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MECEを使った例とコツ|MECEとロジックツリーやフレームワーク

初回公開日:2017年03月17日

更新日:2020年02月06日

記載されている内容は2017年03月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ビジネススキル

MECEという言葉を聞いたことがありますか?ビジネスシーンで聞いたことがある人はいるかと思いますが、どんな意味なのかきちんと把握してる人は少ないのではないでしょうか。ここではMECEの意味と具体的な例などをご紹介したいと思います。

MECEとは?

MECEとは?
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MECEとは一体何なのでしょうか。MECEは「ミーシー」または「ミッシー」と読みます。 MECEはMutually Exclusive, Collectively Exhaustiveの略です。 Mutually =互いに Exclusive=重ならない Collectively =集合的に Exhaustive=余す所のない 英語のそれぞれの意味は上記の通りです。 「MECE」とはつまり、漏れもなく重複していないという意味でロジカルシンキングの基本なのです。 物事には「漏れはあるが、重複していない」分類と、「漏れなないが重複している」分類、また「漏れもあり、重複もしている」分類があります。 MECEの本質は「漏れもなく重複もしていない分類」なのです。

ロジカルシンキング

ロジカルシンキングとは何なのでしょうか。ロジカルシンキングとは論理的思考力のことです。 きちんと筋が通っていて、納得できる説明や考え方のことを意味します。 ロジカルシンキングは、会社でプレゼンテーションするときに重要になってきます。筋が通っていて妥当性がないとプレゼンテーションは成功しません。 ポイントとしては、理由を掘り下げていくことが上げられます。何故そうなるのかを考えていくと良いでしょう。 理由を掘り下げていくことで結論が出ます。しかし、人に説明するときは、最初に結論から述べて、次に理由を述べる方が良いです。 その方が、聞いてる人には分かりやすいのです。何が目的か分からずに長々と話をされると途中で聞きたくなくなってしまいます。 ロジカルシンキングは、問題解決にも役立ちます。理由を掘り下げる癖と付けると、問題解決の糸口が見えてくるのです。

MECEを使った例

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MECEの切り口で分類すると、見えてなかった事実が浮かび、問題解決や発想力に繋がることがあります。 例えば、商品開発のシーンでもMECEは役に立ちます。 例えば、現在販売されている帽子をMECEの切り口で分類するとします。例えば「色」「素材」「形」「金額」などに分類できます。 分類を続けている内に、漏れや重複しているものがないか自問していきます。 こうやって分類していく内に、新製品のアイディアが浮かんだりするのです。なぜなら「色」の種類や「素材」の種類がどれだけあるのか把握でき、組み合わせたりしながも開発できるからです。 また売り上げを伸ばしたいという目的があるときに、顧客を「男性」「女性」に分けたり、「10代」「20代」「30代」など年齢別に分類して議論することで、問題解決に繋がる場合があります。 この分類のときに、漏れがないか、重複しているものはないか見極めていくことが大事です。

MECEトップダウンアプローチ

MECEの切り口には、「トップダウンアプローチ」と「ボトムアップアプローチ」が存在します。まずは「トップダウンアプローチ」とは何なのか見ていきましょう。 全体が明らかな場合で、目的や課題にそった切り口で分類していきます。3C分析、4P分析などのフレームワークがあれば、それに沿って分類していきます。 この方法であれば、原則や価値観、方針に重点をおくことができます。

MECEボトムアップアプローチ

MECEボトムアップアプローチ
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「ボトムアップアプローチ」は、原則や価値観、方針などは考えずに、具体例を上げていきます。それをグループ化し、分類していきます。MECEになっているか確認しながら修正を繰り返してまとめます。 そして、全体集合を明らかにしていく方法です。その後に価値観や方針が生まれます。 通常は、「トップダウンアプローチ」の方法を取ることが多いですが、全体集合が分からない場合は、「ボトムアップアプローチ」の切り口から入り、最終的に「トップダウンアプローチ」のやり方に変更していくことが主でしょう。 「ボトムアップアプローチ」のメリットは、具体例や分類に現実味があるところです。「トップダウンアプローチ」の切り口で議論すると机上の空論になりがちなのですが、「ボトムアップアプローチ」を取り入れると現実味が帯び、発想が豊かになる傾向があるのです。

