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企業スローガンの作り方と例|四字熟語は入れるべき?

初回公開日:2017年03月16日

更新日:2020年05月28日

記載されている内容は2017年03月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

経営

企業スローガンとは、各企業が掲げた自社の伝えたいことをワンフレーズで綴った企業のキャッチコピーのことです。今回はその企業スローガンについて、特徴や一覧、例文など詳しく掘り下げて解説していきますので是非参考にしてください。

企業スローガンとは

そもそも企業スローガンとはどういう物なのでしょうか?

企業が持っている「理念」「ビジョン」「社会的責任」への考え方などを、消費者にイメージさせる印象的なコピーのことだ。一目見て企業の本質が理解できるようなものが、イメージ・スローガンである。 つまり、「企業が消費者に伝えたいメッセージ」」を直感的に伝える言葉のことである。企業イメージを伝えるキャッチコピーやキャッチフレーズと言い換えてもよい。

具体的な企業スローガンの一覧

具体的な企業スローガンの一覧
※画像はイメージです
出典: https://pixabay.com

では、現在最前線で活躍している企業はどのような企業スローガンを掲げているのでしょうか?その一覧をご紹介したいと思います。中には、誰でも一度は耳にしたことのある企業スローガンもあるのではないでしょうか?

企業スローガン例:カルピス

“カラダにピース”といえばカルピス。実際にカルピス社のCMの最後に有名タレントがハツラツとした声で『カラダにピース!カルピス』と言っているのを聞いたことがあるのではないでしょうか?

企業スローガン例:ロッテ

もはや代名詞や企業スローガンというより、一つの企業名とも言えるほど耳馴染みのある企業スローガンであるのが“お口の恋人 ロッテ”というフレーズです。ロッテの社名はドイツ文豪のゲーテが著した名作『若きウェルテルの悩み』の中に登場するヒロインであるシャルロッテから由来しているようです。そのシャルロッテは永遠の恋人として知られている為、そんな永遠の恋人と知られる彼女のように世界中の人々から愛される会社でありたいという願いがロッテ社の企業スローガンに込められているようです。

企業スローガン例:ライオン株式会社

LION株式会社は、企業スローガンが何度か改訂されているようです。 ・1974年〜1979年“美しい明日を作る” ・1980年〜1990年“おはようからおやすみまで 暮らしを見つめる” ・1991年〜2000年“いつも暮らしの中に” ・2001年〜2004年7月“あしたに あなたに” ・2004年8月〜2011年“おはようからおやすみまで 暮らしに夢をひろげる” ・2012年〜“今日を愛する。” 創業から100周年を機に企業スローガンを改訂したり110周年で改訂したりと、企業の成長と共に自社を見直し、伝えたいイメージを一新しているようです。

企業スローガン例:資生堂

美容業界の大手である資生堂の企業スローガンは“一瞬も 一生も 美しく”です。美に対する女性の関心は生涯のテーマでもあります。そんな美へのサポートをしてくれる存在の資生堂ならでは。見た目だけでなく、一生を通してライフスタイルへの提案もサポートしてくれる印象を感じます。また、資生堂のシンボルマークである花椿もよく見ると、一本はお辞儀をしているようなフォルムで描かれています。これは、お客様への敬意を忘れないことを表しているそうです。こういったきめ細かいアピールで消費者である私たちは企業への信頼感を感じているのかもしれません。

企業スローガン例:キヤノン

“make it possible with canon”。こちらは今までとは違って英文での企業スローガンになります。訳すると“あなたの望みをキヤノンで可能にしよう”もしくは“キヤノンと共に不可能を可能にしよう”という意味になります。キヤノンの製品を使って不可能だと思っていたことを可能にしませんか?キヤノンならそれが可能ですよ。といった前向きなメッセージを感じます。また、英文を使うことで日本のみならず世界のユーザーに向かってその印象を与えているのです。難しくない英文なので、耳馴染みもよく自然と受け入れられるセンスのある企業スローガンですね。

