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更新日:2024年09月24日
仕事上で、「こいつ使えねぇ…」と感じた経験はありますか? 意思伝達が難しい、仕事が遅い等、困ってしまうことはありますよね。 所謂「使えない社員」は、なぜそうなってしまうのでしょうか。また、使えない社員に当たってしまったら、どう対処するべきなのでしょうか?
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不測の事態が起こったとき、他の誰でもなく、自分がこの事態を収拾しなければならない、という責任感に欠けるタイプです。別の責任者がその場にいれば、問題の解決をはかれますが、そうでない場合は、「私では対処できません」では話になりません。それでは仕事から逃げているだけです。「使えない社員」という評価が下されたとしても、文句は言えません。
想定外の出来事が起こったとき、とっさに優先順位を見定めて行動に移すには、冷静な判断力に加え、「いざというときは責任を取ろう」という度胸と胆力が必要な場合もあります。メンタルが弱く、自分の仕事をこなすのでいっぱいいっぱいな社員は、そうした事態に対応できないケースがほとんど。場合によっては、パニックになってフリーズしてしまう人もいるでしょう。 本人の内心を思えば気の毒とも言えますが、仕事の上で起こった事態に対応出来なければ、やはり「使えない社員」と思われるのは仕方ありません。
いくら注意しても、同じミスを何度も繰り返す人がいますね。「学習能力がないのか?」と不思議に感じたり、理解できない…と頭を抱えたりした経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。ミスを繰り返してしまう「使えない社員」、成長しないにはしないなりの理由があるのです。
「ミスをしないためにはどうすればいいか?」「自分はなぜこのミスをしてしまうのか?」とつっこんで考えないタイプです。仕事が出来る人からすると、ちょっと理解できないかもしれませんが、物事を深く考えないタイプは案外多いです。分析したり解析したりといった思考能力は、筋肉と同じです。常日頃トレーニングをしていないと、分析する能力は上達しません。分析癖が普段からついていないと、自分のミスの原因になかなか気づけないかもしれません。
そもそも「自分が悪い」と思っていないパターンです。細かいミスが後々とんでもないトラブルを引き起こすこともある、と先々まで考えてみる想像力がないと、些細な(と本人は思っている)ミスを咎められると、「大げさ」「うるさい」と感じるでしょう。挙句の果てには、「そんな細かいことを気にしているから出世しないんだ」などと言われてしまうことも…。使えない社員のこうした言動、覚えのある方も多いのでは? 想像力が乏しいタイプは、物事を俯瞰で見る視点もないので、そのミスがなぜ問題なのか理解できないのです。自分が正しいと思い込んでいて反省する気がないので、同じミスを繰り返しても平気なわけです。
自己保身が強いタイプは、ミスに対して言い訳ばかりを重ねます。本人は「理由を説明している」つもりであることが多く、言い訳とは思っていません。つまり、ミスをした本人は、「仕方ない理由があった」と捉えているのです。根底には「自分は悪くない」という思いがあり、自分を顧みる能力に欠けているので、同じミスを繰り返すことになります。
会社という組織は、社員が「知識と常識を兼ね備えた大人」であることを前提として構成されています。ところが、年齢だけは立派な大人であるけれども、中身が伴わない未熟な人がやってくると、周囲は振り回されることになってしまいます。残念ながら、一定の割合でこういう「大人コドモ」は存在するもので、組織が大きければその分、未熟な「使えない社員」と同じ部署になる確率も大きくなるという理屈です。
会社という場はオフィシャルな場であって、プライベートと分けなければならない、という前提を理解していない人は少なくありません。勤務中に私的な理由でスマホを使っていたり、私用の電話に出るタイプですね。公私混同が激しいと、業務上のミスを咎められても、「怒られた」という事実が自分への個人攻撃だと思い込んでしまい、「あの人は私のことを嫌いなんだ」などと論理をすり替えてしまいます。自我の成長が未熟なタイプにありがちですが、公私を分けることが出来ない社員は、「使えない社員」の代表格と言えるでしょう。 中堅以上の社員がこのタイプだと要注意です。自分の私用を平気で部下に言いつけるような上司は厄介ですね。
記載されている内容は2017年03月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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