目的は異なる

MECEに分類することで、全体集合が何なのかを把握することもあります。 例えば、トラック、軽自動車、四駆、などのワードから全体集合が「乗り物」なのか「車」なのかを探っていくということです。 別の目的では、単純に問題解決や新しい発想などがあります。どちらかというと後者の目的の為にMECEの考え方が使われることが多いですが、前者の目的でも大いに活用できます。 目的に応じて、「トップダウンアプローチ」で行うのか「ボトムアップアプローチ」でやるのか、両方とも織り交ぜて行うのか適切に判断しましょう。

MECEフレームワーク

MECEのフレームワークとは、枠組みのことを指します。戦略や分析、問題解決に使われる枠組みのことです。 ビジネスシーンにおいて、よく使われているフレームワークがあります。その一部をご紹介したいと思います。 ・費用の分類 ・賛成、反対 ・ハード、ソフト ・可視、不可視 ・能動、受動 ・製品開発、調達、生産、販売 ・物流、サービス ・個人、法人 ・企画、製造、設計 ・過去、現在、未来 ・売上げ、利益 ・主観、客観 ・短期、長期 まだまだフレームワークはたくさんあります。これらのフレームワークを使うことで、MECEが作りやすくなります。 しかし、その分、型にはまった考え方しかできない恐れがあります。問題は何なのか、目的は何なのかによって、柔軟に対応しないといけません。

3C分析

フレームワークで有名なのが、3C分析、4P分析です。 聞いたことがある人は多いでしょう。 3C分析とは、市場(顧客:Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)とシンプルに3つに分類することです。 3C分析で明らかにしないといけない内容はそれぞれ以下の通りです。 ・市場=市場や顧客のニーズの変化 ・競合=競合の対応 ・自社=他の2つを見ながら、成功要因を見つける

4P分析

4P分析
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続いて、「4P分析」です。 4P分析とは、製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)の4つに分類することです。 これもシンプルな分析になるのですが、ビジネスシーンではよく使われているでしょう。 4P分析で追及していく内容は以下の通りです。 ・製品=商品の品質や機能の見直し、ブランドイメージやデザインの検討 ・価格=値段や割引、支払い方法などの検討 ・流通=流通範囲や販売場所、品揃え配達などの検討 ・プロモーション=広告宣伝の方法や具体的な活動方法などの検討

MECEの切り口

MECEの切り口は無限にあります。例えばここで、人間の切り口の例を見てみましょう。 ・性別 ・年齢 ・住んでる地域 ・職業 ・身長 ・体重 ・血液型 ・手の大きさ ・足の大きさ ・腕の長さ ・足の長さ ここで上げてるもの以外にも細かい項目で分類していくことが可能です。このそれぞれの分類で漏れと重複がないようにするのがMECEなのです。 切り口は無限にある為、目的を意識して切り口を見つけると効率的です。目的が売り上げを伸ばす為なら、それに沿った切り口を見つけないといけません。 問題解決を意識して、MECEに分解していくと因果関係が見えてきます。 顧客の分類などは良くありますが、売れない商品に対して、購入していく人の年齢層から性別、住んでいる地域で重要のある人物像が見えてくるでしょう。

ブレインダンプ

切り口を模索する方法として、「ブレインダンプ」と「グルーピング」という方法があります。 まずはブレインダンプという方法から詳しく見ていきましょう。 ブレインダンプとは、頭の中にあるものを全て書き出し、客観視するという方法です。1つのテーマに対し、思いつく単語を出来るだけたくさん書き出します。 考えつくして、もう出てこないと思っても絞り出してください。そうすると古い記憶やあまり表面化しない記憶が出てきます。 書き出した後、見直してみると思ってもみないアイディアを発見することが出来ます。 この方法は、自己分析などにも使われている方法です。悩みを解決する方法としても効果的で、頭の整理をすることが出来ます。