企業スローガン例:シャープ

シャープといえば、その企業スローガンは“目の付けどころがシャープでしょ。”というフレーズが印象的だったのではないでしょうか?シャープというロゴに向かって人の目から矢印が伸びる映像と共に流れていたCMを何度か見たことがあるという方も多いはずです。しかし、実はこれは1990年より使用していたもので、現在は『オンリーワンで社会を変革していく』というシャープの企業姿勢をより鮮明に表すという意味から新しい企業スローガンに改訂されています。現在は“目指している、未来が違う。”というもの。目指しているイメージが他とは少し違うからこそ、普通では思いつかないようなことでも実現できる。「シャープがあってよかったね。」と思われる存在に近づくための企業努力を続け、新しいメーカーになりたいとの考えのようです。

企業スローガン例:味の素

“eat well, live well”。訳すると『よく食べ、よく生きる』となりますが、よく生きるという日本語だと少し不自然なので、もっと自然にニュアンスを変えると“よく食べ、健康的に生きる”という意味になるかと思います。食に関する企業であるだけに、食に対する大切さや、健康は毎日の食生活に大きな鍵があることが伺える企業スローガンです。

企業スローガン例:NIKE

世界的スポーツブランドでもあるナイキの企業スローガンは“JUST DO IT”です。直訳すると『行動あるのみ』『いいからやってみな』『とにかくそれをしろ』『やるっきゃない』などがあるようです。どれも何か始めようという焦りにも似た気持ちがしてきますね。このスローガンでナイキは新しく何かを始める人の背中を押してくれているのかもしれません。シンプルではありますが、ナイキのCMでは数多くの名だたる選手たちがかっこいいスポーツパフォーマンスと共にこの企業スローガンである“JUST DO IT”を伝えています。

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ご紹介したように、企業はその会社の製品開発への努力だけではなく、その製品を開発・販売をする企業そのものへのイメージを高め、消費者に発信していることがよくお分りいただけたのではないでしょうか?企業スローガンという言葉だけでは、ぼんやりとした印象でしたが、実際の企業スローガンをいくつか見てみると「あぁ〜聞いたことある」なんて感じられた方も多いのではないでしょうか?

企業スローガンの作り方

企業が目指す企業のあり方や、印象付けたいイメージを収まりよくワンフレーズで表す企業スローガンは、そうそう簡単にできるようには思えません。ましてや企業名と同等に親しまれる企業スローガンともなると、相当なセンスを必要とするのではないでしょうか?そんな企業スローガンを作るにはどうすればいいのでしょうか?

企業スローガンの作り方ポイントその①

ポイントの1つとして、まず『ターゲットを明確にする』ということが挙げられます。当然のことながら、ターゲット層がよく分からないままにスローガンを作ったところでそれが伝わるはずがありません。極端にいえば女子高生向けなのか、シニア世代かでも大きく変わってきますし、せっかく作ったスローガンが企業がターゲットとする世代に響かなければそれは意味をなしていない事になります。企業が取り扱う製品であれば自ずとターゲット層は絞られるはずですので、その世代にハマるフレーズを考える必要があります。

企業スローガンの作り方ポイントその②

二つ目は『ターゲット目線でのフレーズを作る』ことです。例えば、車製造会社がスローガンを作る際、ターゲット目線になって考えれば「この車に乗れば今までとは違った高揚感が得られるんじゃないか」や「この車に乗れば周りから一目置かれるようなステイタスを感じれるのではないか」とイメージづけたいと考えれます。それがターゲット目線でなければ、具体性がなく飛躍したフレーズばかり思い浮かんでしまうのではないでしょうか?その結果、企業スローガンとは名ばかりのハチャメチャなイメージを企業自体につけてしまいかねません。ターゲットが絞れたら、次はそのターゲットの目線になって客観的に企業に目を向ける。ターゲット層は自社にどのような期待を向けているのか、自分たちはそれにどう応えて行くのか。を一つのフレーズに入れ込むのです。

