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更新日:2024年06月20日
「ら抜き言葉」は間違いだというのを聞いたことがある方は多いでしょう。しかし、実際の生活では、かなり使われているのも事実です。若者言葉との認識もありますが、本当にそうでしょうか? 「ら抜き言葉」がどういう言葉か正しく理解し、使われ方を振り返りましょう。
主に、話し言葉に使われること、若者が使う言葉との認識が一般的にあるので、「ら抜き言葉」で堅苦しさがなく、親近感がわきやすいのもメリットではないでしょうか。また、一文字抜けただけですが、会話のスピード感やリズムがよくなり、日常生活には向いている言葉ともいえます。
「ら抜き言葉」の歴史は古いし、方言でも使われているとはいえ、聞く人によっては言葉の意味に変化が生じることがあります。特に、話し言葉では、話の流れからすっと入ってきて理解できますが、書かれた言葉だとじっくり考えるので、なお意味の変化があり得ます。
また、尊敬・受け身・可能を区別しやすくなるので、言葉の意味をはかり知る、日本語独特の考え方をしなくなる可能性が高くなります。考えなくてもいいのはメリットにもなりますが、反面、言葉をよく考えて理解する習慣が薄れる危険性があります。
一部の方からは、文法的に間違いであることを指摘されることもあるでしょう。 例えば、仕事でお客様の対応をしている時に「ら抜き言葉」を使うと、敬語を正しく使えない人に接客されている、言葉が軽率に聞こえると不快な思いをさせることもあります。
話し言葉としては通用しますが、新聞などにはいまだ使われない言葉ですし、書き残るものには、「ら抜き言葉」を使わない方が賢明だと言えます。 デメリットを認識しておくことは、適切な使い方をするのに大切なことです。
ら抜き言葉に特化した書籍はなかなかありませんが、正しい日本語を解説する中にだいたい「ら抜き言葉」がでてきます。
品格ある日本語とマナーの本で、ファイスブックでも話題になりました。ついつい使ってしまっている日本語の間違い例文が多く、はっとさせられます。読みやすい構成で重くないので、ちょっとした隙間時間に少しずつ読み進めながら、何度も読むのをおすすめします。間違いに気がつかないまま使っているものを正しく直すのは、繰り返すのがポイントです。
Q&Aで書かれているので、読書が苦手な方でも読み進めやすい一冊、『「知らなかった」では恥をかく!間違いだらけの日本語』。間違った使い方をする人が多ければ、言葉が変化してしまうことを垣間見ることができる内容です。すぐに使えるものもあり、社会人にもおすすめです。
先ほど例文を引用した調査を実施する文化庁が編集した一冊です。調査をもとに、世間が勘違いしてしまっている意味と本来の意味をわかりやすく解説しています。
「ら抜き言葉」は、日本語の『乱れ』というよりも『揺れ』であるという学者もいます。言葉は常に変化するもので、合理的なのであれば徐々に認められるものです。言葉が変化したのであれば、それに合わせて文法も変化していかなければ、文法が間違っていることになりかねません。
しかしながら、今の時点では「ら抜き言葉」は文保的には間違っていることを認識して、書き残るものには使わないようにするのがベターです。また、話し言葉で使う時も利き手の立場や状況を理解し、TPOに合わせて使うように心がけましょう。
記載されている内容は2017年03月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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