グルーピング

グルーピング
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ブレインダンプしたら、次にグルーピングを行います。 グルーピングとは、似ているものをグループ化することです。共通点を探し出すことで、グルーピングしやすくなります。 ここで気を付けたいのは、グループをたくさん作りすぎないことです。大まかに3つか4つくらいにグルーピングすることを意識して行いましょう。 漏れているグループを加えたり、グループの中で漏れている要素を加えたりしていきます。 そして、このグルーピングしたものに優先順位を付けていきます。最も有効なものであるかどうか、実行しやすいものであるか、など目的にあったものを考えていきましょう。 こうしてMECEにしていきます。このとき、テーマに沿ったMECEが出来てなければ、テーマに近いグループに対して、ブレインダンプしていきグルーピングを行います。

MECEとロジックツリー

「ロジックツリー」とはMECEに分解していくときに用いるやり方です。MECEとはあくまで考え方であって、「ロジックツリー」というのはMECEを行う為のツールだと考えてください。 MECEに分解するときに、枝分かれして広がっていく様子が木に似ている為、ロジックツリーと呼ばれています。例えば、「人間」を分解するときに、まず「男性」「女性」で枝分かれが出来ます。その次に、それぞれ「10代」「20代」「30代」と年齢に枝分かれしていきます。 分解していくとキリがなくなっていくので、5階層まで掘り下げると決めて作った方が良いでしょう。 ロジックツリーを作ることによって、分解したそれぞれの議論が全体を把握しながらできるようになります。 意見がテーマからそれたり、議論の趣旨がそれることを防ぐことができます。

MECEのコツ

MECEのコツ
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MECEで考えていくのは、難しいと思った方もいるでしょう。MECEの分解に慣れるまでには時間がかかると思います。 慣れてからも、漏れもなく重複もなく分解していくことは、何度も確認し修正していく必要があります。 漏れや重複があると、そこからまた問題が発生していく恐れもあります。また、MECEの切り口を考えすぎて、話が進まなくなる恐れもあります。 テーマに沿ったMECEの分類をしていく為には、どんなコツがあるのか見ていきましょう。

複数人で議論する

1人で考えるよりも、複数人で考えた方がたくさんのアイディアが生まれます。また、間違いの指摘もしてもらえるので、複数人でMECEの分解をしましょう。 MECEは、確認と修正を繰り返して作り上げていきますが、1人でするよりも、複数人でしていく方が時間が短縮出来ます。 やり方の1つとして、まずは1人でそれぞれMECEを徹底して、その後、お互い発表していく方法があります。この時、ホワイトボードなどの図を描いて発表した方が分かりやすいです。発表を聞いたら、他の人のMECE分析を基に、また更にMECE分析を徹底していきます。 複数人で意見を摺り合わせていくことで、MECEの分析をまとめていきます。

書き出す

実際に書き出すことで、頭の中の整理がしやすくなります。目で言葉や図を見他方が、修正点に気付きやすいのです。 MECEは確認と修正が必要なので、ホワイトボードや紙に手書きで書いて良く方が、素早く修正できます。 書く作業をすることで、脳が活性化するという理由もあります。文字を書くという作業は、脳から細かい指令が出ます。それ故、脳には強い刺激が行き渡り、脳が活性化するのです。 文字を書いている間は集中力が高まります。脳の処理能力の部分が刺激されるので、頭の中がすっきりしていくのです。それによって精神が安定し、より的確な判断ができるようになるのです。 もし悩みがあるなら、それを紙に書き出していくことをお勧めします。それだけで精神が安定し、問題解決方法が見つかる可能性があります。

煮詰まったら一晩放置

煮詰まって前に進めなくなったら、一旦作業を辞めましょう。ダラダラと続けても良い案は浮かびません。 その日は会議をせずに一晩寝かせましょう。一度寝ることで、頭の中が自動的に整理してくれます。寝ることによって記憶を強化させてくれます。必要な情報と不必要な情報を整理して、必要な情報を優先的に記憶に残せることができます。 しっかり睡眠をとることによって、決断力や判断力、そして創造力が高まります。一度、議論した内容の整理もでき、その適格な決断を下すこともできます。 また、新たなアイディアも浮かぶので、さらに話を前に進めることができます。