企業スローガンの作り方ポイントその③

最後に『スローガンがもたらす未来のビションをイメージさせる』事です。企業はこの先長く消費者に愛される企業でありたいと願うものです。この先の未来に消費者に選ばれないような企業でいたいはずはありません。企業スローガンは企業そのもののイメージを消費者に植え付ける程の影響力があるといっても過言ではありませんから、先のないイメージは与えたくないはずです。また、企業スローガンとは消費者だけでなくその企業で働く人のモチベーションをも左右します。スローガンを掲げる事で企業で働く人が同じ方向を向いて進んでいこうとするからです。企業が消費者と、社員と共に生活の一部であり続けれる印象を与えれるように工夫が必要です。

企業スローガンを作るときに気をつけたい事:NGな事

企業スローガンに盛り込みたいイメージは多くあるかもしれません。夢や希望を持って起業しているはずですから、熱い思いがあっても不思議ではありません。しかし、掲げたスローガンが消費者である私たちに共感できないものだったり、親しみの持てないものだったらそれは掲げている意味をなくしてしまいます。では、具体的にどういう事に注意するべきなのでしょうか? ●造語が極端すぎて消費者に伝わらない。 ●途中から英文が混ざっている。 ●全体的な仕上がりが抽象的で理解できない。 ●想像・挑戦・貢献・発展・満足など、一見聞こえのいい単語を使っているが結局どれも抽象的。 このような企業スローガンを使っている企業は逆にブラック企業なのではないか。という見方をされることもあるようです。せっかく掲げたスローガンが伝わらないどころか、マイナスのイメージを与えてしまっては本末転倒です。

四字熟語を使った企業スローガン

私たち日本人にはとても便利な四字熟語というものがあります。四字熟語とはたった漢字四語で多くの意味を持っていますので、限られたフレーズで企業の与えたいと思うイメージを表現するには持ってこいの物かもしれません。では、実際に四字熟語を使って企業スローガンを掲げている企業はどのような物があるのでしょうか?

意外にも、四字熟語を使った企業スローガンを掲げている著名な企業はありませんでした。ヤクルト社が『健康科学 ヤクルト』という名前で商標登録を出願しましたが、先に株式会社健康科学というものが存在していたため、健康科学ヤクルトという名前での商標登録は認められなかった過去があるようです。座右の銘や新年の抱負などによく使われる四字熟語ですが、それを企業スローガンとして使用する企業は意外にもいなかったという現実です。『誠心誠意』や『旭日昇天』など使えそうな四字熟語が多く存在するだけに、勿体無い印象です。

ただ、四字熟語で企業スローガンを作るのは、企業の個性としては少し薄く感じるのも事実ですね。四字熟語などは学級スローガンやスポーツでのスローガンに広く使われることが一般的なようです。(以下:例) ●一球入魂 一球一球に全力を入れること ●勇猛果敢 勇ましく多少の抵抗にも負けずに思い切って物事を行うこと ●一致団結 多くの人が一つの目的のためにまとまること ●切磋琢磨 お互いに励ましあって競い合い、向上すること 

企業スローガンについて

企業スローガンについて様々な角度から解説してきましたが、いかがでしたか?企業が自社のアピールをするのに企業の名前と並ぶほどに大切にしている企業スローガンですが、まさに伝えたい想いは十人十色。ターゲット層が世界規模であれば英文でのスローガンでアピールしていましたし、ちょっとした遊び心やひねりを使って作られたスローガンもありました。 これから企業のスローガンを作るという方は、今回ご紹介した企業スローガンを作る時のポイントをしっかり押さえて、失敗しない、人の心を揺らすキャッチフレーズを考えてみていただきたいですし、現在企業スローガンを掲げてはいるものの成長する企業の状態に合わせて見直すのも一つの手なのではないでしょうか?消費者だけでなく、共に企業を盛り上げる側の気持ちにも共感を生む、そんな企業スローガンを生み出して欲しいですね。そして数多く存在する企業の中から一つの商品を消費していく側としては、企業スローガンを通して企業の思いを感じながら商品を選んでいきたいなと思います。

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