の下の力持ちであることは良いことなのか

先程、コンサルや商社ではアピールポイントにならないと述べました。その原因は、縁の下の力持ちとは日陰にいることが基本だからです。 つまり、縁の下の力持ちのデメリットというのは、目立たない・地味であること、また人の前に出る度胸がないのではないかと思われるリスクだと言えます。

では逆に縁の下の力持ちであることのメリットとは何でしょうか。 一つは承認欲求が低いことを示せる、ということです。縁の下の力持ちとは人から見えないところにいるので、恩恵を受けた人からのフィードがなかなか返ってきません。そのため、自分はなんのためにこれをしているのだろう?と悩んでしまう人もいます。また人からありがとうと言われることも少ないので、その分モチベーションも下がりやすいと言えるでしょう。 そこで逆に、縁の下の力持ちであり続けることで、忍耐強さをアピールすることができるのです。すなわち、人からの見返りがなくても自分に自信を持ち働くメンタルの強さをアピールできます。ですから縁の下の力持ちというアピールポイントではリーダーシップなどよりは忍耐力をアピールできるというメリットがあるのです。

縁の下の力持ちになるには

リーダーなどは苦手だけど何か自分のアピールポイントがほしいという方はいるのではないでしょうか。縁の下の力持ちというのは目立たないけれど重要な役割を果たしているというポジションです。 つまり、サークルの部長だとかリーダーだとか大それた役職でなくても良いのです。更に言うと、具体的な役職についている必要もないのです。音楽系サークルの例でいえば、目立たない楽器だけれど音楽をする上で重要というパートがありますよね。まさにこれが縁の下の力持ちなのです。 同じようにスポーツなどでもあまり目立たないけれどチームには欠かせないというポジションがあるのではないでしょうか。縁の下の力持ちをアピールする上で大切なのは目立たない状況でいかに頑張ったかということなのです。なので役職などにこだわらず、現在自分がいる集団の中で自分がどのように集団へ貢献しているかを把握するようにすることが縁の下の力持ちを目指す第一歩となるのです。

志望動機が内定へのカギ

この応募者、スキルは高いが、志望動機が弱いからすぐに辞めそう」 転職時の採用担当者にとって志望動機は「採用するかしないか」の最後のひと押し。志望動機がしっかりしているかどうかで、合否が大きく変わってきます。 各企業の欲しい人材像に合わせて、自分の持っている動機を合わせるには、企業の文化や採用時の癖を知ることが重要です。そのようなネットでは手に入らない情報を持っているのが「転職エージェント」。転職エージェントは、志望動機や職務経歴書など、各企業へのアピールポイントを教えてくれます。 どの転職エージェントを使えばわからないという人は、Mayonezが口コミから調べた転職エージェントランキングをチェックしましょう!

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