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リハビリの資格の種類と取り方|リハビリに関連した資格は多い?

更新日:2022年07月29日

資格・検定

リハビリをしたことはありますか?実はリハビリを資格はいくつかあり、国家試験をうけなければならないものもあります。今回はリハビリに関する資格の種類とそれらの難易度や試験科目など、リハビリに関する資格の取り方を紹介していきます。

リハビリの資格の種類

リハビリと聞いてどんなものを思い浮かべるでしょうか。一般的にはケガをした後のリハビリ、なんていう使い方をしますが、リハビリテーションの資格は実に様々です。実際に、リハビリの資格とは、またその資格を使って出来る仕事はどんなものか。見ていきましょう。

理学療法士

理学療法士はPTとも呼ばれています。PTは(Physical Therapist)の略です。ケガや病気などで、身体に障害のある人や、障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法などを用いて、自立した生活を送れるように支援する医学的リハビリテーションの専門職であり、国家資格です。 リハビリの場ではよく、「手足の先生」などと呼ばれますが、その名の通り、理学療法士は手足や体を使った動作の専門家とも言い換えることができるでしょう。 私たちは日常、歩く、座る、立つ、寝返る、起き上がる、立ち上がる等をし、日常生活での行動には様々な動作を伴います。ケガをした人や障害があるために、それらの動作がスムーズにできない、またはできなくなることが予測される人がいます。 そのような方たちに、必要な訓練を行い、日常生活を目指す手助けをするのがこの資格を使ってできる仕事です。理学療法士は国家資格であり、資格を持った人でなければ名乗ることができません。 理学療法士の資格を取るには、大学・短大・専門学校へ進学し、必要な知識と技術を身につける必要があります。卒業後、受験資格を経て、国家試験を受けることになります。以下は、国家試験の試験科目です。 ●筆記試験一般問題 ・解剖学 ・生理学 ・運動学 ・病理学概論 ・臨床心理学 ・リハビリテーション医学 ・臨床医学概要(人間発達学を含む。)及び理学療法 実地問題 ・運動学 ・臨床心理学 ・リハビリテーション医学 ●口述試験及び実技試験 重度視力障害者に対して、筆記試験の実地問題に代えて次の科目について行います。運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要(人間発達学を含む)及び理学療法

作業療法士

作業療法士の受験科目

●筆記試験一般問題 ・解剖学 ・生理学 ・運動学 ・病理学概論 ・臨床心理学 ・リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む) ・臨床医学大要(人間発達学を含む) ・作業療法 実地問題 ・運動学 ・臨床心理学 ・リハビリテーション医学 ・臨床医学大要(人間発達学を含む) ・作業療法 ●口述試験及び実技試験 重度視力障害者に対して、筆記試験の実地問題に代えて次の科目について行います。運動学、臨床心理学、リハビリテーション医学、臨床医学大要及び作業療法

言語聴覚士

言語聴覚士はSTと呼ばれています。STとは(Speech Language Hearing Therapist)の略です。 ことばによるコミュニケーションに問題のある人に対して、専門的サービス(言語訓練等)を提供して、自分らしい生活を構築できるように支援する専門職であり、国家資格です。ことばだけでなく、摂食や嚥下(飲み込み)の問題にも専門的に対応する資格です。

言語聴覚士の受験科目

リハビリの現場では「ことばの先生」と呼ばれています。生まれつき障害があったり、中途障害などで口腔機能に問題があったり、ことばに障害が出たり、嚥下機能などに課題のある人に、必要なリハビリを行います。言語聴覚士の資格を取るためには、大学、短期大学、専門学校にて、法律に定められた必要な教育課程を受けて、受験資格を取得します。その後、国家試験に合格する必要があります。以下は国家試験の試験科目です。 ・基礎医学 ・臨床医学 ・臨床歯科医学 ・音声 ・言語 ・聴覚医学 ・心理学 ・音声、言語学 ・社会福祉 ・教育 ・言語聴覚障害学総論 ・失語 ・高次脳機能障害学 ・言語発達障害学 ・発生発語 ・嚥下障害学 ・聴覚障害学 多くの科目の合格を経て、晴れて言語聴覚士となることができます。主に、リハビリの資格というと、上の3つの専門職を指すことが多いようですが、他にもリハビリに関係する資格は多数あります。民間の資格等を合わせると数えきれないかもしれません。 国家資格では、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、視能訓練士、義肢装具士なども、リハビリに関連する資格といえるでしょう。各資格毎、できる仕事の範囲は大きく異なりますので、しっかりと理解した上で取得することが大切です。

通信で取得できる資格

国家資格が通信教育で取れる?

それでは理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の3資格は通信教育で取得できるのでしょうか。さきほどの説明にもある通り、これらリハビリの資格は、国家資格です。 国家試験を受験するためには、大学、短期大学、専門学校にて、所定の単位を取得し、受験資格を得ることが必要です。通信教育だけで資格を取ることはできませんし、受験資格を取得するために、必要な実習も行わなければなりません。 仮に、通信課程の大学だとしても、スクーリングや実習は必ず実施する必要があります。これらの国家資格を目指すなら、通学で単位取得を目指す必要があるでしょう。

通信教育で取れるリハビリの資格はある?

通信教育で取れるリハビリの資格も、民間資格ならあります。まず、リハビリの世界を知ってみたいという方は、民間資格から目指してみるのも良いかもしれません。しかし、日本で、リハビリテーションの最前線で働きたいと考えるなら、3つの国家資格のうちどれかは必須と言えるでしょう。 以下は、通信教育で取れる、民間資格です。 ・介護リハビリセラピスト ・通所ケア専門士 ・ケアレク専門士 ・リハビリケア専門士 ちょっと変わったものでは、人間ではなく、犬の理学療法士なんていうものもあるようです。

リハビリ資格取得での仕事の給料

やりがいのある仕事だということはわかりましたが、やはり気になるのはお給料。3つの国家資格の年収ってどのくらいなのでしょうか。平成26年賃金構造基本統計調査(全国)(厚生労働省公表)によると、理学療法士及び作業療法士の平均年収は、平均年齢31.3歳で、390万円です。 高いか低いかの印象の感じ方は、人によるとは思いますが、一般的な給与所得者の平均よりは低めです。1999年の制度改革によって、養成校が急増したことも要因のようです。言語聴覚士のデータについてはないため、はっきりした数字は公表されていませんが、ほぼ同収入と考えられます。 決して収入は高くない職業ですが、やりがいがあり、必要とされている分野です。

資格難易度

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初回公開日:2017年03月14日

記載されている内容は2017年03月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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