一般的なフレームワークを使う

一般的なフレームワークを使う
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上記でも上げていますが、一般的なフレームワークを使うことで、MECEに分類することが容易になります。 一般的に使われているということは、そのフレームワークはそれだけ基本的なもので、役に立っているという風に考えられます。 もちろん、既存のフレームワークに拘り過ぎると型にはまった思考から抜け出せない可能性はあります。しかし、そこから展開させる方法もあるので、急ぎのときは既存のフレームワークを使うことをお勧めします。 よく目にするものなので、相手に説明するときも分かりやすく伝わります。自分自身も頭の整理をするときに役に立ちます。 考えが煮詰まったときは、一度フレームワークを使ってみて、テーマの確認と視点を基本に戻してみましょう。

重複よりも漏れに注意

MECEは「漏れもなく重複もない」状態にすることです。 重複しているなら、グルーピングで同じグループに括ることができます。重複よりも「漏れ」がないかに重点を置きましょう。 「漏れ」を見落として、そこに問題があった場合、本当の解決策を探し出せません。 そこから大きな問題に発展する恐れもあります。「漏れ」がないようにするには、重複することは恐れずにどんどん提案していくことが大事です。 出し切ったところで、確認し修正していく過程に入ります。そこで再度、「漏れ」がないか確認し、重複しているものはグルーピングしていきましょう。 何度も調整を重ねていくことで、MECEに分類していくことができます。

違う切り口を混ぜない

切り口を上げていくときに、違う切り口を混ぜないように気を付けましょう。 「年齢別」に分類しているのに、「主婦」などの全く関係のない要素を入れてはいけません。 関係のない切り口が混ざると「漏れ」が発生しやすくなります。このような事態を起こさないためにも、複数人でMECEな分類を作り上げていきましょう。 意外と間違えてしまうことがあります。分類が難しいものになると、全く違う切り口を入れてしまうことがあります。誰かが、切り口に関係のない要素を取り入れていたら指摘しましょう。 1人で確認すると気付けなかったことが、他の人が確認することによって気付くことがあります。自分自身も違う切り口を混ぜないように注意した上で、他の人に確認をしてもらいましょう。

階層に気を付ける

ロジックツリーの同じ階層に、違う要素が混じらないように注意しましょう。どの階層になるのか分類に気を付けなければいけません。 例えば、「軽自動車」「普通自動車」と分類している階層に「4つドア」など車の造りに関する要素を入れてはいけません。その下の層に、車の造りに関する層を作り、そこで「4つドア」や「2つドア」と分類していきましょう。 層の順番ですが、上の方の層は大きな括りで分類して、下の層にいくにつれて細かく分類していきます。 ロジックツリーは、下に向かって枝分かれが広がっていくイメージで作っていきます。途中、大きく広がらなくても細分化していくことを基準に分類していきましょう。

完璧なMECEはない

完璧なMECEはない
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今までコツは説明してきましたが、人間の脳自体が漏れがない完璧なものではありません。 MECEを完璧にすることは、ほぼ不可能です。 出来るだけ、「漏れや重複ない状態」を目指すのですが、最終的には完璧にMECEに出来ないと思って割り切りましょう。 神経質に完璧を目指して分類していくと、どこかで行き詰まります。追求していくことも大事ですが、拘り過ぎると話が前に進みません。 テーマに沿って分類していくので、ある程度のところで分析する必要のないものが見えてくると思います。 大きな漏れがあると大変ですが、テーマや問題の内容によって、ここまでの分類で大丈夫だと判断できるのなら、話を先に進めましょう。

MECEの例題と練習方法

MECEの例題と練習方法
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ここまでの説明を読んで、MECEが分かったような分からないような気分になっている人は多いかもしれません。 MECEの考え方が分かったかどうかを確認する為には、問題を問いてみるのが良い方法です。 最初は自分で解いてみてから答えを確認してみましょう。そこで自分がどれだけ理解できているのか分かると思います。 例題を問いていくことで、感覚的にも直観的にもMECEの考え方が身についてきます。

