履歴書の「趣味特技」欄で採用担当者の心を掴めないかと考えている方もいるのではないでしょうか。ここでは履歴書の人事の...
更新日:2024年06月20日
「ら抜き言葉」は間違いだというのを聞いたことがある方は多いでしょう。しかし、実際の生活では、かなり使われているのも事実です。若者言葉との認識もありますが、本当にそうでしょうか? 「ら抜き言葉」がどういう言葉か正しく理解し、使われ方を振り返りましょう。
平成22年度の調査よりも、「ら抜き言葉」が使われてきている例です。前回調査では、5ポイントほどの差だったのが、ここまで僅差になってきています。 「朝5時に来れますか?」44.1% 「朝5時に来られますか?」45.4%
前回調査からほぼ変わらないポイントです。 「こんなにたくさんは食べれない」32.0% 「こんなにたくさんは食べられない」60.8% 「彼が来るなんて考えれない」7.8% 「彼が来るなんて考えられない」88.6%
他にはどんな「ら抜き言葉」があるのでしょうか? 動詞の中でも、上一段活用、下一段活用、カ変活用ができる動詞のみです。 「朝は毎日同じ時間に起きれる」 「すぐにどちらか決めれる」 「このサイズなら着れる」 「準備をして、5時には出れる」 「あの目印までボールを投げれる」
「この仕事が片付けば、いくらでも寝れる」 「そのくらいの荷物なら、自分ひとりでよけれる」 「この急な階段を一人で降りれる」 「この車はメンテナンスが終わり借りれる」 「この磁石にこの磁石を近づければ離れれる」
「しゃべる」「走る」「帰る」は可能の意味で使う場合には、もともと「しゃべれる」「走れる」「帰れる」と変化します。「ら抜き言葉」ではありませんが、意識して「ら」の文字を入れてしまう時も多い言葉です。可能の意味で「しゃべられる」「走られる」「帰られる」としたのは、「ら入れ言葉」になります。
例えば、「見る」は、「~よう」をつけると「見よう」になります。「~よう」がつけられる言葉には、「~られる」もつきます。「見られる」となり、「見れる」と「ら抜き言葉」になります。繰り返しますが、動詞のうち、上一段活用、下一段活用、カ行変格活用ができるものが、それにあたります。
始める →始めよう →始められる →始めれる 食べる →食べよう →食べられる →食べれる 出かける→出かけよう→出かけられる→出かけれる 生きる →生きよう →生きられる →生きれる 超える →超えよう →超えられる →超えれる
その言葉は、「ら抜き言葉」にはなりません。 走る→走ろう→走れる 行く→行こう→行ける 歩く→歩こう→歩ける 飛ぶ→飛ぼう→飛べる 買う→買おう→買える
「ら抜き言葉」を使うことによって、可能・受け身・敬語の区別がつきやすくなるのは、先ほども説明しました。標準語にある「曖昧さ」が少なくなるのは、大きなメリットと言えます。
記載されている内容は2017年03月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
履歴書の「趣味特技」欄で採用担当者の心を掴めないかと考えている方もいるのではないでしょうか。ここでは履歴書の人事の...
いまいち難しくてなかなか正しい意味を調べることのない「ご健勝」「ご多幸」という言葉。使いづらそうだと思われがちです...
「ご査収ください/ご査収願いします/ご査収くださいますよう」と、ビジネスで使用される「ご査収」という言葉ですが、何...
選考で要求される履歴書。しかし、どんな風に書いたら良いのか分からない、という方も多いのではないかと思います。そんな...
通勤経路とは何でしょうか。通勤経路の届け出を提出したことがある人は多いと思います。通勤経路の書き方が良く分からない...