例題1

問い)学校をMECEに分けて下さい。 答え)小学校、中学校、高校、大学、専門学校  因みに違う切り口で分類すると「女子高、男子校、共学」や「国公立、公立、私立校」と分類することができます。

例題2

問い)犬をMECEに分けて下さい。 答え)大型犬、中型犬、小型犬 他の切り口だと「メス、オス」などに分類することが出来ます。

例題3

問い)春夏秋冬は季節をMECEに分類してある。 答え)Yes

例題4

問い)春、夏、お盆、正月、は季節をMECEに分類してある。 答え)No

例題5

問い)スーパーの売り上げを分析する為に、顧客をMECEに分類しようとしています。下記もので適当でないものを選んでください。 1.男女 2.時間帯 3.従業員の年齢層 答え)3

例題6

問い)世界を日本、アメリカ、中国、インドで分類した。漏れはありますか? 答え)Yes

例題7

問い)携帯ショップの顧客をMECEに分類しているもので、適切でないものを選んでください。 1.新規顧客、既存顧客、スマートフォンの顧客 2.機種変更、解約、新規購入 3.男性、女性 答え)1 スマートフォンの顧客は、新規顧客にも既存顧客にもいるので重複しているから。

例題8

問い)旅行会社の新しい企画を考えるにあたり、顧客をMECEに分類しているもので、適切でないものを選んでください。 1.個人顧客と法人顧客 2.国内旅行と海外旅行 3.住んでる家の形態 答え)3

例題9

問い)ジムの利用者を増やす為の宣伝の為に、顧客をMECEに分類しているもので、適切でないものを選んでください。 1.年齢層 2.勤め先 3.好きな食べ物 答え)3

例題10

問い)冷凍食品メーカーで、売り上げを伸ばす為に、商品をMECEに分類しているもので、適切でないものを選んでください。 1.容器の有無 2.開発者の身長 3.売れる時間帯 答え)2

例題10
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例題を問いてみて

以上の例題を問いて見ていかがでしたでしょうか。比較的に簡単な内容でしたが、MECEについてより理解できたと思います。主にビジネスシーンにおいての問題でしたが、実際にビジネスシーンでMECEで問題を追及する機会は多いと思います。まだ慣れない内は、例題を解いてMECEについて理解を深めていきましょう。

MECEのメリット・デメリット

MECEとは「漏れがなく重複もない状態」で分析するので、効率よく問題解決が出来るのがメリットと言えるでしょう。 漏れがあると、問題解決にならず堂々巡りになる可能性が高く、重複があると二度手間になります。それをより効率よくするためにMECEという考え方があるのです。 では逆にデメリットはあるのでしょうか。MECE自体が簡単にはできないので、MECEが出来ることが目的になってしまいがちなる点がデメリットと言えるでしょう。 これまでの説明でもお分かりいただけたと思いますが、確認して修正を繰り返して「漏れや重複ない状態」にするので、MECE分類が出来た時点で達成感を感じて終わってしまうケースもあるのです。 何のためにMECE分類としているのか本質を失わないように気を付けなくてはいけません。

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MECEは議論に必要かどうか

ミーティングで議論するときに、ミーティングのテーマでMECEは必要かどうか見極めないといけません。 何でもMECEで解決できるという訳ではないのです。あくまで問題解決のヒントの為の分類なのです。 MECEに分類する必要がない議論なのに、MECEに分類することに時間をかけてしまい、結局何も解決しないということが起こらない為にも、議論の最初にどんなやり方が適切かを判断しましょう。 MECEは元々効率よく問題解決に繋げるための道具です。それを時間をかけて何も解決出来ないとなると本末転倒です。

現実的であるかどうか

テーマに沿ってMECEに分類していくときに、現実味があるのかどうかを見極めていくことも重要です。 実際に役に立たないのであれば、潔く消去していく作業も必要です。 例えば、重複している要素を消すとに、現実的でない要素も消していくと話が早いでしょう。あまり重要でない要素もいりません。 常識から外れていくことも時には大事ですが、実際にどうなのかを考えた上で決断する必要があるでしょう。 ここでも1人の決断よりも複数人で決断し話を進めていくことがポイントです。

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MECEの活用

MECEは様々な場所や状況で活躍します。ビジネスシーンで特によく使われている考え方ではありますが、学校でも活用でき、自己分析にも活用ができます。 MECEの考え方は社会人としては、身につけておいた方が良いでしょう。ミーティングではよく使われている分析方法です。MECEという言葉は知らなくても元々そういう分析をしているという人もいるでしょう。しかし、上司や取引先から「MECEに分類をして」と言われて困らないように、きちんと意味を理解する必要があります。 特にMECEに拘らなくても良い議論に、使わなくてよいと判断する為にも、MECEがどんな意味なのかを把握してないといけません。 また自分自身が間違って使っている場合、相手に誤解を招きます。正しい意味を理解していきましょう。

悩み解決

主にビジネスシーンでもMECEを説明してきましたが、個人的な悩み解決にもこの考え方が使えるのです。 そのときに、ロジックツリーの頂点に、悩みの内容を記入します。そして、その下の階層に「なぜ」この悩みが発生したのか分類し、その下の階層に「どのように」問題解決をしていくか、という内容を記入していくのです。 例えば、人間関係で悩んでいるとします。「〇〇さんと仲良くできない」と頂点に記入します。そして、その下の階層に「ランチを断ったから」「苦手意識をもっている」など、そうなってしまった理由を思いつくだけ記入していきます。 そして、最後の層に「自分からランチに誘ってみる」や「嫌われても良いから声をかけてみる」など、問題解決の方法を書いていきます。 簡単に答えが出る訳ではありませんが、紙に書くことで頭が整理されます。MECEに分類することを忘れずに、何度も確認し修正を繰り返して、一番適切な方法をピックアップしてください。 そうすることによって、効率よく様々な問題の解決方法が見つかるようになってきます。

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MECE分類は知ることに繋がる

MECEは考えつくしていくので、知識や情報が改めて広がります。漏れなく分類する為には、たくさん物事を知らないと思い浮かばないでしょう。どこがどう重複するのか考えるだけでも自分の知識となっていきます。 複数人でMECE分類をすることで、他の人や自分の間違いに気付いたりします。そうやって、お互いの知識の幅の広げることもできるのです。それだけでも今後に役に立つでしょう。 知識と情報が多ければ、発想力や創造力も自然と広がります。組み合わせだけでも無数のアイディアが思い浮かぶと思います。 MECEに分類する癖をつけると、何か問題が起こったときに因果関係を考えるようになります。問題解決には因果関係を考えることはとても重要なことです。 適切に対応していく能力を付けるためにもMECEを身につけていきましょう。

MECEはプロセス

MECEであくまでプロセスということを覚えておいた方がいいでしょう。目的に向かっていくときに、出来るだけ無駄は省いた方が良いです。 MECEを完璧にすることに重点を置くのではなく、目的を果たすということに重点を置きましょう。 そして出来るだけ、早く目的を果たせるように意識した方が良いです。あまり時間をかけすぎると、MECEの本来の意味もなくなり、目的がズレていく可能性もあるのです。 そうならない為にも、「目的を果たすこと」「効率よい分類」を心がけてMECE分類を行っていきましょう。 効率が悪いと感じたときは、途中でもやり方を変えていく必要があります。素早く柔軟な対応をすることで、効率よく目的を果たすことができるのです。 目的を果たす対応策ができれば、後は行動を起こすのみです。行動を起こさない限りは問題解決にはなりません。実際に行動してから失敗する可能性もあるのです。 MECEはあくまでプロセスで、直接、問題解決はしてくれません。実際に行動してこそ、目的が果たせるのです。 そのことを踏まえて、効率の良いMECE分類を行っていきましょう。

志望企業の内定獲得のカギは「自己PR」

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今の仕事を続けていいのか不安に感じる

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